赤ちゃん本人名義の銀行口座の作り方って?口座開設の流れを解説

赤ちゃんが生まれたら赤ちゃん本人の名義の銀行口座を開設することをおすすめします。赤ちゃんの口座開設は子供への貯蓄がしやすいなどのメリットがあります。赤ちゃんが生まれる前の口座開設はできないので注意が必要です。赤ちゃんの銀行口座の開設の流れを紹介します。

監修者
株式会社Wizleap 代表取締役。東京大学経済学部で金融を学び、金融分野における情報の非対称性を解消すべく、マネーキャリアの編集活動を行う。ファイナンシャルプランナー証券外務員を取得。

目次を使って気になるところから読みましょう!

赤ちゃんの本人名義の銀行口座の作り方って?通帳はいつから作れる?

赤ちゃんが生まれたら、赤ちゃんの将来のために銀行口座を作り、貯金をしてあげたいですよね。


しかし、赤ちゃんは文字を書けないため、本人名義の口座を作ることができるのか不安です。


口座開設できるにしても、いつから貯金できるのかも気になります。できれば、早いうちから貯金をしてあげたいですよね。


そこでこの記事では、

  • 赤ちゃんの銀行口座開設の手続き
  • 赤ちゃんや子供の口座開設の疑問
  • 赤ちゃん口座開設のおすすめ銀行
  • 出生体重貯金とは?

上記についてまとめています。


赤ちゃんが生まれると忙しくなります。生まれる前に、銀行口座開設のことを知っておくと安心ですね。


忙しい中で慌てないために、ぜひ最後までご覧ください。


赤ちゃんの銀行口座開設をするメリット

赤ちゃんが生まれたら、その赤ちゃんの口座を作りたいと漠然と考えている方は多いと思いますが、実際に赤ちゃん用の口座を作っておくといくつかのメリットがあります。


例えば、

  • 生活費とは別に管理できる
  • 子供への貯金口座にする
  • 将来、子供に通帳を渡せる

などがあります。


一見すると、それほど大きなメリットには感じないようなことかもしれませんが、子供のことを思えばこその内容ばかりですね。


それぞれの詳細について、以下で具体的に見ていきましょう。

赤ちゃん用の口座を開設するメリット①生活費と分けて管理可能

まず最初のメリットは、普段の生活費とは別に赤ちゃんに関するお金を管理できるということです。


多くの方が、お給料などが振り込まれたり、公共料金が引き落とされたりする、いわゆる生活費の収支のための口座をメインにお持ちだと思います。


赤ちゃんのためにいただいたお金やお祝い金などを、この生活のための口座に一緒に入れてしまうと、どんなにしっかり管理をしている方でも、生活費のためのお金と赤ちゃんのためのお金がごちゃごちゃになってしまいがちです。


まずは、入れ物つまり口座を分けることで、赤ちゃんに関するお金はもちろん、生活費に関してもしっかり管理できることが大きなメリットのひとつです。

赤ちゃん用の口座を開設するメリット②子供への貯金がしやすい

次のメリットは、上で述べたメリットとも少し関係していますが、赤ちゃん専用の口座を作っておくと子供のための貯金がしやすくなるということです。


というのも、上のメリットで述べた「生活費の口座と赤ちゃんの口座を分けておくこと」で、生活するのに必要なお金は生活の口座のみを使い、赤ちゃんのための貯金は赤ちゃん専用の口座に入れておくという区分けがきっちりできるからです。


赤ちゃん専用の口座に少しずつ貯金していけば、目標の金額までにあとどのくらい必要なのか、など一目瞭然でわかりますし、それがわかることで貯金する意欲もさらに増してくるかもしれません。

赤ちゃん用の口座を開設するメリット③子供に通帳が渡せる

また、赤ちゃんが大きくなった時にその口座の通帳を渡せるというメリットもあります。

通帳を渡すことで、赤ちゃんのために積み立ててきたお金をそのままプレゼントできますよね。


もちろん、口座を分けずに生活費などのお金と一緒にしていても、赤ちゃんのために貯金していたお金を渡すことはできますが、それよりもやはり、こつこつと入金されていることが記された通帳を渡す方が、お子さんの方としてもなんとなくありがたみを感じるような気がします。


さらに、その通帳を渡す際に、「今後は自分で管理するように」と言って渡せば、親御さんが少しずつ貯めてくれたお金を大事に使いたい、とお子さんの方も思ってくれるかもしれません。

赤ちゃんの銀行口座を開設するのはいつがいい?

赤ちゃんのために専用の口座を作っておくといくつかのメリットがあることがおわかりいただけたと思いますが、赤ちゃんの口座はどのようなタイミングで作っておくのがよいのでしょうか。


赤ちゃんが生まれると、それまでの生活とは異なり色々忙しくなってしまうため、ついタイミングを逃してしまうかもしれません。


ですので、例えば以下のようなタイミングで口座を作るのがよいでしょう。

  • お祝い金をもらうとき
  • 学費のための貯蓄を始めるとき


以下で、それぞれについて具体的にご説明していきます。

赤ちゃんの銀行口座を開設する時期①祝い金をもらう時

最も良いタイミングと思われるのは、赤ちゃんの誕生のお祝い金をもらう時でしょう。


子供に関するお祝いは、誕生した時のお祝いを初めとして、その後もお宮参りやお食い初め、初節句、七五三などいくつか続きます。


また、それらのお祝い事以外にも、誕生日、お正月のお年玉、学校の入学や卒業など、毎年何かしらのお祝いをいただく機会もそれなりに続くでしょう。


最初のお祝い、つまり赤ちゃんの誕生のお祝い金をいただく際に、赤ちゃん専用の口座を作っておけば、それ以降の赤ちゃんに関するお金はその口座に入れていくだけで貯金していけるので管理する上でも便利です。

赤ちゃんの銀行口座を開設する時期②学費・学資貯蓄を始めた時

赤ちゃん誕生のお祝い金をいただいた際に口座を作っておくのが良いタイミングとお伝えしましたが、お金をいただいた時に限らず、ご両親が子供の将来のために貯金しようと思い立った時も口座を作るには良いタイミングです。


例えば、子供の将来で最もお金がかかるのは教育資金ですので、赤ちゃんが生まれたタイミングで学資保険などに加入する方も多いでしょう。


この場合、赤ちゃん専用の口座に赤ちゃんのためのお金を貯金していき、同じ口座から学資保険の保険料が引き落とされるという使い方がよいでしょう。


保険料が引き落とされるので、一見、子供のための貯金の口座としての意味合いが薄れるように感じるかもしれませんが、その分、学資保険の保険金が積み立てられているので問題ないでしょう。

赤ちゃんの銀行口座開設時の必要書類・流れ

赤ちゃん名義でも、銀行口座を開設することは可能です。赤ちゃんの将来のために貯金しておくことができるのは、安心ですね。


口座を開設するために、必要なものや手続きの流れを解説します。銀行に行ってから必要なものが揃っていないことに気付くと、再度銀行に足を運ばなくてはならなくなりとても面倒なことになります。


一度で済ませられるように、必要な持ち物を確認しておきたいですね。

赤ちゃんの銀行口座開設のために必要なもの

赤ちゃんの銀行口座開設のために必要なものは

  • 親の身分証明書(運転免許証など顔写真付きのもの)
  • 赤ちゃんの身分証明書(健康保険証など)
  • 届出印として登録する印鑑
  • 最初に入金する現金

です。


いまの時代、本人確認はしっかりと行なわれるので、顔写真付きのものでないと手続きができません。


ですので、親の身分証明書は、運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど顔写真が付いているものを持って行ってください。


赤ちゃんの場合は、運転免許証などを持っていないので、健康保険証で大丈夫です。


印鑑も登録するので、ぜひ赤ちゃん専用の印鑑を用意してあげてください。親と同じ印鑑で登録すると、将来子供に通帳を渡すとき、印鑑を渡せなくて困ってしまいます。


すると、改印の手続きが必要となりますので、口座開設時に分けてしまったほうがいいでしょう。

赤ちゃんの銀行口座開設の流れ

赤ちゃんの銀行口座開設をするために、必要な持ち物を持ち銀行に向かいます。


そして親子の身分証明書を銀行員に渡し、必要書類に記入していきます。記入するのは、赤ちゃんの住所や氏名、入金額などです。


また、ここで印鑑の登録もするので、赤ちゃんのための印鑑を決めておきましょう。


キャッシュカードを発行することも同時に手続きできるので、暗証番号を考えておくといいですね。


暗証番号は、犯罪防止のため赤ちゃんの生年月日や住所、電話番号などに含まれる数字の羅列は登録できないようになっております。


第三者に推測されづらく、覚えていられる番号がいいでしょう。


必要書類を銀行員に渡したら、あとは通帳が出来上がるのを待つだけです。


店舗がある銀行だけでなく、ネット銀行でも口座開設が可能なので、そちらも検討してみるといいですね。

赤ちゃんの銀行口座開設時の銀行の種類

通常、銀行の口座には以下のようにいくつか種類がありますが、赤ちゃん専用の口座の開設にはどの口座が適しているのでしょうか。


  • 普通預金口座
  • 定期預金口座
  • 貯蓄預金口座

※銀行口座には当座預金もありますが、当座預金は企業や個人事業主が小切手や手形で支払うための口座ですので、ここでは除外します。


赤ちゃんの口座以外でも、既に使いわけている方も多いでしょう。それぞれに特徴があるため、目的に応じて使い分けることをおすすめします。


以下で、具体的にそれぞれの特徴をご説明していきますので、赤ちゃんの専用口座にはどの口座がよいか考えながら読んでみてくださいね。

銀行の種類①普通預金

生活していくのに最も身近な口座として、普通預金口座があります。


具体的には、毎月のお給料の振込口座、公共料金やクレジットカードの引き落とし口座として使っている方が多いのではないでしょうか。生活費に関する収入と支出を一括管理することで収支がわかり便利ですよね。


普通預金口座を赤ちゃん専用の口座にする場合、「赤ちゃんの銀行口座を開設する時期②学費・学資貯蓄を始めた時」のところで述べた使い方をするのには便利かもしれません。


つまり、お子さんに関するお祝い金などを入金して貯金し、そこから学資保険の保険料が引き落とされるという使い方です。そうすれば、いくら貯金していくら保険料が引き落とされていくか記録が残って便利だと思われます。


ただ、普通預金口座のデメリットとしては貯蓄を目的として口座ではないので、定期預金などに比べて金利が低いので、貯蓄を目的とする場合は、あまり適しているとはいえないかもしれません。

銀行の種類②定期預金

定期預金は普通預金と異なり、いったん預け入れると一定期間引き出すことができず、その分、普通預金よりも金利が高く設定されています。貯金のための口座として利用している方も多いのではないでしょうか。


預け入れる期間は様々で、短いものでは1ヶ月からあり、3ヶ月、6ヶ月、1年、3年などと続き、最長で10年などもあります。


また、お金を入れっぱなしではなく、毎月積み立てて入金していく「積立定期預金」という種類もあります。


これは、普通預金の口座から毎月決まった金額が自動的に積み立てられていくもので、一定額を貯金していくためには便利な口座です。子供のために、毎月こつこつと貯金していきたい場合に適しているといえます。

銀行の種類③貯蓄預金

貯蓄預金に関しては、あまり聞いたことがないという方が多いかもしれませんね。


貯蓄預金口座とは、ある一定の残高が残っている場合、その残高に応じて金利が設定されている口座のことをいいます。


普通預金よりも金利は高く設定されていることが多く、その他にも以下のような特徴があります。

  • 普通預金同様に出し入れが自由
  • 預入金額は1円以上1円単位
  • 預入期間は設定されていない


また、「スイングサービス」という自動振替サービスで、普通預金口座と貯蓄預金口座の間でお金を移動することができます。


上でご説明した積立定期預金のように、毎月一定額を積み立てるのが難しいという方は、貯蓄預金の口座を利用するのもよいかもしれませんね。

参考:赤ちゃん・子供のために証券口座を開設する方法もある

赤ちゃんのための将来の資金作りの方法は貯金だけではありません。


例えば、証券会社に口座を作り、資産を運用していくという方法もあります。


資産運用と聞くと、お金持ちの人がやることで自分には関係ないと思ってしまうかもしれませんが、何も大きなお金を運用しなくても、積立貯金のような感覚で資産を作っていくことができます。


NISAや積立NISAをご存知の方も多いと思いますが、特に、積立NISAであれば、対象の投資信託から好きなものを選んで、年間40万円を20年間積み立てて運用していくことができますので、積立定期預金と感覚的にはあまり変わりません。


銀行預金の金利は定期預金でもかなり低金利ですので、資産運用に興味のある方は証券会社に口座を作って運用していく方がよいかもしれませんね。

赤ちゃん・子供の銀行口座を開設する際の注意点

赤ちゃん専用の口座に関して、口座の種類についてご説明しましたが、実際に口座を作る際には以下のようないくつかの注意点があります。


  • 生まれる前は口座開設はできない
  • 未成年である赤ちゃんの口座を開設できるのは、法定代理人のみ
  • 赤ちゃんの口座開設は、地方銀行の場合断られることもある
  • 名義人である子供本人以外では、解約ができない場合がある


どれも赤ちゃんであるが故の注意点のように思えます。以下で、それぞれ具体的にご説明していきますので、確認してくださいね。

赤ちゃんが生まれる前の口座開設はできない

最初の注意点は、赤ちゃんが生まれる前には銀行口座を開設することができないというものです。


通常、銀行で口座を開設する際に必要なものとして、

  • 本人確認書類
  • 印鑑
  • 預け入れるお金

が必要となります。


しかしながら、赤ちゃんがまだ生まれていないということは、この世にまだ存在していないので本人確認書類も存在しないということになります。


従って、赤ちゃんが生まれる前に口座の開設はできません。当然といえば当然ですね。


赤ちゃんのための銀行口座の開設は、赤ちゃんが生まれて保険証などの本人確認書類ができてからにしましょう。

未成年の赤ちゃんの銀行口座開設は法定代理人のみできる

赤ちゃんを含めた未成年の名義で銀行口座を開設できるのは、法定代理人のみとされています。


この場合の法定代理人とは、

  • 親権者:一般的にはお子さんの親
  • 未成年後見人:親権者がいない場合、または、親権者が財産を管理する権利を持たない場合に後見人となる人

をさします。


赤ちゃんの口座をつくる際の法定代理人として考えられるのは、多くの場合、親御さんのことが多いかと思われます。


従って、赤ちゃんの口座を作ることができるのは、その赤ちゃんのお父さんかお母さんということになります。

赤ちゃんの銀行口座開設は「地方銀行」だと断られることも

銀行には、大手都市銀行、郵貯、ネット銀行など色々なタイプがありますが、赤ちゃんの銀行口座を開設するにはどのタイプの銀行がよいのでしょうか。


この記事の後半で具体的におすすめの銀行についてご紹介していますが、ご両親が既に口座を持っている銀行に赤ちゃんの口座を作るのが便利という方も多いのではないでしょうか。


また、地元の地方銀行の方が何かと小回りがきいて便利と考える方もいらっしゃるかもしれません。


しかしながら、地方銀行の赤ちゃんの口座を開設する場合、銀行によっては断られる場合もあるようなのです。


ですので、地方銀行で口座の開設を考えておられる場合は、事前に赤ちゃんの口座が作れるかどうか確認しておくことをおすすめします。

銀行によっては子供本人以外の解約ができないことがある

また、子供の口座を解約する時にも注意が必要です。


そもそもお子さんの将来のために作った口座ですので、お子さんが小さいうちは親御さんが管理しておられると思いますが、もし、解約するとなった場合には、お子さん本人以外の方では解約できないケースがあるようです。


または、お子さんの委任状が必要というケースもあるようですが、お子さんが小さいうちは委任状というのも現実的ではありませんよね。


お子さんが成人すれば、本人の意思で解約も可能だと思いますが、小さいうちに親の判断で解約するのは手続き上難しいということに注意してください。

赤ちゃん・子供の銀行口座開設に関するQ&A

赤ちゃんや子供の銀行口座に関して、いざ開設するときや開設したあとに、

  • 贈与税ってかかるのかな?
  • 親子の印鑑を同じにしたいんだけど
  • お年玉って贈与になるの?
  • 親が亡くなったら子供の貯金はどうなるの?

など、さまざまな疑問が生じますよね。


それらの疑問について回答をまとめてみました。疑問を解消するために、ぜひご覧ください。

いくらまで預金していい?110万を超えると贈与税はかかる?

年間110万円を超える贈与になると、贈与税がかかります。贈与税とは、親子間でも成立してしまうのです。


例えば、子供のために毎年少しずつ貯金をしようと思い、年間20万円ずつ子供名義の通帳に貯金をしたとします。


これだけなら年間110万円を超えていないので贈与税は発生しませんが、年間120万円を子供名義の通帳に貯金をした場合、贈与税が発生します。


また、年間20万円ずつ貯金をしていき、10年後に子供に通帳ごと贈与したとします。すると、通帳の中には200万円入っていることになり、贈与税の対象となります。


年間20万円ずつだから贈与税とは無関係な気がしますが、贈与とはもらう側が「お金をもらうことを認識したとき」が対象なので、通帳を受け取ることにより「200万円をもらう」ことを認識したら、贈与になるのです。


ですので、年間110万円を超えないよう、贈与していくのがいいでしょう。

親と子供の印鑑は同じで良い?

親と子供の印鑑は、分けたほうがいいです。


将来子供に通帳を渡すときに、親と共通の印鑑だと印鑑を渡すことができません。すると、子供か親が改印の手続きをしなければならなくなるので、手間がかかります。


スムーズに通帳と印鑑を受け渡すためにも、印鑑は分けておいたほうがいいでしょう。


また、赤ちゃん専用の印鑑を作ることは、子供が大きくなったときにプレゼントできる素敵なものになります。


赤ちゃんの名前で掘ってあげれば、一生使える印鑑になりますね。印鑑は銀行の届出印以外にも、さまざまな大切な場面で使用します。


子供の大切な資産として、赤ちゃん専用の印鑑を作ってあげると将来喜ばれますよ。

お年玉は「贈与」に含まれる?

お年玉は贈与に含まれますが、贈与税の対象ではありません。


贈与とは、人から現金等を貰った場合のことを指します。すると、お年玉は親や親戚から現金を貰うことになるので、贈与に含まれます。


しかし、贈与に含まれても贈与税の対象にはなりません。


国税庁のホームページにて、贈与税の対象とならないものが掲載されています。その中の項目8に、「年末年始の贈答」という文言があるので、お年玉は贈与税の対象外であることが分かります。


気を付けたいのが、一般的に考えてお年玉と考えづらい金額を貰った場合です。例えば、1人の親戚がお年玉で200万円くれたら、これはお年玉の金額とは考えられませんね。


貰ったお年玉の合計が110万円以上になった場合は、1人1人からお年玉として妥当な金額を貰った結果であれば、それは贈与税の対象外です。

親が子供名義で預金している間に亡くなってしまった場合はどうなる?

悲しいことですが、子供名義で貯金をしている間に、親が亡くなってしまう場合もあります。


そのとき、子供名義の貯金はどうなってしまうのか気になりますね。


子供の場合、親が子供の通帳を管理しているケースがほとんどだと思います。すると、子供が通帳の存在を知らない、自分のための貯金があったことを知らない、という状態になります。


また、その通帳に入っているのは親が稼いだお金になりますね。


このようなケースだと、親が子供の名義を使って親の貯金をしていたとみなされるので、相続税の対象となります。

赤ちゃんの銀行口座開設におすすめの銀行(一部キャンペーンや特典あり)

赤ちゃんの口座開設をしようと思っても、いまや銀行はたくさんあり、どの銀行がいいか分かりません。


数多くある銀行の中から

  • 三菱UFJ銀行
  • ゆうちょ銀行
  • みずほ銀行
  • 三井住友銀行
  • ネット銀行

おすすめさせていだきます。


それぞれの銀行の特徴やメリット、行なっているキャンペーンや特典をまとめていますので、ぜひご覧ください。

三菱UFJ銀行

メガバンクの1つである三菱UFJ銀行は、銀行窓口での口座開設はもちろん、テレビ窓口というサービスもあります。


テレビ窓口とは、インターネットで事前に受付を済ませて置き、テレビ窓口が設置されている店舗やATMコーナーに行きます。そこで手続きを行います。


設置場所によりますが、土曜や祝日でも受付をしている場所もありますので、平日は忙しくて来店できないという人でも安心ですね。


アプリで口座開設ができる「スマート口座開設」もあるので、スムーズに口座開設ができますよ。

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行は、ゆうちょのATM手数料がいつでも0円で利用できます。自分のお金を下ろすのに手数料を取られたくありませんね。


また、ゆうちょ銀行は全国にあるので、利用範囲も広く使いやすいです。


「ゆうちょダイレクト」というWebの専用ページもあり、そこでは入出金履歴などが見られるので、通帳を記帳できないときでも残高や内容を知ることができます。


ゆうちょPay公式Twitterでは、抽選でプレゼントが当たるかもしれないキャンペーンもあるので、ぜひホームページをご覧になってはいかがでしょうか。

みずほ銀行

みずほ銀行もメガバンクの1つです。


インターネットでも、店舗でも口座開設ができます。


「みずほマイレージクラブ」では、ATMの時間外手数料が無料になることもあります。インターネットで取引をしたいという人は、「みずほダイレクト」を利用すると時間を気にせず取引を行うことができますよ。


東京2020オリンピック・パラリンピックが当たるキャンペーンも行なっているので、興味のある人は対象のキャンペーンに申し込んでみるといいですね。

三井住友銀行

三井住友銀行では、銀行口座がアプリホームページで開設することが可能です。もちろん、店舗の窓口で銀行口座を開設することもできますよ。


三井住友銀行はメガバンクですが、保険の扱いもあります。子供のための保険である「こども保険」も取り扱っていますよ。


子育てのための普通預金の取り扱いもあり、贈与税の非課税措置が取られています。子供のための貯金でも贈与税の対象になるので、少しでも有利になる銀行口座をぜひ検討してみるといいかもしれませんね。

ネット銀行(楽天銀行・住信SBIネット銀行など)

ネット銀行は、通帳の発行がされず、また、印鑑の登録もないので紛失の心配がありません。


また、インターネットの使える環境でしたらいつでも銀行口座を開設できるのも大きなメリットですね。


楽天銀行の場合、金利が他銀行より高く、20倍も違うことがあります。


住信SBIネット銀行は、キャッシュカードにデビット機能も付いており、デビット利用や金融商品を利用するとポイントも貯まります。


通帳や印鑑を持たないネット銀行も利便性に優れているので、検討してみるといいでしょう。

参考:今話題の「出生体重貯金」のやり方

いま、SNSで話題の「出生体重貯金」をご存知ですか。


出生体重貯金とは、子供の

  • 出生日
  • 出生時間
  • 体重
  • 身長

などの数字を、貯金額として貯金することです。


例えば、生まれた日が3月16日なら、316円貯金。出生時間が23時11分なら、2311円貯金というようになります。


記録のやり方はさまざまで、2020年に生まれたから2020円貯金としたり、子供の成長記録として毎月身長を測り、その分を貯金したりします。


そのとき、通帳のコメント欄に「YEAR」や「BIRTHDAY」と入力すると、その数字が何の数字なのか分かるのでおすすめです。


入金時に手書きで書いてもいいですし、ATMで送金する場合は、相手の通帳に載る依頼人名を変更できるので、「YEAR」など記録したい名前に変更するといいでしょう。

まとめ:赤ちゃん・子供の銀行口座の開設方法をマスターしよう

赤ちゃんや子供の銀行口座開設について解説してきましたが、いかがでしたか。


この記事のポイントは

  • 赤ちゃんの銀行口座は作れる
  • 年間110万円超だと贈与税がかかる
  • ネット銀行も便利
  • 子供の成長記録を通帳で付けられる

でした。


赤ちゃんが生まれたら、将来のために貯金をしておきたいです。そのために、銀行口座を開設し、贈与税に引っかからないように上手に貯金をしていきたいですね。


いまはインターネットアプリでも口座開設ができるので、忙しい人にはとてもありがたいです。通帳や印鑑を持たなくていいのもメリットと言えるでしょう。


大切な我が子の成長記録として、出生体重貯金をするのも素敵な思い出になりそうですね。子供に通帳を渡す日が、楽しみになります。


ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されているので、ぜひご覧ください。

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