コープ共済の共済金の請求方法や期限を解説!領収書がない時は?

内容をまとめると

  • 請求連絡の前には共済証書を用意する
  • 電話連絡をし、必要書類を集める
  • 書類提出後、7~10日で共済金が振り込まれる
  • 支払通知書は保管しておくと便利
  • 手続きの中で契約内容・請求内容の確認がある
  • 請求の猶予は3年間
  • 領収書は診療明細書や医療費明細書で代用可能
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コープ共済の共済金請求方法や期限を解説!領収書がない時は?

コープ共済に加入している人で、共済金請求方法を知っている人はどのくらいいるでしょうか。コープ共済への加入から長期間経ってしまうと、いざ共済金を請求しようとしても自分がどんな保障契約をしていたか忘れがちです。


さらに入院中・療養中は健康状態で頭がいっぱいになり、ますます共済金の請求から遠のいてしまいます。そこでこの記事では、

  • コープ共済の共済金請求方法
  • 手続き中に確認されること
  • 支払いまでの期間
  • 共済金請求の猶予期間
  • 領収書をなくしたときの請求方法

について解説します。医療機関へお世話になる前に、事前準備から振込完了までの流れをインプットしておきましょう。


後半では領収書が発行されなかったときの対処法にも触れます。本記事を見れば手続きの流れが網羅できますので、ぜひ最後までご覧ください。

コープ共済の共済金(保険金)請求方法


コープ共済へただ連絡すれば共済金がもらえる、というものではありません。共済金を受け取るには、いくつかの必要書類とともにコールセンターへ請求の連絡をする必要があります。


書類の中には自分で用意するのものあり、ある程度は事前に揃えることが可能です。ここでは共済金の請求方法について、以下の順序で簡単に解説します。

  • 共済証書を用意する
  • コープ共済センターへ連絡
  • 必要書類を揃えて提出
  • 支払い完了について

共済証書約款は聞き慣れない言葉ですが、用意しておくとコープ共済とのやり取りがスムーズになりますので、ひとつずつ理解していきましょう。

連絡の前に「共済証書」の準備が必要!

共済証書とは、加入した補償内容や共済金額、契約期間などがまとめられた証書です。コープ共済に加入した際、受け取っているはずなので探してみてください。


もし家中探しても見当たらないときは、組合員番号と契約の際に登録した電話番号が分かれば組合が情報をもとにデータを検索してくれます。コープ共済へ連絡するときは契約者がおこなうようにしましょう。


また、共済証書とは別に約款を用意すると便利です。

  • 約款(やっかん):契約内容や規約、注意事項が細かく書かれた冊子。

コープ共済の約款一覧でも閲覧できます。


共済証書をなくした場合は再発行もできますので、請求が完了した後に申請しましょう。

①コープ共済センター(コールセンター)に連絡

コープ共済への連絡は以下の電話番号からおこなえますが、変更される可能性もありますので、公式サイトを確認してください。

  • 電話番号:0120-80-9431
  • 営業時間:9時~18時(日曜以外営業)

連絡をすると共済金給付に必要な情報を聞かれますので、請求理由や共済証書をもとに回答します。質問内容は事故入院や手術など、請求内容によってバラバラです。


代表的なパターンを後述しますので、ここでは連絡をするといくつか質問事項があるとだけ覚えておきましょう。

②書類に必要事項を記入、必要書類と提出

必要書類には以下のようなものがあります。

  • 共済金請求書
  • 治療証明書
  • 領収書
  • 診断書
  • 戸籍謄本
  • 申告書
  • 承諾書 など

人によって書類の種類が異なりますので、連絡時にこれらのうちから準備するものをメモしておきましょう。また、記入が必要な書類は不備や漏れがないか確認し、手続きをスムーズにさせるのも大切です。


すべての書類が用意できたら、返送用封筒で郵送します。注意点として、揃える書類には戸籍謄本のように自費がかかるものもありますので、覚えておきましょう。

③共済金の支払い

支払い前に、病気やけがについての事実確認があります。確認されるのは、事故が起きた際の状況や、提出した書類どおりの入院日数かどうかなどです。


確認が終わるまでは共済金が受け取れませんのでご注意ください。場合によっては提出書類が追加されますが、都度対応すれば問題ありません。


すべての確認が完了すると、指定口座へ振り込まれます。さらに、コープ共済では同時に請求できる共済金の有無を確認してくれるため、受け取り忘れがなく便利です。


なお、共済金が受け取れない可能性があるケースとして以下のようなものがあげられます。

  • 申告漏れがあったとき
  • 飲酒運転など、当事者に過失があるとき
  • 入院・通院日数が足りなかったとき
  • 犯罪行為が発覚したとき

共済金の請求ルールを理解し、確実に受け取れるようにしましょう。

④「お支払いのご通知」が郵送される

後日、支払いに関する通知書が郵送されます。記載されている内容は、以下のとおりです。

  • 商品名
  • 保障内容
  • 期間
  • 振込み金額
  • 振込み予定日

通知書はどこかの機関へ送る必要はなく、内容の確認後に処分しても大丈夫です。しかし、共済金額が大きいと税金がかかる場合があり、確定申告をしなければならないケースもあります。


確定申告の際に金額を確認できるよう、通知書や領収書は大切に保存しておきましょう。

コープ共済の請求で確認される内容とは?


まず、受け取り理由に関係なく以下の情報は必ずといっていいほど聞かれます。

  • 契約番号
  • 加入している生協(コープ共済)
  • 組合員番号・加入時登録した電話番号
  • 契約者名
  • 誕生日
  • 入院・通院・死亡者名

前述で共済金請求の流れについて簡単に説明しましたが、コールセンター連絡時に聞かれる内容は請求理由によって違うとお話ししました。


ここからは代表的な以下のケースで確認される内容を説明します。

  • 事故やケガでの通院・入院
  • 病気での入院
  • 手術
  • 死亡金受け取り

突然の手術や死亡となると、心の準備に時間がかかったり、入院や葬儀の手続きで忙しくなったりします。事前に確認内容を把握し、落ち着いて行動できるようにしておきましょう。

事故や怪我で通院・入院したとき

事故やケガでの通院・入院時には、以下の質問をされます。

  • 事故やケガの内容
  • 通院・入院した医療機関の名前
  • 通院・入院期間
  • 固定具を使ったかどうか
  • 手術をしたかどうか

事故やケガの内容では、いつ・どこで・どのように起きたのかを説明しましょう。たとえば交通事故の場合、4月10日に新宿区西新宿1丁目の交差点で信号無視をした車とぶつかった、といった流れで説明します。


通院期間は1か月間といった情報だけでなく、3月15日から4月18日までのように細かく伝えると質問する側も助かります。固定具はギプスのようなものを想像してください。


テーピングのように症状が軽い場合の道具は固定具とみなされないため、注意してください。

病気での入院をしたとき

病気による通院・入院時には、以下の質問をされます。

  • 入院期間
  • 手術をしたかどうか

入院期間に関しては事故・ケガ時と同じく、入院した日と退院した日を回答します。手術をしたか確認する理由は、手術保障があったときにもらえる共済金が増えるためです。


ただし、入院の理由が以下のようなものだと共済金が受け取れない可能性があります。

  • 持病を隠して契約したとき
  • 病気の原因になった出来事が契約以前に起きていたとき

ひとつめは申告漏れと呼ばれ、加入の際に故意に持病を申告しないことをいいます。ふたつめの理由がわかりづらいので、例を挙げてみましょう。


たとえば、くも膜下出血で入院することになったとします。しかし、共済に加入する前に自宅で頭を強く打つ出来事がありました。


発病の原因が頭を打ったことだと判明した場合、共済金が受け取れないことになります。このように、入院しても支払われないケースには注意が必要です。

手術を受けたとき

手術を受けた際は以下の質問をされます。    

  • 手術をした日
  • 手術名・病名
  • 入院をしたかどうか
入院時の質問とは逆で、手術での請求をすると入院給付金の対象かどうかを確認されます。入院した場合は手術による共済金にあわせて入院給付金がもらえますので、申告しましょう。

また、トラブルになりがちな、共済金が支払われない手術の例をあげます。
  • 点眼治療による軽度の白内障手術
  • 心カテーテルを使った心筋梗塞の検査
  • 短期間による2度目の体外衝撃波腎・尿管結石破砕術 など
これらに共通するのは、軽度な症状の手術であること、短期間で2度目の入院であることです。このほかにも、コープ共済では手術について以下の基準を設けています。
  • 病気の治療が第一の目的なこと
  • 共済加入日以降の事故やケガの治療が第一の目的で、事故の日から180日以内に受けていること
  • 手術支払割合表に書かれていること
自分の手術が共通点にあてはまりそうなときはコープ共済へ連絡し、保障適用されるか確認してみましょう。

被共済者がお亡くなりになったとき

被共済者死亡時には以下の質問をされます。

  • 死亡日
  • 死亡原因
  • 死亡前に通院・入院・手術をしたかどうか
  • 共済金受取人
死亡原因は事故による死亡か、病気による死亡なのかを説明します。病気の場合、病名を聞かれることもありますので、注意が必要です。

死亡前に通院・入院・手術をしているとそれぞれの共済金が支払われる可能性があります。生涯保障のように死亡時の共済金を想定していると、受取人は本人以外で契約していることが多いため、共済受取人についても回答してください。

コープ共済は支払いまで約7~10営業日かかる

コープ共済に限らず、書類提出後に共済金が振込まれるまで、休日を除いて7~10日前後かかります。前述でもお話ししましたが、記入内容の確認に時間がかかるためです。


具体的な確認内容には以下のことがあげられます。

  • 書類の不備チェック
  • 指定口座の確認
  • 記載内容の事実確認

書類に不備や漏れがあると、再度提出する期間も生じるため、2重でタイムロスになります。書類提出の前に2名でチェックするのがおすすめです。


レアケースですが、口座番号や銀行名が間違っていると振り込みができないため、口座の確認もします。


また、共済金を支払う事由に該当しているか、実際に調査をするときもあります。たとえば、記入された病名が真実であるかを見極めるために医療機関へ連絡する事例です。


また、事故現場の詳細確認をするために、公的機関に情報提供を要請するケースも。最速で共済金をもらうためには書類の不備がないことが絶対条件ですので、記入後のチェックは欠かさずにおこないましょう。

コープ共済の請求期限は3年間!コールセンターへ連絡を


組合の定めた終身共済事業規約を確認してみると、第7節33条には確かにこう書いてあります。

  • 共済金を請求する権利ならびに解約返戻金および契約者割戻金を請求する権利は、これらを行使することができるときから3年間行使しないときは、時効によって消滅します。

いわゆる時効ですがわかりやすく言うと、「共済金の支払える出来事があったとしても、加入者側からの連絡が3年間なかったときは共済金は支払わない」ということです。


3年以内に病気やけがにかかった人はすぐにコープ共済へ連絡しましょう。連絡の際は前述したフリーダイヤルがそのまま使用できます。

領収書を紛失・なくした時は「診療明細書」「医療費明細書」で代用できる

3年間の請求猶予があるため、対象者は今からでも共済金が受け取れます。しかし、数年前の領収書なんて捨ててしまったという人も多いはず。


コープ共済では救済措置として、かわりに診療明細書・医療費明細書を利用できます。

  • 診療明細書:医療処置の内容や使った医薬品名・点数が書かれた書類
  • 医療費明細書:医療費控除の明細書とも呼ばれる、医療機関名や医療費、控除費用が書かれた書類

どちらも病院や診療所の名前がない場合、診察券のコピーをあわせて提出します。特殊な例ですが、領収書が発行されない乳幼児医療費助成制度というものがあります。


助成制度を利用すると自費での支払いがなくなるため、領収書が発行されないのです。このケースでも、以下の条件と書類で領収書がわりにできる可能性があります。

  • 通院期間が10日以下:診療明細書・診察券と乳幼児医療費助成制度証明書等のコピー
  • 通院期間が50日以下:診療報酬明細書のコピー

領収書がなくてもあきらめずに一度組合へ連絡してみましょう。

まとめ

この記事では、コープ共済の共済金請求について以下のことを説明しました。

  • 請求連絡の前には共済証書を用意する
  • 電話連絡をし、必要書類を集める
  • 書類提出後、7~10日で共済金が振り込まれる
  • 支払通知書は保管しておくと便利
  • 手続きの中で契約内容・請求内容の確認がある
  • 請求内容の確認は理由により異なる
  • 請求の猶予は3年間
  • 領収書は診療明細書や医療費明細書で代用可能
共済金請求の猶予は3年間ありますが、先延ばしにしてしまうと領収書がなくなったなんてことも考えられます。早め早めの行動で共済に加入している理由を忘れずにしっかりと請求しましょう。

ほけんROOMではほかにも共済に関する難しい情報をわかりやすくお届けしています。自身の加入している組合について詳しくなりたい人はぜひ参考にしてください。

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