小銭貯金とは?小銭貯金の預入は迷惑にならないように注意!

小銭貯金をしている皆さん必見!実は大量の小銭の預け入れが迷惑にあたる可能性があるということをご存知でしたか?この記事では、どうして大量の小銭の預け入れが迷惑になってしまうのかを説明しながら、一番良い預け入れ方法をご紹介していきます。

小銭貯金とは?

内容をまとめると

小銭貯金を継続するコツは以下の通り

・カレンダーで貯金した日を塗りつぶす 

・500円玉だけを貯金する 

・貯金するたびに何かを買ったつもりになる 

・何曜日に貯金するか決める 

・自分のお気に入りの貯金箱を見つけるor作る 

・小銭貯金を入金するのは特に迷惑にならない 

・小銭貯金の入金をする旨を事前に連絡しておくと機械を用意してくれるのでスムーズになる

・店舗によってはロビー入金機が設置されていることもあるので確認するのがおすすめ 

小銭貯金は節税をしつつ貯蓄もできる積立投資に回すのがおすすめ

突然ですが皆さん、「小銭貯金」という言葉を知っていますか?


小銭貯金とは小銭を少しずつコツコツと貯めていくことです。積立型の預金など様々な制度とは違ってとてもアナログな方法のため、長く続かないという人も多いです。


その反面とても気軽に誰でもできるのでおすすめの貯金方法の1つでもあります


ただし、頑張って貯めたその大量の小銭をそのまま銀行に預け入れするには少し迷惑がかかるかもしれません。


そこで今回は、小銭貯金について

  • 継続できる小銭貯金を始める方法
  • 小銭貯金を始める前に知っておくべき注意点
  • 小銭貯金で貯めたお金を入金する方法
  • 小銭貯金を継続させるためのちょっとした工夫
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、小銭貯金の方法や小銭貯金で貯めた小銭の迷惑をかけない取り扱い方を正しく理解することができます。

小銭貯金をフル活用しているあなたも、まだ少し興味がある程度なあなたも、周りに迷惑をかけないためのお役立ち情報が満載ですので、最後までぜひご覧ください。

楽しく継続するための小銭貯金方法5選を紹介!


小銭貯金をしている人はどのくらい貯金しているのでしょうか。


コインスターが発表している統計によると

割合
1万円未満8.9%
〜3万円未満16.7%
〜5万円未満18.9%
〜10万円未満25.6%
〜20万円未満20.0%
〜50万円未満6.7%
50万円〜3.3%

このような結果が出ています。


上記の表から、小銭貯金で全体の半数近くが5万円〜20万円程度を貯めているということがわかるかと思います。


ではそれを踏まえてこの項目では、小銭貯金のやり方として

  • 365日貯金(ぬりえ貯金)
  • 500円玉貯金
  • つもり貯金
  • 曜日貯金
  • 楽しい貯金箱を使う
これら5つの方法についてご紹介します。

今から小銭貯金を始めようかと考えている人や、なかなか小銭貯金がはかどらないという人は特にチェックしてみてくださいね。

小銭貯金の方法①365日貯金(ぬりえ貯金)


365日貯金(ぬりえ貯金)はエクセルのシートやカレンダーなどを使い毎日一定の額を貯金していくというものです。


貯金できたら塗りつぶすというルールを決めておけば、毎日ちょっとした楽しみとして継続できるのではないでしょうか?


毎日大きな額を貯金するのは難しいでしょうから無理のない範囲で、設定しておくと良いでしょう。

また、金額は設定せず、できる分だけという方法でも良いと思います。


1日100円貯金した場合には1年で36,500円にもなります。


積み重ねの大切さが分かりますね。

小銭貯金の方法②500円玉貯金


500円玉貯金は1番している人が多い貯金方法ではないでしょうか。


こちらは500円玉が手元にある場合に500円玉を貯金箱に貯金していく貯金方法です。


あるときに貯金していくので、無理なく続けられることや、1回に500円とたまりやすいのも特徴です。


まずは500円玉貯金から初めてみても良いのではないでしょうか。

小銭貯金の方法③つもり貯金


つもり貯金という貯金方法を聞いたことのある方はおられるでしょうか?


つもり貯金とは「○○したつもりで貯金する」という方法です。 


 これも難しいことではなく、「お菓子を買おうとしたけれど我慢できた」「外食をやめて料理をした」など節約できた際にその分だけ使ったつもりで貯金するというものです。 


金額の例としては

  • お菓子を我慢できた→200円貯金
  • ランチを外食しなかった→1000円貯金

などかかったであろう金額をご褒美として貯金しておきます。


これらはただ貯金するだけではなく、節約や少しの我慢が苦しいものから楽しいものへと変化するかもしれない方法です。 


無理なく楽しく続けるために、この考え方・貯金方法を試してみても良いのではないでしょうか。

小銭貯金の方法④曜日貯金

曜日貯金とは貯金する曜日を「金曜日」などと決めて財布にある小銭を貯金する方法です。


毎週お財布のチェックやレシートの管理、整頓などと同じ時間にできるため、すっきりして気持ちが良い貯金方法です。


また、ある分だけ貯金もできるため、ある程度柔軟性を持って貯金を継続できます。


金額を縛られたくない、日常の中に組み込みたいという方にオススメの貯金方法です。

小銭貯金の方法⑤楽しい貯金箱を使う

最後にご紹介する方法は、お気に入りの貯金箱を使った貯金方法です。


インテリアに馴染むものからおなじみの豚の貯金箱まで、お気に入りのものを持っておけば、お部屋に飾りながら、貯金ができます。


常に目に入るとことにおいておけば忘れ難くもなり、忘れてしまいがちの人にはおすすめです。

小銭貯金をする際に注意するべきこと

小銭貯金をして、買い物に使ったり、銀行に預けようと思っているあなた、ちょっと待ってください!


大量の小銭を買い物や支払いで使うのはマネー的にも大迷惑ですし、以下の3つの注意点を知っておきましょう。

  • 同じ硬貨20枚以上で支払うことは法律で禁止されている
  • 小銭貯金の預け入れには手数料がかかる
  • コンビニのATMで小銭の預入はできない


以下でこの3つについて詳しく解説していきますので、知らなかった方はぜひこの機会にお金のルールを知っていきましょう。

注意①同じ硬貨20枚以上で支払うことは法律で禁止されている!

日本には「通過の単位及び貨幣の発行等に関する法律」というものが存在しています。


その第7条で「貨幣は、額面価格の二十倍までを限り、法貨として通用する」という項目があるのです。


これは簡単に言うと、同じ硬貨は20枚以上使用することができないという法律です。


例えば10,500円を支払うのに、500円玉21枚,つまりすべて500円玉で支払うのはやってはいけません。


この根拠は、やはり支払われるお店に迷惑がかかってしまうというところにあります。


こういった法律の存在という背景もあるので、お店や周りに迷惑をかけないために、小銭貯金で貯めた大量の小銭はきちんと両替してから買い物などに使うように心がけましょう。


注意②小銭貯金の預け入れには手数料がかかる!

銀行の窓口で小銭を預け入れすると手数料が生じます。


例としてみずほ銀行東京三菱UFJ銀行の手数料(税込)を見てみましょう。

みずほ銀行東京三菱UFJ銀行
1~100枚無料無料
101枚〜500枚550円550円
501枚〜1000枚1,320円1,100円
1001枚〜1,980円

以降500枚ごとに660円加算
1,650円
以降500枚ごとに550円加算


上記の表にあるように両銀行とも100枚以上だと手数料がかかると明記されています。


手数料の金額は銀行によって異なりますので、どうしても銀行の窓口で預け入れを考えているという方は、あらかじめ銀行のホームページで確認するようにしましょう。


またその他の注意点として、

  • 窓口で迷惑をかけないために預け入れ前に自分で小銭の合計額を数えておく
  • 伝票を複数枚使用する場合は、伝票ごとに手数料が発生する
ということも覚えておきましょう!

注意③コンビニのATMで小銭の預入はできない

コンビニにもATMが設置されており、普段からよく利用するという方も多いと思います。


なかには小銭貯金の預け入れにもコンビニATMを使おうと考えている方もおられるかもしれませんが、残念ながらそれはできません。


なぜなら、そもそもコンビニATMには小銭の投入口がついていないからです。


小銭の預け入れができないATMには

  • コンビニ・スーパー・駅などに設置されているもの
  • 一部の都市銀行・信用金庫・JAに設置されているもの
以上があります。

いずれも利用しやすい場所にあり便利なATMですが、小銭の預け入れには利用できないので注意が必要です。

迷惑にならないために知っておくべきATMと郵便局での貯金方法

小銭貯金で貯金した硬貨を入金する際に注意点についても説明してきました。


ここでは小銭貯金で貯まった大量の小銭を銀行口座に入金するおすすめの方法を2つ紹介します!


  • ゆうちょ銀行の窓口で入金する
  • 銀行ATMで入金する
上記の2点について以下で詳しくみてみましょう!

ただし、いずれの方法にしても大量の小銭を扱うため他の入金をしようとしている人や銀行の担当者などの迷惑にならないように、連休前や給料日、年金の支給日などの銀行やATMが混雑する時間は避けるなどのマナーは必ず守るようにしてください!

方法①ゆうちょ銀行の窓口で入金する 手数料がかからない!

頑張って貯金した大量の小銭を預け入れしたい、もしくは使うために両替したいという方におすすめなのがゆうちょ銀行窓口の利用です


なんとゆうちょ銀行であれば手数料がかからないのです!


ゆうちょ銀行窓口での両替には、

  1. 通帳またはキャッシュカードと両替をする小銭を用意する
  2. 小銭の入金を希望していることを伝え、入金票に金額以外の項目を記入し用意した小銭と通帳・キャッシュカードを預ける
  3. ゆうちょの係員のよる金額計算が終わり次第、計算明細を確認して入金票に金額を記入する
  4. 入金完了後、その窓口がある同郵便局のATMにて預け入れた金額を引き出す
以上の手順が求められます。

ゆうちょでは機械によって金額を計算してもらえるため、事前に数えておかなくても構いません。

またゆうちょ銀行の公式ホームページにて、大量の小銭の預け入れには来店予定の郵便局に事前連絡が必要であると明記されています。

連絡なしに突然来店して「預け入れができなかった」ということが起きないように、しっかり確認を取るようにしましょう。

このようにゆうちょ銀行では小銭が入金しやすいので、『ゆうちょ小銭貯金』チャレンジという言葉がSNSで話題になりました。

『ゆうちょ小銭貯金』チャレンジについては以下の記事で詳しく解説しているので是非ご覧ください。

【注意】ゆうちょ銀行のATMでの入金は迷惑になる可能性大

窓口では手数料がかからず便利なゆうちょ銀行ですが、ATMで小銭を入金する際にはいくつかの障壁があります。


それは

  • 小銭の枚数に制限が設けられている(各郵便局ごとに差はあるが、だいたい上限は100枚
  • 旧500円硬貨の使用は不可
  • ATMの硬貨投入口が小さめに作られており、大量の小銭だと時間がかかり迷惑につながる可能性がある
以上です。

小銭貯金では、頑張りの成果で小銭が100枚以上貯まるも多々あるため、ゆうちょ銀行ATMでの預け入れはおすすめできません。

またそれに加え、郵便局は銀行と比較し設置されているATMの台数が少ない傾向にあります。

後ろに他の利用者が並ばれることも多く、回転率ややはり他者への迷惑を考えても、ゆうちょ銀行のATMで大量の小銭を預け入れるのは避けたほうが無難です。

方法②銀行ATMで入金する 小銭を一気に預入できる!

銀行ATMの硬貨投入口は、ゆうちょ銀行ATMのそれと比較すると大きめに作られています。


そのため一気に小銭を入金することができ、ATMでの大量の小銭の預け入れを考えている場合は銀行ATMの利用がおすすめです。


ただしこちらも1度の預け入れに制限があり、その上限は100枚となっています。


もちろんそれでも複数回にわけて預け入れすれば問題はないので、ちまちまと入金しなければならないゆうちょ銀行ATMよりも効率が良いと言えるでしょう。


また、前述の通り銀行窓口での預け入れには手数料がかかってしまいますが、ATMですと手数料は不要です。


ただし、先述した通りコンビニATMでは小銭の入金はできないため注意しましょう!


そのあたりの事情も考慮した上で、銀行での小銭預け入れの際には特にATMのほうをおすすめしたい理由となっています。

参考:ゆうちょ銀行が小銭貯金にオススメの理由

「チリも積もれば山となる」と言う通り、小銭貯金は魅力的ですよね。小銭貯金をするのには「ゆうちょ銀行」がオススメです。 


 ゆうちょ銀行には他の銀行にはないメリットがあるからです。



ゆうちょ銀行で小銭貯金をするメリットは次の通りです。 


  • 店舗数・ATM台数が多く、日本全国にある 
  • ATMで小銭が入金可能 
  • 土日・休日も手数料無料で入金出来る 


ゆうちょ銀行のメリットは、何と言っても店舗数とATM台数の多さです。 


 ゆうちょ銀行は全国に約23,900店舗、ゆうちょATMは約31,200台もあります。 


 これならどこにいてもいつでも気軽に利用できますよね。 


 ATMでの入金は10円以上から入金出来ます。枚数は1回の操作で100枚までです。

もちろん一円玉でも大丈夫です。少額で入金出来るのは嬉しいですね。 


 銀行によってはATMで小銭の入金が出来ない所もありますから便利です。 


 土日・休日も手数料無料で入金出来ます。仕事で入金出来ないと言う事もなくなりますね。 


 硬貨の入金の取り扱いは、下記の通りです。

(他の取引との取り扱い時間とは異なっていますので、注意してください。) 

 硬貨入金取り扱い曜日 利用時間
平日午前7時~21時まで
土曜・日曜・休日午前9時~17時まで


 以上のようなメリットがありますから、小銭貯金にはゆうちょ銀行をオススメします。 



小銭貯金を始めるに当たって、通帳を用意する事が必要です。

通帳を作るには、全国に網羅しているゆうちょ銀行や、都市銀行の三菱UFJ銀行、スマホひとつで口座が管理出来るauじぶん銀行などがオススメです。 


 ここでは特にオススメな「ゆうちょ銀行」での通帳の作り方を説明します。 


 手順は次の3ステップです。 

  1.  近くの郵便局・ゆうちょ銀行へ行く 
  2.  申込書を記入して窓口へ提出 
  3.  手続き完了、「通常貯金」(総合口座)通帳を受け取る 


郵便局・ゆうちょ銀行へ行く時に、 印鑑と身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)を持参して下さい。 


 身分証明書については、本人確認書類一覧をご確認下さい。 


 窓口へ申込書を提出してしばらく待つとその場で手続きは完了し、「通常貯金」(総合口座)通帳を受け取る事が出来ます。


とてもカンタンです。 


 なお、顔写真のない身分証明書の場合、郵送によって本人確認をするケースもあります。 その場合は、通帳が送られて来てから利用して下さい。 


 また、既にゆうちょ銀行の通帳は持っているけれど、小銭貯金専用に通帳を作りたい時には、「通常貯蓄貯金」通帳を作りましょう。


一部制限はありますが、ATMでの入金や出金などは、通常貯金通帳と同じ取り扱いが出来ます。作り方の手順も同じです。

まとめ:小銭貯金はまず継続することが重要!入金の際のマネーも考えよう!


小銭貯金のコツや迷惑にならない小銭預け入れ方法をご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。


今回の記事のポイントは、

  • ルールを決めたりゴールを設定すると小銭貯金がはかどる
  • 大量の小銭は買い物の支払いなどで利用するとお店に迷惑、両替が必須
  • 銀行の窓口でたくさんの小銭を入金しようとすると手数料がかかるが、ゆうちょ銀行窓口は手数料が不要
  • ATMでの小銭の預け入れをする場合は銀行ATMがおすすめ、ゆうちょ銀行ATMでは時間がかかるため他の利用客の迷惑になる可能性も
でした。

場合によっては迷惑になってしまうかもしれない大量の小銭。

周りの人に迷惑をかけないために、そして自分自身がスムーズに手続きをするために預け入れや利用には気をつけるようにしましょう。

それからコロナ禍でなにかとどんよりしがちな昨今ではありますが、自分へのご褒美を目的に小銭貯金を始めてみませんか?

きっと日々が少し充実したものに変わるはずです。

ほけんROOMでは他にも読んでおきたいマネーライフに関する記事を多数掲載していますのでぜひご覧ください。

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