トヨタ・エスティマの年間維持費は？2.4や3.5の違い等を徹底解説！

トヨタの大型ミニバン・エスティマ、こちらを購入したいドライバーの方々も多いことでしょう。

しかし、エスティマの維持費について、購入希望の皆さんは良くご存知でしょうか。

エスティマの購入費用の他、維持費として年間の燃料費や税金、車検費用等もかかります。

そこで今回は「エスティマの年間維持費と、その内訳」について

• エスティマの年間維持費
• エスティマの諸費用
• エスティマの他社との比較

以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読めば、エスティマの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。

ぜひ、最後までご覧ください。

今回は次の2つのエスティマのモデルを解説していきます。

• 型式AHR20W：4WD、排気量2400cc、車両重量1,930～2,020kg
• 型式ACR55W：4WD、排気量2400cc、車両重量1,800～1,870kg

エスティマの年間維持費については次の通りです。

（例）

• エスティマ・ハイブリッド（AHR20W）、エスティマ（ACR55W）
• ドライバー：30歳（15等級）
• 運転免許：ゴールド
• 運転者限定：本人限定
• 車両保険：あり
• 自賠責保険：24ヶ月
• 車検場：民間車検
• 年間走行距離：5000km
• エコカー減税：あり（AHR20Wの場合）

エスティマの年間維持費は、双方とも20万円程度となりますね。

また、駐車場代が必要な場合、全国平均で年間約96,000円の維持費が必要です。

その他、エスティマの部品・オイル交換等の費用も入れると、年間40万円近くの維持費がかかります。

大型ミニバンで走り甲斐があるエスティマ、愛車としてカーライフをエンジョイしたい人も多いはずですね。

しかし、エスティマを購入希望の方々は、その維持費も気になることでしょう。

エスティマの維持費は、ドライバーの等級、走行距離等でも違ってきます。

エスティマの維持費は

• エスティマの燃料代
• エスティマに関する税金
• エスティマの車検費用
• エスティマの任意保険料

の諸費用に分かれます。

 こちらでは、エスティマの諸費用について解説していきます。

エスティマでカーライフを楽しみたい皆さんは、年間の燃料代も気になるところでしょう。

こちらでは

• 型式AHR20W：4WD（ハイブリッド）
• 型式ACR55W：4WD（ガソリン）

の燃料費を比較してみます。

※レギュラー140円/lと仮定

走行距離3000㎞・15000kmではAHR20Wで13万円以上、ACR55Wで17万円以上燃料費の差があります。

また、実燃費やハイブリッド車か否かでも費用に差が出ています。

年間走行距離15000kmで、AHR20W・ACR55Wの費用の差は5万円以上となっていますね。

エスティマの維持費には、納付しなければいけない税金もあります。

エスティマの税金は2種類となります。

• 自動車税
• 自動車重量税

こちらでは、エスティマにかかる各税金を解説しましょう。

エスティマの自動車税

自動車税は、エスティマ所有者に課税される都道府県の普通税です。

エスティマおよびエスティマ・ハイブリッドの場合、排気量2400ccなので1年間の自動車税額は45,000円です。

ただし、エスティマ・ハイブリッドの場合、エコカー減税対象車となります。

エコカー減税とは、環境性能に優れた自動車の税金優遇措置です。

適用されれば、購入の翌年度の自動車税が安くなります。

ただし、2019年3月31日までに、エスティマ・ハイブリッドを購入していることが条件です。

エスティマの自動車重量税

自動車重量税は、エスティマの重量で課税額が決定される税金です。

エスティマ・ハイブリッドの車両重量は、1,930～2,020kgなので16,400円または20.500円（1年分）になります。

エコカー減税対象車（75%減税）なので、1年間の自動車重量税は2500円または3100円に軽減されます。

一方、エスティマの車両重量は1,800～1,870kgなので重量税額16,400円（1年分）です。

税金の合計

（例）

• エスティマ・ハイブリッド：車両重量2,000kg以下
  
• エコカー減税：あり
  

エコカー減税が適用されると、自動車重量税は初年度から適用されます。

エコカー減税適用のエスティマ・ハイブリッド（AHR20W）の方が、13,900円ほど軽減されていますね。

2年目からは自動車税もエコカー減税で安くなります。

エスティマ・ハイブリッド（AHR20W）は自動車税も減税され、2年目は14,000円しかかりません。

車検は、エスティマを公道で安全に走行するため、ドライバーへ義務付けられた自動車の検査です。

車検費用には、①法定費用と②車検基本料があります。

なお、法定費用には

• 自動車重量税
• 自賠責保険料
• 印紙代

があります。

こちらでは、エスティマの法定費用、車検基本料を解説しましょう。

法定費用（自動車重量税）

自動車重量税は、法定された基準に従い納付する必要があります。

車検の際、自動車重量税2年分を納付します。

エコカー減税無しの場合は、この税金だけで32,800円もかかるので注意しましょう。

なお、エコカー減税有りのエスティマ・ハイブリッドの場合は、車検時は20,000円の重量税を支払います。

法定費用（自賠責保険）

公道を運転するドライバーが加入しなければいけない保険もあります。

それが「自賠責保険」です。

この自賠責保険に加入しなければ、公道を走行することは禁じられてしまうので注意しましょう。

ドライバーは自賠責保険の残りの保険期間をチェックして、更新継続をしなければいけないですよね。

自賠責保険料については、こちらを参照してください。

保険期間をより長く契約すれば、毎月の保険料はその分安くなりますね。

しかし、車検の時期に合わせ保険期間を設定した方が、保険加入を忘れることがないので安心です。

法定費用（印紙代）

印紙代とは車検時、前述した自動車重量税・ 自賠責保険料と一緒に納める手数料です。

この印紙代は一律の代金ではなく、車両区分等によって約1,000円～1,800円と違いがあります。

なお、次の法定費用の事例では、印紙代1,200円（指定工場料金）として算定してみます。

法定費用を合計してみると

（例）

• エスティマ・ハイブリッド（AHR20W）
  
• 自賠責保険：24ヶ月
• 車検場：指定工場

エコカー減税が適用されれば、約1.2万円も法定費用が抑えられますよね。

車検基本料

こちらの料金は、車検業者が点検・整備を行うときの費用です。

各車検業者で料金設定を自由に行うことができます。

その中でも、ディーラー車検が最も高く一般的に50,000円以上かかります。

その他、整備工場へ車両を持ち込んで行う民間車検の場合、基本料金は18,000円程度とリーズナブルです。

事例をあげ、前述した法定費用と合わせてみましょう。

（例）

• エスティマ・ハイブリッド（AHR20W）
  
• エコカー減税：あり
  

ディーラー車検の方が、民間車検よりも3万円以上車検費用は高いですよね。

任意保険は、各保険会社から豊富な種類が販売されている保険商品です。

任意保険は強制加入ではないので、ドライバー各自の判断で加入を決めて構いません。

しかし、ご自分がより手厚い補償のもと、安心して走行を楽しむなら必要な保険ですよね。

この任意保険は、皆さんの年齢・等級、年間走行距離ごとに、保険料に差が出ます。

各年齢・等級の任意保険料

こちらでは、年齢・等級別に年間保険料を比較してみましょう。

（例）

• エスティマ・ハイブリッド（AHR20W）・エスティマ（ACR55W）
• 運転免許：ゴールド
• 年間走行距離：5000km
• 運転者限定：本人限定
• 車両保険：あり

エスティマの年間維持費と、その内訳について解説してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは

• エスティマの維持費は主に燃料費・税金・車検費用・任意保険料がかかる
• エスティマは走行距離が長いと燃料費に差が出る
• 自動車税・重量税の納付方法は異なる
• 車検費用はディーラー車検が高い
• 保険料はエスティマの型式や等級・走行距離で差が出る

エスティマの年間維持費の軽減のため、各自で維持費削減を工夫することが大切ですね。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

こちらではエスティマAHR20W）、アルファード、ノア、ヴォクシーの年間維持費を見ていきましょう。

※駐車場代、メンテナンス代除く

アルファード以外は、概ね年間維持費20万円程度となりますね。

ただし、各ドライバーの等級や年間走行距離等でも、年間維持費は変動します。

なお、ステップワゴンの維持費についてはこちらを参考にしてください。