タンス貯金の入れ物におすすめなものとは?貯金方法やコツは?

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タンス貯金の入れ物を何にしたらいいのか、どこに隠せば良いのか気になる方はいますよね。タンス貯金の入れ物は火事の際にも燃えないようなものなど、タンス貯金のリスクを考慮にいれた選び方が重要です。合わせてタンス貯金のメリット・デメリットなども解説します。

タンス貯金の入れ物はどのようなものがある?

タンス貯金をどのような入れも物にいれて、家のどこに隠していますか。


タンス貯金は、銀行などの金融機関に預けずに自宅で保管している現金をさしますが、他の人に見つからない入れ物や隠し場所はどこなのでしょうか。


筆者も人にはいいませんが、手元に現金がないと不安という性分から、タンス貯金しています。しかし、タンス貯金は盗難が心配です。


タンス貯金をしている人にとって、盗難などのリスクを防ぐためにどういった対策をしたらいいのでしょうか。

  • おすすめのタンス貯金の入れ物について
  • 盗難を防ぐためのタンス貯金の隠し場所について
  • タンス貯金のメリット、デメリットについて
  • タンス貯金を辞めたくなった方へのタンス貯金以外の貯蓄方法
これらについて紹介していきます。

タンス貯金は便利なものですが、デメリットを考えるとタンス貯金を辞めたくなったり、または金額を減らしていきたいと思う方も多いはずです。

タンス貯金以外の貯蓄方法についても、まとめてみましたので、ぜひ最後までお読みください。

おすすめなタンス貯金の入れ物を3つ紹介

これからタンス貯金の入れ物についてみていきます。


タンス貯金で一番多くの人があげられる入れ物は金庫です。


金庫は現金などを入れるために作られた箱を指しますが、鍵がかかり安心ですよね。


実は金庫にはいろいろ種類があるので、これからご自身の目的にあった金庫を探してみましょう。


  • 現金や貴重品を保管する入れ物として、耐火式金庫
  • 財布等の一時的な保管する入れ物として、シークレット型金庫
  • 普段使う現金の入れ物として、手提げ型金庫

このような使い方はいかがでしょうか。


これからタンス貯金の入れ物として3つの金庫を紹介していきますので、このままお読みください。

タンス貯金のリスクである家事などの際にも安心な耐火式の金庫

タンス貯金として家に現金を置いておく場合、安心なのは耐火式の金庫です。


特にタンス貯金でリスクとなる盗難そして火事の際に、耐火式の金庫はおすすめです。


耐火式の金庫は重くて、1人で運び出すことが難しく、盗難対策として有効です。


もちろん、火事の際には耐火の金庫ですから、現金はもちろんその他の貴重品も入れておけば、他が燃えても燃え残ります。


また、津波などの災害にも耐火式の金庫だけは波にさらわれることなく残ります。災害の多い地域にもいいでしょう。


しかし、その分重いため、置いておくスペースがタンスでは床の補強が必要になることもあります。値段も高めなのが難点です。

本の形など一見金庫には見えないシークレット型の金庫

最近よく売られているのが、シークレット型の金庫の入れ物です。


財布などをみえるところに置いておきたくない方はシークレット型金庫にしまってはいかがでしょうか。


これは金庫にみえない金庫で、本型や辞書型、ハンガー型、ジュースの缶の形だったり、掛け時計、ヘアブラシの形までいろいろな物が売られています。


ただ、デメリットとしては、簡易な鍵はついていますが、本格的な金庫に比べて簡単に開けられる可能性はありますし、金庫と見破られてしまった場合はコンパクトで軽いため、簡単にシークレット型の金庫ごと盗まれてしまう可能性があるということです。

持ち運びに便利な手提げ型の金庫

次に紹介するのは手提げ型の金庫の入れ物です。


普段現金を管理して、目的別にわけている方や耐火式の金庫を毎日開けるのは面倒という方は手提げ式を使ってみてはどうでしょうか。


これは、持ち運びに便利なタイプで災害などで金庫を持ち出したい場合に、簡単に持って行けるところがメリットです。よく会社などで小口現金を保管しておいたりするのに使っているものです。


シークレット型の金庫よりしっかり鍵がかかり、耐火式金庫よりも軽く、保管場所を選びません。コイントレーがついており、簡易レジとしても使えますし、それを貯金箱として使う方もいます。

タンス貯金は入れ物だけでなく場所も重要

これまで、タンス貯金の入れ物について紹介してきました。


タンス貯金は入れ物は大事ですが、入れ物ごと盗まれてしまっては元も子もありません。

というのも、タンス貯金は盗難が最大のリスクだからです。


警視庁のサイトでも侵入窃盗の中でも1位が空き巣です。

警視庁令和元年侵入窃盗の傾向

盗難を防ぐためには、普通の人の思いつきそうな場所は危ないということです。


多くの日本人がタンス貯金していますから、入りやすそうな家やお金がありそうな家が狙われます。狙われた家にわかりやすい場所にタンス貯金をしていると、簡単に空き巣に盗まれてしまいます。


これからタンス貯金をしている方の隠し場所を見ていきましょう。

よくあるタンス貯金の隠し場所

一般的によくありがちなタンス貯金の隠し場所はどこでしょうか。


  • 屋根裏
  • 物置
  • ベランダ
  • 押し入れ
  • 本棚
  • 冷蔵庫
  • 仏壇
  • 引き出し
  • ベット下
ドキッとしませんでしたか。冷蔵庫は危険です。

寝室、居間、台所の順で空き巣は現金を探すそうです。普通に考えて、人が隠しそうなところというのは、余計に危ないです。ここに記載した場所以外を考えましょう。

だからといって、長年置いておいたら忘れてしまうようなところではいけません。意外と普段目について、目立つところに置いておいた方が安全なのかもしれません。

タンス貯金などを隠しがちな場所の特徴

人が物を隠す時に、どのような場所を選ぶかわかりますか。

筆者は小さいときから、大事な物は机の引き出しの奥の方とか、小さい小物入れの中などを選んでいました。

これは、大体の方は同じだそうです。

  • 下か上
  • 深いところ
  • 似たような物があるところ
  • 小さい物
  • 何か守ってくれるものがあるところ
  • 素人考えで以外と思うところ

このような傾向があるそうです。


そうなると、引き出しや台所、仏壇や神棚などは避けた方がいいということがわかるでしょう。上記のポイントに合わない場所を見つけて、盗難被害にあわないようにしましょう。

タンス貯金のメリットとデメリットは?

これまで、タンス貯金について、どのような入れ物に入れたらいいのかと置き場所について紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。


タンス貯金には自宅に現金を置くことにより、メリットとデメリットが発生します。


タンス貯金を続ける上で、これらのメリットとデメリットを理解した上で、どうするか考えた方が、後でこんなはずではなかったというリスクを避けることができます。


これからタンス貯金のメリット、デメリットを詳しくみていきましょう。

タンス貯金のメリットとは

手元に現金があると、便利ですよね。タンス貯金のメリットをあげていきます。


タンス貯金のメリット

  1. 好きなときにお金を使える
  2. 銀行が倒産しても現金が減らない
  3. タンス貯金は贈与税対象にならない場合がある
です。

自宅に現金があるのですから、現金が必要な時にわざわざATMにお金をおろしにいく手間がありません。最近は引き出し可能額が1日20万円までという金額に制限がありますから、そのような時にでも安心です。

2の銀行が倒産しても現金が減らないというのは、1つの銀行に預金をしているとその銀行が倒産しても1000万円まで保障されるのです。もし取引銀行が倒産ということになってタンス貯金であれば貯蓄金額は気になりません。

3は現金を他の人に贈与した場合、贈与税がかかります。しかし、タンス貯金の場合であれば、証拠が残りませんので、贈与税がかけられることは少ないです。

実際には、タンス預金でも贈与すれば贈与税対象ですので、なにかの際にバレてしまうと贈与税がかかる可能性はあります。

タンス貯金のデメリットとは

タンス貯金では盗難などのリスクについて取り上げましたが、それ以外についてもまとめてみました。


タンス貯金のデメリット

  1. 盗難や火災など紛失の可能性がある
  2. タンス預金では、銀行の預金のように利息がつかない
  3. タンス貯金では忘れてしまう場合がある
です。

1は何度も説明したとおり、空き巣に入られたり、災害を被った場合、タンス貯金がまるごとなくなってしまうという可能性はないとはいえないことです。

2はタンス貯金ではいくら長期間保管しても利息がつきません。いくら低金利の時代でも全くつかないということは、価値が目減りしていると言わざるをえません。

3はタンス貯金のデメリットして、貯金した当初はしっかり覚えていたとしても、長い間保管しているうちに記憶が薄れ、忘れてしまったら、なくしてしまったのと同様です。

考えたくないことですが、もし他の人に言わずにそのまま本人が亡くなってしまった場合見つかることなく、処分されることも考えられます。

タンス貯金以外のおすすめの貯金方法は?

これまで、タンス貯金でのメリット、デメリットを見てきました。


人によって、メリットとデメリットがどちらの方が、重要に感じるかは違うと思います。


メリット以上にデメリットの方が大きいと感じる方は、タンス貯金をやめて他の貯金方法を考えた方がいいかもしれません。


タンス預金を他の方法に変える場合はどのような手段をとったらいいか、これから列挙していきますので、ご自身に合う方法を見つけてみましょう。

個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入する

タンス貯金している方は、将来のために少しずつ現金を置いていざと言うときに使えるようにしているかもしれません。


将来のための貯金であれば、個人型確定拠出年金(iDeCo)を考えてみればいかがでしょうか。


個人型確定拠出年金はご自身で作る年金です。毎月5000円から始められるものです。


あらかじめ決められた定期預金、保険、投資信託をご自身で選んで運用し、60歳以降に年金として受け取れます。


タンス預金ではできない、所得税の還付と住民税の控除が受けられます。また、運用すれば利息や投資信託の運用益がでますが、その金額が非課税になります。


もし年金を受け取る時期までタンス預金を使わない方や貯金をしつつも、節税できた方がいい考える方は、この個人型確定拠出年金を選んでみましょう。

投資信託は気長に長期保有でリスクを減らしながら

個人型確定拠出年金では60歳になるまで、引き出すことができません。


タンス貯金ではいつでも使えることがメリットだったために、60歳まで絶対に引き出せないのはなんとく不安と思う方には、投資信託はいかがでしょうか。


投資信託は月100円からでも始められるものもあります。資産運用のプロが集めたお金をまとめて運用してくれて、その投資額に応じて運用成績を分配するものです。


投資信託はどの投資信託を選ぶかで、成績が変わってきます。まとめて運用せずに、いろいろな種類に分散して投資すれば、安定度が増します。また、長期保有すると、リスクが分散するという傾向があります。


定期的に一定金額購入するドルコスト平均法という方法はリスクを軽減すると言われていますので、タンス預金ではなく、ちょっとずつでも増やしていきたいという方にはおすすめの方法です。

貯蓄型保険を利用するなら元本割れに注意して

これから紹介するのは、タンス預金では絶対にない万が一の備えにも対応できる貯蓄型保険です。


医療保険や死亡保険といえば、わかりやすいかもしれません。病気や怪我の時にはお金がもらえますし、亡くなったときや重い障害を負った場合も保険金がうけとれるのです。


それに加えて、保険期間が終わったタイミングで満期保険金が支払った金額と同等またはそれ以上になるものを貯蓄型保険とよばれています。


貯蓄型保険では、途中解約すると元本割れを起こすことがありますので、すぐに解約することは避けた方が賢明です。


タンス預金では現金は増えませんし、何かあった時の保障はありませんが、貯蓄型保険であれば、貯金をしつつ、なおかつ医療保障もあると考えれば、タンス預金ではもったいないと思う方もいると思いますのでご紹介しました。

タンス貯金以外にも自分に最適な貯蓄方法を専門家にライフプラン相談する

これまで、タンス貯金に関わることを確認してきましたが、すぐ使う金額以外はタンス預金においておくのはもったいないと感じませんでしたか。


タンス貯金は盗難の危険性はあり、しかも全く増えたりしないのです。長期間そのままほっておけば、もしインフレになれば、紙幣の価値が下がり、タンス貯金自体が目減りしているのと同じです。


いざタンス貯金を減らそうと思っても、お金の知識がないと個人型拠出年金や投資信託、貯蓄型保険などはいいかなと感じても具体的にどれを選ぶのか、どのぐらい貯金できるのかなどは、ご自身にあったものを選ぶのは難しいです。


この記事を読んでくださっている方に、このサイトを運営しているほけんROOMを紹介します。自ら宣伝するのは、個人それぞれにあったものというのを選ぶのは専門家でないと難しいからです。

タンス貯金の相続もしっかり税務署へ申告!



タンス貯金では、その持ち主のタンス貯金をした方が亡くなった場合、そのタンス貯金も相続の対象となるのです。


でも、タンス貯金は秘密性が高く、税務署にみつかるわけないとお思いの方が多いと思います。


もちろんバレない可能性はありますが、バレる可能性も十分にあります。


税務署は亡くなった方の亡くなる前の10年分の所得や銀行預金の口座などを確認して、不明な点があれば、任意調査や強制調査が行われるのです。亡くなったかたの贈与税の調査は5人に1人は税務署から行われ、その8割に間違いを指摘されます。


贈与税は税金の中でもとても高い税率のため、それに間違いを指摘されるとさらにペナルティーが科せられるため、もし後から間違いがみつかるとますます高額の税金になってしまうのです。


ここでペナルティーを紹介しておきます。

  • 無申告加算税
  • 過少申告加算税
  • 不納付加算税
  • 重加算税

この4つはそれぞれ納めるはずの税金を納めなかった場合にかけられるペナルティーです。


それぞれ税率は違いますが、故意に多大な金額を納めていないと、40%の加算税が課せられ、悪質であると刑事罰まで科せられることまであるのです。


タンス貯金を相続したことで、不安な日々を過ごすより、しっかり税務署に申告することを選びましょう。

まとめ:タンスの貯金の入れものや場所について

これまでタンス貯金について紹介しました。


この記事では

  • タンス貯金のおすすめの入れ物
  • タンス貯金のおすすめの隠し場所
  • タンス貯金を減らそうと思ったらどうするか
  • タンス貯金を相続したら、迷わず税務署に申告しよう
以上です。

多額の現金をタンス貯金をしている方は、おすすめの入れ物として耐火式金庫を選んではいかがでしょうか。ご自身が家にいる間は、財布をしまうための入れ物としてシークレット型金庫も便利です。

タンス貯金では、貯金としては貯めても増えていかないものなので、タンス貯金は最低限にし、別な貯蓄方法で増やす貯金を考えてみてはいかがでしょうか。

ほけんROOMでは、ほかにも読んでおきたいお金に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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