【実録】県民共済はよくない?給付金請求をした私が語る共済の3つのメリット

我が家では2人の子どもが県民共済に加入しています。そして2人ともが入院したため給付金を受け取りました。県民共済に加入した理由と給付金を請求した際の状況をご紹介したいと思います。また、県民共済のメリットについてもお話しします。

子供の県民共済の請求を経験した私が語る体験談


みなさんは、お子さんのために県民共済を検討したことがありますか?


特にこども向けの県民共済は、死亡保障はもちろん、手術や先進医療、損害賠償にも補償してくれる他、月額の保険料は1,000円から加入でき、医療費は一定年齢まで(自治体による)全額補償してくれるので、話を聞けば「これがあれば完璧!」と思うかもしれません。


しかし、県民共済にも保険の適用外となるものはありますが、加入していて良かったところもあります。


今回ここでは、これから県民共済を検討している方へ向けて

  • 県民共済を選んだ理由
  • 県民共済へ保険金(共済金)を請求する流れ
  • 県民共済へ加入するメリット・デメリット
  • 県民共済を検討している方に向けたアドバイス
実際に筆者が加入している県民共済プランを例にこれらを解説していきます。

この記事を読んでいただければ、県民共済がお子さんやご家庭に適しているか判断ができるかと思います。

それでは、最後までぜひご覧ください。

ほけんROOMでは他にも保険に関する記事や、どの保険相談窓口を選べば良いかと言った記事を公開しておりますので、お悩みの方はそちらも合わせてご覧ください。

以下の内容はご本人にまとめてもらっています。

私が加入している県民共済のプラン

県民共済愛知「こどもⅠ型」月掛金1,000円

県民共済のこども型には2種類あります。掛金が1000円のものと2000円のものです。


掛金が倍違うので、受け取る共済金の金額も倍ちがいます。


我が家はできるだけ安い掛金にしたいと思っていたので掛金1000円のこども1型に加入しました。


県民共済・JA共済のこども共済についてはこちらの記事をご覧ください。

2人の子供に県民共済をかけた3つの理由

子どもが生まれた当初、子供ための医療保険加入は考えていませんでした。


その1番の理由は「医療費助成制度」があるからです。


私の住む地域では、中学校卒業まで通院でも入院でも医療費が無料です。


「医療費無料=出費が0」と考えていました。


また、医療保険や県民共済について詳しく知らなかったので、かかった医療費以上の額の共済金はもらえないと思っていました。


しかし、医療費の金額にかかわらず決められた共済金が受け取れることを知り、加入について考えるようになりました。


さらに決め手となった3つの理由があります。

  • 安い掛金
  • 割戻金がある
  • 第三者への損害賠償にも対応

1か月1000円というのは、我が家には無理ではない金額でした。


また、毎年約2割の割戻金があります。なので実質掛金は800円程度です。

 

さらにこれから子どもが大きくなるにつれて自分自身への保障も大切ですが、誰かを傷つけてしまう可能性も十分にあります。


我が家では第三者への損害賠償を保障してもらえることも重視していました。

県民共済で共済金の請求をしてみた


長男、次男とも入院することになり保険金の請求をすることになりました。


我が家が子どもたちにかけていたこども1型は、月々1000円の支払いで、入院の場合は1日5000円の共済金が支払われるというものです。


請求の際にやったこと、必要な書類等をご紹介します。



県民共済の保険請求についてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。

入院で共済金を請求することに...

長男、次男とも1歳半の頃1週間程度入院することになりました。


入院が決まって1番驚いたことはやはり医療費が0円でも出費はかなりある、ということでした。


入院が決まって待合室にいた私たちに看護師さんが聞きました。


「大部屋と個室どちらがいいですか?」


子どもが小さいので完全看護で私も病院にいることになります。


当然、個室の方が…と思ったのですが、


「大部屋は保険が適用になるので無料、個室は適用外なので6000円です。」と言われました。


結局大部屋を選んだのですが、もし個室が5000円以下だったら個室を選んでいたかもしれません。


また、病室に行ってから病院の利用案内がありました。


「テレビの使用量〇〇円、保護者が利用するソファーベッドの使用量〇〇円ですがどうしますか?」


安い使用料ではなかったです。


この時心から共済保険に加入しておいてよかった、と思いました。

共済金の請求に必要な書類

入院して2日が経った頃ようやく子どもの様子も落ち着いて共済金の請求手続きについて考え始めました。


手元には加入者番号がわかるものがなかったのですが、病院から県民共済に電話をしてみました。


すると、番号がわからなくても名前や電話番号などで対応をしてもらえ、入院の理由を話しただけで必要書類を自宅に郵送してくれました。


家族の話によると電話してから2日後には自宅のポストに届いていたようです。


その後、必要書類をそろえてポストに投函しました。


我が家が請求の際そろえた書類は以下の2点です。


  • 病院で発行してもらう診断書
  • 県民共済から請求書類

共済金の請求の面倒さ

電話1本で書類が届き、共済金の支払が早いのはすごく助かりました。


ただ、これは県民共済に限ったことではないと思うのですが、診断所の発行というのが少し面倒ではありました。


病院で診断書は担当医しか書けない、と言われ退院のタイミングでは発行してもらえなかったので、後日受け取りに行きました。

私が考える県民共済のメリット 民間保険に比べ告知がゆるい


我が家にとっては県民共済が一番むいていると思って加入をしました。


ここでは私が考える県民共済のメリットをお話しします。

共済のメリット①掛金が安い

我が家の場合、子どもに対しては大人のように保険にお金をかけることはできません。


前述の通り月々1000円支払ってはいますが毎年2割近く割戻金があるので、実質800円程度です。


この価格は魅力的ではないでしょうか。


ただ、子ども型は17歳までのプランです。


その先は18歳~65歳が「同じ保険料で同じ保障」になるのでお年寄りにとっては安い掛金ですが、若者にとっては民間の保険会社に比べて高い掛金になってしまいがちです。

共済のメリット②病歴があっても入れる

我が家は生まれたばかりの子どもが加入したためメリットにはなりませんでしたが、病歴がある方にとっては大きなメリットですよね。


県民共済は医師の診断が不要なため、加入しやすいです。


また、入院歴は過去2年以内、重病は過去5年以内と定められています。


そのため5年以上前に完治できれば加入できます。

よく言われている県民共済のデメリット


ここでは巷で言われている県民共済のデメリットを紹介します。

デメリットをみてみて、嫌だと感じた方にはもしかしたら向いていないかもしれません。


具体的なデメリットとしては

  • 死亡保障額が民間保険と比較して少なく、商品の中に終身保障がない 
  • 死亡保障と医療保障はセットで加入しなければならず、自由が効きにくい
  • 年齢が上がると保障額が減額されてしまう
  • 加入できる地域が限定される
  • セーフティーネットに不安がある
の5点が主に挙げられます。

特に手厚い終身保険、死亡保障を求める方にはなかなか難しい選択だと思います。
また、自由に特約などをカスタマイズしたい方にもおすすめできません。

是非これらの点を踏まえて検討してみてくださいね。

県民共済を検討している方に向けたアドバイス

我が家では県民共済に加入したのは子供たちだけなので、子どもが中心のお話になってしまいましたが県民共済は大人の方が加入してもメリットはあると思います。


ただ、デメリットがあるのも事実です。


やはり掛金が安い分民間の保険会社に比べると保障は少ないです。


これから県民共済の加入を考えている方は、メリット、デメリットを確認した上で、民間の保険会社の商品としっかり比較して決めてください。

県民共済にはがん保険の代わりになる「新がん特約」というものがあるらしい


こちらも私は加入していないのですが、県民共済には「新がん特約」という特約があるようです。

人気のようなので、どのようなものなのか、解説します。


  • 「総合保障型」・「入院保障型」に加入している人が加入できる
  • 保障期間は加入時から80歳まで
  • 入院時の支払い限度日数がない 
  • 通院も保障対象 
  • がん診断確定時に共済金が支払われる 
  • 上皮内がんも保障対象に
  • 2度目のがん診断時にも保障がきく 
  • 手術、再発時のカバー体制が整っている 
  • 先進医療に対応している  
など、非常に手厚く安心ながんへの備えです。
「総合保障型」・「入院保障型」に加入している方は是非検討されてみてはいかがでしょうか。

新がん特約には2つのコースがあります。

新がん1型特約

金額
月掛金+1,000円
診断共済金50万円
入院1日あたりの給付金(1日目から)5,000円



新がん2型特約

金額
月掛金+2,000円
診断共済金100万円
入院1日あたりの給付金(1日目から)10,000円



県民共済の手術給付金についてはこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは以下の通りです。

  • 県民共済の決めての一つとして自治体が定めている「医療費助成制度」
  • 入院による共済金(保険金)はかかった費用分だけではなく、決められた金額
  • 県民共済のメリットは安い保険料に加えて既往歴があっても加入が可能
  • デメリットとしては安い保険料の分、民間の保険と比較すると保障は薄い
我が家では県民共済に加入したのは子供たちだけなので、子どもが中心のお話になってしまいましたが県民共済は大人の方が加入してもメリットはあると思います。 

ただ、デメリットがあるのも事実です。

これから県民共済の加入を考えている方は、メリット、デメリットを確認した上で、民間の保険会社の商品としっかり比較して決めてください。

ほけんROOMでは他にも保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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