住宅ローン貧乏で後悔しないために!地獄から抜け出す対処法も解説

住宅ローン貧乏で後悔しないために!地獄から抜け出す対処法も解説-サムネイル画像

念願のマイホームをやっと購入した!とちょっと高めの住宅を買ったあなた。しかし、住宅ローンの返済が始まるとなんだか家計に余裕がなくなっていく…。きちんと返済計画を立てたはずなのに、なぜか支払いが苦しくなる、思いがけない落とし穴とは?

▼この記事を読んでほしい人
  • 住宅ローンの負担が大きいと感じている方
  • 住宅ローン貧乏になりたくない方
  • 住宅ローンを払っている途中で収入が減った方
  • 住宅ローン貧乏から抜け出したい方

内容をまとめると

  • 先々のことを予想していないと住宅ローン貧乏に陥りやすい
  • 返済負担率は20%未満、子供の教育費は多めに見積もる
  • 諸経費とランニングコスト、物件価格は総合で考える
  • 家計の支出や住宅ローンの相談はマネーキャリアのFP相談がおすすめ!
  • 顧客満足度93%で納得いくまで何度でも繰り返し相談可能!

住宅ローン貧乏になる理由


住宅ローン貧乏とは名前のとおり、毎月の住宅ローンの返済で生活がキツくなってしまっている人、家庭のことです。


原因は単純に、返済額が見合っていないことであったり、ローンを組んでいる途中で収入が減少する事態に陥ったり、予想外の出費で生活を圧迫していたりすることが挙げられます。


最初に考えていた返済計画どおりにならず、イレギュラーが起こる可能性は誰しもあるでしょう。問題はそのイレギュラーを想定できているか、全くできていないか、ということにあります。


今回は、以下の4つに焦点を当てて、住宅ローン貧乏になる原因を説明をしていきます。

  1. 返済負担率の上限ギリギリで借りている
  2. 諸経費の負担分を失念している
  3. 長期返済の予測が立てられない
  4. 定年を迎えても住宅ローンが残っている

①住宅ローンの返済負担率が大きい

金融機関が住宅ローンの審査をする際に申し込んだ人の年収から、「返済負担率」を割り出します。


返済負担率は年収に対して35%未満といわれており、年収400万円の人なら年間140万円の返済額が上限です。


しかし、この返済負担率の35%はあくまで上限なので、この上限ギリギリで住宅ローンを組むことになると、毎月の出費が大きくなってしまいます。


余裕のない負担率で住宅ローンを組んでしまうと想定外の出費があった際に、生活費や貯蓄を切り崩さないといけない事態に陥ります。


また、返済している期間中、収入が変動する可能性や急を要する出費がないとも限りません。


返済している期間中、住宅ローンを組んだ当初と状況が変わるかもしれないことを頭の片隅に置いておくべきです。


返済負担率は35%ギリギリで申請せず、20%未満くらいを目安にすると生活に余裕が持てます。


住宅ローンを支払っても貯蓄する余裕がある、くらいが適正と考えましょう。

②諸経費の負担を考えていない

家を購入する際には物件の本体価格以外に諸経費や税金の費用も必要です。諸経費には以下のような費目があります。

  • 売買契約書等の印紙税(印紙代)
  • 仲介手数料
  • 登記費用
  • 住宅ローンの事務取扱手数料・保証料・団体信用生命保険の保険料など
  • 火災保険料・地震保険料
  • 固定資産税等精算金
  • 不動産取得税
  • 引っ越し費用
  • 新居のインテリア

住宅は購入するだけでなく、手数料や、税金、保険、引っ越しにかかる費用など、物件本体以外にもさまざまな費用が発生します。


住宅ローンの借り入れ金額には仲介手数料や保険、手数料の費用は含まれないこともあります。その場合、これらの費用は自身の資金から抽出しなければなりません。


諸経費の支払いを視野に入れていないと、住宅ローンの返済が始まった際に生活が困窮する可能性が高くなるのです。

③長期目線で考えていない

住宅購入は住宅という資産を購入することになります。資産の保有には当然ランニングコストがかかることになります。


住宅にかかるランニングコストの費目は以下です。


戸建て住宅の場合

  • 固定資産税
  • 火災保険料
  • メンテナンス費用
  • 光熱費 など
マンションなど集合住宅の場合
  • 管理費・共益費
  • メンテナンス費用
  • 駐車場代
  • 光熱費 など
新築戸建ての住宅にかかるランニングコストは、年間60万円ほどが平均といわれています。

賃貸などでは物件のオーナーがメンテナンス費用などを出してくれますが、持ち家となると、これらのランニングコストを自分の資産から抽出する必要があります。

住宅ローンを組んで住宅を購入する際は、購入するときにかかる大きな資金だけを考えるのではなく、これから先必要になる費用の調査と想定をしておかなければいけません。

④定年後も支払っている

老後はなんとかなるだろうと考え、住宅ローンの返済期間を仕事をやめた老後まで設定してしまうと、老後資金が足りなくなってしまう可能性があります


たしかに住宅ローンは返済期間を35年の最長で組む方が、月々の返済額が少なくて済みます。


しかし、自身の年齢から完済の年齢が老後に入ることがわかれば、もう一度本当に返済に苦労しないかを考え直すことが大切です。


現役時代に余裕があっても老後はこれまで蓄えた資金と、年金で生活することになります。


現役時代と同じように生活支出があると、意外とすぐに老後資金を消費してしまった、という事態になりかねません。


住宅ローンの完済年齢65歳を目安に設定することがおすすめです。65歳以前に早期リタイアを考える場合は、目標年齢に合わせます。

住宅ローン貧乏による影響


住宅ローン貧乏で生活が苦しくなってくると、生活や身体に影響があらわれます。

  1. 支払いに追われてしまう
  2. 資産に余裕がなくストレスを感じる
  3. 余裕のない生活になる
  4. 子供教育費を抽出できない
一覧にすると、良い影響が生まれないことは一目瞭然です。

さらにこの4つの原因はそれぞれの原因と密接に関連を持っています。生活や家族に及ぼす影響とリスクについて順にご説明します。

①支払いに追われる

住宅ローンの支払いがきついとお金のことばかりを考えるようになります。


普段の生活をしていても、「次の支払いは大丈夫かな」「どうやったら現状を緩和できるだろう」という考えがよぎるのです。


また、お金が不足し始めると、以下のような行動も取らざるを得なくなります。

  • 家族や親族に支援を依頼してしまう
  • 別の金融機関でローンを組む・キャッシングをする
  • 保険や学資を解約する
  • 貯金を切り崩して生活をする

身内といえど、お金が不足しているから貸してほしいということを、快く思う人は少ないのではないでしょうか。


金融機関に借りるよりは金利などの心配がありませんが、なるべくなら控えたい行動です。


金融機関であらたにローンを組む方法も金利の高さから、現状よりさらに家計を圧迫する可能性があるため、おすすめはできません。

②ストレスや不安の原因になる

前述や次項にもつながりますが、返済に追われると当然精神的にもストレスを感じたり、不安な気持ちになったりすることが多くなってきます。


あまりに悩む時間が長いと身体にストレスの症状が現れることもあります。

  • 不眠
  • 睡眠障害
  • 動悸
  • 食欲不振
  • 胃痛 など

たとえば、住宅ローンの返済に充てるため致し方なく保険を解約した場合、保険がなくなることに不安を感じる、などです。


ほかにも、子供のために積立していた学資を切り崩さなければならず、子供の習い事を諦めなければいけない、といった状況からストレス症状を引き起こすことも考えられます。


お金が足りなくなると、これまで出来ていたことが継続できなくなったり、資金を調達しなければいけなくなったり、とストレスにつながる要素が多々発生します。


症状の悪化は治療費の出費や、体調不良から仕事に支障をきたすなど、ますますお金が足りなくなる悪循環となるため、早めに原因を改善するようにしましょう。

③生活に余裕を持てなくなる

前述で支払いに追われることについて解説しました。

支払いに追われると以下の環境や状態にも影響が出てきます。

  • 時間にゆとりがなくなる
  • 人間関係のゆとりがなくなる
  • 生活に余裕がなくなる

家計が苦しくなると生活に余裕が持てなくなるのは当然ですが、他にも他人に優しくできなくなったり、時間に追われるようになったりという影響を及ぼします。


たとえば、普段の仕事や生活で感じているストレスを休日に発散したくても、家計に余裕がなければ、休日にショッピングに出かけたり、旅行に出かけたりすることができなくなります。


住宅ローンの支払いに追われてしまうと、そのような娯楽費や旅行費の出費を抑えざるを得なくなり、旅行費や交際費などの生活に直結しない費用の削減を強いられることになるのです。


それだけでなく、本業だけで収入が足りない場合は休日にもアルバイトをするなどして収入を増やさなければいけなくなります。


ストレスを発散できる時間が少なくなると、前述した「ストレスによる症状」の発症がさらに早まることになります。

④子供の教育費に使えない

子供の教育費は考えている以上に費用がかかることがあります。


子供が通う地域や、学校が私立か公立かによってもかかる学費が異なりますが、おおよその教育費は以下のとおりです。


子供にかかる学費一覧(大学まで進学した場合)

公立のみの学費私立のみの学費
小学校1,926,809円9,592,145円
中学校1,462,113円4,217,172円
高校1,372,072円2,904,230円
大学
(私立文系)
7,035,000円7,035,000円
学費総合11,795,994円23,748,547円

公立のみの学校に通った場合、学費の総合計は約476万円、私立文系大学に進学するなら約1,180万円の学費が必要です。


表を見ると、子供が成人するまでかかる教育費用は1000万円を超えます。


しかし、住宅ローン貧乏になってしまうと経済的な余裕がなくなるため、子供が希望する学校や習い事を諦めなくてはならない場面がでてきます。


学資などの積立がない場合はさらに、教育資金に余裕がなくなるのです。


子供の教育費や住宅ローンの支払いなどで、悩んでいる人は下記のURLからも相談することができます。


生活が圧迫されているように感じるときはすぐに改善に向けて動くことがおすすめです。

住宅ローン貧乏となったときの対処法


すでに住宅ローン貧乏に落ちいている人ができる対処法は以下です。

  1. 固定費の見直し
  2. 家計支出の見直し
  3. 住宅ローンの借り換え
  4. 借入金融機関へ相談
  5. 任意売却やリースバックの検討
住宅ローン貧乏による影響をご説明しましたが、いつまでも同じ状況のままにしておくのは、精神的にも家計の状態としてもよくありません。

貯めていた貯蓄も切り崩してきている給料日までハラハラする、などの状況になっているのなら、住宅ローン貧乏になり始めている兆候です。

できる対処法から実行し、住宅ローン貧乏の状態から脱却しなければいけません。

ときには購入した家を手放す選択も最善の場合があります。対処法をひとつずつ確認してみましょう。

①固定費を見直す

節約効果が高く、お金を抽出しやすいのが固定費の見直しです。


固定費には以下のような費目があります。

  • 住居費…住宅ローン、保険
  • 税金…健康保険、住民税、国民年金
  • 光熱費…電気、ガス
  • 通信費…インターネット、電話、携帯
  • 教育費…学費、子供の習い事
  • 生命保険…死亡保険、医療保険、積立保険
  • 自動車関係費…駐車場、保険、税金
  • サブスクリプション…動画サービス、会員制サービス、スマホアプリ
  • 習い事等…スポーツジムなどの習い事
毎月必ず支払いが発生する費用を一覧にして確認すると、意外と支出を抑えられる費用が発見できるものです。

今回で言う住居費は住宅ローンのこととなるため、後ほど解説します。

光熱費や通信費、保険関連はこまめに見直すことで今使っている会社よりも安い会社やプランを見つけられることもあります。

税金に関しては、以前より収入の減少があった場合、地域によっては減免の対象となることがあります。一度お住まいの役所に確認してみると良いでしょう。

他にはサブスクリプションや習い事は、一時的にストップしたり、利用する時だけ加入するという方法をとると費用を抑えられます。

②家計全般を見直す

固定費を見直したら、次は家計全般の見直しを行い、無駄な支出がないかを確認します。


固定費以外の支出は流動費となりますが、流動費の費目は以下のようなものです。

  • 食費
  • 交際費
  • 娯楽費
  • 旅行費
  • 雑費
  • 冠婚葬祭

家計の見直しをする際は、上記の支出をあらためて確認する必要があります。


例えば、外食やカフェに立ち寄る回数が多くないか、これまで購入したものを見返して本当に必要な買い物だったのかを反省することが大切です。


反省をすることで、その後の支出時に「これは本当に今必要な支出なのか」を思考、判断できるようになります。  


また、家計の資金が安定するまでは、娯楽や旅行なども普段より控える必要がありますね。


もちろん我慢のしすぎはストレスの原因となるため、なるべく早めに家計を立て直す算段をつけなければいけません。


支出をただ抑えるだけでなく、いつも購入しているものをより安く購入できるお店を探したり、ネットショッピングなどの活用も検討すると、より効率的に支出を減らせます。

③住宅ローンを金利の低いものに換える

住宅ローン貧乏の元となっている住宅ローンを低金利のものに借り換えることも有効です。


ただし、住宅ローンの借り換えは簡単にはできません。あらためて審査をする必要があります。また、現在の住宅ローンを組んだ時同様、手数料もかかってきます。


借り換えにかかる費用一覧

  • 融資手数料
  • 印紙税
  • 住宅ローンの抵当権抹消費用
  • 住宅ローンの抵当権設定費用
  • 未払い利息
  • 保証料
  • 物件検査手数料
負担を軽くする住宅ローンのプランとしては、フラット35の商品がおすすめです。

ただし、フラット35に借り換えるためには定められた物件基準を満たす必要があります。物件基準の検査には手数料が発生するため、その分の費用がかかります。

現状の支出状況を緩和するためには、毎月の返済額を今より低めにしなければいけません。返済額を低く設定すると必然的に返済期間は長くなります

そして、何より借り換えの際に上記の手数料や費用がかかるため、今一度、借り換えで本当に家計支出が緩和されるのかを検討することが重要です。

④住宅ローンの借入先金融機関に相談する

住宅ローンの返済が厳しくなっている場合は、借入している金融機関に相談するのも方法のひとつです。


支払いを滞納する可能性があるなら、まず一番に金融機関に相談をしましょう。支払いを滞納する前と滞納した後では相談のしやすさと、対応が変わってきます


返済が苦しくなってきている旨を相談をすると、返済スケジュールを見直してくれることもあります。


スケジュールの見直しは「毎月の返済額」「返済期間」「適用金利」などの項目です。場合によっては、一時的に返済に猶予をもたせてくれることもあります。


貸し付けている金融機関にとっても、返済が滞り、事故債権となるよりかは少しずつでも返済を継続してもらえたほうがメリットとなるためです。


金融機関によっては、「返済相談専用窓口」が設置されていることもあります。

返済が苦しくなってきた、このままだと滞納するかもしれない、と感じた際は必ず事前に相談するようにしてください。

⑤任意売却やリースバックを検討する

リースバックとは自分の自宅を一度売却して、自宅を賃貸として住み続けることです。


手順としては以下の順に手続きを行います。

  1. 任意売却で自宅を販売
  2. 自宅の賃貸契約を行う
リースバックのメリットとしては以前と変わらず家に住み続けられることです。

また、住宅ローンの支払いから解放され、売却する金額によっては住宅ローンの返済額より安い家賃になる可能性もあります。

任意売却すると将来的に買いなおすことも可能です。ただし、状況によっては将来買いなおしができないパターンもあります。
  • 不動産業者に拒否される
  • 不動産の所有権が第三者に移る
将来買い戻しを希望しても不動産から上記のような対応をされると、買いなおすことが難しいのです。

買いなおしが可能な状態であったとしても、買い戻し価格は売却価格を上回ることがほとんどです。また、任意売却時に希望した額で売れないこともありえます。

リースバックは一時的に返済苦から離れることができますが、その分、総合的に支出が大きくなったり、買い戻しのリスクが高まったりする点を理解する必要があります。

住宅ローン貧乏とならないためにできること


住宅ローン貧乏となってしまい、滞納してしまうと信用情報にも傷がつくなどリスクが生じます。

  • ブラックリストに載る
  • 住宅ローンの一括返済を求められる
  • 連帯保証人へ連絡がいく
  • 競売にかけられる

借入している金融機関へ相談なく、住宅ローンを滞納する事態となると、上記のような最悪の事態となりかねません。


住宅ローンの支払いで苦しくならないためには、住宅ローンを組む前にできる限り対策することが大切です。


事前準備を行うことで住宅ローン貧乏のリスクは低くなります。住宅を購入する前には、どれくらいリスクを想定できているか、他人と比較して客観視するのもおすすめです。

  1. 住宅を購入時は頭金を準備する
  2. 返済計画に余裕を持つ
  3. 子供の教育費を多めに見積もる
  4. ランニングコストなどの相談をする

①住宅購入は頭金を用意する

住宅を購入する際の頭金は、購入しようとしている住宅の20%ほどを用意するとよいといわれています。


たとえば、物件価格が5000万円の家を購入しようとしている場合、頭金は1000万円ほどが目安です。


しかし、先にもご説明したとおり実際には、物件価格以外にも税金や手数料などの諸費用も必要となります。


諸費用に関しては、物件価格の5%ほどが目安です。つまり、購入したい住宅価格の25%ほどを頭金として準備しておくと住宅ローンを組んだときに余裕を持つことができます。


また、頭金に貯蓄額すべてを出すことはおすすめできません。住宅を購入しても、予備費用として手元にある程度の資産は残さなければいけません


頭金は多ければ多いほど毎月の住宅ローン返済額が少なくて済みますが、生活をしていく上で手元に資金を残していないと、結局住宅ローン貧乏になってしまう可能性があるのです。

②無理のない返済計画を立てる

返済計画は住宅ローンを組む前に誰しも立てるものですが、重要なのは「ほしい物件から逆算して住宅ローンを組まない」ことです。


では、どのように住宅ローンの返済計画を立てるかというと以下の2点がポイントとなります。

  • 物件をチェックする前に資金計画を立てる
  • 借入額は無理なく返済できる額、生活に余裕を持てる額に設定する
たとえば物件を購入したいと考えた際には、「ほしい物件」を探す人が多いのではないでしょうか。

しかし、物件は金額が高ければ高いほど性能や条件が良いものが多くなっています。そのため、価格の高い物件を好む人が多いのは当然のことです。

つまり、ほしい物件から購入する物件を選んでしまうと、収入に合わない価格の物件を選んでしまいかねません。

物件を選ぶ際には先に「無理なく返済できる額」を割り出し、返済計画から立てておきます。

この返済計画に見合った物件を探すようにすれば、住宅ローン貧乏のリスクをグッと下げることができるのです。

③子供の教育費を多く見積もる

前述でも説明しましたが、子供の教育費には想定していたよりお金がかかることがあります。


そのため、子供の教育費は私立の学校に通った場合などの金額で想定し、多めに見積もりをしておくことが大切です。


先に記載した「子供にかかる学費一覧」では私立文系の大学を例に挙げていますが、その他の系統でかかる大学費用は以下です。 

大学の種類 大学等入学から卒業までの入在学費用
私立短大 412.0万円
国公立大学537.0万円
私立文系703.5万円
私立理系863.0万円

学費が一番安い私立短大でも412万円で、最も高い私立理系で863万円です。差を見ると実に2倍近い金額となっています。


教育費用は、子供の進学が公立か私立か、短大なのか4年大なのかによっても必要となる費用が変わってきます。


子供が産まれたときには、その子がどんな進路に進むかということは分かりません。


しかし、将来的に子供に多くの選択肢を与えられるように教育費用は多めに見積もることが大切です。

④ランニングコストやイニシャルコストを相談する

イニシャルコストとは物件を購入する最初にかかる費用、つまり初期費用のことです。ランニングコストは家を購入したあとに継続的にかかる費用です。


このふたつのコストと購入したい物件について、あらかじめ不動産や金融機関に相談しておくことが大切です。


イニシャルコストにはおよそ100万〜200万、ランニングコストは年間40万円ほどかかるといわれています。


しかし、このイニシャルコストとランニングコストは、物件の購入とあわせて考えなければ、最終的な費用で損をすることがあります。


たとえば、3000万円の住宅と3500万円の住宅があったとし、ふたつの物件は機能面や外見に差がありません。


この場合、購入する価格面を重視すると、3000万円の物件を購入したほうが得をするように感じます。しかし、購入から30年住み続けた際の修繕費が以下のようにかかりました。

  • 3000万円の物件…1200万円
  • 3500万円の物件…500万円

3500万円の住宅は耐性の高い素材をいろいろな箇所に使用していたので、修繕する頻度も少なく、ランニングコストの合計が少なくて済んでいます。


一方で、3000万円の住宅には修繕費が30年で1000万円以上かかっており、購入額と合計すると3500万円の住宅以上に費用が掛かっていることになります。


このように、住宅を購入するときは物件価格だけでなく、イニシャルコストとランニングコストもあわせて、「どちらがよりコストを抑えられるのか?」を考えなければいけません。

まとめ:家計の相談はマネーキャリアへ!


いかがでしたでしょうか。今回は住宅ローン貧乏になってしまう原因とその対処法について解説しました。


住宅ローン貧乏になってしまう理由をまとめると

  • 将来のことを計画できていない
  • リスクに備えていない
  • 賃貸の家賃を基準にして考えている
  • 仕事がずっと安定すると考えている
  • 老後まで住宅ローンを組んでいる

です。


実際に「突然病気や怪我で働けなくなった」「思った以上に子供の教育費がかかった」「貯蓄ができていなかった」という状況から、家計が圧迫され、住宅ローン貧乏になることも少なくありません。


住宅ローン貧乏になってしまうと、精神的な負担も感じやすくなり、どうしたら足りない資金を集められるだろうと常にお金のことを考えてしまうようになります。


家計が苦しくなってきている、住宅ローンの支払いがきつい、と考えている人はまずはお金のプロに相談して問題を見つめ直すことが大切です。


マネーキャリアのFP相談は、全国どこからでも無料で相談することができます。マネーキャリアを利用した人の顧客満足度も93%と非常に高い評価を得ています。


LINEから簡単にオンライン予約も取れるので、この機会に是非利用してみてくださいね。

ランキング