【徹底比較】住宅ローンのつなぎ融資ができる金融機関の金利や特徴は?

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住宅ローンを借り入れるまで何かと出費がかさみますが、その際におすすめしたいものがつなぎ融資です。一期一会のマイホームとの出会いを金銭面が原因で逃さないためにも、必要があれば活用したい融資です。つなぎ融資を行っている金融機関の特徴や金利について見ていきましょう。

▼この記事を読んでほしい人
  • 住宅ローンのつなぎ融資とは何かを知りたい人
  • 住宅ローンのつなぎ融資で気をつけるべきことを押さえておきたい人
  • 住宅ローンについて相談できる相談先を探している人
  • つなぎ融資を行っている金融機関を探している人

内容をまとめると

  • つなぎ融資はネットバンクやメガバンクなどで行っている
  • 住宅ローンのつなぎ融資はどこでも行っているものではないからこそ、特徴を押さえた選択が肝心
  • 金利は高めではあるが、計画的に利用することでつなぎ融資はいざという時の助け舟となる存在
  • 住宅ローンについての相談は顧客満足度93%の相談経験豊富なマネーキャリアがおすすめ!

住宅ローンつなぎ融資可能な金融機関の比較

住宅ローンのつなぎ融資は、実際に行っている金融機関が少ないということで、どこの金融機関を利用するか迷っている人も多いようです。


つなぎ融資を行っている金融機関は以下のところがあります。

  • メガバンク
  • 都市銀行
  • ネットバンク
金利や特徴など、それぞれに強みや特徴は異なりますので、自分の借り入れ・返済プランに合ったところに相談することをおすすめします。

また、つなぎ融資と住宅ローンの金融機関を別のところで契約することはできません。

つなぎ融資は住宅ローンありきの契約なので、住宅ローンを契約したところと同じ金融機関で契約しなければならないことを念頭に置いておいてください。

メガバンク(都市銀行)

メガバンクの場合、
ATMの多くが連携していることや、全国で提供している金融機関としての安心感もあります。


中でもつなぎ融資でおすすめしたメガバンクはみずほ銀行、三井住友銀行です。


それぞれ利用対象と団信保険料、金利、融資限度額をまとめました。

みずほ銀行三井住友銀行
利用対象・みずほ銀行のフラット35仮承認を受けている
・団体信用生命保険に勧誘できる
・三井住友銀行のフラット35の融資が確定している
・団信に加入できる
団信保険料銀行が負担銀行が負担
金利変動金利
固定金利
融資限度額100万円〜8,000万円
(フラット35の借入額以下)
フラット35の借入額まで

有名なメガバンクの1つである東京三菱UFJ銀行は、つなぎ融資に関しては個別対応を取るとのことです。


実際に住宅を建てるにあたって必要な金額がいくらになるのか、総額をシミュレーションした上で、つなぎ融資が必要かどうかの判断をしていきます。


また、借り入れ回数や事務手数料については各金融機関ごとに個別対応とのことでした。


メガバンクでつなぎ融資を検討している人は、つなぎ融資の利用も視野に入れた相談をすることをおすすめします。

ネットバンク

ネット銀行の場合、住宅ローンの金利自体が低いことに加え、手続きが全てオンラインで完結することもあり、いま注目の金融機関と言えます。


数あるネットバンクの中でも、つなぎ融資を考えた際におすすめしたい金融機関は楽天銀行とARUHIです。

楽天銀行ARUHI
利用対象・楽天銀行のフラット35の仮承認を受けた人
・団信加入可能な人
ARUHIのフラット35の融資に承認を受けている人
団信保険料銀行が負担取り扱いなし
金利固定金利1日を365日とする日割り計算
(実質金利3.6%〜)
融資限度額フラット35の借入金額まで
(土地代、着工金、中間金と資金用途による上限あり)
100万円〜8,000万円(フラット35の借入金額まで)

事務手数料は楽天銀行、ARUHIともに一律110,000円でした。


借入金額に関わらず、事務手数料が一律である点は明瞭であり、契約者にとっても利用しやすいと言えます。

住宅ローンの「つなぎ融資」とは?


住宅ローンは住宅が出来上がってからのでないと借り入れできないものですが、住宅ローンの借り入れが開始するまでにもあれこれと必要な費用がであります。


住宅ローンの融資が始まる前、つまり資金が自分の手元に来る前に支払いを済ませなければならないものも多くあります。


住宅ローンのつなぎ融資は、住宅ローンが融資されるまでの間に必要な支払い金額分の融資をすることです。


つなぎ融資の特徴や仕組みから、つなぎ融資を検討すべき人などを紹介していきます。

  • つなぎ融資の仕組み
  • つなぎ融資を検討すべき人
  • つなぎ融資の金利計算方法 
今さら聞くに聞けない、つなぎ融資について説明してきます。

つなぎ融資の仕組み

つなぎ融資の大前提ですが、住宅ローンの借り入れは住宅が建て終わり、自分たちの手元に受け渡された時点でスタートします。


しかし、住宅ローンの借り入れがスタートする前にも土地代や建築に必要な手数料、工事着工金など支払わなければならないお金は多いものです。


その金額は数百万円、場合によっては1,000万円を上回るケースもあります。


つなぎ融資の場合は、住宅ローンが始まるまでのつなぎで借り入れができますが、つなぎ融資の期間は元金ではなく、先に利息のみを支払います。


建てた住宅が自分たちのもとに引き渡され、住宅ローンの借り入れがスタートした段階で、住宅ローンを使い、つなぎ融資の方を精算します。


つまり、先に利息のみ支払っておき、住宅ローン借り入れでまとまったお金が手に入った段階で元金をまとめて支払うということです。


融資できる金額や受けられる回数は金融機関によって定めがありますので、あらかじめ金融機関に確認しておくことをおすすめします。

つなぎ融資を検討すべき人

つなぎ融資を検討すべき人は、以下のような人です。

  • 注文住宅を購入する人:
    建売住宅と異なり、土地取得、建物の竣工に関係する費用が必要。

  • 土地を手に入れるための費用が現時点で不足している人:
    通常土地を手に入れてから、その上に家を建てるため、まずは土地の取得費用が必要になるが、自己資金で足りない場合

  • 引き渡しの期日までにローン実行が間に合わない人:
    書類提出のタイミングなどにより、住宅ローン実行が引き渡しまで間に合わないこともある。
    相談しても対応不可の場合はつなぎ融資が有効。
このように、住宅ローン実行前にまとまったお金が必要な方におすすめの融資です。

ある程度貯金があり、手数料や諸費用の金額は住宅ローン開始まで支払いができる人の場合、つなぎ融資は不要ですが、家を建てる人全員が潤沢な資金があるとは限りません。

住宅を建てることは、一生にそう何度とない一大イベントです。

また、建売の場合はこれと思った時が買い時、貯金が貯まるまで…など考えていたらあっという間に他の買い手のものになってしまいます。

欲しい住宅をここぞというタイミングで手に入れるための手段として、つなぎ融資を検討すべき人は検討してみてください。

つなぎ融資の金利計算方法

つなぎ融資を受ける場合も、通常の住宅ローン借り入れと同様に気になるのは金利ですよね。


つなぎ融資の金利の計算方法は以下の通りです。

つなぎ融資借入額×金利÷365日×住宅完成までの期間

つなぎ融資借入額から1日あたりの金利を求め、そこから住宅完成までの日数で掛けます。


例えば、土地購入代金として1,000万円を金利3%で180日感借り入れする場合、

1,000万円×3%÷365日×180日=147,945円の利息となります。


利息を計算することによって、つなぎ融資を利用した場合どのくらいの金額をプラスαで負担しなければならないのかが一目で分かります。


つなぎ融資は日割り計算ですので、工事に必要な日数によって金額が変わる点は注意してください。


梅雨時期や台風到来の時期など、長期間工事が進まない場合も工事期間とみなされるため、金利計算における住宅完成までの期間にカウントされます。

つなぎ融資の注意点


つなぎ融資とは、住宅ローンの融資で資金が手に入るまでの間に支払わなければならないものの支払いのために融資を受けることです。


借り入れまでの期間に必要な手数料工事代金にあてることができる、お助けとも言える存在です。


しかし、つなぎ融資を利用することはメリットばかりではありません。

  • 注意点①事務手数料が必要
  • 注意点②金利が高い
  • 注意点③対応していない金融機関がある
  • 注意点④つなぎ融資だけでは利用できない 
つなぎ融資は住宅購入資金が心もとない時や住宅ローンの融資で資金が手元に入るまでに間に合わない時にも使えますが、どの金融機関でも簡単に利用できるとは限りません。

注意点を意識しながら、メリットとデメリットを考慮した上で利用すべきです。

注意点①事務手数料が必要

住宅ローンの借り入れまでの期間と言えども、数百万円にものぼる大金が必要になることには変わりありません。


つなぎ融資のための手数料として10万円前後かかることが多く、手数料は1回目の融資のタイミングで差し引いて支払いされます。


しかし細かいルールや支払い期限、別途手数料が必要か否かについては契約の時点で手数料の項目に細かく記載されていますので、目を通すようにしてください。


金融機関によってはタイミングやキャンペーンで手数料無料や割引もありますので、つなぎ融資を考えている人はキャンペーンの有無も確認しておきましょう。

注意点②金利が高い

つなぎ融資の金利は、一般的な住宅ローンに比べると高めに設定されている傾向があります。


つなぎ融資の金利の目安として年2〜4%前後と言われていますが、日割りですので、工事などでかかった日数分きっちりと支払うことになります。


 後々家計を圧迫しないように気をつけるために、欠かせないものはシミュレーションです。


つなぎ融資を利用すると、思った以上に利息額が大きくなるため、利用する前には利息や返済額のシミュレーションをしてもらい、家計を圧迫しないか確認することが大切です。


返済に困らないようにつなぎ融資を利用したものの、返済の段階で想像以上の金利に困惑することがないように気をつけてください。

注意点③対応していない金融機関がある

つなぎ融資は、住宅ローン契約にプラスαで付けたい人は付けることを選べるサービスのようなものですが、対応している金融機関とそうでない金融機関があります。


つまり、つなぎ融資があって当然というものではないので契約の時点で十分気をつけなければなりません。


また、現時点ではつなぎ融資を行っている金融機関はそれほど多くないため、選択肢が限られてきます。


そのため、つなぎ融資前提で住宅を手に入れようとしている人は、前もって調べて利用しなければなりません。


つなぎ融資を含めて住宅ローン借り入れを検討している、つなぎ融資が必須とも言える人はつなぎ融資ありで住宅ローンを組むことができる金融機関か否か、はじめの段階で相談した上で契約をするべきです。

注意点④つなぎ融資だけでは利用できない

あくまでつなぎ融資はピンチヒッターです。


住宅ローン借り入れで資金が手に入るまでの臨時だということを忘れてはいけません。


住宅ローンで数千万円を融資することも考慮し、一緒に借り入れるものとして、住宅ローン借り入れの前段階で数百万円という大金を融資しているのです。


つなぎ融資単体で融資を受けることはできません。


住宅ローンは金利が低いA銀行で借り入れしたいが、つなぎ融資を行っていないので、つなぎ融資としてB銀行で融資を受ける、といったことはできないのです。


住宅ローン借り入れがあって、その上で行うつなぎ融資であることを覚えておいてください。

住宅ローンのつなぎ融資利用の流れ


住宅ローンのつなぎ融資を利用するための流れを紹介します。

  • 手順①金融機関につなぎ融資を申請する
  • 手順②諸費用を支払う
  • 手順③つなぎ融資を返済する 

手続きとして難しいものはありませんが、やはり数百万円のお金を家が経つ前に借り入れするということもあり、必要な事項は多々あります。


土地の購入や住宅を建てるために必要な費用を把握した上で相談し、融資を申し込むのですが、つなぎ融資は住宅ローン融資の前に利用するものなので、融資のタイミングや返済の時期などが重要になってきます。


つなぎ融資を申請する際に、諸費用を支払う場合気をつけるべきポイントなども紹介します。


住宅ローンのつなぎ融資を考えている人は、大まかな流れをイメージすることで手続きがスムーズにいくはずです。

手順①金融機関につなぎ融資を申請する

はじめに金融機関につなぎ融資を利用したいことを伝え、つなぎ融資を申請してください。


つなぎ融資の申請に必要な書類は金融機関ごとに多少異なりますが、基本的には以下の通りです。

  • 売買契約書
  • 重要事項説明書
  • 建築工事請負契約書
  • ご建築される予定の物件の平面図等
  • 建築確認申請書
  • 建築確認済証(または建築確認通知書)

つなぎ融資は融機関の住宅ローン審査にすでに通っていることを融資条件として挙げていることからもわかるように、住宅ローンありきのつなぎ融資です。


そのため、つなぎ融資と住宅ローンはセットで申込みをします。


また、つなぎ融資も住宅ローン同様に審査がありますので、この審査に通った時点で本格的に売買契約を結ぶことになります。

手順②諸費用を支払う

住宅引き渡し後に融資される住宅ローンですが、その融資が開始される前に支払いを済ませなければならないものもあります。

以下は住宅を建てるにあたって必要な費用で、諸費用とされるものです。
  • 土地購入費
  • 着工金
  • 中間金

これらの諸費用は、住宅引き渡し前に支払わなければならないものであり、つなぎ融資で融資された資金で支払うことになります。


それぞれ決済の期限が決まっているので、期限までに支払わなければならないのですが、金融機関の融資の回数や融資額にあわせて、諸費用の支払いを行っていくのです。


利用条件は融資回数の上限や額も金融機関によって異なりますので、制約を把握しておかないと、必要なタイミングで必要な額を用意できなくなりますので、注意してください。

手順③つなぎ融資を返済する

つなぎ融資は借金に変わりないので、借りた後はきちんと返していかなければなりません。


つなぎ融資として借りた資金については、住宅ローンの資金を用いて全額返済を終わらせます。


住宅が完成して自分のものとして正式に引き渡しされた段階で、住宅ローン開始となります。


融資を開始した段階から住宅ローン開始時期までは、つなぎ融資の利息のみの返済でしたが、残っている元金の返済も、住宅ローンの開始のタイミングで始まります。


つなぎ融資は金利が高く、金利返済のみ見ても大きな金額になってしまいますので、なるべく早くつなぎ融資を返済すべきです。


天候などで工事期間や返済期間が延長されるとその分、返済額も高くなりますのでお気をつけ下さい。

まとめ:住宅ローンで少しでも後悔したくないなら今すぐマネーキャリアの無料相談!


夢のマイホームを手に入れるにあたって、必ず通るといっても過言ではないものが住宅ローンです。


しかし夢のマイホームだからこそ妥協はしたくはない、一期一会の出会いだからこそ、これだと思ったものはすぐに手に入れたですよね。


そのような人は、住宅ローンが融資されるまでの諸費用も融資してもらえるつなぎ融資を検討してみてください。


しかしつなぎ融資はどこの金融機関でも行っているものではないことに加え、金利も通常の住宅ローンに比べると高めに設定されているところが難点です。


ので、利用は返済計画も含めて計画的に勧める必要があります。


住宅ローンとつなぎ融資の借り入れと返済で相談する場合は、マネーキャリアがおすすめです。


マネーキャリアは相談経験豊富なファイナンシャルプランナーが多数在籍していることに加え、実際に相談した人の利用満足度は驚きの93%です。


  • 相談者の考えていることや悩みに寄り添い、丁寧にカウンセリングを行うこと
  • 相談の予約から相談まで全てオンラインで完結すること
  • 相談予約はWebのみならず、LINEでも気軽にできること

これらの点からマネーキャリアは多くの人びとに利用されています。


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