ダイハツ・ミライースの年間維持費は？アクア・キャスト・アルトと比較

ダイハツ・ミライースは低燃費なのに加速が良く、環境にも優しいことが魅力の軽自動車です。さらに、新車でも100万円以下という低価格なので、比較的手軽にカーライフを始めることができます。

このような特徴から、ミライースはコストパフォーマンスの高い車として人気が高い車種です。また、各種安全装備も充実しているので、安心して運転を楽しめる車でもあります。

ミライースに興味を持ち、購入を考えるとき、どれくらいの維持費がかかるのかが気になるところでしょう。

そこで、今回はダイハツ・ミライースについて、

• 維持に必要な費用項目
  
• 年間維持費
  
• 他の車種との比較
  
• 維持費を安くする方法
  

を解説します。

ぜひ最後までお読みいただき、ミライース購入後の家計を考えてみてはいかがでしょうか。

ダイハツ・ミライースの年間維持費はどれくらいなのでしょうか。トヨタ・アクア、ダイハツ・キャスト、スズキ・アルトとの比較とともに紹介します。

以下は、車を所有し続けるために必要な維持費の目安です。

車を持つ以上は、年間でどれくらいのお金が必要なのか、できるだけ正確に把握することが重要です。維持費を把握していないと、思わぬ出費に苦しむことになるかもしれません。

以下、それぞれの項目について、詳しく解説します。

車を走らせるにはガソリンが必要です。走行距離が長ければ長いほど、ガソリン代がかかります。

それでは、どれくらいのガソリン代が必要か、シミュレーションします。全てレギュラーガソリン使用であり、140円/Lとします。

 ミライース（LA350S）の実燃費は22.91km/Lなので、

自動車税は車の所有者に対して毎年課せられる税金です。税額は総排気量によって変わりますが、ミライースのような軽自動車は一律10,800円です。

また、環境に配慮された「エコカー」については優遇措置があります。2021年3月までに新車登録すると、軽自動車は概ね25〜75%の減税が適用されます。

排ガス規制の低減率が高い車ほど税金の支払いを少なくできます。環境に負荷をかけず、お財布にも優しくできるので一石二鳥ですね。

とは言え、車を持っていれば誰にでも納める義務があるので必要不可欠な維持費です。

なお、車を手放すときには手続きを忘れないようにしましょう。廃車にするときには抹消登録、他人に譲るときには名義変更を行わないと、本来払う必要のない税金が課せられ続けてしまいます。

車検の際には、法定費用として、

• 重量税（自動車の重量に応じて課せられる税金）
  
• 自賠責保険（車の所有者全員に加入義務がある保険）の保険料
  
• 印紙代（登録・検査手数料）

を必ず支払わなければなりません。

軽自動車の重量税額は、例えば、初回（新車登録から3年後）の車検でエコカー減税が適用されていない場合は9,900円です。

また、軽自動車の自賠責保険料は以下のとおりです。

自賠責保険料の支払いは車を持っていれば避けて通れません。金額も決まっているので、駐車場などと同様の固定費として把握しておきましょう。

車検基本料（点検整備費用）は、

• 各点検項目の検査費
  
• 不具合箇所の部品交換を行うための整備費、部品・消耗品費
  
• 業者が車検の書類作成や手続きを行うための代行手数料
  

という内容です。

定期的に行う法定点検に対して「24ヶ月定期点検」とも呼ばれ、法定点検よりも詳細な検査を行います。

車検をしてもらえる業者には、

• ディーラー
  
• 車販売店
  
• ガソリンスタンド
  
• 整備工場

があります。

法定費用はどこで車検を行っても金額は変わりませんが、車検基本料は変わります。ディーラーが最も緻密な点検整備ができる代わりに、車検基本料が高くなる傾向があります。

なお、この車検基本料は節約することができます。その方法は下のトピックで解説しているので、ぜひご確認ください。

任意保険は加入しなければならないものではありませんが、必要な補償を付けておくことをおすすめします。

それでは、保険料はいくらかかるのか、以下の条件でシミュレーションします。

• 免許証の色：ゴールド
• 年間走行距離：5000km
• 運転者限定：本人限定
• 車両保険：あり

アクア（NHP10H）の場合、

キャスト（LA250S）の場合、

アルト（HA36V）の場合、

20歳の時点では格段に保険料が高くなっていることが分かります。

駐車場代は車そのものを維持するための費用ではありませんが、車を持っている以上、駐める場所があることが大前提です。戸建てで駐車スペース付きの持ち家に住んでいれば、もちろん駐車場代はかかりません。

しかし賃貸マンションなどに居住していれば、マンションの駐車場代が毎月かかります。入居者用の駐車場が無ければ、近くの月極駐車場を借りることになるので、いずれにしてもお金がかかります。

また、車を持っていれば部品が故障して修理が必要になることがあるかもしれません。さらに、車体がへこんでしまったり塗装が剥がれるなどの事故が起きる可能性もあります。

車体や部品の修理には、もちろんお金が必要です。ミライースに限らず車に乗り続けるためには、修理代も必要不可欠な維持費と言えます。

車を持つと、どうしても維持のためのお金がかかります。先ほど解説した通り、ガソリンや車検など車を手放すまでお金がかかり続けます。

維持費を安く済ませることができるのであれば、それに越したことはありませんね。実は、車の維持費はある程度抑えることができます。

その方法としては、

• 車検費用を安くする
• 任意保険の見直し

の2つがあります。

以下にそれぞれの方法を詳しく解説しますので、家計にも優しいカーライフの実現を目指してみましょう。

車検は車を持つ身では決して避けて通れません。お金がかかるのは仕方のないことですが、安くすることは可能です。

具体的には、

• 車検項目を絞る
  
• 自分で車検を行う（ユーザー車検）
  

という方法があります。

ディーラーや販売店などの業者に車検を依頼する人が多いですが、車検時に何らかの不備が見つかると、その時点で部品の修理や交換を行います。つまり、部品の不備があると追加料金が発生してしまいます。

しかし、あらかじめ不要な項目を外すことで、このような事態を避けることができます。

また、車検は自分で行うこともできます。これをユーザー車検といい、手間が増える代わりに費用を安く済ませることができます。

事前に運輸支局へ予約すれば行うことができるので、検討してみてはいかがでしょうか。

ダイハツ・ミライースの年間維持費を安くするもう一つの方法は、任意保険の見直しです。

万が一の事態に備えて任意保険に加入している方はたくさんいます。もちろん保険は必要なものですが、加入したときから状況が変わることも多いものです。

契約時には必要に感じて付けた補償が、今ではあまり必要なくなっているということはよくあることです。

保険の見直しは、やった方が良いと誰もが理解していますが、面倒に感じてしまったり、日々の忙しさからなかなか手をつけられないこともあります。

しかし必要のない補償を付けたまま何となくお金を払い続けるのは、非常にもったいないことです。

見直しは早ければ早いほど、無駄な出費を減らすことにつながるので、時間を作って保険を見直すことをおすすめします。

ダイハツ・ミライースの維持費について、お分かりいただけたでしょうか。

最後にポイントをまとめます。

• ダイハツ・ミライースは低燃費でありながら加速が良く、環境にも優しい軽自動車である
• 車を持つと、ガソリン代・自動車税・車検費用・任意保険・駐車場代・修理代と、様々な維持費が必要になる
• エコカーの導入により自動車税が減額されるので、維持費の削減が可能
• 車検時には法定費用と車検基本料がかかり、法定費用はどこでも同じだが、車検基本料は車検を行う業者により異なる
• ディーラーでの車検は検査の質が高いが、その分車検基本料が高くなる傾向がある
• 車検のやり方を工夫したり任意保険を見直すことで維持費を安くできる
• 車検基本料を抑える方法には、検査項目を減らすことやユーザー車検を行うことがある
• 任意保険は不要な補償にお金を払わないように、面倒がらずに見直すのがおすすめ

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