住宅ローンを検討中の方必見!火災保険を銀行加入するメリットとは?

新築の家を購入し、住宅ローンを組む時、火災保険の加入も必要となります。そこで、住宅ローンを組んだ銀行先に勧められる火災保険に入った方が良いか迷う人は多いでしょう。今回は住宅ローンを組む時に、銀行先の火災保険に入るメリットやデメリット、他の加入方法を解説します。

住宅ローンを組むとき、銀行で入る火災保険のメリットは?

住宅ローンを組む際には、銀行から火災保険への加入を求められます。


その時に、火災保険は銀行で付ける必要がある、と考えている方は多いのではないでしょうか。


反対に火災保険はどこで加入しても良いと考えている方もいるでしょう。


しかし、火災保険に加入する際のメリットは銀行とそれ以外のところとでは、どちらが大きいのかご存知でしょうか。


そこでこの記事では、住宅ローンを組む際に銀行で加入する火災保険のメリットについて、

  • 銀行で加入した場合のメリット
  • 銀行で加入した場合のデメリット
  • 銀行以外の、保険代理店、不動産屋などで加入した場合の比較
以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、住宅ローンを組む際の火災保険の加入にあたって、正しい判断ができるようになります。

ぜひ最後までご覧ください。

銀行加入のメリットを紹介

銀行で火災保険に加入するメリットはいくつかあります。


たとえば、手続きが一か所ですむ、他の窓口で加入した場合には適用されない火災保険の割引がある、などです。


銀行によっては、住宅ローンのなかに火災保険の保険料を組み込むことができるところもあります。


銀行ですすめられる火災保険は、保険期間が10年間と、長期にわたるものが多く、その分保険料高くなります。


たとえば、三井住友海上の火災保険「GK すまいの保険」の10年一括払いの保険料は、233,080円。


火災保険の保険料は建物の構造や、土地、さらには付帯する特約によって変わるので、この金額は、あくまでも一つの例にすぎません。


しかし、右から左へとすぐに支払うことができる保険料ではないでしょう。


手持ち資金に余裕がない場合に、住宅ローンのなかに保険料を組み込んでもらえれば、とても助かりますよね。


ここでは、銀行で火災保険に加入するメリットを解説します。




団体割引などの割引特典が適用される

住宅ローンを組んだ時に、銀行によっては火災保険の保険料を割り引く団体割引を行なっているところがあります。


団体割引とは、特定の団体や集団がまとまって保険に加入する際に適用される割引率のことです。


住宅ローンを組んで、銀行がすすめる保険会社の火災保険に加入すると団体割引が受けられ、保険料を安くすることができます。


割引率は保険会社によって異なるため、一概にはいえませんが、だいたい10%というのが多いようです。


楽天銀行の住宅ローン専用火災保険では、3社ある提携先の損害保険会社のうち、損保ジャパンの団体割引は15%となっています。(ただし、来年1月からは10%となります)


団体割引率についてくわしいことは、銀行もしくは保険会社に確認してください。

申し込み手続きが簡単

銀行を窓口として火災保険に加入する際のメリットして考えられるのは、申し込み手続きが簡単に行えるという点です。


すでに家が建っている場合などは、引っ越しの用意などで忙しく、銀行の他に保険会社や保険代理店に行って火災保険の内容を検討する時間がなかなかとれないこともあるでしょう。


その点、銀行が火災保険加入の窓口になっていれば、手続きは一か所ですむので、便利です。


また、保険の内容に疑問があった場合にも問い合わせ先は同じなので、面倒がありません。

住宅ローンの金利優遇がある場合も

銀行によっては銀行がすすめる保険会社の火災保険に加入することで住宅ローンの金利優遇が受けられる可能性があります。


保険業法では、銀行が住宅ローンを組む条件として特定の保険会社の火災保険に加入することを強要する販売手法を禁じています。


しかし、この場合には、選択権は利用者にあり、銀行がすすめる火災保険への加入を強制するものではないので、保険業法に反していません。


ただし、火災保険への加入による金利優遇については、銀行によって取り扱いが異なります。


くわしくは銀行に確認するようにしてください。

銀行でないと損をする?銀行加入のデメリットは?

住宅ローンを組んだ場合に加入する火災保険は、窓口を銀行にしなければ損をする、などということはありません。


火災保険の加入は住宅ローンを組む際の条件ではありますが、加入先の保険会社や加入窓口の選択はローン利用者の判断に任されているからです。


ただし、銀行を窓口として火災保険に加入した場合に考えられるデメリットはあります。


次からくわしく解説します。




住宅ローン加入の金融機関でなくても不利益にならない

火災保険に加入する先の保険会社は、住宅ローン利用者の判断に任されています。


そのため、銀行がすすめる保険会社の火災保険への加入の有無は、住宅ローンの条件とは一切関係ありません。


利用者のなかには、銀行にすすめられた火災保険に加入しなければローンの審査に影響があるのではないかと心配されている方がいるかもしれません。


しかし、 そのようなことはまったくないので安心してください。


火災保険に加入する際の窓口や保険会社は住宅ローンの利用者のほうで自由に決めることができるのです。


ただし、住宅ローンを組む際に、火災保険への加入は必要となります。 


火災保険に加入しなければ、住宅ローンを組むことはできません。


万が一、火災や自然災害などによって家が全焼もしくは全壊した場合、銀行は住宅ローン債権の回収が難しくなり、損害を被る可能性が高くなります。 


そこで、万が一の場合の損害を担保するために火災保険への加入が融資の条件となっているのです。 


銀行によっては、融資した建物に対して質権を設定し、事故が起きた時の債権の回収を万全なものにしているところもあります。 


一方、ローンの利用者の立場からみても、火災保険に加入することで、事故の際には火災保険の保険金を利用して住宅ローンの残債を支払うことができます。 


火災保険への加入は、銀行と利用者双方にとって必要なことなのです。

プランの選択肢が少ない

銀行からすすめられる保険会社の火災保険には、基本的な補償をパッケージにした商品が多くみられます。


そのため、補償プランの選択肢が少ない、というデメリットがあります。


火災保険には、単に火災による損害を補償するだけではなく、風水害による被害や、自宅から失火し、近隣住宅に損害を与えた場合の費用の補償など、様々な特約があります。


しかし、これらの特約はパッケージ化した商品には付帯されていなかったり、付帯されていたとしても必要のない補償であったりすることがあるのです。


火災保険は事故が起きた時の備えですから、加入の際には必要な補償と必要でない補償を見極めることが大切です。


パッケージ商品は、補償内容がパターン化されているため、その点で不安が残ります。

銀行以外の火災保険加入方法を比較

火災保険への加入窓口は銀行以外に次の3つがあります。


  • 保険会社の直販
  • 保険代理店
  • 不動産屋
住宅ローンの利用者は銀行を含めて、これらの窓口から自由に火災保険への加入を決めることができるのです。

ここからは、これらの窓口での火災保険加入方法を銀行と比較しながら解説します。



保険会社の直販との比較

保険会社の直販では、住宅ローンの利用者が直接保険会社に連絡をして手続きを行います。


加入手続きとしては、インターネット上の保険会社のサイトから申し込む方法と、保険会社の営業課支社に出かけて申し込む方法とがあります。


希望すれば、訪問をして加入手続きをしてくれる可能性もあるので保険会社に確認してみましょう。


ただし、直販の場合には、申し込んだ先の保険会社が扱っている火災保険にしか加入できません。


この点で、銀行と比較した場合には、取り扱い保険会社が1社のみに限られるというデメリットがあります。


しかし、商品に関する知識は豊富で、火災保険に付帯することができる様々な特約についての説明もくわしく聞くことができます。


そのため、必要な補償の検討をスムースに行うことができるメリットがあります。

保険代理店との比較

保険代理店で火災保険に加入する際にも、住宅ローンの利用者が直接申し込み手続きの連絡をする必要があります。


この点、その場で手続きを行うことができる銀行のほうにメリットがあるといえるでしょう。


また、保険代理店を利用した場合には、銀行加入の際の団体割引が適用されないケースが多く、その分保険料が割高になってしまいます。


しかし、取り扱い保険会社の数の多さや商品知識などでみると保険代理店を利用するほうがメリットは大きくなります。


取り扱っている保険会社が多く、幅広い保険商品の中から利用者にあった補償を提案してくれるのでメリットが大きいのです。


保険を付ける住宅の状況によっては、銀行の団体割引よりも保険料を低くできる可能性があります。


また、契約後のアフターフォローなども同じ担当者が行なうことが多いので、利用者からすると保険についての相談がしやすい、といったメリットもあります。

不動産屋との比較

不動産屋で火災保険に加入するメリットは団体割引が適用されることで火災保険の保険料を低く抑えることができる点です。


ただし、割引率は10%と、銀行と同じです。


むしろ、楽天銀行のように15%の割引率が適用される銀行もあるので、住宅ローンを組む銀行によっては、不動産屋で火災保険に加入するより保険料が安くなるところもあります。


また、不動産屋の取り扱い保険会社の数は銀行と同じく、多くはありません。


さらに、保険会社の直販や保険代理店のような保険のプロではありません。


そのため、商品の種類や知識という点では銀行と条件は同じとなります。

まとめ:銀行での火災保険加入の利点・欠点を理解しておこう

住宅ローンを組む時に銀行で火災保険に加入するメリット、デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • 住宅ローンを組む際には、火災保険に加入する必要がある
  • 加入する火災保険の窓口は銀行以外でもかまわない
  • 銀行とそれ以外の窓口で加入する場合には、それぞれにメリット、デメリットがある

です。


火災保険への加入は補償を第一に検討するべきですが、同時に用意できる資金や住宅ローンの金利なども含めて総合的な判断をすることも大切です。


そのために、銀行とそれ以外の窓口での火災保険加入時のメリット、デメリットをよく理解しておくようにしましょう。


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この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

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