キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費は?条件別に徹底解説

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目を逸らせない圧倒的な存在感のアメ車キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費を徹底解説!本記事では、燃費や自動車税、任意保険等々の固定費からエスカレード・ESVの維持費を徹底シミュレーション・解説します。また、1ナンバー等の違いや中古の相場を紹介します。

キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費は?

「圧倒的な存在感」まさにそんな言葉がふさわしい車といえば、キャデラック・エスカレードのESV。


アメリカを代表するSUVであるキャデラック・エスカレードのESVですがその維持費はどれくらいかかるのか皆さんご存知でしょうか?


アメ車で大きな車だからたくさんお金もかかりそう・・・。


どれくらいの維持費がかかるのかわからないから購入を躊躇してしまう。


そんな方々も多くいる事でしょう。


そこで今回のこの記事では

  1. キャデラック・エスカレードESVの維持費は4つ
  2. 維持費のポイントは任意保険
  3. 1ナンバーってなに?
  4. キャデラック・エスカレードESVの中古価格
以上のことを中心に説明します。

この記事を読んでいただけたら、キャデラック・エスカレードESVの維持費についてかなり詳しくなれるはず!ぜひ最後までお読みください。

キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費は○○円です

キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費はどれくらいなのか。


同じSUVの国産のランドクルーザーzxと比較しながらその維持費をみていきましょう!

維持費/車種キャデラック・
エスカレードESV
ランドクルーザー
zx
ガソリン代213,740円240,000円
自動車税111,000円88,000円
重量税24,600円24,600円
車検費用50,000円58,650円
自賠責13,340円13,340円 
任意保険48,000円48,000円
合計460,680円472,590円

両車とも同じ程度の維持費がかかることがわかります。


しかし両車のその内訳には大きな違いがありますね。

エスカレードにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!

ではエスカレードにかかる4つの維持費について、その内訳を徹底的にシュミレーションしてきましょう!


維持費

  1. ガソリン代 
  2. 自動車税
  3. 車検費用 
  4. 任意保険

ガソリン

まずはガソリン代からシュミレーションしていきましょう。


ガソリン代は燃費と走行距離、ガソリン自体の単価によって決まります。


エスカレードはレギュラーガソリン使用ですので、ここではガソリン代を1リッターあたり140円とします。 


実燃費は6.55km/Lということですので下の式に当てはめて走行距離ごとに計算してみましょう。  


参考:https://e-nenpi.com/enenpi/

年間のガソリン代
=(年間走行距離÷6,55km/L)×140円
 

月間のガソリン代
=(年間走行距離÷6.55km/L)×140円÷12

年間走行距離ガソリン代(年間)ガソリン代(月)
3,000km64,122円5,343円
5,000km106,870円8,905円
10,000km213,740円17,811円
15,000km320,610円26,717円

自家用車の年間走行距離の平均は10,575kmです。


仮に年間の走行距離を10,000kmと考えると年間で約210,000円がガソリン代です。


ハイブリッドカーなどと比べるとかなり高く感じてしまいますね。


しかし排気量も大きくこれだけの存在感のある大きさの車ですので、この金額は致し方ないと考えたほうが良さそうですね。


もちろん走行距離は住んでいる場所や、通勤通学でも使用するかなどの使用目的によって変わります。


ガソリン代はその他の維持費に比べると、自分の裁量により減らすことができる部分が多い維持費です。


ご自身で毎月のガソリン代の予算を決めるなどして、上手に走行距離を調整していきましょう。


参照:http://www.mlit.go.jp/jidosha/iinkai/seibi/5th/5-2.pdf

自動車税

自動車税は自動車を所有している方に課税される道府県税です。


毎年4月1日現在の所有者宛に自分の住んでいる都道府県から5月初旬に金額が通知され、5月末までに納付するのが普通です。


車種や自家用・営業用の違いによって税金の金額は異なりますが、キャデラックエスカレードは乗用車で自家用の場合は500CCごとに税額が決められています。

排気量税額
1リットル以下29,500
1リットル超
~1.5リットル以下 
34,500
1.5リットル超
~2リットル以下 
39,500
2リットル超
~2.5リットル以下
45,000
2.5リットル超
~3リットル以下 
51,000
3リットル超
~3.5リットル以下 
58,000
3.5リットル超
~4リットル以下
66,500
4リットル超
~4.5リットル以下
76,500
4.5リットル超
~6リットル以下 
88,000
6リットル超110,000円

キャデラックエスカレードのESVは普通乗用車で排気量6,153CCですので、自動車税は年間110,000円となります。


この金額は国産のSUVに比べると非常に高く感じられますが、車両重量が重たい上に国土の広いアメリカという国を縦横無尽に走るために6,153CCという排気量が設定されています。


排気量が大きいということはそれだけパワーがあるということでもあります。


高い重量税はその存在感のあるボディと力強い走りを楽しむための「費用」として考えたほうが良さそうですね。

車検

次は車検費用をみていきましょう。


車検は新車購入後の初回は3年経過時、その後は2年毎に車を所有している場合は必ず受けなければいけない検査です。


車検の費用には払う金額がほぼ決まっている「法定費用」と、車検の方法や車の状態によって変動する「車検基本料」があります。


法定費用の内訳は以下のとおりです。

(以下の表の金額は2年に1度の車検で発生する費用です)

法定費用金額
重量税49,200円
自賠責26,680円
印紙代1,800円
合計77,680円

①重量税


重量税は「重い自動車が公共の道路を走る時の劣化や瑕疵を補填するための税」という意味です。


そのため重量0.5トンごとに税額が設けられており、納付先は自動車税のように道府県に収めるのではなく、国に収めます。


納付時期は毎回の車検時で、キャデラックエスカレードの重量は3,100kgありますので、49,200円となります。


参照:https://www.mlit.go.jp/jidosha/kensatoroku/sikumi/zyuuryouzei.pdf


②自賠責保険


自賠責保険は強制保険とも言われ、車の所有者には加入が義務付けられている保険です。


自賠責保険は「物」に対しての保証はなく、「人」に対してのみの保証となっています。 


保証額は最高で4,000万円(後遺障害)、死亡時で3,000万円となっています。


人への保証ではありますがこれは「相手方の人」であり、ご自身の怪我や死亡は対象になりません。


自賠責保険は取り扱う保険会社により保険料が異なることはありませんが、加入期間によって保険料が異なってきます。


加入期間が長ければば長いほど1月あたりの保険料は安くなります。


加入期間ごとの自賠責保険料(自家用乗用自動車)

加入期間自賠責保険料
12ヶ月15,520
13ヶ月16,380
24ヶ月25,830
25ヶ月26,680
36ヶ月35,950
37ヶ月36,780

参考:https://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/04relief/resourse/data/ryouritsuhyo.pdf


自賠責保険は車検の期間に合わせて加入期間を設定するのが一般的で、新車時は3年その後の車検時は2年というように加入します。


車検を通すには自賠責保険加入が必須であるため、整備不良など不測の事態に備えて新車時は37ヶ月、その後の車検時は25ヶ月というように1月ずらして加入します。


③印紙代

車検時には印紙代がかかります。


印紙代は「車検の検査の手数料」です。


車を検査する工場は地方運輸帳の認証を得ることを前提として、検査ラインを持っているかいないのかの2つに分かれます。

  • 認証工場(検査ラインなし) 
  • 指定工場(検査ラインあり)

④車検基本料


車検基本料とは自動車の検査を行う工場での検査代金です。 

ディーラーだと5万円程度、その他だと3万円程度が相場と言われています。

この料金は人件費や事務手数料などが含まれるため、どこで車検を行うかで大きく異なってきます。

また検査後に不備のあったパーツなどを交換する際はその部品代はもちろんですが、交換作業の工賃などもかかります。

車検に出せるところはディーラーや町の修理工場、カーショップやガソリンスタンドなど多岐にわたります。

車検に出す際は見積もりを必ず数箇所みてそれぞれを比較してみましょう。

交換が必要になった際の部品代は基本的に同じですが、「工賃」や「代行費用」「事務手数料」などはそれぞれ異なります。

しっかりと比較すればきっとお得なところが見つかるはずです。

任意保険

任意保険の保険料は加入内容によって様々です。


しかし「年齢と等級」「走行距離」によって保険料は大きく異なってきます。


加入者全体からみた平均的な任意保険料

等級(年代)年間保険料
7F等級(20代)257.410円 
12等級(30代)73.050円
15等級(40代)65.770円
20等級(50代)48.540円
20等級(60代)54.660円

基本的には等級が上がれば保険料は安くなります。


では「走行距離」が変わることによって保険料はどのように変化するのでしょうか? 


事例を上げて見てみましょう。


(例)

  • 運転者年齢:30歳以上
  • 等級:15等級 
  • 運転者限定:なし 
  • 運転者の年齢制限:なし 
  • 対人・対物保障:無制限 
  • 車両保険:なし

走行距離保険料(年間)
3,000km131,400円
5,000km138,700円
7,000km144,900円
9,000km156,800円
11,000km163,700円
当然ですが走行距離が増えれば保険料は高くなります。

年間の維持費のなかで多くを占める任意保険料ですが、実はかなり保険料を節約する方法があるんです!
 
それは
運転者の年齢条件 運転者限定特約 この2つの条件をしっかりと確認することです。
 
運転者の年齢条件とは、その車を運転する方の年齢が20歳以下、21歳以上、26歳以上、30歳以上など一定の年齢以上・未満という形で区分されています。 

また運転者限定特約は、本人限定、配偶者限定、家族限定などと選ぶことができます。 

ほとんど自分しか乗らない場合は本人限定特約を付加することにより、お幅な保険料ダウンが見込めます。 

年に1・2回程度友人や家族が自分の車を運転する可能性はあるでしょう。
 

その時が事前にわかっていれば、保険会社に連絡し一定期間だけ運転者制限なしとすることもできます。
 

その際は保険料を期日までに支払いますが、特約を変更する日数に対応する分だけの保険料になりますので、数百円から千円程度といったところです。
 

先程の走行距離と保険料の表の事例でこの2つの特約を 
  • 運転者の年齢条件:無制限→21歳以上 
  • 運転者限定特約:無制限→家族限定 
に変更したのが下の表です。

先ほどとは違いとても安い保険料になっているのがお分かりいただけると思います。
走行距離保険料
3,000km64,100円
5,000km67,600円
7,000km70,600円
9,000km76,400円
11,000km79,800円
誰がいつ車を運転するのかしっかりと確認して、できるだけ安い保険料にしましょう!

駐車場については、キャデラックエスカレードの場合は日本車と違い注意が必要です。

アメ車特有のその大きさから、1台分の駐車スペースでははみ出てしまうことがあるからです。

地方では駐車場の1台のスペースが広く取られていたりしますが、都内では要注意です。

駐車場の契約時には実際に車を停めてみたほうが良いでしょう。

ナンバーによる違いは何?1ナンバーがいい?

キャデラックエスカレードは普通乗用車なので3ナンバーです。

しかし1ナンバーを付けているエスカレードもあります。

1ナンバーは普通貨物自動車という括りになり、トラックなどと同様です。

なぜ1ナンバーでの登録の車があるのかというと、それは税金が安くなるというメリットがあるからです。

1年間でいうと約60,000円〜70,000円程は安くなります。

しかし乗用車を貨物自動車として登録すると以下のデメリットも発生します。

  • 乗車定員の制限
  • 3列目シートの取り外しが必要
  • 2列目シートは貨物車規定の荷室スペース確保のため、改造が必要
  • 乗車室と貨物室の間に隔壁を設置しなければならない 
  • 後部外板部に「貨物」「最大積載量」の表示が必要となる
  • 車検の期間が1年になる(新車購入後の初回は2年) 
  • 自賠責保険料が高くなる
1ナンバーへの変更はメリットとデメリットをしっかりと考慮にいれて検討しましょう。

キャデラック・エスカレードの中古車の値段の相場は?

キャデラックエスカレードの中古価格の平均は892万円となっています。


価格帯でいうと509万円〜1409万円です。


検討のポイントとしては国産中古車を選ぶ際のポイントに加えて

  • 並行輸入車かディーラー車か
  • 並行輸入車ならいつ輸入されたか
の2点にも注意して選ぶようにしましょう。

まとめ:キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費について

キャデラック・エスカレードのESVの年間維持費について説明してきましたが、いかがだったでしょうか?


今回の記事のポイントは

  • キャデラックエスカレードの維持費を確認
  • 任意保険はしっかり確認
  • 1ナンバーで税金が安くなる
  • 中古購入時のポイント

でした。


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