自動車保険のファミリーバイク特約とは?補償内容について解説!

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自動車保険にはファミリーバイク特約というものが存在していることをご存知ですか?この特約がどのようなものなのか、必要なのかどうか知りたい方もいらっしゃると思います。この記事では自動車保険のファミリーバイク特約について解説していきます。

自動車保険のファミリーバイク特約とはどういうもの?

自動車保険へ加入の際に、ファミリーバイク特約を追加するか検討している方々もいることでしょう。


自動車保険に加入して、ご自分や家族の所有するバイクまで補償されたらお得ですよね。


しかし、ファミリーバイク特約には、いろいろな条件や注意点もあることはご存知でしょうか。


よく確認しないと、加入後ご自分の所有するバイクが補償対象外だったということも考えられます。


そこで今回は「ファミリーバイク特約の特徴と、その利点・注意点」について

  • ファミリーバイク特約の補償対象
  • 特約を付加すると自動車保険の保険料はどうなる?
  • バイク保険とファミリーバイク特約との比較
以上のことを中心に解説していきます。                                         
 

この記事を読めば、自動車保険ファミリーバイク特約の基本的知識が、良くおわかりになるはずです。  

ぜひ、最後までご覧ください。


自動車保険に付帯できる特約のこと!

皆さんの中には「自動車の他、バイクも所有しているので是非追加したい。」と思う人もいますよね。


しかし、特約として自動車保険へ追加する場合、いろいろ気を付けなければならない点もあります。


こちらでは

  • 対象となるバイク
  • 補償の対象となる人
  • 特約のメリットやデメリット

について解説します。

ファミリーバイク特約はどんなバイクが対象?原付は?

みなさんがまず気になるのは、どんなバイクで何台まで適用されるか、ではないでしょうか?


ファミリーバイク特約を自動車保険へ付帯すれば、1つの特約で複数のバイクが適用されます。


ただし、主に次のような適用範囲となります。

  • ミニバイク総排気量125CC以下の場合
  • 三輪以上の自動車総排気量50CC以下の場合
こちらに該当していれば、1家庭で複数台所有していても、他人から借用したバイクも補償対象です。

補償の対象となるのは

自動車保険のファミリーバイク特約は、保険加入者(記名被保険者)のほか家族も補償対象です。


具体的には次の方々が補償対象となります。

  • 保険加入者(記名被保険者)本人
  • 保険加入者(記名被保険者)の配偶者
  • 保険加入者(記名被保険者)、配偶者の同居親族
  • 保険加入者(記名被保険者)、配偶者の別居している未婚の子
「別居している未婚の子」とは、例えば親元を離れ、アパートで独り暮らしの学生が該当します。


ただし、その子が別居中に結婚した場合は、同居しない限り特約の補償対象外となります。

ファミリーバイク特約のメリット・デメリット

こちらでは、自動車保険へファミリーバイク特約を付帯した場合の、利点と注意点を解説します。


ファミリーバイク特約の利点


特約を自動車保険へ追加すれば、次のようなメリットがあります。


まず、自動車保険に加入する際、年齢制限を設定する場合がありますよね。


そうすれば、保険料を軽減することが可能です。


では、バイク特約にこの年齢制限の影響が及ぶかと言えば、そうではありません。


年齢制限を設定しても家族にバイク補償がちゃんと付きます。


また、何台バイクがあっても、この補償が適用されるのはうれしいですね。


なお、この特約を利用し保険金を得ても、自動車の等級に影響はないです。


ファミリーバイク特約の注意点


特約には、次のようなデメリットがあります。


125CCを超える軽二輪以上のバイクは補償対象外です。


また、特約には等級制度がありません。

一見、メリットのようですね。

しかし、バイク運転でずっと無事故でも保険料の軽減はないことになります。

ファミリーバイク特約をつけると自動車保険の保険料は?

ファミリーバイク特約は、対象となるバイクを複数所有する人にはお得な補償ですよね。


一方、保険希望者が気になるのは、この特約を追加すればどの位の保険料がかかるのかでしょう。


なお、自動車保険のファミリーバイク特約は、「人身損害型」と「自損傷害型」の2種類が存在します。


このタイプごとに補償範囲や保険料も異なります。


こちらでは

  • 人身損害型の保険料
  • 自損傷害型の保険料
について解説します。

人身損害型を選んだ場合

人身損害型とは、ご自分や家族が、対象バイクを使用中の事故で負傷したときに補償されます。


また、他人を死傷させた場合や、他人の車・物品を壊してしまった場合も補償対象です。


年間の支払保険料を事例を上げて解説します。


(例)

  • 運転者:男性1987年3月17日生まれ(ゴールド免許)・本人または配偶者が運転
  • 等級:6E等級
  • 保険契約:1年間
  • 車名(型式):トヨタ・アイシス(ZGM15W)
  • 契約距離区分:5,000km以下

→ファミリーバイク特約なし:年間保険料79,970円

ファミリーバイク特約(人身損害型)年間保険料101,790円


事例の場合ならば、特約の年間保険料は21,820円となります。

自損傷害型を選んだ場合

自損傷害型は、相手方への補償は前述した人身損害型と同じです。


ただし、ご自分や家族が対象バイクを使用中に負傷した場合、自損事故のケースのみ補償されます。


なお、自損事故とは単独事故または相手方が無過失で、相手方の保険が適用できない事故を言います。


年間の支払保険料を事例を上げて解説します。 


(例)
 

  • 運転者:男性1987年3月17日生まれ(ゴールド免許)・本人または配偶者が運転 
  • 等級:6E等級 
  • 保険契約:1年間 
  • 車名(型式):トヨタ・アイシス(ZGM15W) 
  • 契約距離区分:5,000km以下  
→ファミリーバイク特約なし:年間保険料79,970円 
ファミリーバイク特約(自損傷害型)年間保険料88,060円 

事例の場合ならば、特約の年間保険料は8,090円となります。

バイク保険とファミリーバイク特約どっちが安い?

ここまでみてくると、個別に加入するバイク保険と比較して、どちらが安いか気になりますよね?


125CC以下のバイクで、バイク保険とファミリーバイク特約の保険料を比較してみましょう。


こちらでは、

  • 加入者・条件等の事例を上げて比較
  • バイク保険の特徴とは何か?

について解説します。

加入する人・条件による

加入する人・条件によって保険料は影響されますが、事例をあげて解説します。


バイク保険の加入事例

  • 運転者:男性1987年3月17日生まれ(ゴールド免許)・本人が運転 
  • 等級:6G等級 
  • 保険契約:1年間
  • メーカー名:ホンダ 
  • 排気量:125cc以下
  • 契約距離区分:3,000km超5,000km以下  
→年間保険料20,820円

ちょうど自動車保険のファミリーバイク特約「人身損害型」と、ほぼ同じ年間保険料となります。

ただし、バイク保険ならば、ずっと無事故であれば等級が上がり、年ごとに保険料は軽減されます。

バイク保険の特徴

バイク保険も自動車保険と同様に、自賠責保険とは別に加入する任意の保険です。


バイク保険は、主に次のような補償内容となっています。

  • 対人賠償:バイク事故で他人を死傷させた場合に保険が下りる。補償上限は無制限まで設定可能。
  • 対物賠償:バイク事故で他人の物を破損させた場合に保険が下りる。補償上限は無制限まで設定可能。
  • 搭乗者傷害・人身傷害:ご自分がバイク事故で負傷した場合に保険が下りる。
  • 車両補償:ご自分のバイクが破損、盗難等に遭った場合に保険が下りる。
また、バイク保険にも等級制度があり、保険金を請求しなければ翌年に保険料が軽減されます。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ:必要に応じてファミリーバイク特約をつけよう!

ファミリーバイク特約の特徴と、その利点・注意点を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
     


今回の記事のポイントは

  • 自動車保険のファミリーバイク特約は、総排気量125CC以下のバイクが対象
  • 自動車保険のファミリーバイク特約は、保険加入者本人・家族が補償範囲
  • 自動車保険のファミリーバイク特約は、複数のバイクでも補償対象なのでお得
  • 本特約の種類である人身損害型・自損傷害型は、それぞれ補償内容・保険料が異なる
自動車保険のファミリーバイク特約で、バイクに関する補償が受けられても安心は禁物です。

常に安全運転を心がけ、事故を未然に防ぐことが求められます。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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