50歳から住宅ローンを借りると何年かかる?50歳で完済する方法や残債も

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50代でマイホームを購入する方が増えています。50歳から住宅ローンを借りると、完済までに何年かかるのでしょうか?無理なく完済できる返済方法や残債について解説します。50代は定年までの期間が短いので、住宅ローンを借りるときの注意点をしっかり押さえておきましょう。

▼この記事を読んでほしい人
  • 50歳から住宅ローンをいくら借りられるか知りたい人
  • 50歳から住宅ローンを借りるときの注意点を知りたい人
  • 50歳から住宅ローンを借りる返済シミュレーションをしたい人

内容をまとめると

  • 住宅ローンを借りた人の平均年齢は40.3歳で50歳からは15年で完済するのが一般的
  • 50歳から審査に通るためのポイントは「1歳でも早く・他のローンを完済・返済期間を短く・団信に加入できない可能性・老後生活も考慮」
  • 50歳から住宅ローンを借りるポイントは「現実的な借入金・返済期間を短く・多めの頭金・繰り上げ返済・借り換え・リバースモーゲージ・FPに相談」
  • 住宅ローンにお悩みの方は何度でも無料のマネーキャリアのFP相談がおすすめ
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目次を使って気になるところから読みましょう!

住宅ローンは50歳からも借りられる


金融機関によって、住宅ローンは金利や特典などに違いがあります。しかし、審査の内容に大きな差はなく、50歳から住宅ローンを借りられる金融機関はたくさんあります。


住宅ローンの審査でみられるポイントは、下記の2つです。

  • 物的要件:購入する物件に担保価値があるか
  • 人的要件:滞りなく返済できる人か

人的要件では、借入時の年齢・完済時の年齢・勤続年数・年収・健康状態などが審査されます。


住宅ローンを50歳から借りたい場合は下記のポイントを押さえましょう。

  • 2020年度住宅ローンを借りた人の平均年齢は40.3歳
  • 50歳から住宅ローンを借りると完済まで何年までかかる?

2020年度住宅ローンを借りた人の平均年齢は40.3歳

住宅金融支援機構の2020年度フラット35利用者調査によると、フラット35を利用して住宅を取得した人の年齢は30代がもっとも多いという結果でした。


平均年齢の推移は下記の通りです。

年度平均年齢
2010年度
37.9歳
2012年度
38.9歳
2014年度40.4歳
2016年度39.8歳
2018年度40.1歳
2020年度40.3歳

2020年度の住宅ローンを借りた人における30代の割合は39.8%(前年度比1.9%減)で、50代の割合は19.5%(前年度比1.2%増)です。


30代の利用者の割合が減少し、50代以上の利用者の割合が増加しています。その結果、平均年齢が上昇しています。

50歳から住宅ローンを借りると完済まで何年までかかる?

多くの金融機関は、完済の上限年齢を80歳までとしています。しかし、完済年齢を80歳に予定すると老後の資金が心配です。


50歳で住宅ローンを借りる場合、15年間で返済する方法が一般的です。


相続や資産運用などでまとまった資金が入る予定があれば、30年ローンを組み、15年で全額繰り上げ返済するという選択もできます。借入期間を長くすると、毎月の支払額を少なく返済することができます。


定年退職時に受け取る退職一時金をあてにして返済すると、80歳ごろに老後破産する可能性が高まるのでおすすめできません。計画的に返済し、早めの完済を目指しましょう。

50歳から住宅ローンの審査を通るために注意する5つのポイント


50歳
から住宅ローンの審査を通るために注意する5つのポイントは下記の通りです。

  • 完済時年齢は1歳でも早く
  • 個人信用情報は審査基準を満たす
  • 借入期間に制限がかかる場合がある
  • 団信(団体信用生命保険)に加入できないことも
  • 定年退職後の収入減少を考えて借りる

①完済時年齢は1歳でも早く

令和3年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書によると、金融機関が融資を行う際にもっとも考慮する項目は「完済時年齢」です。


住宅ローンの審査で最も重要視されるのは「完済時年齢」と「健康状態」です。直接的に年齢に関係する項目なので、年齢が高くなるほど不利になります。


住宅ローンを借りる場合、「1歳でも早く組むこと」が審査を通るための成功のカギとなります。


多くの金融機関で、住宅ローン契約の上限年齢を「申し込みは65歳未満、完済は80歳未満」と規定しています。


50歳であれば上限年齢に関してなんの問題もありません。しかし、健康状態に不安が出てくる世代なので、1歳でも早く契約して完済をめざすことが大切です。

②個人信用情報は審査基準を満たす

住宅ローンの審査では、クレジットカードなどの利用状況がわかる「個人信用情報」を必ず確認されます。


審査に通るための条件は下記の通りです。

  • クレジットカードの支払い遅延がない
  • スマホ分割購入払いの支払い遅延がない
  • 複数の金融機関に住宅ローン審査を申し込んでいない
  • 虚偽の申告をしていない

住宅ローンの審査に通るために、嘘をついてはいけません。虚偽の申告は必ずばれます。


支払い遅延があるなど不利な状況でも、正しい情報を伝えることで金融機関の担当者も対策を考えてくれます。住宅ローン審査に通るためには虚偽の申告をしないことが一番大切です。


車のローンがある場合は、審査を受ける前に完済しておく方がよいです。住宅ローンの審査に通りやすくなり、借入額を増やすことができす。

③借入期間に制限がかかる場合がある

多くの金融機関では、住宅ローンの完済時年齢の上限は80歳に設定されています。35年ローンを組むなら、45歳までに申し込む必要があります。


50歳の方が選択できる借入期間は最長30年です。50代後半であれば、20年程度の借入期間に制限されます。


35年ローンの予定で物件選びをしていると、審査に通らない可能性があります。審査の条件を満たせない場合の対策は下記の通りです。

  • 返済期間を短くする
  • 定年退職後の返済方法を明示する
  • 頭金を用意する
  • リバースモーゲージを検討する

50代で住宅ローンを借りたい場合、定年退職後も返済が続くプランを検討しているときは、定年退職後の返済方法をしっかり考えているかが重要な判断基準となります。

④団信(団体信用生命保険)に加入できないことも

住宅ローンを組む場合、団信に加入します。しかし、 心疾患や精神病、脳卒中などにかかったことがあると、団信への加入できないことがあります。


50代ともなると持病や病歴がある方はめずらしくありません。団信に加入したい場合でも、既往歴を隠してはいけません。


告知義務違反を犯した場合、保険金が支払われません。場合によっては、ペナルティとして住宅ローンの一括返済を求められることもあります。既往歴は正直に申告しましょう


審査基準は保険会社によって異なります。告知義務が生じる既往歴があっても、保険会社によっては団信に加入できます。


健康状態が理由で団信に加入できない場合でも、フラット35などのように住宅ローンを契約できる金融機関もあります。

⑤定年退職後の収入減少を考えて借りる

住宅ローンの完済前に定年退職する人は、年金生活でも住宅ローンの返済が可能かを試算しておく必要があります。


退職金で住宅ローンを完済しようと思っている方は、下記の点に注意する必要があります。 

  • 退職金は確実に受け取れるか
  • 退職金の具体的な金額を把握しているか

退職金制度が社外に積み立てられている制度の場合は、会社の財務状況に関わらず退職金が受け取れる可能性は高いです。


しかし、社内に内部留保型で退職金を積み立てている場合は、倒産などで退職金が受け取れない可能性があるので注意が必要です。


退職金の金額は、担当部署に問い合わせをすることで知ることができます。


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50歳から住宅ローンを借りる7つのポイント


50歳から住宅ローンを借りる7つのポイントは下記の通りです。老後破産しないように、無理のない住宅ローンを組みましょう。

  • 現実的な借入額を設定する
  • 定年時に繰り上げ返済し完済する
  • 定年時に完済するように借入期間を短くする
  • 老後の資金も考えて頭金を多めに設定する
  • 借り換えも検討する
  • リバースモゲージの利用を検討する
  • FPに相談し家計を考慮した住宅ローンの返済計画を立ててもらう

①現実的な借入額を設定する

50歳から住宅ローンを借りるには、現実的な借入額を設定することが大切です。下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 現在の貯蓄額
  • 定年までに増やせる貯蓄の目安
  • 退職金の受け取り予定額

50代は、子どもの教育費のピークを迎えている家庭と養育が終了した家庭では、手元にある貯蓄額が大きく異なるでしょう。 住宅ローンを組む前に、現在の貯蓄額と今後の収支を把握することが大切です。


資産運用をしている場合、定年までに増やせる貯蓄の目安を試算しておきましょう。定年時に受け取れる退職金と合わせて老後資金を把握し、老後破産しないようなローンを組みましょう。


完済までの計画を具体的に立て、現実的な借入額を設定することが重要です。

②定年時に繰り上げ返済し完済する

多くの金融機関では、融資の条件は「80歳未満の完済」となっています。条件的には50歳からでも住宅ローンを組むことは可能です。


しかし、審査に通るためには、定年までに完済できるような借入額の設定や返済能力が必要です。


50歳から住宅ローンを借りる場合、借入期間を長めに組み、定年時に繰り上げ返済して完済するという方法があります。


借入期間を長めに設定すると、月々の返済額を抑えられるメリットがあります。 定年時に退職金で繰り上げ返済すると、手元の現金が減ります。老後資金が確保できる場合の選択肢と考えましょう。


繰り上げ返済できる資金力があると確認できれば、50歳以上であっても、金融機関の審査に通ることができるでしょう。

③定年時に完済するように借入期間を短くする

下記のような人は、定年時に完済するように借入期間を短く設定する方法を検討しましょう。

  • 定年後にローンを残したくない人
  • 繰り上げ返済で手元の資金を減らしたくない人

定年時に完済する返済計画を立てれば、金融機関の審査も通りやすくなります。

しかし、借入期間を短くすると、融資してもらえる額が少なくなってしまうので注意しましょう。


一般的に、金融機関は年収比率の35%まで融資してくれます。安心して返済できる年収比率は手取り年収の20%を目安としてください。


用意できる頭金の額も考慮しながら、負担が大きくなりすぎない現実的な物件価格を考えていきましょう。

④老後の資金も考えて頭金を多めに設定する

50代は定年が近く、住宅ローンを組める期間が短くなるため、審査に通るためには頭金を多めに用意する必要があります。


50歳から住宅ローンを借りる場合、頭金は物件価格の1/3以上を目安となります。多めの頭金を用意するために、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 必要な老後資金を明確にする
  • 定年時に手元にある貯蓄を把握する
  • 無理のない頭金を試算する

ゆとりある生活のために必要な金額は、月平均36万円といわれています。ラウフスタイルによって必要な生活費は異なりますが、実態を理解した上で老後資金を具体的に考えておきましょう。


定年以降は、年金と手元資金を切り崩しながら生活していきます。無理のない頭金がいくらなのかを試算し、老後破産しないように気をつけましょう。

⑤借り換えも検討する

住宅ローンの借り換えとは、別の金融機関で住宅ローンを組み直すことです。現在借りているローンは一括繰り上げ返済します。


金利の高いローンから金利の低いローンに乗り換えることで、毎月の返済額や総返済額を減らすことができます。


デメリットとして、手数料と手間がかかるので注意が必要です。


住宅ローンの借り換えには、下記の2つの費用がかかります。

  • 現在の住宅ローンを完済するための費用(一括繰上返済・抵当権抹消など)
  • 新しく借り入れするための費用(事務手数料・保証料・抵当権設定など)

借り換えの際には審査を受けます。書類などの準備が必要です。審査に通った後は、金融機関との契約や司法書士との面談を行います。

⑥リバースモゲージの利用を検討する

リバースモーゲージとは、自宅を担保にして借り入れすることです。自宅には継続して住み続けることができます。


契約者が死亡したときに、担保となっていた不動産を処分し、借入金を返済する仕組みです。リバースモーゲージは、高齢者向けの貸付制度といえます。


老後は、年金と貯蓄の切り崩しで日々の生活費をやりくりする方が多いでしょう。


定年退職後に住宅ローンの支払いが残っていると、住宅ローンの返済が困難になる場合があります。返済不能と判断されると、自宅を競売にかけられてしまいます。


持ち家を失わないための方法として考えられるのが、現在の住宅ローンからリバースモーゲージへの借り替えです。住宅ローンを滞納する前に借り換えを行いましょう。

⑦FPに相談し家計を考慮した住宅ローンの返済計画を立ててもらう

お金の専門家であるFP(ファイナンシャルプランナー)に相談することによって、家計を考慮した住宅ローンの返済計画を立ててもらうことができます。


住宅ローンにお悩みの方は、マネーキャリアのFP相談がおすすめです。何度でも無料でご利用いただけます。


住宅ローンを50歳から借りる方は増加しています。しかし、50代は定年までの期間が短く、老後資金を貯めるラストスパートの時期でもあります。


老後に安心して暮らせるように、負担の少ない住宅ローンの組み方を考えましょう。


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50歳からの住宅ローンの条件別シミュレーション


50歳からの住宅ローンを条件別にシミュレーションしました。


価格.com住宅ローン返済額シミュレーションを用いました。条件は下記の通りです。

  • 50歳頭金なしで、2500万を10年で返済した場合
  • 50歳頭金500万を用意し、2000万を10年で返済した場合
  • 50歳頭金1000万を用意し、1000万を10年で返済した場合
  • 50歳頭金1000万を用意し、1000万を15年で返済した場合

①50歳頭金なしで、2500万を10年で返済した場合

50歳、頭金なしで2,500万を10年で返済した場合のシミュレーション結果を下記の表にまとめました。

元金利息毎月の返済額総返済額住宅取得費用
2,500万円約67万円約21万4,000円約2,613万円約2,613万円

シミュレーションの条件は下記の通りです。

  • 運用金利:年0.525%
  • ボーナス返済:なし

②50歳頭金500万を用意し、2000万を10年で返済した場合

50歳、頭金500万を用意し、2000万を10年で返済した場合のシミュレーション結果を下記の表にまとめました。(運用金利は年0.525%・ボーナス返済なし)

元金利息毎月の返済額総返済額住宅取得費用
2,000万円約53万円約17万1,000円約2,094万円約2,594万円

頭金を500万円用意したことにより、毎月の返済額が約4万円減りました。住居取得費用は頭金なしと比較して約19万円少なくなっています。

③50歳頭金1000万を用意し、1000万を10年で返済した場合

50歳、頭金1000万を用意し、1000万を10年で返済した場合のシミュレーション結果を下記の表にまとめました。(運用金利は年0.525%・ボーナス返済なし)

元金利息毎月の返済額総返済額住宅取得費用
1,000万円
約27万円約8万5,000円約1,053万円約2,053万円

頭金500万円の場合と比較すると、頭金を1,000万円用意することで、毎月の返済額が約8万6,000円減りました。住宅取得費用は約541万円少なくなっています。

④50歳頭金1000万を用意し、1000万を15年で返済した場合

50歳、頭金1000万を用意し、1000万を15年で返済した場合のシミュレーション結果を下記の表にまとめました。(運用金利は年0.525%・ボーナス返済なし)

元金利息毎月の返済額総返済額住宅取得費用
1,000万円約40万円約5万8,000円約1,070万円約2,070万円

10年で返済した場合と比較すると、15年で返済することで、毎月の返済額が約2万7,000円減りました。住居取得費用は約17万円増えています。


シミュレーションの結果から、頭金と返済期間によって、トータルの支払い金額が変わることがわかりました。頭金を多く用意し、返済期間が短いと総返済額が少なくなります。


手元に残る現金や家計への負担を考慮して、無理のない返済計画を立てましょう。

【年収別】50歳以上は住宅ローンはいくら借りれる?シミュレーション結果


50歳以上の場合、いくらまで住宅ローンが借りられるのでしょうか?


下記の8つのパターンで、年収別に返済期間10年と15年でシミュレーションしました。(フラット20で金利を年1.350%とした場合)


ご自身の年収に近いシミュレーション結果を参考にされてください。

  • 年収300万円、10年ローン
  • 年収300万円、15年ローン
  • 年収400万円、10年ローン
  • 年収400万円、15年ローン
  • 年収500万円、10年ローン
  • 年収500万円、15年ローン
  • 年収600万円、10年ローン
  • 年収600万円、15年ローン

①年収300万円、10年ローン

年収300万円で10年ローンの場合、シミュレーションの結果によると842万円まで借りることができます。



②年収300万円、15年ローン

年収300万円で15年ローンの場合、シミュレーションの結果によると1,221万円まで借りることができます。 


年収300万円・10年ローンの場合と比較すると、379万円多く借りることができます。借り入れ金額を増やしたい場合、ローンの借入期間をのばす方法が考えられます。

③年収400万円、10年ローン

年収400万円で10年ローンの場合、シミュレーションの結果によると1,308万円まで借りることができます。 


年収300万円・10年ローンの場合と比較すると、466万円多く借りることができます。年収が100万円高くなると、同じ10年ローンでも融資額が多くなります。

④年収400万円、15年ローン

シミュレーションの結果によると、年収400万円で15年ローンの場合、借りることができるのは1,900万円までです。  


年収300万円・15年ローンの場合と比較すると、679万円多く借りることができます。また、年収400万円・10年ローンの場合と比較すると、592万円多く借りることができます。

⑤年収500万円、10年ローン

シミュレーションの結果によると、年収500万円で10年ローンの場合、借りることができるのは1,636万円までです。


年収300万円・10年ローンの場合と比較すると、794万円多く借りることができます。また、年収400万円・10年ローンの場合と比較すると、328万円多く借りることができます。



⑥年収500万円、15年ローン

シミュレーションの結果によると、年収500万円で15年ローンの場合、借りることができるのは2,375万円までです。


年収300万円・15年ローンの場合と比較すると、679万円多く借りることができます。また、年収400万円・10年ローンの場合と比較すると、592万円多く借りることができます。

⑦年収600万円、10年ローン

シミュレーションの結果によると、年収600万円で10年ローンの場合、借りることができるのは1,963万円までです。 


年収300万円・10年ローンの場合と比較すると、1,121万円多く借りることができます。また、年収500万円・10年ローンの場合と比較すると、327万円多く借りることができます。

⑧年収600万円、15年ローン

シミュレーションの結果によると、年収600万円で15年ローンの場合、借りることができるのは2,850万円までです。


年収300万円・15年ローンの場合と比較すると、1,629万円多く借りることができます。また、年収500万円・10年ローンの場合と比較すると、887万円多く借りることができます。


シミュレーションの結果から、年収が高くなるほど借り入れできる金額が多くなることがわかりました。また、借り入れ期間を10年から15年にすることで、借り入れ金額が多くなります。

50歳で住宅ローンの残債はいくら?


いまの50代は、景気がいい時代を経験した世代です。バブル崩壊前は、毎月の給料に加えて十分な額のボーナスが支払われていました。


しっかりと給料やボーナスを計画的に貯蓄し、頭金を多く払ってマイホームを購入した人は、40代前半までにローンを完済することができています。


マイナビのアンケートによると、すでにローンを完済している人が半数を占め、残りの半数はまだローンが残っている状態です。


50歳で住宅ローンの残債がある人の中には、後期高齢者となる75歳以降も返済が残っているという人もいます。


50歳における住宅ローンの残債について下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 返済済みの人や500~1000万円未満の人が多い

返済済みの人や500~1000万円未満の人が多い

持ち家のある50代について、住宅ローンの残高や完済年齢に関する調査が行われました。


マイホームを取得する際、住宅ローンを利用した人の割合は66.3%でした。


現時点での住宅ローンの残高は下記の通りでした。

  1. 完済した:47.1%
  2. 500万円以上~1,000万円未満:15.9%
  3. 500万円未満:10.5%
調査の結果、多くは完済した人とローンの残高が1,000万円未満の人でした。

役職定年や退職などで収入が減っても、無理なくローンを支払えることがわかりました。50代で2,000万円以上のローンが残っている割合は、わずか6.3%となっています。

住宅ローンを50歳で完済するのは可能?


住宅ローンを50歳で完済するのは可能でしょうか?返済期間を短くすることによって総返済額が少なくなりますが、毎月の返済額が増えて負担が大きくなる点に注意が必要です。


より早い完済をめざす場合には、下記のポイントを押さえておきましょう。

  • 繰り上げ返済を利用する
  • 老後資金が減少する可能性も

繰り上げ返済を利用する

50歳で住宅ローンを完済するなら、繰り上げ返済を検討しましょう。


繰り上げ返済することで、総返済額を減らしたり、完済する時期を早めたりすることができます。


繰り上げ返済には2種類あり、特徴は下記の通りです。

  • 返済額軽減型
  • 返済期間短縮型

「返済額軽減型」は、返済期間は変わらず、毎月の支払い額を減らすことができます。


返済期間短縮型」は、毎月の返済額は変わらず、返済期間が短くなります。利息の軽減効果が高いです。


繰り上げ返済のタイミングは自分で決めることができます。繰り上げ返済できる金額は金融機関によって異なるので注意してください。


貯蓄に回すより返済を重視したい人は、繰り上げ返済を行いましょう。

老後資金が減少する可能性も

一般的に、50代は教育費のピークを迎え、ラストスパートをかけて老後資金を貯める時期です。この時期に繰り上げ返済をすると、老後資金の準備ができなくなる可能性があります。


50代では期間短縮型の繰り上げ返済をせずに貯蓄をし、定年時に受け取る退職金を使って全額繰り上げ返済をするという選択肢があります。


もし50代で繰り上げ返済をするのであれば、返済額軽減型を選び、手元の現金を残したまま完済をめざしましょう。


早く完済することで住宅ローンを返済する必要がなくなりますが、老後資金が少なくなると日々の生活が苦しくなります。


なるべく長く働くなど、定年後に住宅ローンが残っても無理なく返済する計画を立てましょう。

まとめ:ライフプランに関する相談はマネーキャリアへ!


ライフプランにお悩みの方は、マネーキャリアFP相談がおすすめです。何度でも無料でご利用いただけます。


50代でマイホームを手に入れる場合、住宅ローンの返済と老後資金のバランスを考える必要があります。定年までの期間が短い50代は、老後資金を準備するラストスパートの時期です。


現在の家計と将来の老後資金を考慮して、無理のない返済計画を立てましょう。


顧客満足度93%のマネーキャリアでは、住宅ローンだけでなく、家計の見直しや老後資産運用などお金の悩み全般に関してご相談いただけます。


スマホ1つで予約でき、相談もオンラインで完結します。ライフプランに関する相談は、マネキャリアの無料相談をお気軽にご活用ください!

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