コープ共済の請求の期限は3年!請求期限を過ぎたい時の対処法を解説

コープ共済に加入しているあなた、共済金はきちんと請求していますか?ついつい後回しになっていたり、保障内容を知らずにそのままになっている医療費…。ですが、実は請求期限が存在するのです!今回はコープ共済の請求期限や期限超過時の対応を詳しく解説していきます!

コープ共済が期限切れで支払いできない事もある?請求を忘れたらどうすればいい?


今これをご覧になっているなかには、コープ共済に加入されている方も多いことと思います。


起こった事態が実は保障対象だった!」なんてことはありませんか?


実はコープ共済には、共済金の請求期限が設けられているのです。


今回はそんなコープ共済の請求期限について、

  • コープ共済での共済金請求期限は何年?
  • どうして請求漏れが起こってしまう?具体例をご紹介!
  • 請求の仕方がわからない…方法を解説!
  • 請求期限が過ぎてしまった!こんなときはどうする?
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、コープ共済の請求期限を過ぎてしまった際どう行動すべきかを知ることが可能です。

誰しもに起こり得ることに関する情報ですので、最後までぜひご覧ください。

コープ共済の請求期限は3年以内

先ほども述べたように、コープ共済には共済金の請求に期限が設定されています。

具体的なその請求期限は3年以内です。

請求時点から3年以内の事例までは、遡って共済金を受け取ることができます。

この請求期限に関してはコープ共済のみの話ではありません。

そもそも、保険法で「3年を超過すると支払請求の権利が消滅する」ことが定められています。

つまり、共済や保険会社に関係なく請求期限は3年です。

ただしここで鍵となるのは、あくまで「権利が消滅する」という記述に留められている点。

期限を迎えてからの請求を禁止する内容ではないのです。

そのため、保険会社によっては3年を超過しても問い合わせを受け付けている場合があります。

ただし必ず請求が通るというわけではないことは、ご理解ください。

コープ共済がこれに該当するか、また期限を超えて3年以上経過したときの対処法については後ほどご紹介していきます。

請求漏れが起きる主な原因

「コープ共済の保障内容をきちんと把握さえしていれば、共済金を請求し忘れるなんてあり得ない」そう感じている方もおられるのではないでしょうか?


確かにどうして請求漏れが起きてしまうのか、それを知らなければ話は始まりません。


請求を忘れてしまう原因はもちろん様々あるようですが、

  • 日帰り入院を「通院」と誤認してしまっていた
  • 日帰り手術を「処置」と誤認してしまっていた
  • 怪我が原因での通院における費用の請求を忘れていた
  • 保障内容を理解していなかった など
多いのは以上のようなケースです。

今もしかしたらすでに、「請求していないかも…」と心当たりがある方がおられるかもしれませんね。

せっかくコープ共済で掛金を支払っているのに請求漏れがあれば、かなりの損です。

以下でそれぞれのケースについて解説しますので、過去に負担した医療費において請求漏れしているものがないか、この機会にしっかり確認をするようにしましょう。

①日帰り入院を「通院」と勘違いしていた

病院へ行ったけれどその日のうちに帰宅。


大半の方はこのような場合、通院であったと判断するでしょう。


しかし実はその通院が「日帰り入院」だったという可能性も存在するのです。


自己判断できないという方もおられるかもしれません。


入院であったのか通院であったのかを確認する場合は、支払い時に渡される領収書を確認してください。


領収書内にある「入院料等」という項目に点数が書いてあれば、日帰り入院だったということになります。


請求を忘れてしまわないように、領収書を確認することを癖付けると良いのではないでしょうか。


ただ加入する商品によっては、そもそも日帰り入院による医療費が共済金給付の対象外である可能性もあります。


まずはあなたが加入しているコープ共済の商品に「日帰り入院の保障があるか」を把握するところから始めましょう。

②たすけあいで保障のある日帰り手術を「処置」と思っていた

コープ共済「たすけあい」では「日帰り手術」に要した費用に対し、共済金の給付を受けることが可能です。


しかし日帰り手術を単なる処置と誤認する方もおられます。


この確認方法に関しても、先ほどご紹介した日帰り入院と同様です。


受け取った領収書にて「手術」の項目に点数の記載があれば、あなたが受けたものは日帰り手術だったということになります。


こちらに関しても、領収書を確認するという習慣を身につけることで請求忘れを防ぐことが可能です。


その他の商品に加入している人は、日帰り手術が共済金の給付対象となるかを確認するようにしましょう。

③子どもが怪我で通院した時の治療費の請求を忘れていた

今回のケースもコープ共済「たすけあい」加入者が主に対象となるケースです。


「たすけあい」では、各コースにて怪我が原因の通院でも共済金を受け取ることができます。


それを把握しておらず、「病気による通院ではないから」と請求しない方が多くおられるようです。


家族がどのような保障内容の共済に加入しているか、きちんと知っておく必要があります。


こちらのケースにおいても、他の商品に加入している方は怪我による通院が共済金の給付対象であるかを確認しておきましょう。

保障の内容をきちんと理解できていなかった

最後にご紹介するケースは、そもそも保障内容を理解しきれていなかったという場合です。


コープ共済では、

  • がんによる通院・入院・手術をした場合(コープ共済「あいぷらす」がん特約のみ)
  • 被共済者が死亡直前に入院・手術をしていた場合
  • コープ共済内の複数商品に加入している場合
  • コープ共済所定の重度障害に該当する場合 など
このような事例の際に請求を忘れる方が多くなっています。


あなたが加入しているコープ共済の商品に付随する保障内容をしっかり理解するよう心がけましょう。

コープ共済の請求方法


さて、ここまでを読んで「請求していない費用があった!」という方もおられるかも知れませんね。


また今後請求忘れが発覚したときのためにも、

  • 請求手順
  • 請求時に必要となる書類
以上2点を解説していきます。

いざというとき慌てずに対処できるよう、ここでしっかりとチェックしておきましょう。

請求手順

コープ共済で共済金を請求する方法は、以下の通りです。

  1. コープ共済センターに電話をする
  2. 定められた書類に必要事項を記入、その他の必要書類とあわせて提出
  3. 書類に不備がなければ、共済金が支払われる
  4. 「お支払いの通知」が届く
これにより手続きが完了となります。

問い合わせ時に必要となる情報は、共済証書にて確認してください。

電話をする際は手元に共済証書を準備しておくと良いでしょう。

コープ共済では、請求時に他にも共済金支払いの事案が発生していないかを確認してもらうことが可能です。

また電話にて問い合わせをする前に、自分で集められる限りの書類は用意しておくほうが無難と思われます。

どのような書類が必要となるのかは、下でご紹介していきましょう。

請求に必要な書類

上記の手続きに必要な書類は以下の通りです。

  • 入院時:領収書(共済金が10万円以下)/診断書(共済金が10万円を超過)
  • 怪我による通院時:領収書(通院日数が50日以内)/診断書(通院日数が50日を超過)
  • 手術時:診断書
  • 死亡時:死亡診断書
  • 後遺障害時:診断書
  • がんによる入院・通院・手術時:診断書
  • 住宅災害時:罹災証明書・損害額明細書 など
不備のないよう、しっかりと用意しておきましょう。

なお、領収書や診断書が手元にないという方もおられるかも知れません。

そういった場合は、
  1. コープ共済センターに電話、書類がないことを伝える
  2. 入通院確認書」が送付される
  3. 入通院確認書を医療機関に持ち込み、入院期間や通院日数など必要なことを記入してもらう
この方法で対処できます。

請求期限の3年を超えてしまっている時の対処法は?

現時点で、何かしらの費用に対して請求期限の3年を超過してしまっているという方はおられませんか?


その場合でも共済金は受け取れるのでしょうか。


もし期限を超えてしまったものがある場合、まずはコープ共済に連絡をするようにしましょう。


冒頭でも記述しましたが、3年という期限はあくまで「支払請求の権利が消滅する」だけです。 


期限を迎えてからの請求は禁止されていません。 


コープ共済でも期限を超過した請求について問い合わせを受け付けている場合があります。 


そのため、まずはコープ共済センターに電話をして判断を仰ぐようにしてください。


上記で説明したような必要書類が不備なく揃えば、請求が通り共済金が支払われる可能性もあります。


ただし、期限切れの請求であることは変わりません。


絶対に共済金が受け取れるわけではない」ということは、念頭に置いておいてください。

まとめ


コープ共済の共済金請求について、方法や期限などを解説してきましたがいかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは

  • コープ共済のみならず、全保険・共済商品に設けられている請求期限は3年
  • 請求漏れは、入院・手術の誤認や保障内容の無知などが原因で発生する
  • コープ共済で請求を行う際は、コープ共済センターに電話してから必要書類を提出する
  • コープ共済の請求に必要な書類は領収書や診断書など
  • 3年の期限を超過した場合は、コープ共済センターに問い合わせて指示を仰ぐ
でした。

せっかく掛金を納めているのに保障を受け忘れていたというのは、もったいないですよね。

この機会にきちんと保障内容を確認し、請求漏れがないかを見直しておきましょう。

もし請求漏れが発覚した場合は、期限内に請求してくださいね。

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