更新日:2022/12/06
海外旅行保険って年々値上げされてるって本当?その理由とは?
海外旅行へ行く際、海外旅行保険へ加入はしていますか?最近、久しぶりに海外旅行へ行くことになり、保険に加入しようとしたら何だか保険料が値上げされていた!という方もいることでしょう。実は、海外旅行保険は以前に比べて値上げされているんです!その理由を調べてみました。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 2010年と比較して、海外旅行保険の保険料が値上げしてきている!今後は?
- 治療費高騰や円安の影響を受け、長期の海外旅行保険の保険金が値上げされてしまった!
- 2017-2018年、長期の海外旅行保険は年間で40万円ほど値上げの対象に
- 2010年まで、安い海外旅行保険なら年間10万円以下だった
- 長期海外旅行保険では、保険対象期間が20日の場合、保険料はこれまでの1.8倍の3万円!
- 2018年度版、最新の海外旅行保険節約術をご紹介!
- 短期の海外旅行保険の場合、カード付帯の海外旅行保険なら保険金がかからない
- カード付帯の海外旅行保険は複数枚組み合わせて補償期間を延長することも
- 海外旅行保険に加入を検討する場合、保険料が割安なインターネット契約も視野に
- まとめ
目次
2010年と比較して、海外旅行保険の保険料が値上げしてきている!今後は?
その頃はなんと、空前の円高で1ドル80円前後という海外旅行者には大変喜ばしい年でした。
2018年現在は1ドル105円前後と円高傾向にはなりましたが、ここ数年は円安の影響で1ドル120円近くにもなりました。
この外国為替が関係しているのは、海外旅行者の旅費だけではありません。
実は、海外旅行保険の保険料値上げにも深く影響しているのです!
それは一体どういうことなのか?これからも海外旅行保険の値上げは続くのか?
詳しく解説していきましょう。
治療費高騰や円安の影響を受け、長期の海外旅行保険の保険金が値上げされてしまった!
円安が続くと、海外旅行保険を販売する保険会社にどのようなことが起きるかお話しましょう。
2010年頃の円相場は1ドル80円、2015~2016年には1ドル120円となりました。
ここで、海外旅行保険加入者のAさんが、アメリカ旅行中に腹痛を訴え、救急搬送後に盲腸と判明、現地で手術をしたとします。
その際の治療費が30,000ドルでした。
2010年であれば、1ドル80円なので治療費は日本円でおよそ240万円、しかし、円安が進んだ2015~2016年の場合、治療費はなんと360万円にもなります。
このように、円安の影響で保険金請求額が大幅に増え、保険会社は赤字を出すようになってしまいました。
そのため、保険会社はどうしても海外旅行保険の値上げを行わなければならなくなりました。(参考:産経ニュース)
2017-2018年、長期の海外旅行保険は年間で40万円ほど値上げの対象に
保険会社やプランによって保険料は大きく異なりますが、少なくとも、1年の海外旅行には20万円ほどの保険料が必要ということです。
そして今は少なくて20万円ほどの長期海外旅行保険でも、保険料は年々値上げされており、2017年から2018年にかけて、多くの保険会社では1年間の保険料を『40万円台』に値上げさせる見込みです。
これからワーキングホリデーや海外留学を検討している方は、この長期海外旅行保険の保険料の値上げの可能性も頭に入れておきましょう。
2010年まで、安い海外旅行保険なら年間10万円以下だった
2018年現在の保険料を見てみると、大幅に値上げがされていることが分かります。
特に海外旅行が好きな方にとっては、これからの円相場の動き、そして海外旅行保険の保険料の変化について目が離せませんね。
長期海外旅行保険では、保険対象期間が20日の場合、保険料はこれまでの1.8倍の3万円!
保険料の値上げ対象となっているのは、主に「長期」の海外旅行保険です。
これまで、保険期間が30日の場合、一般的な補償内容で保険料は16,000円ほどでした。
しかし、2017年以降、長期の海外旅行保険保険料はおよそ1.8倍も値上げされることになり、保険期間30日では保険料は3万円にまで値上がりしています。
ですが、保険会社はただ海外旅行保険の保険料を値上げしている訳ではありません。
「短期」の海外旅行保険では保険料を割り引いたり、加入者へ海外情報を配信するサービスを増やしたりと、保険加入者の減少を避けるようにしています。
2018年度版、最新の海外旅行保険節約術をご紹介!
ですが、保険料の値上げをただ見ているのではなく、できることなら保険料の節約術を使いたいですよね!
それでは、おすすめの「海外旅行保険節約術」についてお話しましょう。
短期の海外旅行保険の場合、カード付帯の海外旅行保険なら保険金がかからない
それは、保有する『クレジットカードに付帯されている海外旅行保険を利用する』という方法です。
補償内容はクレジットカード会社によって多少異なりますが、短期の海外旅行の場合、クレジットカード付帯の海外旅行保険でも補償内容は十分と言えるでしょう。
今では、年会費が不要のクレジットカードにも海外旅行保険が付帯されていますので、実質保険料は無料ということになります。
年会費が必要な場合でも、そのクレジットカードが持つ特権や海外旅行保険の補償内容の充実さを見てみると、値上げが続く海外旅行保険への加入よりもかなりお得と言えます。
カード付帯の海外旅行保険は複数枚組み合わせて補償期間を延長することも
では、長期で海外旅行に行きたい場合、クレジットカード付帯の海外旅行保険だと、3カ月しかカバーされないのか、と思われますよね。
しかし、「利用付帯条件付き」のクレジットカードを通常の保険付帯カードと組み合わせて利用することで、補償期間を延長することが可能なんです!
この利用付帯条件付きクレジットカードの海外旅行保険とは、好きなときに補償期間を開始できます。
なので、通常のカード付帯海外旅行保険の補償期間である90日の翌日から、この利用付帯条件付きカードの保険を利用すれば、補償期間は180日間となります。
ただし、クレジットカード会社によっては、この補償期間を延長する方法を認めていない場合もありますので、補償内容をよく確認しておきましょう。
海外旅行保険に加入を検討する場合、保険料が割安なインターネット契約も視野に
それは、「インターネット」での契約です。
インターネット上でも多くの海外旅行保険が販売されており、補償内容も保険会社の店頭や代理店で加入する保険とほぼ変わりません。
なぜインターネットで契約できる海外旅行保険が割安かというと、インターネットでは人件費や備品代などが必要ないため、保険会社はコストである必要経費を抑えることができるのです。
保険会社によっては、インターネットで契約の場合、保険料55%OFF!なんてこともあります。
こんなに保険料が安いのであれば、みんな海外旅行保険はインターネットで契約したらいいのに、と思いますよね。
しかし、インターネットで契約する場合、代理店などで契約する場合と違って、保険会社のスタッフに直接相談することができない、保険の補償内容の確認は自己責任、などのデメリットもあります。
特に海外旅行に慣れていない方は、補償内容をきちんと説明してもらえる保険会社の代理店などで契約することをおすすめします。
まとめ
さらに、最近では高齢者の方も多く海外旅行へ行くようになり、それに伴い海外旅行保険への加入者の年齢層が高くなっています。
高齢者の方の場合、海外旅行先で医療機関にかかる割合が高くなるため、治療費などの保険金が支払われるケースも増え続けています。
そのため、保険会社はさらに海外旅行保険の保険料値上げを検討せざるを得なくなっている状況です。
このように、海外旅行保険は値上げの一途を辿っていますが、だからと言って海外旅行保険に加入せずに海外旅行へ行くことは避けましょう。
上記でお話した『海外旅行保険節約術』を参考にしつつ、海外旅行の際には、ぜひ海外旅行保険へ加入をしておきましょう!