ガソリンスタンドで自賠責保険に入れる?実情を徹底検証します!

ガソリンスタンドで自賠責保険に加入することはできるのでしょうか?実はガソリンスタンドでも自賠責保険に加入することができるのです!今回は、自賠責保険の補償内容や保険料も含めて、ガソリンスタンドでのわかりやすく解説していきます!

ガソリンスタンドで自賠責保険に加入することは可能か?

「ガソリンスタンドで自賠責保険に加入できるらしい」 

このようなことをお聞きになったことはありませんか? 

特に車検のある自動車の場合、自賠責保険は車検業者に任せてしまうものですよね。 
「どこで加入するか」ということはあまり意識しないかもしれません。 

しかしここに来たあなたは、身近なガソリンスタンドで自賠責保険に加入することが必要な状況にあるのではないでしょうか。 

この記事ではガソリンスタンドで加入する自賠責保険について、 

  • ガソリンスタンドで自賠責保険に加入できる車種とは 
  • ガソリンスタンドでの自賠責加入が必要となるケースとは 
  • 自賠責保険の保険料や補償内容 

以上のことを中心にお伝えしていきます。 

この記事を読めば、ご近所のガソリンスタンドで簡単に自賠責保険に加入できる方法がお分かりいただけます。 

ぜひ最後までご覧ください。 

ガソリンスタンドで自賠責保険に加入することは可能である

結論から言うと、ガソリンスタンドで自賠責保険に加入することは可能です。 

原付ならコンビニでも自賠責保険に入れる時代ですから、ガソリンスタンドで加入できても不思議ではありませんが… 

はたして自動車でも、ガソリンスタンドで加入することができるのでしょうか? 

ガソリンスタンドで自賠責保険の契約ができる車種について、ご説明していきます。

車、バイク(原付も含む)はガソリンスタンドで自賠責保険に加入可能

自動車・バイク・原付など一般的に乗られている車両のほとんどは、ガソリンスタンドで自賠責保険に加入することができます。 

保険料・車検証(または軽自動車届出済証・軽自動車届出済証返納証明書・標識交付証明書など車台番号の分かる書類)が必要となります。 

店舗によっては保険担当者がいる時間が限られている場合もありますので、必ず事前に連絡してから行きましょう。 

しかし250cc以下のバイクや原付ならともかく、車検が必要な車両なら車検のときに自賠責保険に加入するはず。 

これら車検対象車がガソリンスタンドで自賠責保険を契約するケースには、二つのパターンが考えられます。 

ガソリンスタンドで車検も行うとき 


最近は、リーズナブルな料金で車検をしてくれるガソリンスタンドが増えてきています。 
ディーラーでの車検に比べて2~3万は安く済むようですね。 

ただし、車検はスタンドではなく提携の整備会社に委託して行われます。 
ゆえに整備の腕にはかなり当たり外れがあるようです。 

車検ができるガソリンスタンドは、車検とともに自賠責保険への加入代行も行ってくれます。 

車検も自賠責保険も切れているとき 


車検切れの自動車は、公道を走ることができませんので車検に行けません。 
車検場まで走行するため、役場で仮ナンバーを取得する必要があります。 

この仮ナンバー取得のために、自賠責保険に加入しなければなりません。 

こういったパターンでは身近なガソリンスタンドで入れる自賠責保険はありがたいですね。

すべてのガソリンスタンドで行っているというわけではない

とはいえ、全部のガソリンスタンドで自賠責保険の契約ができるわけではありません。 

あくまで、保険代理店の看板を掲げている店舗に限ります。

コスモ石油を例に挙げると、全国のガソリンスタンド2,803軒のうち保険を取り扱うのは1,075軒となっています。 

まずはお近くの店舗が保険を取り扱っているか、確認しておきましょう。

自賠責保険は「強制」保険のため、必ず加入しなければいけない保険

自賠責保険は(農耕用小型特殊自動車など一部を除く)すべての車両にとって、加入が義務付けられている「強制保険」です。 

未加入であることそのものは問題ないのですが、未加入で公道を走ることが違反です。 

自賠責保険未加入運行には、厳しい罰則が設けられています。

自賠責保険に加入していないと法律で罰せられ、車検が受けられない

もし自賠責保険未加入の状態で自動車やバイクを運転した場合には、 

  • 1年以下の懲役または50万円以下の罰金 
  • 6点マイナスで一発免停 

これらが科せられます。 

また自賠責の期間が車検期間をすべてカバーしていないと、車検に通ることはできません。

自賠責保険の補償内容とは?

自賠責保険は「被害者救済」を目的としているゆえに、すべての車両に加入が義務づけられています。 

必要最低限の補償という意味合いから、ケガや死亡などの対人賠償のみとなっています。 

具体的に、どのようなときにどれくらい保険金が支払われるのでしょうか。

自賠責保険の主な補償内容についてご説明していきましょう。

傷害による損害の場合には上限120万円に補償がなされる

傷害、つまりケガによる補償の上限額は120万円となっています。 

この120万円は、治療費のみの数字ではありません。 

通院交通費・慰謝料・休業損害・看護費・文書料・雑費なども含まれています。 

やや重いケガなら、すぐに超えてしまう額です。

後遺障害の場合には後遺障害等級によって変わる

さらに後遺障害が残ってしまった場合には、120万円とは別に 

  • 後遺障害への慰謝料 
  • 逸失利益(後遺障害を負わなかったら得たはずの労働対価)

これらが支払われます。 

この合計金額は、後遺障害の等級により 

  • 最高額…4,000万円(第1級) 
  • 最低額…75万円(第14級) 
※被害者1名当たり 

と、大きく異なります。 

ただし後遺障害が認められなかった場合には、1円ももらえません。 

死亡による損害の場合には3,000万円の補償がされる

交通事故により死亡してしまった場合には 

  • 葬儀費用 
  • 逸失利益 
  • 慰謝料 

これらの合計で、3,000万円を上限として支払われます。 
※被害者1名当たり

自賠責保険は契約期間で保険料が変わる

自賠責保険は必要最低限の補償をするものです。 

したがって、対物賠償をはじめとしたさまざまな補償のある任意保険よりも、保険料は低額に抑えられています。 

また自賠責保険は「ノーロス・ノープロフィットの原則」(※利益も損失も出ないようにしなくてはいけないという考え)により、利益を得てはいけないことになっています。 

自賠責保険の保険料は、契約期間により大幅に異なります。 

はたして、どの期間で契約するのがお得なのでしょうか。

期間が長くなればなるほどお得になる

多くの契約がそうであるように、自賠責保険も契約期間が長いほどお得になっています。 

たとえば原付の場合、 

保険料1年当たりの保険料
1年7,500円7,500円
5年16,990円3,398円

1年契約と5年契約では、1年当たりの保険料が倍以上違います。 

では、普通乗用車ではどうでしょうか。 

12ヶ月13ヶ月24ヶ月25ヶ月36ヶ月37ヶ月
15,520円16,380円25,830円26,680円35,950円36,780円

12ヶ月当たりの保険料は、 

12ヶ月契約15,520円
37ヶ月契約11,929円

と、やはり大幅に安くなります。 

それでは誰でも37ヶ月で契約できるかというと、そういうわけにはいかないのです。

25ヶ月で契約するのがオススメである

普通乗用車などの車検がある車種は、車検の期間に合わせて自賠責保険の契約期間を決めるのが一般的です。 

先ほどもお伝えした通り、車検期間をすべて満たす自賠責保険に加入していないと車検に通ることはできません。 

新車の車検期間は3年ですから36ヶ月。
 
車検期間とのタイムラグや車検に手間取った場合を考慮してプラス1ヶ月とで、合計で37ヶ月となります。 

余った期間は次回の自賠責更新時に繰り越せます。 

したがって、特に何もなければ次回の更新時には(車検期間の2年に合わせて)24ヶ月の契約で問題ありません。 

しかし自賠責がすでに切れている場合は、予備の1ヶ月を足した25ヶ月で加入しましょう。

ガソリンスタンドで自賠責保険に加入可能であるがディーラーや整備工場などで車検と一緒に加入・継続するのが良い

車検のある車種の場合、ガソリンスタンドで自賠責保険に加入するということは特殊なパターンといえます。 

冒頭でもお伝えしましたが、スタンダードなのは車検業者(ディーラー・整備工場・車検もやっているガソリンスタンドなど)で加入を代行してもらう方法です。 

通常の更新なら、この方法が一番間違いないでしょう。

高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ:ガソリンスタンドでの自賠責保険加入

ガソリンスタンドで加入する自賠責保険についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。 

この記事のポイントは、 

  • ガソリンスタンドの中には、自賠責保険に加入できる店舗がある 
  • ただし車検が必要な車種の場合、車検業者で自賠責保険に加入するのが一般的である 
  • 自賠責保険は強制保険であり、被害者1名当たり最高4,000万円の補償がある 

以上のことでした。 

以前は給油する場所としてのみ認識されていたガソリンスタンドですが、最近では保険代理店だけではなく

  • 休憩所 
  • キッズスペース 
  • コンビニ 
  • コーヒーショップ 

こういった便利な設備がある店舗も少なくありません。 

車だけではなく人間にとってのオアシスにもなりつつあるガソリンスタンド。 

あなたの街のガソリンスタンドも、賢く活用していきたいですね。 

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されています。 

ぜひご覧になってください。

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