住宅ローン固定金利の推移は?10年・35年固定やフラット35の過去の推移も

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住宅ローンのローン形態に固定金利型があります。金利は景気や経済の動向により変動しますが、住宅ローンの固定金利についてはどうでしょうか?今回の記事では、あくまでも予想ですが今後10年・35年の金利動向について根拠をつけて説明していきます。ぜひ参考にしてください。

▼この記事を読んでほしい人
  • 住宅の購入を考えている方
  • 住宅ローンについて興味がある方
  • 住宅ローンの固定金利について知りたい方

内容をまとめると

  • 今後10年も下落傾向が続きそう
  • 固定金利は長期金利の影響を受けやすい
  • 少子高齢化やゼロ金利政策などによる要因もある
  • 過去の固定金利の推移について
  • 現在における主要銀行の固定金利比較
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【今後10年】住宅ローンの固定金利の推移は?


まず初めに、住宅ローンの固定金利の推移について説明する前に住宅ローンにおける3つの金利を簡単に説明します。

住宅ローンの金利には大きく分けて以下の3つがあります。

  • 全期間固定型…全期間において同じ金利で固定される
  • 固定金利選択型…固定金利からスタートして一定期間後に変動金利へ変更できる
  • 変動金利型…年2回の金利見直しにより金利が変動する
全期間固定型とは、高金利からのスタートになりますが金融情勢により金利の変動があがったとしても全期間において金利が固定されます。


固定金利選択型とは、初めは固定金利からスタートしますが一定の期間を経過した際に変動金利へと切り替えることが可能です。


変動金利型とは、比較的に低金利から住宅ローンを借り入れ始めるることが出来ます。

借り入れた後は各金融機関が短期プライムレートに連動する独自基準により金利を決定することにより金利が変動します。

ただし、初めの5年間は急な金利の変動があったとしても変動しません。


住宅ローンの代表的な金利を理解した上で、今後10年の固定金利の推移について以下の説明をしていきます。

  1. 今後10年もほぼ横ばいに推移する
  2. 変動金利よりも先に金利が上昇する
それでは見ていきましょう。

①今後10年もほぼ横ばいに推移する

住宅ローンの固定金利は、今後10年もほぼ横ばいで推移することが予想できます。

根拠については以下の2つです。

  • 少子高齢化により高金利は考えにくい
  • 国債の利息に大きく変動する可能性は低い

ローンを利用する人が増えれば金利は上昇し、ローンを利用する人が減れば金利は下落します。

しかし、少子高齢化により新たにローンを利用する人口は減少傾向にあるため住宅ローンにおいても金利の上昇する可能性は低いでしょう。


また、国の借金における大半を占める国債によっても金利を上げることにより国の財政への負担が増加するため国債金利は上昇することなく推移すると考えれます。

国債金利の変動が大きく出来ない以上、市場の金利相場にも大きく変化することは考えにくくなります。


以上の事から、金利は大きく上昇することが無く今までと同じで下落傾向かつ横ばいの推移になると考えれます。

②変動金利よりも先に金利が上昇する

住宅ローンにおける金利の変動には他の金利から考えて決まった順序があります。

そして、決まった順序から考えると変動金利よりも固定金利の方が先に金利が上昇します。


金利の変動における順序については以下の通りです。

  1. 国の金利が変動
  2. 債権価額の変動
  3. 利回りの変動
  4. 固定金利の変動
  5. 変動金利の変動
過去の金利変動の推移を見てもこのような順序で変動しています。


この順序をみると変動金利の変動については固定金利の後に影響することが分かります。

そして、国の金利についてはリーマンショック以降から現在まで低金利低利息の世の中になっています。

固定金利の変動は順序を見るとすぐには反映されない為、今後について急激な変化はないと考えることが出来ます。

【今後】10年固定金利・35年固定金利の推移


固定金利で代表的に基準とされるのが10年固定金利35年固定金利です。

10年と35年で期間は違いますが固定金利ということは変わらず金利の動向についても似たような形になりますが、長期金利の影響の受けやすさなど若干違う点もあります。


10年固定金利と35年固定金利をもとに、今後はどのように推移していくかを以下の内容で説明していきます。

  1. 更なる下落傾向になる
  2. 35年固定金利は10年固定金利より動きが顕著になる
それでは、詳しく見ていきましょう。

①更なる下落傾向になる

固定金利については今後もさらなる下落傾向にあると考えられます。

その根拠として、固定金利は長期金利による影響を強く受けることです。


変動金利型は、短期金利の影響を受けやすく日銀などによる経済政策により影響して変動することが多いです。

一方で、固定金利は10年物国債などの長期金利に影響を受けやすく、一時的に上昇する年はあったものの過去においては長期金利の下落とともに固定金利も下落傾向にありました。

また、マイナス金利で長期的な超低金利時代にも現在もなお入っています。

更にコロナウィルスなどによる景気の悪化をさせる要因がある場合はさらに金利の下落を助長することになります。


以上の事から今後についても、現在まで続いている固定金利の下落傾向については継続していくと考えることが出来るでしょう。

②35年固定金利は10年固定金利より動きが顕著になる

固定金利の中でも35年固定金利になるとさらに長期金利による影響が顕著になります。

住宅ローンの期間が長期になればなるほど長期金利の影響を強く受けることが要因です。


変動金利型は、年に2回の金利見直しがあり短期的な利息の期間と考えて短期金利の影響を強く受けるのが特徴です。

固定金利はその逆で、長期的な金利の期間となり長期金利の影響を受けやすくなります。

そのため、固定金利でも35年固定金利は10年固定金利より長期間となり、さらに長期金利の影響を強く受けます。


このように期間が長ければ長いほど長期金利の影響が受けやすく、下落傾向についても35年固定金利の方が強くなると考えられます。

【過去】10年固定金利・35年固定金利の推移


次に、将来の金利を予想する上で一番大事になるのが過去の金利の推移です。

過去の固定金利における金利の推移はどのようになっていたのでしょうか。

以下の3点を説明していきます。

  1. 10年固定金利:上昇した後に横ばい
  2. 35年固定金利:下降した後に上昇し横ばいをキープ
  3. 2020年にはフラット35を中心に金利引き上げ・引き下げが発生
それでは、具体的に見ていきましょう。

①10年固定金利:上昇した後に横ばい

10年固定金利における過去の推移については、平成18年あたりに上昇した後は横ばいで推移している現状です。

多少の変動により下落傾向ではありますが一定範囲に収まり横ばいとなっています。


住宅ローンにおける金利については、平成3年をピークとしてバブル崩壊や日銀の金利政策などの影響により金利は現在まで変動金利を中心に長期的な下落傾向にありました。

店頭金利の固定金利期間選択型でも動きはほとんど同じになっており現在は3%前後で横ばいとなっております。


このように、固定金利は底となった金利から一時上昇して、そこからは横ばいで推移している傾向にあります。

10年先の金利を考えても長く続いている超低金利から大きく動くことはないと考えられます。

②35年固定金利:下降した後に上昇し横ばいをキープ

35年固定金利についても10年固定金利と似たような動きになっています。

基本的には10年固定金利と同じく10年物国債などの長期金利に影響されるため、その動向により平成18年あたりから一度乗した後は一定の範囲内で横ばいをキープしています。


しかし、10年固定金利よりも強く長期金利に影響される影響で金利が一度上昇する前に金利を下げた時がありました。

金融機関にもよりますが、35年固定金利については現在は4%くらいで横ばいの推移となっています。


直近では一定の範囲で金利が収まっており長期間において横ばいを推移する傾向にあるため急激な金利の動向もないと予想できます。

③2020年にはフラット35を中心に金利引き上げ・引き下げが発生

固定金利の動向については長期的に横ばいの中で下落傾向にありましたが、2020年にフラット35を中心に動きがありました。

  • 2020年3月までは固定金利について大きな変動はなかった
  • 2020年4月にフラット35の金利が総じて引き上げがあった
  • 2020年7月から9月までは変動金利はコロナウィルスの影響もあり最低水準だがフラット35の金利が引き上げられたものと引き下げられたものが混在した
  • 2020年10月からフラット35の金利が引き下げ
  • 2020年は2019年に比べて金利の水準は少し上がったがそれでも低水準の金利である

フラット35以外の固定金利についてはあまり動きはありませんでしたが、金利の引き上げと引き下げが直近でありました。


今後については、前述したとおり横ばいか下落相場が続くと予想していますが、一時的にもこのように金利引き上げはある可能性は十分にあります。


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【現在】主要銀行の住宅ローン固定金利を比較!


それでは最後に主要銀行の現在の固定金利を比較していきます。

比較する主要銀行については以下の4つです。

  1. みずほ銀行
  2. りそな銀行
  3. 三井住友銀行
  4. 三井住友信託銀行
そして、主要銀行の固定金利を比較する際に「融資手数料型」と「保証料型」を知っておかなければいけません。
融資手数料型とは、住宅ローンを借入れする際に金融機関に支払う手数料のことです。
保証料型とは、住宅ローンを返済できなくなった契約者に代わって保証会社が借入先の金融機関に返済する「保証」を受けるために支払う費用です。  


また、今回紹介するのは各主要銀行の代表的な固定金利型住宅ローンの金利です。
他にも様々なコースがあることはご了承の上ご覧ください。
以上を踏まえたうえで、早速比較していきましょう。

①みずほ銀行

メガバンクであるみずほ銀行の住宅ローンにおける現在の固定金利については、以下のようになっています。

【全期間固定プラン】※2022年5月
借入期間2022年5月基準金利ローン取扱手数料型
▲0.45%
保証料を一部前払いする方式
▲0.40%
固定11年~15年年1.74%年1.29%
年1.34%
固定16年~20年年1.82%年1.37%年1.42%
固定21年~25年

年1.87%

年1.42%年1.47%
固定26年~30年年1.91%年1.46%年1.51%
固定31年~35年年1.94%年1.49%年1.54%
みずほ銀行は店頭表示金利から一定の割引をした基準金利という方式で基本となる金利を表示させており、基準金利から「ローン取扱手数料型」と「保証料を一時前払いする方式」で金利の割引があります。

「ローン取扱手数料型」は基準金利から0.45%の割引があります。
「保証料を一部前払いする方式」では基準金利から0.40%の割引があります。

②りそな銀行

次はりそな銀行の住宅ローンにおける現在の固定金利について紹介します。
現在の固定金利については以下のようになっています。

【ずーっとお得!全期間型】※2022年5月
借入期間2022年5月店頭表示金利融資手数料型
▲2.005%

保証料一括前払い型

▲1.95%

固定2年年3.100%年1.095%年1.150%
固定3年年3.100%年1.095%年1.150%
固定5年年3.200%年1.195%年1.250%
固定7年年3.400%年1.395%年1.450%
固定10年年3.600%年 1.595%年1.650%
固定15年年4.100%年2.095%年2.150%
固定20年年4.650%年2.645%年2.700%
りそな銀行は金利の差し引きをする前の店頭表示価額という形式で基本の金利を表示しており、店頭表示価額から「融資手数料型」と「保証料一括前払い型」で金利の割引があります。

「融資手数料型」は店頭表示金利から2.005%の割引があります。
「保証料一括前払い型」では店頭表示金利から1.950%の割引があります。

③三井住友銀行

3つ目に三井住友銀行の住宅ローンにおける固定金利を紹介します。
三井住友銀行もみずほ銀行と同じメガバンクで4大銀行と言われており、現在の固定金利は以下のようになっています。

【最後までずーっと引き下げプラン・超長期固定金利型プラン】
店頭金利

ご融資利率

固定2年年3.00%年1.00%~年1.25%
固定3年年3.25%年1.25%~年1.50%
固定5年年3.60%年1.60%~年1.85%
固定10年年3.70%年1.70%~年1.95%
10年超~15年以内年2.19%年1.69%~2.09%
15年超~20年以内年2.22%年1.72%~2.12%
20年超~35年以内年2.26%年1.76%~2.16%
三井住友銀行は店頭金利から割り引いた「ご融資利率」という形式で条件を表示しています。
審査や条件によって表示している範囲の金利で借り入れることが出来ます。

④三井住友信託銀行

最後に三井住友信託銀行の住宅ローンにおける固定金利を紹介します。
上記の3つの銀行よりも利率は安くなっているのが特徴です。
現在の固定金利は以下のようになっています。

【固定金利コース】
店頭表示金利融資手数料型保証料一括前払い方式
2年

年3.05

年0.62%~0.92%融資手数料型から+0.05%
3年年3.20年0.67%~年0.97%融資手数料型から+0.05%
5年年3.20年0.72%~年1.02%融資手数料型から+0.05%
10年年3.25年0.87%~年1.17%融資手数料型から+0.05%
15年年3.75年1.22%~年1.52%融資手数料型から+0.05%
20年年4.20年1.37%~年1.67%融資手数料型から+0.05%
30年年4.25年1.32%~年1.62%融資手数料型から+0.05%
三井住友信託銀行も店頭表示金利から「融資手数料型」と「保証料一括前払い方式」でそれぞれ割り引かれる形式で表示しています。
審査や条件によって表示されている範囲の金利で借り入れることが出来ます。

まとめ:住宅ローンの相談はマネーキャリアへ!


住宅ローンにおける固定金利の推移について説明してきましたがいかがだったでしょうか?

将来の推移について説明してきましたので不確かなものでもありますが、根拠もあったうえで下落傾向が続くと予想できました。

このように金利の推移や住宅ローンを組む時期を一人で考えて判断するのは難しいかもしれません。


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