更新日:2020/03/09
男性も女性も30代は保険を終身保険に乗り換えるべき!その理由とは?
30代は、家庭をもったり、老後の貯蓄を考えたり、稼ぎ始め入院リスクを心配したりなど、生活や周りの環境が変わる時期です。そこで30代は保険を終身保険に乗り換えるタイミングである理由を説明します。30代の独身・既婚、男性・女性全員に知ってほしいことを説明します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 30代は保険を終身保険に乗り換えるべき?
- 30代からは終身保険を検討する必要性は高い
- 30代で生活設計が変わりやすい結婚や出産が良いタイミング
- 30代で家庭を持つ人は終身保険で積み上げた貯蓄を家族のために使える
- 30代”独身”の場合
- 独身の場合は、病気やがん、ケガに対する医療保険やがん保険を優先しよう
- 死亡保障に加え、貯蓄もしたいなら”低解約返戻金型終身保険”がオススメ
- 30代”既婚”の場合
- 既婚の場合は、残された家族を想定して保障を手厚くするべき
- 小さい子供がいる場合は、定期保険特約を付帯させることもおすすめ
- 終身保険に乗り換えるときの”注意点”
- 終身保険は加入後数年は返戻率が下がるため、”見直しや解約がしにくい”
- 終身保険の保険料は定期保険より高額なため、自身の適正に合わせること
- まとめ:30代で終身保険へ乗り換えるべき理由
目次
30代は保険を終身保険に乗り換えるべき?
万が一のときのための『保険』…一度加入した保険とは、生涯の付き合いをしていくべき。
…そう考えておられる方も、少なくないでしょう。
しかし、同じ保険にずっと加入し続けるということが、実は正しいとは言えない場合があります。
例えばそれは、自分や家族にとって、もっと適切な保険がほかにある、と考えられる場合です。
保険の乗り換えを考えるタイミングはたくさんありますが、人生の中でも一つの折り返し地点と言える、『30代』という年齢において、終身保険への乗り換えを考えるべき理由があります。
今回は『30代で保険を乗り換えること』について、
- なぜ30代が、終身保険に乗り換える良いタイミングなのか?
- 既婚・独身それぞれの立場で、どのようなメリットがあるのか?
- 実際に終身保険へ加入するときの選び方と、選ぶうえでの注意点とは何か?
これらの点について、一緒に考えてみましょう。
30代からは終身保険を検討する必要性は高い
30代という年齢を迎えて、私たちは改めて保険のことを考えることがあります。
結論から言うと、30代になってから、終身保険への乗り換えを検討することには、確かなメリットがあります。
では、そのメリットとはなんでしょうか。
可能な限り自分自身に状況を当てはめながら、これから取り上げるいくつかの理由を、考えてみましょう。
30代で生活設計が変わりやすい結婚や出産が良いタイミング
生活環境が一変する時というのは、たとえば親元からの独立や、結婚、出産などといったタイミングが考えられますが、30代というのは、そういった大きな変化がもっとも起こりやすい年代、と言えます。
詳しくは、【厚生労働省調査】夫・妻の年齢階級別にみた婚姻件数及び平均婚姻年齢の年次推移−昭和22〜平成28年を参考にしてください。
そういった時に考えるのが、今現在のことだけでなく、自分や家族の将来のことです。
そして、その将来について考えたときに、多くの方はある程度の将来設計を立てます。
- 何年後、何十年後に向けて、どのくらいの資産を、どのような手段で蓄えておく必要があるだろうか?
- 子どもが生まれて、成長していく過程で、一体どのくらいのお金が掛かるのか?
- 病気や怪我など、イレギュラーに発生するかもしれない出費に、どのような形で準備をしておけば良いだろうか?
その答えの一つとして、『終身保険に加入する』という選択肢が浮かんできます。
30代で家庭を持つ人は終身保険で積み上げた貯蓄を家族のために使える
将来確実にお金が必要となるときのために、保険を「貯蓄代わり」として活用しておられる方は少なくありません。
保険への加入年数が増えれば増えるほど、基本的に解約時に得られる解約返戻金は増加していきます。
いわば、支払った保険料を、『積み立て』しているお金、とみなすことができるのです。
もちろん、短期間で解約してしまう場合は大きく元本割れしてしまう、などのデメリットもあります。
しかし、特に30代で家庭を持っておられる方は、終身保険で積み立てした分の貯蓄を、将来家族のために活用することができるでしょう。
30代”独身”の場合
では、もし30代独身である場合はどうでしょうか。
30代で家族もおらず、1人暮らしで、これからのことも何も決まっていないので、終身保険で老後に備えることなどは、考える必要がないのでしょうか。
その質問に、「いいえ」と答えられる、2つのポイントを挙げていきます。
独身の場合は、病気やがん、ケガに対する医療保険やがん保険を優先しよう
たとえば、
- 病気になって、入院や手術が必要になるかもしれない
- 健康の管理を気を付けていても、三大疾病にかかるおそれが充分にある
- 体力を使う仕事を含め、今後の生活に影響を与える怪我をしてしまうかもしれない
こういった、いわゆる病気や、特にがんなどの命にかかわる疾病、怪我などのリスクがあります。
あくまで現時点で、独身で配偶者や子どももいないので、どこの部分に重点を置く必要があるのか、という点がはっきりしています。
それはもちろん、『自分のこと』です。
ですから、そういったリスクに備えることができる医療保険やがん保険を優先して考えることができます。
死亡保障に加え、貯蓄もしたいなら”低解約返戻金型終身保険”がオススメ
また、老後のことを考えるのは、30代であっても決して早くはありません。
そこで、そういった『かなり先ではあるけれど、いつか絶対訪れる未来』を見据えたときに、選ぶことができる一つの選択肢として挙げられるのが、『低解約返戻金型』の終身保険です。
これは、加入から一定期間にわたって、解約返戻金がかなり低く設定されていますが、加入期間が長くなり、一定の期間を過ぎると、より多くの解約返戻金を受け取ることができる、というタイプの保険です。
一つの保険に、長期加入するのであれば、保険料も通常の終身型と比べて安く設定されていることが多いので、よりお得な終身保険、と言えます。
低解約返戻金型の終身保険の詳細については以下の記事をご参照ください。
30代”既婚”の場合
単に『自分のこと』だけではなく、『(これから生まれる子どもも含めた)家族のこと』に重点を置くかもしれません。
そこで私たちの選択は、具体的にどのように変わってくるでしょうか。
既婚の場合は、残された家族を想定して保障を手厚くするべき
- 相続税対策になる
- 死亡時等の保険金を、すぐに受け取ることができる
といった点です。
配偶者のどちらかが亡くなり、保険金を受け取る際には、当然、保障が厚い保険の方が、受け取れる保険金も大きくなります。
その保険金は、単純な生活費としてだけではなく、 本来得られたはずの収入を補てんすることや、子どもの学費等としても用いることができます。
自分が死亡して、家族が残された時のことを考えるなら、可能な限り保障を手厚くしておく、という選択ができるかもしれません。
小さい子供がいる場合は、定期保険特約を付帯させることもおすすめ
この『定期保険特約』とは、
- (主契約)一生涯保障が続く、終身保険
- +(副契約・特約)掛け捨ての、定期保険
とするものであり、 本来の終身保険に、特約としての定期保険を付帯させることにより、死亡時の保障など、さらに保障内容を充実させることができます。
小さな子どもがいる場合、子育てにあたる期間において定期保険特約を付けているなら、 万が一自分が病気や事故などで死亡した場合において、より高い保険金を遺すことができます。
終身保険に乗り換えるときの”注意点”
ただし、これから取り上げる、終身保険に加入する際のいくつかの注意点については、しっかり把握しておく必要があるでしょう。
終身保険は加入後数年は返戻率が下がるため、”見直しや解約がしにくい”
ですから、30代に加入したとして、早いうちに解約することを想定するものではありません。
解約時に受け取れる解約返戻金がかなり低い(元本割れする)ことも理由として挙げられます。
ですから、新規契約時はその保険が「自分や家族にとってベストな選択」かどうかという点と、乗り換えを考える際は、今現在加入している保険の解約金について、そして新しく加入しようと考えている終身保険の解約返戻金における年数が、リセットされること等についても、考える必要があると言えます。
終身保険の保険料は定期保険より高額なため、自身の適正に合わせること
これは、もっとも「勿体ない」と言える保険の辞め方かもしれません。
乗り換え先も決まっておらず、貯蓄として用いていたならば、将来の計画も立て直さなければならないことでしょう。
もちろん、保障内容が充実していることは良いことです。
しかしそれには、相応の「支払いリスク」が伴うということを考えるならば、加入時に収入や資産を見直し、しっかり自身の適性を考え、今後も安定して支払っていける保険料かどうか、という点を考慮する必要があります。
終身保険のデメリットについての詳細については以下の記事をご参照ください。
まとめ:30代で終身保険へ乗り換えるべき理由
総括してポイントとなる点は、
- 現在他の保険に加入していても、「独立」「転職」「結婚」「出産」など、人生の転機となりやすい30代は、『終身保険』への乗り換えについて考える良い機会である
- 保障が手厚い終身保険に、30代に長期の加入を前提として乗り換えるなら、万が一の時に、より手厚い保障を受けられる
- 30代であっても、家計に負担になりすぎない、自分や家族の経済状況に見合った保険を選ぶべきである
これらの点が挙げられます。
それぞれ、保険においてどのような決定がベストと言えるか、という点は全く異なります。仕事、性格、環境などが全員違うからです。
しかし、だからこそ将来に備えることができる、終身保険への加入を考えることは大切なのです。
それは必ず、自分や、家族全員の将来へとつながっていくものとなるからです。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。
30代の生命保険についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
生命保険は必要なの?と疑問をお持ちの方はぜひこちらをお読みください。