外車の車両保険料はどのくらい?国産車と保険料を徹底比較!

外車の車両保険料は高いイメージがありますが実際高いのか気になりますよね。そこで今回は、外車と国産車の保険料を比較して外車の保険料の目安や相場を紹介します。また、国産車と同じ補償内容なのかや保険料や維持費についても詳しく解説しますので、是非参考にしてみてください。

外車の車両保険料は国産車と比べて高いの?

事故による傷の修理だけでなく、当て逃げやいたずら、盗難などによる損害も補償してくれる車両保険。


外車の場合、車両保険の保険料は高いというイメージのありますが、実際どのくらいなのか知りたいですよね。


また、補償内容も国産車と同じなのかも気になるのではないでしょうか。


そこで今回は、

  • 外車の保険料はどのくらいなのか
  • 保険料はどのようにして決まるのか
  • 外車の車両保険の補償はどうなのか
について詳しく解説します。

また、車両保険の保険料を安くする方法や外車の維持費はどのくらいなのかについても紹介します。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

車両保険の保険料は外車も国産車も変わらない?

ドライバーの方々の中には「外車だと、車両保険の保険料が高くなる。」と思う人も多いようです。


たしかに外車が故障した際に、日本の修理工場で手に入らない部品等はあると思います。このような場合には、外車の生産国から部品を手配しなければいけないケースがあるかもしれません。そのコストで保険料が高くなるのではないか、と考えることも無理はありません。


しかし、実際に外車だから一律に保険料が高額となるといったことはありません。車両保険の保険料は外車も国産車も「型式別料率クラス」で決定されます。こちらについては後述します。


その他、車両保険は契約車両の万一の事故に備える保険のため、プランごとで保険料が異なります。


こちらでは、外車の保険料の相場がどの位なのか具体例をあげ、見積もりしてみましょう。

外車の保険料の相場はいくらなのか

外車の車両保険料の相場はいくらなのか、具合例をあげてみてみましょう。


(例)

  • 車名:ポルシェ・ケイマン718(型式:981H1)
  • ドライバー:30歳
  • 等級:15等級
  • 運転免許:ゴールド
  • 運転者限定:本人限定

→車両保険あり:年間自動車保険料65,400円


→車両保険なし:年間自動車保険料17,900円


つまり車両保険分は年間47,500円となります。月額で言えば4,000円足らずで補償が約束されます。


もちろん、ドライバーの等級によっても保険料へ差は出ますが、毎月数万円に達するような金額とはなりません。

車両保険の保険料はどうやって決まるのか

車両保険の保険料は国産車だから安いとか、外車だから高いというわけではなく「型式別料率クラス」で決定されます。


この型式別料率クラスとは、車の型式ごとの事故実績等によって保険料を決定する基準のことです。型式別料率クラスの決定は「損害保険料率算出機構」という団体が決めています。


型式別料率クラスは、ドライバーの等級とは異なり、料率クラスの数字が高くなるほど保険料は割高になります。


つまり、車両保険は各保険会社が勝手に金額を設定しているわけではなく、損害保険料率算出機構の決定をもちろん参考にしています。


前述したポルシェ・ケイマン718の場合、車両保険の料率クラスは「7」で、クラス1~9の内では結構高い方と言えます。


しかし、国産車でもあり得る数字であり、外車だから料率クラスが高いというわけではありません。


型式別料率クラスについてはこちらを参照してください。

外車の車両保険の補償内容は国産車と変わらない?

外車も国産車も車両保険の補償内容は変わりありません。オーソドックスな補償である「一般型」や、補償範囲が限定されてしまう「エコノミー型」も任意で選択できます。


ただし、外車も国産車も主に次のような場合は車両保険を契約できません。

  • 初度登録から一定の年数が経過している古い車
  • 発売されたばかりの車
  • 車両保険の金額が1,000万円を超える車
  • 車両料率クラスが9の車
マイカーがこのケースに該当しないかどうかを事前にチェックした方が良いでしょう。

車両保険の保険料を安くする方法はあるのか

車両保険の保険料をより安くするするには主に次の方法があります。

  1. 車両保険金額を下げる
  2. 免責金額(自己負担額)を高めに設定する
「1」の場合は保険金額を下げることで保険料がその分安くできます。ただし、実際に契約車両が全損した場合、設定した保険金額が補償の上限とされます。

あまりに低く設定すると、車両保険の十分な補償が受けられない恐れもあるので注意しましょう。

「2」の場合は、保険金から差し引かれる自己負担額を高く設定することで、保険料を軽減できます。ただし差し引き額が多いと、こちらも十分な補償を受けられないケースがあります。

外車の維持費は国産車に比べて高い?

外車は一見すると、輸入しているだけに国産車に比べて維持費が高いように思えます。


こちらでは先ほど事例を上げたスポーツカー、ポルシェ・ケイマン718と国産車のマツダ・ロードスタの維持費を比較してみましょう。


(例)

  • ドライバー:30歳
  • 等級:15等級
  • 運転免許:ゴールド
  • 運転者限定:本人限定
  • 自賠責保険:24ヶ月
  • 車検場:民間車検
  • 車両保険:あり
  • 年間走行距離:5000km

比較ケイマン718ロードスター
燃料代65.161円38,233円
自動車税39,500円34,500円
車検費用69,630円59,830円
任意保険料65,400円43,740円
年間維持費239,691円176,303円

年間の維持費は6万円以上差があります。燃料代や任意保険料で差が開いているようです。一方、車検費用も7万円近くと結構な金額になっています。


次に、外車の車検費用を安くする方法について解説しましょう。

外車の車検費用を安くする方法はある?

外車でも国産車でも、車検の際の法定費用は一律に設定されており安くすることは困難です。


ケイマン718の場合、概ね法定費用は51,630円です(自賠責保険24ヶ月:25,830円、自動車重量税:24,600円、印紙代:1,200円)。


車検は車検業者で点検、整備を実施します。車検費用を削減するなら、車検専門業者が運営する「車検センター」の利用を検討しましょう。


車検センターで車検を実施すれば、車検基本料(点検・整備費)は10,000円程度で抑えられることでしょう。


こちらを利用すれば車検費用は、

法定費用51,630円+車検基本料10,000円=61,630円

前述した車検費用よりも8,000円程度安くなります。


ただし、車検センターでは必要最低限の点検・整備のみが行われるにとどまります。車両の部品交換やメンテはドライバー自身で適宜行う必要があります。


そのため、車検センターの利用は車の知識も豊富で、経験豊かなドライバーが向いていると言えます。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!

まとめ

外車の車両保険料や年間の維持費は、国産車と比べて高いのかどうかを解説してきましたがいかがでしたでしょうか。


今回の記事では

  • 外車だから一律に車両保険料が高額となるといったことはない
  • 外車の車両保険の補償内容は国産車と変わらない
  • 外車の維持費は国産車に比べてやや高くなる傾向がある
  • 車検費用は車検センターを利用する等して軽減できる
でした。

外車は国産車にあまり見られない独特のデザイン、国産車に負けない力強い走りはドライバーの憧れにもなっていますよね。

もっとも外車の場合、国産車と比較すれば年間維持費がどうしても割高となってしまいます。この場合にはドライバーの工夫次第で、外車の車両保険料・年間維持費の負担の軽減が可能です。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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