キャラバンの月・年間維持費は?年間維持費の内訳についても解説!!

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日産が1970年代から販売している大型ミニバン、日産・NV・NV350キャラバン。収納性の高い空間設定と安定感ある走行性機能、先進安全技術を備えた人気のミニバンです。人気のキャラバンの月・年間維持費や年間維持費の内訳、キャラバンの維持費を下げるコツも解説、

キャラバンの維持費は約43万円


ハイエースと並び、日本を代表する商用車である日産・nv350キャラバン


その年間維持費は約43万円ほど掛かります。


一見大きい金額ですが、その内訳を詳しく見ていくことで、大きく維持費を下げることができます。


そこで、この記事では

  • nv350キャラバンに掛かる6つの維持費や維持費を下げるコツ
  • nv350キャラバンのエンジン3種類の違い
  • nv350キャラバンとハイエースの違い

以上について詳しく解説していきます。


この記事を読めば、nv350キャラバンの維持費と維持費節約のコツがわかり、安く乗るためのヒントになるかと思います。


ぜひ最後までご覧ください。

キャラバンにかかる6つの年間維持費の内訳を徹底計算!

日産・nv350キャラバンの年間維持費(内訳)は以下の通りです。

月間年間
ガソリン代13,410円160,920円
自動車税3,292円39,500円
車検代25,000円50,000円
任意保険料8,384円100,610円

※ガソリン代:140円/L・年間1万kmで計算 

※任意保険料:30歳・車両保険有で計算


上表をさらに詳しく分けると、

  1. ガソリン代
  2. 自動車税
  3. 重量税
  4. 車検代
  5. 自賠責保険
  6. 任意保険

の6つになります。


場合によっては、これに加えて高速代駐車場代などが掛かります。


ちなみに月極駐車場料金の全国平均は8000円なので、年間だと10.4万円となります。



キャラバン維持費①:ガソリン代

nv350キャラバンの型式別ガソリン代をまとめました。


※ガソリン代は、軽油120円・レギュラー140円で計算しています。


MVL6RGKE26KD5(軽油・実燃費9km/L

走行距離月間年間
3000km3,333円40,000円
5000km5,556円66,667円
10000km11,111円133,333円
15000km16,667円200,000円


VW6E26(軽油・実燃費10.38km/L

走行距離月間年間
3000km2,885円34,615円
5000km4,808円57,692円
10000km12,949円115,385円
15000km14.423円173,077円


VPE25(レギュラー・実燃費7.8km/L

走行距離月間年間
3000km4,487円53,846円
5000km7,479円89,744円
10000km14,957円179,487円
15000km22,436円269,231円


こちらの型式は一部ですが、キャラバンはディーゼル車が多いので、レギュラーよりガソリン代が安く済みます。


型式や走行距離で金額に差があるので、ご自身にあった型式を選んでみてください。

キャラバンの維持費②:自動車税

自動車税は、自動車を所有する上で必ず掛かる税金の一つです。


自動車税は排気量ごとに決まっており、nv350キャラバンは2000cc/2500ccです。


その場合の金額は

  • 2000ccの場合は3.95万円
  • 2500ccの場合は4.5万円

となり、毎年5月末までに納付します。

キャラバンの維持費③:重量税

重量税も自動車税と同じく、自動車を所有した場合必ず納めなければなりません。


重量税は車両重量ごとに決まっており、nv350キャラバンは1680〜2060kgです。


その場合の金額は

  • エコカー減税対象であれば1万円か1.25万円
  • エコカー減税なしであれば1.64万円か2.05万円

となり、車検時に数年分まとめて納付します。


また重量税は、エコカーではない場合に新車購入時からの年数が13年・18年を超えると高くなってしまいます。


ここで、所有年数別の重量税と、自動車税・重量税の合計額を以下にまとめました。


<エコカー減税対象>

2500cc・1.5〜2t

重量税自動車税+重量税
初年度〜10,000円55,000円


2500cc・2〜2.5t

重量税自動車税+重量税
初年度〜12,500円 57,500円


<エコカー減税なし>

2000cc・1.5〜2t

重量税自動車税+重量税
初年度〜13年目16,400円 55,900円
14〜18年目22,800円62,300円
19年目〜25,200円64,700円


2500cc・1.5〜2t

重量税自動車税+重量税
初年度〜13年目16,400円61,400円
14〜18年目22,800円67,800円
19年目〜25,200円70,200円


2500cc・2〜2.5t

重量税自動車税+重量税
初年度〜13年目20,500円65,500円
14〜18年目28,500円73,500円
19年目〜31,500円76,500円

キャラバンの維持費④:自賠責保険

自賠責保険は万が一の事故の際、被害者救済の目的で作られました。


そのため自動車を所有する際には、強制加入となっています。


自賠責保険の保険料は、契約期間により次のように決まっています。

12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円
35ヶ月35,950円
36ヶ月36,780円

自賠責保険は車検時に、次の車検までの期間+1ヶ月分加入します。


ちなみに1ヶ月単位での短期加入もできますが、表を見てわかる通り契約期間が長いほど保険料が安いため、短期加入すると割高になってしまいます。


そのため特別な理由がない場合は、基本的に長期加入した方が、維持費を安く抑えることができます。

キャラバンの維持費⑤:車検

車検費用はかなり金額に差が出ますが、キャラバンであれば10〜11万円くらいが相場となっています。 


しかし依頼先や自動車の状態などで大きく変わるので、必ずしも相場通りになるわけではありません。


車検費用は

  1. 法定費用
  2. 車検基本費用
  3. 部品交換費用

の3つに分けられ、このうち法定費用はどこで受けても金額が変わりません


1.法定費用


法定費用は、先ほど解説した重量税や自賠責保険料・検査手数料の合計金額です。


キャラバンの法定費用(内訳)はこちらです。

重量税(エコカー減税)
有:10,000〜12,500円
/無:16,400円〜31,500円
自賠責26,680円(25ヶ月)
検査手数料1,800円
(印紙400円・証紙1,400円) 
合計38,480〜59,980円


2.車検基本費用


車検基本費用は、24カ月定期点検料・測定検査料・車検代行手数料の合計金額です。


この部分は車検を受ける先などでかなり金額が変わります。


具体的には、ディーラーに依頼した場合は比較的高く、また車検専門店は比較的低い価格設定になっています。


また、車検代を少しでも安く抑えるためには

  • ・多くの見積もりを取って比較する
  • ・信頼できる依頼先を紹介してもらう
  • ・車に詳しいのであればユーザー車検をする

などがポイントになります。


どこに頼めば良いかわからない場合は、お近くの車検専門店など数カ所に見積もり依頼してみましょう。


依頼することで金額だけでなく、対応の丁寧さなども比べることができます。


またある程度車に詳しい場合は、自分で車検できる「ユーザー車検」を利用することで、無駄な経費を一切省くことができます。


3.部品交換費用


部品交換費用は、車検で判明したパーツの劣化部分などを交換するのに掛かる費用です。


保有年数や走行距離などによって劣化する具合は違いますが、基本的にタイヤ・ブレーキ等は2回目の車検で交換することが多いです。

キャラバンの維持費⑥:任意保険

任意保険は自賠責保険と違い、加入は強制ではありません。


しかし自賠責保険ではカバーしきれない部分を保障できるので、ぜひ加入を推奨します


任意保険は様々な保険会社から販売されており、同じような内容でも保険料に大きく差があります。


そこで、ここではキャラバンの平均的な任意保険料をテーマ別にまとめました。


1.年代・等級別

年代・等級保険料(一括)保険料(分割)
20代・7F等級178,260円14,855円
30代・12等級41,880円3,490円
40代・15等級35,650円2,971円
50代・20等級37,480円3,123円
60代・20等級37,480円3,123円

等級が上がるにつれて割引されるので、一般的に年齢が上がるごとに保険料が安くなっています。


2.走行距離別 ※30歳男性の場合

走行距離保険料(一括)保険料(分割)
3000km39,700円3,500円
5000km41,900円3,600円
7000km43,800円3,800円
9000km47,400円4,100円
11000km49,500円4,300円
16000km57,900円5,000円


こちらはあくまで平均的な金額ですが、保険会社によってはこれより高い場合も安い場合もあります。


そこでここからは、任意保険料を最大で5万円下げられる方法をお伝えします


維持費の中でも大きな部分を占める任意保険料は、同時に大きく削減できる部分でもあります。


任意保険を選ぶ際は、なるべく多くの保険会社から見積もりをとり、保障内容と金額を比較することがとても大切です。


また現在ご加入の任意保険がある場合は、ぜひ同時に見直しをしてみてください


なぜなら保険商品は時代のニーズに合わせて内容が変わっていくので、古い保障のままだと損をしている可能性があるからです。


さらに現在は通販型の保険など、従来より格段に保険料が安いものが多く出ています。


「維持費を下げたい」と思っている場合は、任意保険の見直しをすると約3〜5万円も節約できることがあるので、自信を持っておすすめします。

キャラバンの3種類のエンジン事の違いを解説!

2012年にフルモデルチェンジしたnv350キャラバンには、ディーゼル車・ガソリン車合わせて3種類のエンジンがあります。


nv350キャラバンは、ライバル車種であるハイエースを全ての面で圧倒するよう開発されたので、それだけ素晴らしい性能を備えています。


そこで、ここではそれぞれのエンジンの特徴をご紹介します。


①ディーゼル YD25DDTi型


4ナンバークラスでトップの高トルクを実現し、商用車にふさわしいパワフルな走りを実現しています。


さらに優れた燃費性能も両立しており、同時に「平成21年排出ガス規制(ポスト新長期規制)」に適合するなど、環境性能も追求しています。


②ガソリン QR20DE型/QR25DE型


ガソリン車は先代と同じ型ですが、様々な改良により燃費性能がアップしました。


その成果として、5MT車の一部を除くバン全車で「平成27年度燃費基準」を達成しています。


ちなみに排気量によって、2000ccにはQR20DE型、2500ccにはQR25DE型が搭載されています。


このようにnv350キャラバンには、ディーゼル車・ガソリン車どちらにも、非常に性能の良いエンジンが搭載され、同時に環境にも配慮されています



キャラバンとハイエースの違い

長年のライバルであるnv350キャラバンハイエースですが、ここでは両者の違いについてご説明します。


この 2つには、車両の外観や大きさ・新車の価格・走行性能などに大きな差はありません。


どちらにしようか迷われている場合は、実際に試乗してみるのが一番良いでしょう。


唯一大きな差があるとすれば、ハイエースの方が知名度があるということです。


そのため中古での人気が高く、中古車の価格はハイエースの方がかなり高くなっています。


「知名度がある=車を手放す際に高く売れる」ので、後々のことを考えてハイエースを選ぶ方もいるようです。


※ハイエースの維持費はこちらで詳しく解説しています。

https://hoken-room.jp/car/7093


一方でnv350キャラバンの魅力は、「エマージェンシーブレーキ」が搭載されていることです。


前方の障害物との距離を常に測っており、万が一衝突しそうな場合には自動でブレーキをかけ衝突を回避してくれるので、より安心・安全に運転することができます



まとめ:キャラバンの維持費とお得に乗るための方法について

nv350キャラバンの維持費について解説しましたが、いかがでしたか?


この記事のポイントは

  • nv350キャラバンの平均的な維持費は約43万円
  • nv350キャラバンの主な維持費は6つで、特に任意保険は見直しで大幅に節約できる
  • nv350キャラバンのエンジンはどれも性能がよく、環境にも配慮している
  • nv350キャラバンとハイエースは知名度や安全性能の差がある

以上になります。


自動車を選ぶときに重要な維持費ですが、今回のように細かく見ていくと節約できる部分が見えてきます。


特に任意保険は、見直しをすることで今までより大幅に安くなることが多いので、とても効果的です。


ぜひこちらの内容を参考にして、維持費を見直してみてくださいね。


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