更新日:2023/07/14
ワイモバイルの故障安心パックプラスはいらない?Apple Care+と比較
ワイモバイルで契約した方向けの保険サービスが、「故障安心パック」です。しかしiPhoneユーザーは保証対象外となるサービスが多いことから加入する必要はありません。また、ワイモバイルでも「Apple Care+」に加入することもできるので比較も記載しています。
- 「故障安心パックプラス」とはワイモバイルが提供するスマホ保証
- ワイモバイルでは「Apple Care+」に加入することもできる
- iPhoneは対象外のサービスが多いためおすすめできない
- 他のスマホ保険と比較して自分に合った保険に加入することがおすすめ
- 中でもモバイル保険は幅広い人にメリットが多くおすすめ
目次を使って気になるところから読みましょう!
- ワイモバイルの「故障安心パックプラス」とは?
- 確認:月額料金、補償内容、保証期間について
- ワイモバイルのiPhoneで加入できる保険は「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」
- iPhoneの場合「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」どちらに加入するべき?
- iPhoneの場合「Apple Care+」の方がおすすめ
- ①「故障安心パックプラス」はiPhoneが対象外となる保証サービスが多い
- ②機種交換の料金が「Apple Care+」の方が安い
- iPhone以外のユーザーは「故障安心パックプラス」に加入してもいい
- もしもの不安を何とかしたい方は他のスマホ保険がおすすめ
- モバイル保険がおすすめ!
- まとめ
目次
ワイモバイルの「故障安心パックプラス」とは?
「故障安心パックプラス」はワイモバイルが提供している、8つのサービスがまとめてついているお得なスマホ保証です。
またこれまでワイモバイルでは「故障安心パックライト」といった別の保証サービスを展開していたのですが、2022年7月13日をもって新規申し込みの受付を終了しています。
「故障安心パックプラス」はiPhoneユーザーもAndroidユーザも加入することはできますが、iPhoneだけ対象外になっているサービスがあるなど限定的なものとなっているので注意が必要です。
この記事ではiPhoneユーザーの方に「故障安心パックプラス」が必要ないといえる理由を、ワイモバイルが提供する他の保険などと比較しながら詳しく解説します。
iPhone12を持っている方を想定して、料金や補償内容などについても詳しく解説しますので、この記事を読めばあなたにとって必要な保険は何かを見極めることができるようになります。
スマホをよく故障してしまうので不安という方にも安心できる他のスマホ保険についても紹介しますので、どうぞ最後までお読みください。
確認:月額料金、補償内容、保証期間について
まず月額料金、補償内容、保証期間など、故障安心パックプラスの基本的な内容についてご紹介します。
故障安心パックプラス月額料金759円の支払いで、次の8つの補償があるオプションサービスで、保証期間は基本的に月額料金を支払っている限り解約するまで続きます。
- 故障交換サービス
- 破損保証サービス (iPhone対象外)
- 水濡れ・全損保証サービス (iPhone対象外)
- 盗難・紛失保証サービス
- 故障保証サービス (iPhone対象外)
- データ復旧支援サービス
- 内蔵型バッテリー交換修理割引サービス (iPhone対象外)
- 紛失ケータイ捜索サービス (iPhone対象外)
ワイモバイルのiPhoneで加入できる保険は「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」
ワイモバイルのiPhoneで加入できる保険は「故障安心パックプラス」の他に、「Apple Care+」があります。
「AppleCare+ 」とはiPhoneを購入すると自動的に付帯するAppleの保証サービス(1年間の保証と90日間のテクニカルサポート)が2年間に延長されるスマホ保証です。
加えて過失や事故による損傷に対する修理などのサービスを、画面の損傷は1回につき3,700円(税込)、そのほかの損傷は1回につき12,900円(税込)で無制限に修理してもらえます。
修理保証の中にはバッテリー修理サービスもあり、2年の間にバッテリー容量が80%を下回れば無料で修理してくれるのも「AppleCare+」の魅力のひとつです。
保険料金は機種によって違いますが、iPhone12の場合、月額 770円 、計24回払いで18,480円となっています。
ただし機種変更や解約した場合は、「AppleCare+ 」も自動解除となるので注意が必要です。
iPhoneの場合「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」どちらに加入するべき?
iPhone12の場合「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」どちらに加入するべきか、表で比較してみてみましょう。
項目 | 故障安心パックプラス | Apple Care+ |
---|---|---|
料金 | 月額料金759円 | 月額料金770円 |
画面の損傷修理 | iPhoneは対象外 | 3,700円 |
画面損傷以外の修理・交換 | 故障交換サービス13,750円 (現在iPhone12の在庫がないので配送不可。 店舗で要在庫確認) | 12,900円 |
バッテリー交換保証 | iPhoneは対象外 | バッテリー容量が80%未満になった場合 購入から2年間修理サービス |
盗難・紛失サービス | 同一機種を会員価格で購入 | オプション契約可能 |
データ復旧支援サービス | 水没・水濡れ・破損時のデータ復旧サービスが無料 | なし |
その他 | なし | 修理保証とテクニカルサポートが iPhoneの購入日から2年間に延長 |
このように比較すると一見大きな違いはないようにも思えますが、さらに詳しく調べてみましょう。
iPhoneの場合「Apple Care+」の方がおすすめ
月額料金をみると「故障安心パックプラス」と「Apple Care+」はほとんど差異がありませんが、iPhone12の場合は「故障安心パックプラス」よりも「Apple Care+」の方がおすすめといえます。
なぜなら、月額料金はほとんど変わらないのに次の2つの面で、「Apple Care+」の方がお得だからです。
- 「Apple Care+」のほうが修理の保証範囲が広く
- かつ実際に損傷した場合も支払う費用が安い
「故障安心パックプラス」しかない保証もありますが、その中の「盗難・紛失サービス」は会員価格で購入する必要がありますし、データ復旧支援サービスはiCloudなどを利用していればそれほど必要ではありません。
なので現実的に考えて支払う費用と受けられるサービスについて考えると、「Apple Care+」の方がおすすめできます。
①「故障安心パックプラス」はiPhoneが対象外となる保証サービスが多い
8つのサービスをまとめて提供してくれるのが魅力の「故障安心パックプラス」ですが、iPhoneの場合対象外となる保証サービスが多いのでおすすめできません。
まずiPhoneの場合は「故障安心パックプラス」に本来含まれている「破損保証」や「水漏れ保証」、また「バッテリー交換保証」などよく起こりうるトラブルに対する保証が対象外です。
しかも2022年2月には「セキュリティトラブル補償」のサービス提供終了してしまったので、iPhoneに対応するのは8つのサービスのうちたった3つのみとなってしまいました。
変わりに「故障交換サービス」があり、故障時に新品同様の機種に変えてくれるのはかなり魅力的なサービスです。
しかしiPhone12とiPhone SE(第3世代)は現在在庫がなく、その他のiPhoneも在庫が少なくなっているようですので、お近くの店舗で自分の持っているiPhoneの在庫があるか確認する必要があります。
仮に近くの店舗に運良く在庫があったとしても、実際に故障した時にまだ在庫が残っているという保証はありません。
このように考えますと、iPhoneユーザーにとって「故障安心パックプラス」はあまりメリットを感じられないので、いらないと考える方も少なくありません。
②機種交換の料金が「Apple Care+」の方が安い
一方、「Apple Care+」は修理の保証範囲が非常に広く、かつ安いのでおすすめです。
まず「故障安心パックプラス」は対象外の画面割れの場合、「Apple Care+」は一律で3,700円と安く、iPhone12のような高価な機種の場合実際の修理費と比較するとかなりお得といえるでしょう。
例えばiPhone12の場合、「Apple Care+」加入と未加入では次のような差があります。
Apple Care+未加入 | Apple Care+加入 |
---|---|
42,800円 | 3,700円 |
参考:Apple「iPhoneの画面修理」より
画面割れ以外の故障についても、「故障安心パックプラス」が13,750円に対して「Apple Care+」は12,900円と少し安いので「Apple Care+」で損になることはありません。
さらに「Apple Care+」は2年間とはいえバッテリーを含めた修理保証もついているので、バッテリー保証はiPhone対象外の「故障安心パックプラス」よりも安心です。
月額料金の差がたった11円でこれだけの補償範囲があることを考えること、とりわけ画面割れやバッテリー容量低下はよく起こりうることすので、やはり「Apple Care+」の方をおすすめします。
iPhone以外のユーザーは「故障安心パックプラス」に加入してもいい
「故障安心パックプラス」のデメリットはiPhone対象外の保証サービスが多いということですので、iPhone以外のユーザーにはおすすめできます。
なぜならiPhone対象外のサービスには次のようなものがあります。
- 自然故障時の修理対応サービスが無料
- スマホの外装が破損した場合は外装交換価格が90%割引
- 水濡れ・全損などのトラブル時は5,500円のみ
- 自然故障・外装破損・水濡れ・全損した場合、iPhoneは13,750円だが、その他のスマホは機種によっては、8,250円や11,000円となる
- バッテリー交換の修理代金が一律3,300円割引
- 携帯電話を紛失した際におおよその位置をお探しすることできる(iPhoneの場合はもともと「探す機能」があるのでそもそも不要)
もしもの不安を何とかしたい方は他のスマホ保険がおすすめ
- 補償内容が充実していて月額料金が低い保険がある
- 1契約で複数端末登録が可能な保険がある
- 自己負担金0円で保証をしてくれる保険がある
モバイル保険がおすすめ!
数あるスマホ保険の中でも「モバイル保険」をこちらではおすすめします。
「モバイル保険」はさくら少額短期保険が提供しているスマホの補償サービスです。「モバイル保険」に加入することで得ることができるメリットを3つ紹介します。
- 月額700円で3台まで補償することができる
- 最大10万円まで自己負担金0円
- 補償期間の上限が無い
まとめ
今回はワイモバイルの「故障安心パックプラス」が本当に必要かどうかについて解説しましたがいかがでしょうか。
8つのサービスが魅力の「故障安心パックプラス」ですが、iPhoneユーザーにとっては限定的なものが多く、それほど必要ではないことがわかりました。
「Apple Care+」は「故障安心パックプラス」にはない保証もありますし、ワイモバイルが提供する以外にも色々なスマホ保証はあります。
いずれにしても保険は毎月あるいは毎年支払う固定費なので、総額で考えると大きな費用となってしまうことがあります。
一方で「お金がかかるからいらない」と考えてしまうと、実際にトラブルに巻き込まれた時に後悔してしまうかもしれません。
加入前にその保険が自分にとって本当に必要かどうかを調べるのはもちろんですが、自分が求める条件にあう他の保険がないかどうか調べてみることは大切なことです。
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