終身保険で貯蓄ができるってホント?解約返戻金について解説します!

終身保険には死亡保障の他に、解約時に解約返戻金を受け取ることができるという特徴があります。その中でも低解約返戻金型終身保険は、保険料が割安な上、保険料払い込み完了後に解約返戻金が増えるため貯蓄に向いていると言えます。ぜひ終身保険での貯蓄を検討してみましょう。

終身保険の解約返戻金で貯蓄?オススメの終身保険を紹介!

「将来のために貯蓄がしたい!」


そう考えている人は多いのではないでしょうか。


昔は定期預金の金利が高く、10年預けていると倍になったような時代もありました。

しかし低金利の今の時代は、銀行にただ預けているだけではお金はなかなか増えません。

将来の年金も、生活にゆとりができるほど十分もらえるとは限りません。


今や老後資金の準備は自己責任で行わないといけない時代なのです。

かと言って、投資信託や株で運用するのはよく分からないし怖い…と思っていませんか?


そんな方におすすめしたいのが、終身保険を利用した貯蓄です。


「終身保険って、亡くなったら死亡保険金がもらえるやつでしょ?」

「生きている間に貯蓄なんてできないんじゃないの?」

「解約したらすごく損をするんでしょ?」


今までそんな風に考えていた人にこそ、ぜひこの記事をご覧いただきたいです。


終身保険を利用したお得な貯蓄方法や、おすすめの終身保険のタイプを、分かりやすくご紹介します!ぜひ参考にしてみてください。

終身保険とは返戻金という貯蓄性を持つ生命保険の一種

終身保険の大きな特徴は2つあります。

1つは一生涯の死亡保障があることです。


終身保険は一度加入すると特に満期は訪れず、解約しない限り契約が継続されます。

そして、保険期間中に被保険者(保険の対象となっている人)が死亡した場合に死亡保険金が支払われます。


このことは多くの人がイメージしやすいのではないでしょうか。


もう1つの特徴は、契約期間中に解約した場合、解約返戻金が支払われるということです。


解約してもお金が返ってくるということは意外と知られていないことなので詳しくご説明します。

払込保険料が解約時に「解約返戻金」として戻ってくる!

終身保険を途中で解約した場合、解約返戻金を受け取ることができます。

つまり、支払う保険料が、掛捨てではなく貯蓄されていくということです。


解約返戻金の金額は、解約する時期によって異なることが多く、受け取る解約返戻金が、支払った保険料総額に対してどれくらいの割合であるかということを表すのが「返戻率」です。


返戻率は

  • 解約返戻金の金額÷保険料の総額×100

で計算されます。


例えば400万円の保険料を一括で支払い、10年後に460万円の解約返戻金を受け取った場合

  • 460万円÷400万円×100=115%

なので、返戻率は115%であると言えます。


返戻率が100%を超えている場合、利益がでていることを示し、100%を下回っている場合、元本割れしてしまい損をしていることを示します。


終身保険の種類にもよりますが、契約後、短期間で解約してしまうと返戻率が100%を下回ることが多いので、注意が必要です。

終身保険で死亡保障を備えつつ解約返戻金を貯蓄代わりに活用!

終身保険は、被保険者にもしものことがあった場合に備えて死亡保障を確保しつつ、急に資金が必要になった時には解約して返戻金を受け取ることができるという、便利な商品です。


銀行の預金などにしておいても死亡保障はつきませんし、低金利の今は貯蓄性も低いです。


家族への安心も、将来のゆとりも欲しいという2つのニーズに応えられるのが終身保険なのです。




終身保険の解約返戻金には2つの種類がある!?

終身保険の解約返戻金には
  • 従来型
  • 低解約返戻金型

の2つの種類があります。

それぞれの特徴と、どちらのタイプを選べばいいのかを確認していきましょう。

従来型:解約返戻金が払込保険料に比例するタイプ

従来型とは解約返戻金と払込保険料総額がほぼ同額で推移する商品のことを指します。

解約した時点で、既に払い込んだ保険料相当の解約返戻金を受け取ることができるということです。


契約後短期間で解約したとしても、大幅な損失を受けることが少ない代わりに、契約期間が長期に渡っても大きな利益が期待できるわけではありません。

このタイプの商品は比較的多く、利益は求めない代わりに損もしたくない、コツコツ貯蓄したいという人に選ばれています。

低解約返戻金型:保険料払込期間の解約返戻金が少ないタイプ

低解約返戻型とは、保険料払い込み期間中の解約返戻金を低く抑えている商品のことを指し、最近増えてきているタイプです。


加入後、保険料を支払っている間に解約してしまうと支払った保険料に対して低い返戻率の解約返戻金しか受け取ることができません。つまり短期間で解約をすると大きく損をする可能性が高いということです。


しかし払込が完了した後の解約であれば返戻率が100%を超えることが多く、その後も返戻率は上がってきます。

終身保険で貯蓄をするなら「低解約返戻金型終身保険」がオススメ!その理由とは?

低解約返戻金型終身保険は、損をする可能性があるので避けたほうが良いのでしょうか?


実は、そんなことはありません。

貯蓄を目的として終身保険に加入する場合、おすすめしたいのは「低解約返戻金型終身保険」なのです。

その理由は2つあります。

終身保険の中でも保険料が割安!

低解約返戻金型終身保険は、保険料払い込み期間中の解約返戻金を低くしている代わりに、保険料を割安に設定しています。


短期間で解約する予定がなく、なるべく保険料は安く抑えたいという人にはとても向いていると言えるでしょう。

保険料払込期間後の返戻率の上がり方がスゴイ!

低解約返戻金型終身保険は、保険料払い込み完了後、解約返戻金が大きく増えるのが特徴です。

その後も返戻率は上がり続けることが多く、契約期間が長くなればなるほど、利益が出ると言えます。


ある程度時間をかけてもいいから着実に貯蓄をしたい、しばらく使う予定のないお金を大きく増やしたいという人にはぴったりです。

まとめ:低解約返戻金型終身保険で効率よく貯蓄

終身保険を利用した貯蓄について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?

今までの内容をまとめると

  • 終身保険には一生涯の死亡保障の他に、解約すると解約返戻金が支払われるという特徴がある
  • 解約返戻金の金額が、支払った保険料に対してどれくらいの割合かというのを示すのが「返戻率」
  • 返戻率が100%を超えている場合は利益がでていて、100%を下回っている時は損をしている
  • 「従来型」は解約返戻金が払い込み保険料とほぼ同額で、大きな損失は出にくい
  • 「低解約返戻金型」は保険料払い込み期間中の解約返戻金が低い代わりに、保険料払い込み完了後に返戻率が大きく上がる
  • 契約が長期に渡る場合、保険料が割安で利益も出やすい「低解約返戻金型終身保険」での貯蓄がおすすめ

以上のように言えます。


自分にもしものことがあった時に、家族に資産を遺してあげられると安心です。

それに加えて、自分や家族の将来のために貯蓄もできる商品がれば一石二鳥ですね。

ぜひ一度、今加入している保険を見直してみて、必要な保障がカバーできているが確認してみましょう。

また、既に終身保険に加入している人は自分の加入している終身保険が「従来型」なのか、「低解約返戻金型」なのか確認してみましょう。


「低解約返戻金型」である場合、何年で返戻率が100%を超えるのか理解しておきましょう。


「従来型」である場合、将来的に返戻率がどのように推移するのか確認し、貯蓄性が低いと感じれば「低解約返戻金型」に切り替えてみるのもいいかもしれませんね。


あなたにとってこの記事が、自分の保障を見直し、上手に貯蓄をするきっかけになれば幸いです。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、保険相談や選び方のポイントを伝える「ほけんROOM」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

ランキング

  • 保険の見直しで生命保険にするか共済にするかで悩んでいる方に
  • 理解できていますか?生命保険と県民共済の違いや共通点をおさらい
  • 生命保険の約款には何が書かれている?特に注意すべきことは?
  • 生命保険は中世ヨーロッパが始まり! 生命保険の成り立ちを解説
  • 分かりにくい、とても面倒、だけど重要な生命保険の主契約の見直し方
  • 今更聞けないけれども、必ず知っておきたい生命保険の特約の全情報
  • 生命保険(医療保険)に入院保障は必要?入院給付金についても解説!
  • 10年満期の生命保険で100万円受け取るのは、お得なの?損なの?
  • 生命保険の終身型と掛け捨て型を相場から見る、自分に合った保険選び
  • 生命保険の貯蓄型は老後に有利?貯蓄型生命保険で賢く資産形成しよう
  • 低解約返戻金型の生命保険を最大限活用すると、こんなにお得!
  • 生命保険料を毎月払いと前納って何が違う?メリットやデメリットは?
  • 残高証明書は生命保険会社に請求しなければ発行してもらえません
  • あなたは大丈夫?無駄のない生命保険の入り方を生活スタイル別に解説