更新日:2022/08/05
火災保険はオール電化でも必要?オール電化割引と使える条件を解説
火災保険には様々な割引制度がありますが、その中のひとつにオール電化割引というお得な制度があるのをご存知でしょうか?2010年の保険法では廃止となった制度ですが、今でも割引ができる火災保険会社が存在します。オール電化の住宅なら知っておくべき制度内容を紹介します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 火災保険のオール電化割引
- オール電化なのに火災保険はなぜ必要?
- 火災保険とセットで地震保険でも災害への備えを
- 火災保険のオール電化割引制度とは?
- オール電化住宅について
- 火災保険のオール電化割引制度について
- 現在も火災保険で「オール電化割引」を行っている保険会社はある?
- オール電化割引を利用できる条件と手続き方法は?
- 火災保険のオール電化割引が使える会社を3つを紹介します!
- AIG損保のオール電化割引
- セコム損保のオール電化割引
- SBI損保のオール電化割引
- 他社と比較できる見積もりサイトで保険料を調べてみよう!
- 火災保険で使えるその他の割引
- まとめ:火災保険のオール電化割引で保険料を安くしよう
目次
火災保険のオール電化割引
近年、ガスを利用しないオール電化の住宅に住む方が増えています。オール電化ではガスを利用しないため、「火災の危険は少ない」と考える方も多いです。 しかし、火災の危険は少ないですが、本当に火災保険は不要なのでしょうか?
ここでは、
- オール電化でも火災保険が必要な理由とは?
火災保険のオール電化割引とは?
オール電化割引を行っている保険会社は?
オール電化割引でどれくらい安くなるのか?
その他の火災保険の割引制度
火災保険だけでなく地震保険でも万一の備えができる
についてご紹介します。
この記事をお読みいただければ、オール電化でも火災保険が必要な理由やオール電化割引についての疑問が解決できますので、最後までチェックしてみてください。
オール電化なのに火災保険はなぜ必要?
オール電化の場合、ガスを利用することがほぼ無いため、オール電化ではない一般的な住宅よりも火災の危険が少ないです。そのため、火災保険は必要ないのではと考える方もいるかもしれません。
しかし、火災の危険はゼロではありません。
- コンセントから火花が飛び散って引火して火災
- IHクッキングヒーター使用時の発火や引火による火災
- 放火
- もらい火
- 自然災害による火災
上記による火事の可能性が十分にあります。
また、火災保険は上記の通り「放火」や「もらい火」などによる火災の補償だけでなく、自然災害による「損害」に対しても補償してもらえます。
実際に火災保険の保険金を請求理由は、放火などの火災よりも自然災害での損害が理由となることが多いと言われています。
そのため、オール電化で火災の危険がほとんど無いとしても少なくても、自然災害に備えて火災保険に加入しておく必要があります。
火災保険とセットで地震保険でも災害への備えを
日本は地震が多い国で有名です。そんな日本では火災に対する備えだけではなく、地震に対する備えも重要となります。
その地震により火災が発生した場合は、火災保険が適応されると思いがちです。しかし、火災の原因が地震の場合、火災保険ではなく地震保険での補償となります。
そのため、自然災害への備えをする為にも火災保険と一緒に、地震保険にも加入しておくことをおすすめします。
地震保険に加入するには、地震保険を単体で加入はできません。火災保険とセットでのみ加入が可能です。
また、火災保険の補償対象と地震保険の補償対象が同様になるため、建物だけにするのか、家財も含めた補償にするのか、じっくり検討する必要があります。
火災保険のオール電化割引制度とは?
オール電化の方は火災保険がお得になるのをご存知ですか。火災保険では、オール電化に特化した割引制度があります。
ここからは
- オール電化住宅について
- オール電化割引制度について
- オール電化割引をおこなっている保険会社について
- オール電化割引の手続きの方法
についてをご紹介します。オール電化割引について知りたい方は是非チェックしてみてください。
オール電化住宅について
「オール電化住宅」とは、家庭で必要となるすべてのエネルギーを電気でまかなっている住宅のことです。
一般的な家庭では、キッチンやお風呂、暖房でガス(都市ガス・プロパンガス)を使用している場合が多いです。
しかし、オール電化住宅ではガスを使用せず、床暖房やIHクッキングヒーター、蓄熱ヒーター、エコキュートなどを使用すべて電気エネルギーで対応します。
火災保険のオール電化割引制度について
「オール電化住宅割引制度」とは、建物に付いている設備だけでなく、建物に付いていないファンヒーター・ストーブ等の暖房・空調設備も含めて、住宅内の給湯、空調、調理などの全ての設備を電気でまかなう住宅に対して適用できる割引です。
また、保険会社によってはカセットコンロやガスストーブを使用している場合は割引が適用されない場合があります。使用できるかどうか事前に保険会社に確認することが大切です。
現在も火災保険で「オール電化割引」を行っている保険会社はある?
冒頭でも述べていますが、火災保険の保険料割引制度として、以前まではオール電化割引制度が多く存在していましたが、2010年に「保険法」の改正で多くの会社でこの割引が廃止されてしまいました。
この「保険法」とは、保険の販売方法について細かく定められたもので、従来はたくさんあった割引方法を簡素化し分かりやすくしたものです。
これにより、数ある割引方法の中からオール電化割引が廃止されました。
しかし、全ての会社で廃止されたわけではありません。2022年現在も、セコム損保、SBI損保とAIU保険では、オール電化割引制度が適用されています。
オール電化割引を利用できる条件と手続き方法は?
それでは、オール電化割引を利用できる条件は何でしょうか?
上記でも述べましたが、
- 家庭内で用いるエネルギー(調理、空調、給湯など)をすべて電気でまかなっている
- 原則家の中で火を使わない環境である
火災保険のオール電化割引が使える会社を3つを紹介します!
ここまでは、オール電化割引の概要をご紹介させていただきました。オール電化住宅であれば、証明書を提出することが割引適用されるための大切なポイントです。
また、現在は原則廃止になっているオール電化割引ですが、例外としてオール電化割引が使える火災保険が3つあります。
その保険会社とは、
- AIG損保のオール電化割引
- セコム損保のオール電化割引
- SBI損保のオール電化割引
オール電化住宅の方は、少しでも火災保険料金が安くなりますのでぜひ検討してみてください。
AIG損保のオール電化割引
まず、AIG損保のオール電化住宅割引をご紹介します。
AIG損保とは、旧富士火災のことです。
AIG損保の火災保険「ホームプロテクト総合保険」にオール電化割引適応プランが組み込まれています。
さらにパソコンやスマートフォンで“専用Webサイト”からお手続きいただいた場合に、10%のWeb申込割引があります。
お得に火災保険を利用するためにWebサイトからの申し込みがおすすめです。
セコム損保のオール電化割引
次に、セコム損保のオール電化割引をご紹介します。
こちらでは、オール電化住宅(住宅内の空調、給湯、調理等のすべての設備を電気でまかなう住宅)に住んでいる場合、割引が適用となります。
しかし、ガスヒーターや石油ストーブ等を使用する場合にはこの割引制度の対象にはなりませんので注意が必要です。
このプランの割引率は住居の構造により異なります。
- M構造:約5〜28% OFF
- T 構造:約3〜18% OFF
- H 構造:約3〜18% OFF
※構造級別・構造等級について知りたい方は、こちらをクリックして確認して見てください。
SBI損保のオール電化割引
最後に、SBI損保のオール電化割引をご紹介します。
こちらでは、保険の対象である建物が、住宅内の給湯、空調、調理等などのすべての設備を電気でまかなうオール電化住宅である場合に、指定の確認書を提出することで、オール電化住宅割引が適用されます。
また、卓上コンロや石油ストーブを使用する場合でも、オール電化住宅であれば本割引を適用できるのでおすすめです。
他社と比較できる見積もりサイトで保険料を調べてみよう!
今回は、最大26商品から比較できる顧客満足度94%の見積もりサイト「保険スクウェアbang」をご紹介します。
- 「保険スクウェアbang」
https://fire.bang.co.jp/promo/landing/index02.html?ID=agecw00002&utm_source=OEM&utm_medium=Wizleap
自然災害の多発で2022年10月より火災保険料が値上がりすると言われており、今のうちに加入しておくことをおすすめしています。
「保険スクウェアbang」では、保険アドバイザーが何度でも無料で相談しており、無理な勧誘はしないので、おすすめできます。
火災保険で使えるその他の割引
火災保険ではオール電化割引の他にもお得な割引制度があります。
保険加入者の状況に沿った様々な割引制度があるので、もしもあなたが割引条件に該当していたら割引を適用させない理由はありません。
ただし各保険会社によって実施している割引は違うので注意が必要です。
・新築割引
建物が新築の際に適用される割引のことです。保険契約開始日が新築年月から11ヶ月後の月末までであるのが条件であることが多いです。
・ホームセキュリティ割引
自宅の中を警備してくれるようなセキュリティ設備を取り入れていると、火災や盗難などの危険性が低くなるため、その分が割引になる制度のこと。
・Web申し込み割引
保険会社のWebサイトから申し込みをすると割引対象となる。
・ノンスモーカー割引
被保険者の世帯で喫煙者がいない場合に適用される。
まとめ:火災保険のオール電化割引で保険料を安くしよう
- 現在は「保険法」によりオール電化割引が禁止になっていること
- AIG損保とセコム損保、SBI損保のオール電化割引は例外的に適用となること
- オール電化割引を利用するにはオール電化住宅である証明が必要であること
- 保険会社により注意する点が異なるので、条件をよく確認することが大切
- その他の割引もありお得に加入できること
- 見積もりサイトを利用し他社と比較して保険会社を選ぶことができること
- 2022年10月より保険料の値上がりがあること
以上の7点です。ご理解いただけましたでしょうか?
この記事を読むことでオール電化住宅の方がお得に火災保険に加入できれば幸いです。
保険ROOMでは、他にも知っておきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご利用ください。