あなたの年収はどの位置に?年収分布や平均世帯年収などを紹介!

あなたは自分の年収が、普通より多いのか少ないのか気にするタイプですか?この記事では、日本の年収分布や年代別、業種別の平均年収や世帯所得の平均を紹介しています。平均値だけでなく中央値も紹介していますので、あなたの年収が分布のどの位置にあるのか、すぐにわかります。

日本の年収分布などを紹介

毎月の給料は頑張りに対しての対価であり、もらうと嬉しいものですよね。


もらう金額にある程度満足はしていても、自分がもらっている金額が日本全体で見てどのくらいなのかは気になるところです。


実は自分の年収が日本全体で見てどのくらいなのかは、年収分布をみると知ることができます。


ここでは日本の年収分布などについて以下の様に説明しています。

  • 日本における年収分布と平均年収や中央値について
  • 年齢別の分布は?
  • 地域別では?
  • 世帯所得による違い
  • 業種別での分布
  • 海外との平均年収の比較
この記事を読んでいただければ、自分の年収が日本でどのあたりの位置にあるのかを知ることができ、これからの仕事へのモチベーションの上げるための参考になるでしょう。


どうぞ最後までお読みください。

日本の年収分布

年収は年齢や地域、職種などによってさまざまです。景気やその年の会社の業績によっても変わってくるでしょう。


自分が今貰っている年収が日本の内でどのくらいなのかは、年収分布を調べることで分かります。


毎年国税庁で出している民間給与実態統計調査をはじめ、民間企業でもリサーチをしているところが多数あります。


ここでは2018年の国税庁のデータを基に解説していきます。自分の年収がどのくらいのところにあるのか、あてはめてみてくださいね。

全体の平均給与は441万円

年収とは、毎月の給与や賞与などを含んだ税込みの支給額の事を指します。


正社員やアルバイトなどを含めた、給与を貰っている人全体の年収の平均額は441万円です。もう少し詳しく見てみると、男性の平均年収は545万円、女性が293万円です。


女性の社会進出が進み、フルタイムでバリバリと働く女性も増えてきていますが、それでも男性の方が2倍近い金額を稼いでいることになります。


女性は家庭との両立から、時間の融通の利く時短のパートなど、正社員ではない雇用関係が多い事も関係しているでしょう。


雇用形態別でみると、正規雇用の年収の平均は504万円、非正規雇用では179万円と実に3倍近い金額の差がでます。


正規雇用では毎月の給与の他、賞与各種手当が支給されますが、非正規雇用の場合はそれらがほとんどないか、あっても正規の社員よりは少ないことがほとんどでしょう。


最低賃金の引上げ等の政策が毎年叫ばれていますが、いまだに正規と非正規雇用の間の隔たりは大きいです。

全体の中央値はおよそ350万円

年収の平均値に対して中央値というものもあります。


給与を貰っている人全体の中央値はおよそ350万円で、平均値とくらべると約90万円の差が現れます。


仮に年収350万円でボーナスが60万円だとすると、月の給与は24万円、手取りだと19万円程になるでしょう。


男女別にみていくと、男性全体の中央値は420万円~450万円です。450万円の年収でボーナスが80万円だとすると、毎月の給与は30万円、手取りで24万円くらいのイメージです。


女性全体では280万円~300万円で、年収300万円でボーナス50万円なら毎月20万円位の給与で手取り16万円ほどでしょう。


雇用形態別に見ると、正規雇用の年収中央値は430~440万円ほど、非正規雇用では150~160万円ほどとなっています。

参考:平均値と中央値の違い

平均値とは、データの数値をすべて足し上げて、元となる数で割った数値の事です。


例えば、100万、300万、500万、700万、1000万、2000万、3000万の7人のデータで平均値を考えると、

(100+300+500+700+1000+2000+3000)÷7=1086

7人の年収の平均値は1086万円となります。対して中央値データの数値を順番に並べた真ん中の数値のことをいいます。


上記の例でいうと、

100、300、500、700、1000、2000、3000の真ん中の数値は?

真ん中に来る数値が中央値になるので、700万円です。


平均値は大きな数値があると、それにつられて数値が高くなる傾向にありますが、中央値は全体のデータの真ん中ですので全体の真ん中に近くなります。


年収を考えるときは、数値によって差が大きくなる平均値よりも、真ん中の値である中央値の方が一般的な感覚の年収に近くなると言えるでしょう。

年齢別年収分布

次に年齢別に年収分布をみていきます。

  • 20代前半…平均年収267万円、中央値261万円
  • 20代後半…平均年収370万円、中央値327万円

20代前半は仕事に就き始める人が多い時期ですが、最近は大学進学など高学歴化の影響を受けて働き始める年齢は高くなっています。


4年制大学を卒業して就職すると22歳、大学院まで行くと24歳以降で就職する事になりますね。


初任給は高学歴の方が高くなる傾向にありますから、20代後半で平均年収がぐっと上がります。


  • 30代前半…平均年収410万円、中央値387万円
  • 30代後半…平均年収448万円、中央値443万円

30代は結婚や出産などライフスタイルの変化が訪れる時期で、男女別にみると男性の平均が532万円であるのに対し、女性が287万円と大きな差が現れます。


  • 40代前半…平均年収476万円、中央値510万円
  • 40代後半…平均年収502万円、中央値550万円

40代になると、出世や子育て後の再就職などから年収の差が出てきます。大きく稼ぐ人が出るのもこの頃からです。


女性の平均年収は300万円程で30代の頃とそれほど変化がなく、パートなどの非正規雇用の人が多い事が影響しています。


  • 50代前半…平均年収520万円、中央値552万円
  • 50代後半…平均年収515万円、中央値516万円

50代で特徴的なのは、後半で平均年収が下がることでしょう。社内で高い地位についていた人たちが、役職を退き始める時期と重なりますね。


  • 60代前半…平均年収395万円、中央値381万円 
60代になると定年退職後の再就職などの人の割合が多くなり、年収も下がる傾向にあります。

地域別年収分布

地域別にみる年収分布にはどのような特徴があるのでしょうか。


平均年収が高い都道府県のトップ5は次のようになります。

  1. 東京…平均年収622万円
  2. 愛知…平均年収554万円
  3. 神奈川…平均年収553万円
  4. 大阪…平均年収532万円
  5. 茨城…平均年収498万円

東京は他と比べ突出していますね。これは首都圏に外資系を含め大企業が集中していることが関係しています。愛知や大阪にも企業が集中しています。


神奈川、茨城などは首都圏の周辺にあり、昼間は東京で働き、夜は周辺各地へ帰る人が多くいるためにランクインしています。


次にワースト5を見てみましょう。

  1. 宮崎…平均年収365万円
  2. 沖縄…平均年収369万円
  3. 秋田…平均年収371万円
  4. 青森…平均年収372万円
  5. 山形…平均年収382万円
トップの東京と2位の愛知では70万近い差がありましたが、ワースト5ではそれほど差がないことが分かります。


東京と宮崎には260万円もの差がありますが、東京は物価も高く生活費がかかるため、一概にどちらの生活水準がいいかといった事は言えません。

世帯所得の分布

世帯所得とは家族全体の年収のことです。


夫婦と子供2人の世帯を例にとると、夫が年収550万円、妻がパートで年収150万円、子供が中学生と小学生ならば、合計して550+150=700万円になります。


日本全体では平均560万円程で、中央値は420~430万円ほどです。この数値は共働きからシングル世帯まで幅広い層が対象となっています。


次にケースに分けて平均年収をみてみましょう。

世帯構成平均年収
夫婦共働き730万円
子育て世帯700万円
母子家庭260万円

子育て世帯には夫婦共働きの場合とどちらか一方のみが働いている世帯が含まれるため、夫婦共働き世帯よりは年収が下がります。


母子家庭世帯の年収には、児童手当などの手当が含まれていますが、子育て世帯との差は340万円です。子供にはお金もかかりますから、一般的な家庭よりは苦しい状態が想像できます。

業種別年収分布

業種によっても平均年収には大きな違いがあります。


業種別平均年収と中央値(カッコ内)は以下の様になります。

  1. 電気・ガス・熱供給・水道業…759万円(中央値646万円)
  2. 金融業・保険業…631万円(448万円)
  3. 情報通信業…622万円(449万円)
  4. 製造業…519万円(351万円)
  5. 建設業…501万円(448万円)
  6. 学術研究・教育など…498万円(350万円)
  7. 不動産業・物品賃貸業…446万円(141万円)
  8. 運輸業・郵便業…444万円(351万円)
  9. 複合サービス事業…437万円(248万円)
  10. 医療・福祉…397万円(349万円)
  11. 卸売業・小売業…383万円(144万円)
  12. サービス業…363万円(250万円)
  13. 農林水産・鉱業…312万円(294万円)
  14. 宿泊業・飲食サービス業…平均年収251万円(77万円)

トップとワーストの差が500万円あり、賃金格差が見えますね。


宿泊・飲食サービス業が低いのは、パートやアルバイトなどの非正規雇用の人が大多数を占めるからです。


上位の業種の方が勤続年数が長く、下位の業種になるほど勤続年数が短く、入れ替わりが激しいことも関係しています。

日本と海外の平均年収を比較

最後に日本と海外では平均年収にどのくらいの差があるのかを見てみましょう。


世界で一番平均年収が高いのはスイスで、円に換算すると1073万円程になります。日本の平均年収は441万円ですから、2倍くらいの年収をもらっている計算です。


世界の平均年収トップ5は以下の通りです。

  1. スイス 1073万円  
  2. ノルウェー 921万円 
  3. ルクセンブルク 899万円 
  4. デンマーク 835万円 
  5. オーストラリア 791万円 

日本はというと18位にランクインしました。アメリカは645万円で8位、お隣の韓国は357万円で21位でした。


上位の国は収入に比例して物価も高いところが多いですが、残業はほとんどなかったり、きちんと有給がとれたりといった制度面もしっかりしています。


日本だけにとらわれず、海外の企業にも目を向けてみると思わぬ発見があるかも知れませんね。

日本の年収分布についてのまとめ

日本の年収分布について解説しましたが、いかがでしたか。


この記事のポイントをまとめると以下の様になります。

  • 日本全体の平均年収は441万円(男性:545万円、女性:293万円)
  • 年齢別の分布は20代後半から格差が出始め、50代後半を過ぎると下がる
  • 男女別にみると女性はそれほど大きな変化がない
  • 地域別の分布では、東京や愛知、大阪などの大都市圏で高くなる
  • 世帯別の分布は共働き世帯と一人親世帯では大きな差がある
  • 業種別にみると、電気・ガス・水道関連事業の平均年収がトップで、非正規雇用の割合の高い業種は低くなる傾向にある
  • 世界と比べると日本の平均年収は18位
年収分布や中央値を調べると、自分の給与が平均的なのかどうかが分かり、年収アップを目指すときの参考にもなりますね。


もし手取りアップを目指すなら、条件のよい仕事を探してみるのもよいかも知れません。


ほけんROOMでは他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、合わせてご覧ください。


最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事の監修者
谷川 昌平
東京大学の経済学部で金融を学び、その知見を生かし世の中の情報の非対称性をなくすべく、学生時代に株式会社Wizleapを創業。保険*テックのインシュアテックの領域で様々な保険や金融サービスを世に生み出す一歩として、「マネーキャリア」を運営。2019年にファイナンシャルプランナー取得。

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