更新日:2019/10/18
トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費は?1ナンバー等の違いも解説
60年間変わらぬ姿で進化し続けているトヨタのランドクルーザーの年間維持費を徹底解説!本記事では、燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からランドクルーザー・200と40の維持費を徹底シミュレーション・解説します。1ナンバーやディーゼル、プラドの違いも解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費は高い?
トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費は?
トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費は、次のようになります。
(例)
- トヨタ・ランドクルーザー:ZX、40(FJ45)
- ドライバー:30歳
- 等級:15等級
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:民間車検
- 車両保険:なし
- 年間走行距離:5000km
ランドクルーザー | ZX | 40(FJ45) |
---|---|---|
燃料代 | 86.806円 | 67.189円 |
自動車税 | 88,000円 | 76,500円 |
車検費用 | 94,230円 | 86,030円 |
任意保険料 | 18,870円 | 18,870円 |
合計 | 287,906円 | 248,589円 |
だいたい年間維持費は25~28万円前後になりますよね。
年間維持費の諸費用の詳細は後述します。
ただし、ドライバー皆さんの中には年間の駐車場代も必要な人もいることでしょう。
年間の月極駐車場代は全国平均96,000円(毎月8,000円)程度と言われています。
こちらも含めると、ランドクルーザーの年間維持費は34~37万円前後になります。
ランドクルーザーにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!
ランドクルーザーを購入したい皆さんはその車体価格に加え、年間維持費も気になりますよね。
この維持費は、ドライバーの年齢・等級、年間走行距離等でもだいぶ違いが出てきます。
こちらでは、維持費に関する諸費用の
- ランドクルーザーの燃料代
- ランドクルーザーに関する税金
- ランドクルーザーの車検に関する費用
- ランドクルーザーの任意保険料
について解説します。
ランドクルーザーの維持費①:ガソリン
年間走行距離を長く走る予定の皆さんは、かかる燃料代も気になることでしょう。
こちらでは、ランドクルーザーのZX、40(FJ45)を取り上げ、年間の燃料代を見てみましょう。
なお、ZXの使用燃料はハイオク、40(FJ45)の使用燃料は軽油となります。
年間走行距離/実燃費 | ZX(8.64km/l) | 40(8.93km/l) |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 52.083円~86.806円 | 40.314円~67.189円 |
5000km~10000km以下 | 86.806円~173.611円 | 67.189円~134.378円 |
10000km~15000km以下 | 173.611円~260.417円 | 134.378円~201.568円 |
ハイオク:150円/lと仮定、軽油:120円/lと仮定
年間走行距離によって、燃料代に大きな差が生じていますね。
走行距離3000㎞と15000kmとではZXなら20万円以上、40(FJ45)なら16万円以上の燃料代の開きがあります。
ランドクルーザーの維持費②:自動車税
ランドクルーザーの維持費には、自動車に関する税金として自動車税・自動車重量税があります。
こちらでは、ランドクルーザーにかかる各税金を解説しましょう。
ランドクルーザーの自動車税額
自動車税は、各ドライバーが所有する自動車に課税される都道府県の普通税です。
自動車税の税額は、自家用・営業用等の用途、総排気量等で異なります(本記事では自家用を想定)。
ランドクルーザーZXは排気量4600ccなので年間88,000円となります。
一方、40(FJ45) は排気量4200ccなので年間76,500円となります。
ランドクルーザーの自動車重量税額
自動車重量税は、各ドライバーの所有する自動車の重量によって課税額が決められます。
ZXは2,230kg~2,690kgなので、1年間で20,500円~24,600円となります。
40(FJ45) は2,230kgなので、1年間で20,500円となります。
前述した自動車税額・自動車重量税を合計すれば、1年間にかかる税金は次の通りです。
初年度 | ZX(2,690kgの場合) | 40(FJ45) |
---|---|---|
自動車税 | 88,000円 | 76,500円 |
自動車重量税 | 24,600円 | 20,500円 |
合計 | 112,600円 | 97,000円 |
ZX、40(FJ45)いずれも1年間にかかる税額は10万円前後と、高額な維持費になってしまいますよね。
ランドクルーザーの維持費③:車検
車検とは、全てのドライバーが自動車を安全に走行するため、定期に受けなければならない検査です。
車検費用は大きく分けて法定費用と車検基本料とで構成されています。
さらに法定費用は
- 自動車重量税額
- 自賠責保険料
- 印紙代
があります。
こちらでは、ランドクルーザー法定費用に加え、車検基本料も解説します。
ランドクルーザーの法定費用その1(自動車重量税)
自動車重量税額は法律の基準であらかじめ決められています。
車検の際には、ご自分の車両にかかる重量税の2年分を納付しなければいけません。
ランドクルーザーZX・40(FJ45)の、車検で実際に納める税額は次の通りです。
①ランドクルーザーZX
24,600円×2年分=49,200円
②ランドクルーザー40(FJ45)20,500円×2年分=41,000円
また、重量税はランドクルーザーを所有してきた経過年数で、納付額が変わるので気を付けましょう。ランドクルーザーの法定費用その2(自賠責保険料)
自賠責保険は、ランドクルーザーを公道で運転するならば、必ず加入しなければいけない保険です。
万一、交通事故が起き相手方を死傷させたとき、被害者救済のため、まず自賠責保険で補償が適用されます。
もしも、自賠責保険に未加入ならば、公道を運転してはいけません。
概ね各ドライバーは、車検の時期に更新できるよう自賠責保険期間を設定します。
自賠責保険料については下表をご覧ください。
保険期間 | 保険料 |
---|---|
12ヶ月 | 15,520円 |
13ヶ月 | 16,380円 |
24ヶ月 | 25,830円 |
25ヶ月 | 26,680円 |
36ヶ月 | 35,950円 |
37ヶ月 | 36,780円 |
ランドクルーザーの法定費用その3(印紙代)
印紙代とは、重量税・自賠責保険料と同様に納めなければいけない検査手数料です。
各自動車の車両区分・登録条件等で約1,000円~1,800円と料金が変化します。
なお、後述する法定費用合計額では、指定工場に適用される料金(1,200円)で計算します。
ランドクルーザーの法定費用合計額
前述した諸費用を用いて、法定費用を求めます。
(例)
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場所:指定工場
法定費用 | ZX | 40(FJ45) |
---|---|---|
自動車重量税 | 49,200円 | 41,000円 |
自賠責保険料 | 25,830円 | 25,830円 |
印紙代 | 1,200円 | 1,200円 |
合計 | 76,230円 | 68,030円 |
ZX、40(FJ45)いずれも法定費用だけでは7万円前後と、高額な維持費になってしまいますよね。
ランドクルーザーの車検基本料
この料金は、車検業者がランドクルーザーの点検・整備や、書類作成代行の手数料を指します。
車検基本料は、各車検業者で金額にかなり差が出ますよ。
例えば、 ディーラーで車検をする場合、車検基本料が50,000円程度と言われています。
一方、一般的な整備工場で民間車検を行うなら、18,000円程度と言われています。
車検費用比較
こちらでは、前述したディーラー車検とそれ以外で受ける民間車検費用を比較します。
なお、法定費用はさきほどの合計額を使用します。
①ランドクルーザーZX
車検費用 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 76,230円 | 76,230円 |
車検基本料 | 50,000円 | 18,000円 |
合計 | 126,230円 | 94,230円 |
②ランドクルーザー40(FJ45)
車検費用 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 68,030円 | 68,030円 |
車検基本料 | 50,000円 | 18,000円 |
合計 | 118,030円 | 86,030円 |
双方ともディーラー車検の方が3万円以上高くなってしまいますね。
1回の車検で10万円以上の維持費となる場合もあり、なかなかの負担と言えます。
ランドクルーザーの維持費④:任意保険
任意保険は本来、自賠責保険のように加入が強制されているわけではありません。
しかし、万一の事故や車両トラブルの際、手厚い補償を受けるためには加入するべきです。任意保険は、各ドライバーの年齢・等級、走行距離で保険料へ大きな差が生じます。
ランドクルーザーの年齢・等級別保険料比較
こちらでは事例を上げて、ドライバーの年齢・等級別の年間保険料を比較してみましょう。(例)
- 運転免許証の色:ゴールド
- 年間走行距離:5000km
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:なし
年齢・等級 | ZX・40(FJ45) |
---|---|
20歳(8等級) | 68,570円 |
30歳(15等級) | 18,870円 |
40歳(20等級) | 13,540円 |
50歳(20等級) | 13,510円 |
ドライバーが20歳(8等級)と50歳(20等級)とでは、5.5万円も差がありますよね。
ランドクルーザーの走行距離別保険料比較
こちらでも事例を上げて、ドライバーの走行距離別の年間保険料を比較してみましょう。(例)
- ドライバー:30歳
- 等級:15等級
- 運転免許証の色:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:なし
年間走行距離 | ZX・40(FJ45) |
---|---|
3000km | 17,360円 |
5000km | 18,870円 |
9000km | 22,380円 |
16000km | 28,600円 |
走行距離3000kmと16000kmでは、年間1万円以上の差がありますね。
保険の見直しは効率的に
皆さんの中には年齢が若く、もしくは等級が低くても、年間保険料をもっと抑えたい人は多いはずです。
そんな時には保険の見直しを行うのですが、各保険会社で販売する任意保険は数多く存在します。
そのため、見直しの際は「一括見積りサービス」を活用しましょう。複数の任意保険を一度に見積もることができ、何回利用しても無料です。
申し込みはインターネットサイトから気軽に申し込めますよ。こちらのサービスを利用して、年間保険料を最大5万円も得した方々がいます。
保険見直しを機会に是非、一括見積りサービスを利用してみましょう。
ランドクルーザーは1ナンバーと3ナンバーどちらがお得?
ランドクルーザーはほとんどのケースで、1ナンバーも選択できます。つまり、「普通貨物自動車」として扱うことを意味します。
ランドクルーザーで1ナンバーを取得すれば、自動車税や重量税が軽減されると言われています。
こちらでは、1ナンバー・3ナンバーのランドクルーザーを比較してみましょう。
2年間にかかる費用は下表の通りです(ZX・2,230kgの場合)。
税金等/ZX | 1ナンバー | 3ナンバー |
---|---|---|
自動車税 | 16,000円×2年分 | 88,000円×2年分 |
自賠責保険 | 23,970円×2年分 | 25,830円 |
重量税 | 12,300円×2年分 | 41,000円 |
合計 | 104,540円 | 242,830円 |
確かに14万円近く税金が軽減されてお得といえますよね。
ただし、ランドクルーザーを1ナンバーの場合、車検は1年に必ず1度行わなければいけません。
その手間も十分考慮して、各ドライバーで変更するかどうかを決めましょう。
ランドクルーザーとランドクルーザー・プラドを比較!
こちらでは、ランドクルーザーとランドクルーザー・プラドの年間維持費について比較してみましょう。
車名 | 年間維持費 |
---|---|
ZX | 287,906円 |
40(FJ45) | 248,589円 |
プラド | 275,000円 |
(駐車場代除く)
3台とも24~28万円程度の年間維持費が必要となりますね。
その他、プラドに関する任意保険(自動車保険・車両保険)の注意点については、こちらを参照して下さい。
まとめ:トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費について
トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費と、その内訳について解説してきました。
今回の記事のポイントは
- ランドクルーザーには燃料代、税金、車検費用、任意保険料と、様々な維持費がある
- ランドクルーザーの年間維持費は駐車場代も含めると、30万円以上になる
- 任意保険の見直しには、一括見積りサービスが便利
でした。
ランドクルーザーの購入前に、維持費が家計の重い負担にならないかよく検討しましょう。
ほけんROOMでは保険に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。
力強い走りのトヨタ・ランドクルーザー、こちらに関心のある皆さんも多いことでしょう。
しかし、トヨタ・ランドクルーザーを維持する諸費用がどの位になるか、皆さんはご存知でしょうか。
トヨタ・ランドクルーザーの維持費には、燃料費はもとより税金、車検費用等が必要です。
そこで今回は「トヨタ・ランドクルーザーの年間維持費と、その内訳」について
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読めば、ランドクルーザーの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。
ぜひ、最後までご覧ください。