プリウスの年間維持費を徹底計算!他の車種に比べて安い?高い?

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エコカーの代表的存在であるトヨタのプリウス、その維持費は一体いくらなのでしょう?20代は保険料が高くて維持費が高額に?この記事では、プリウスの燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からプリウスの年間維持費を徹底シミュレーション!お得に乗るための方法も紹介します!

プリウスの月間&年間維持費は?お得に乗るための方法も解説!

エコカーのトヨタ・プリウス、維持費がどの位になるか関心のある皆さんも多いことでしょう。エコカーとして有名なプリウス、維持費もローコストだと嬉しいですよね。


しかし、プリウスを維持する諸費用はそれぞれどれ位かかるか、皆さん具体的にご存知でしょうか?


維持費といってもガソリン代の他に、税金、車検費用、加入保険料さまざまな費用が存在します。


プリウスはハイブリッド車である以上、通常の自動車とは違う維持費がかかるかもしれません。


そこで今回は「トヨタ・プリウスの維持費と、費用削減方法」について

  • プリウスの年間維持費はどの位?
  • プリウスの維持費の内訳
  • プリウスの維持費の削減方法
以上のことを中心に解説していきます。

ぜひ、最後までご覧ください。

トヨタ・プリウスの年間維持費は27.8万円?かなり安い!

プリウスの年間維持費はどの位なのか?特に、これから購入したい皆さんなら気になりますよね。


こちらでは、平均的なプリウスおよびその他のセダンの年間維持費を取り上げます。


下表を参考にしてください。

順位車種維持費
1位リーフ約245,000円
2位MIRAI約250,000円
3位プリウス約278,000円
4位グレイス ハイブリッド約282,000円
5位カローラ アクシオ ハイブリッド 約283,000円
6位プリウスPHV約283,000円
7位プリウス 4WD約287,000円
8位グレイス ハイブリッド 4WD約291,000円
9位アコード ハイブリッド約292,000円
10位アクセラ ハイブリッド約292,000円

プリウスは上位10位の中で3位・6位・7位に入っています。年間維持費はリーズナブルであることがわかりますね。毎月に直せば3位のプリウスは、約23,166円となります。


ただし、プリウスを購入すると一律に維持費が表と同額となるのか言えば、そうではありません。


例えば維持費の一つと言える「任意保険(自動車保険)」は、等級が設定されています。こちらが高いか低いかでも、維持費がだいぶ変わってきます。


そのため、ご自分の支払う維持費が、表の維持費より高くなることもあれば低くなることもあるのです。

トヨタ・プリウスにかかる7つの維持費の内訳を徹底計算&比較!

トヨタ・プリウスを維持するための費用とは一体何なのか、関心のある方々も多いことでしょう。


この諸費用は次の7つをあげることができます。

  • ガソリン代
  • 自動車税
  • 重量税
  • 車検
  • 自賠責保険
  • 任意保険
  • バッテリーの交換費
プリウスを安全に走行させるため必要な費用もあれば、交通事故を起こした場合の保険もありますね。

こちらでは上記7つの維持費がどれ位かかるのか解説していきます。

プリウスの維持費①:年間ガソリン代【6.3万円】

プリウスで使用される年間のガソリン代はどれ位なのでしょうか?プリウスの型式・燃費を取り上げ、年間のガソリン代の目安を解説します。


プリウスの年間ガソリン代

こちらでは型式ZVW55・ZVW51を事例に、年間走行距離ごとのガソリン代を計算します。

走行距離/形式・実燃費ZVW55(22.71km/l)ZVW51(25.35km/l)
3000㎞~5000㎞以下18,945円~31,574円16,568円~27,613円
5000km~10000km以下31,574円~63,148円27,613円~55,227円
10000km~15000km以下63,148円~94,723円55,227円~82,840円

※ガソリンの値段140円/lと仮定


年間の走行距離によって金額に大きな差が出ますね。


しかし、表で最もガソリン代が高くなる型式ZVW55、年間走行距離15,000kmでも82,840円です。毎月に直せば6,903円程度しかガソリン代がかからないことになります。


ちなみに国土交通省の資料によると、自家用乗用車の平均年間走行距離は10,575kmだそうです。


燃費ランキング

平均的なプリウスの年間ガソリン代はどれ位お得なのでしょう?


こちらでは、ガソリン代がかからない車種をランキングしてみました。

ランキング実燃費年間ガソリン代
1位:トヨタ ヴィッツ(ハイブリッド)25.26km/l55,424円
3位:トヨタ プリウス          24.24km/l57,726円 
2位:ダイハツ ミライース      
 24.13km/l 58,019円
4位:ホンダ インサイト       23.95km/l58,455円
5位:トヨタ アクア         23.46km/l59,676円

※ガソリンの値140円/l年間走行10,000kmと仮定


プリウスは、ガソリン代がかからない車種の中でも上位に入っており、燃費の良さが目立ちます。


参照:e燃費

プリウスの維持費②:自動車税【3.9万円】

自動車税とは、ご自分の登録自動車に都道府県が課す普通税です。このような税金もプリウスの維持費としてカウントされます。


プリウスは排気量1800ccなので、1.5リットル超~2リットル以下の自動車税が課され、自動車税は39,500円かかることになります。


しかし、プリウスには「エコカー減税」が適用される場合もあります。


エコカー減税とは、環境性能が優れた自動車に対し、自動車に関する税金を軽減する措置のことです。


ただし、適用されるのは、プリウスを2019年3月31日までに購入した場合が条件なので注意しましょう。エコカー減税が適用されれば、購入月の翌年度に75%の減税を受けられます。


表にすれば次の通りです。(参照:東京都主税局)

年数エコカー減税ありエコカー減税なし
1年目39,500円39,500円
2年目10,000円39,500円
3年目以降39,500円39,500円


プリウスの維持費③:自動車重量税【1.2万円】

自動車に関する税金は、前述した自動車税以外に「自動車重量税」もあります。自動車重量税は車両重量ごとに決められており、0.5トン毎に4,100円ずつ増加していきます。


プリウスの場合は1310kg〜1390kgとなっていますので、通常の納税をする場合は年間12,300円支払うことになります。


ただし、プリウスの場合はエコカー減税対象となれば、自動車重量税もお得になります。


購入時に支払う自動車重量税(3年分)が免税されることとなります。


また、初回の車検も2019年4月30日までの場合、その時に納税する2年分の自動車重量税も0円です。


自動車税+自動車重量税を合わせてどれ位の税金がかかるか、エコカー減税の有無を比較してみます。

年数エコカー減税ありエコカー減税なし
1年目39,500円
自動車税39,500円+重量税0円 
51,800円
自動車税39,500円+重量税12,300円
2年目10,000円

自動車税10,000円+重量税0円
51,800円

自動車税39,500円+重量税12,300円
3年~5年目39,500円

自動車税39,500円+重量税0円
51,800円

自動車税39,500円+重量税12,300円
6年目〜47,000円

自動車税39,500円+重量税7,500円
51,800円

自動車税39,500円+重量税12,300円

上表のようにエコカー減税で、初回車検も2019年4月30日までなら自動車重量税が5年分免除されます。


「エコカー減税なし」より、非常に税金が優遇されることはおわかりになることでしょう。


参照:自動車重量税・早見表

プリウスの維持費④:自賠責保険【2.5万円】

自賠責保険は、ドライバーが必ず加入しなければならない保険です。自賠責保険は車検に合わせ、契約期間を設定することになります。


契約期間が長いほど保険料も安くなるので、家計に不安も無ければ長期契約を行った方がお得ですよね。


こちらが自家用乗用自動車の自賠責保険料一覧表です。


保険料を納付する際の参考にしてください(2019年4月以降対象)。

保険期間保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
25ヶ月26,680円
36ヶ月35,950円 
37ヶ月36,780円

自賠責保険は、ご自分が交通事故を起こし加害者となった場合に補償が下ります。


忘れずに保険契約を締結し、まさかの事態に備えておきましょう。


参照:自賠責保険ポータルサイト

プリウスの維持費⑥:車検費用【3.9万円】

全ての自動車は必ず車検を受けなければいけません。


車検には法定費用があり、前述した自動車重量税、自賠責保険料・印紙代を支払うことになります。


法定費用はいくら位?

こちらでは、エコカー減税の適用の有無で車検の法定費用を比較してみましょう。

初回法定費用エコカー減税ありエコカー減税なし
自動車重量税0円24,600円
自賠責保険料25,830円25,830円
印紙代1,200円1,200円
合計27,030円51,630円

自動車重量税が免除されている分、「エコカー減税あり」の方が2万円以上安くなっていますね。


一方、自賠責保険料は2019年4月以降で保険期間24ヶ月の場合、25,830円を車検時に支払います。


点検整備費用はどうなる?

法定費用はその車検業者でも同一である必要があります。


しかし、車検基本料金・整備費用は各業者によって様々です。車検業者によって、値幅も1万円~10万円とかなり差があります。


一般にディーラーは高く、最低限の点検・車検の代行を行う代行業者は比較的安い傾向があります。


詳細は下の「プリウスの維持費を下げる為の知恵袋!年間25万円の削減に?」にて解説します。

プリウスの維持費⑥:任意保険料【7.3万円】

任意保険(自動車保険)は、自賠責保険と違い加入するか否かはドライバーの判断によります。


しかし、より手厚い補償を備えるためには必要不可欠な商品ですよね。こちらでは平均的な任意保険料を解説します。


平均的な任意保険料

等級・年代別なら概ね次のような年間保険料となります。

等級(年代)年間保険料
7F等級(20代)257.410円
12等級(30代)73.050円
15等級(40代)65.770円
20等級(50代)48.540円
20等級(60代)54.660円

年齢にもよりますが、基本的に等級が高いと保険料は安くなりますね。


一方、年間走行距離と保険料の関係については事例を上げて解説します。


(例)

  • ドライバー年齢:30歳以上(ゴールド免許)
  • 等級:15等級
  • 運転者限定:本人のみ
  • 運転者年齢制限:30歳以上
  • 対人・対物賠償:無制限
  • 車両保険:あり

年間走行距離年間保険料
3000km以下65,600円
5000km以下69,300円
9000km以下72,400円
11000km以下81,800円
16000km以下95,800円
無制限99,700円
走行距離が長くなればそれだけ保険料も多くかかります。

年間走行距離3000km以下と無制限ではその差が約34,000円となっていますね。

任意保険料を下げるコツ

任意保険料をできるだけ安く抑えたい場合は、ネット型自動車保険を検討してみましょう。

ネット型自動車保険は保険会社と直接契約する商品です。ネット型保険は代理店で申し込む自動車保険と異なり、代理店紹介料・手数料がかかりません。

そのため、保険料はその分割安になります。

その他の費用

また、自動車を購入する場合は置く場所も当然確保しなければいけませんね。

戸建てならご自宅の敷地内に置けますが、マンション住まい等なら駐車場を借りる必要があります。


月極駐車場の場合なら、全国平均で毎月8,288円と算出されています。

しかし、東京の場合は非常に賃料が高く毎月31,077円となっています。

プリウスの維持費⑦:ハイブリッド車ならではのバッテリーの交換費用

プリウスには2種類のバッテリー(駆動用メインバッテリー・補機用バッテリー)があり、それぞれのバッテリーは役割や交換時期が違っています。


メインバッテリーはプリウスを走らせる役割があり、だいたい15~20万kmが寿命の目安と言われています。


皆さんの中には「結構、長持ちだな。」と思われる方々もおられることでしょう。


ただし、このバッテリー交換は駆動に重要なので交換費用は高額となります。バッテリー本体価格は13万円ですが工賃は約5万円程かかり、合計で約18万円かかります。


一方、補機用バッテリーは、ヘッドライト・カーナビ等を動かす役割があります。寿命は4~5年でこちらも長持ちですね。

こちらの交換費用は、本体価格3~5万円、工賃が数千円かかります。

維持費の安いプリウスは大学生・20歳におすすめ?

これまでプリウスの維持費をみてきて、「結構安上がりだな。」と思われた方々も多いことでしょう。


これなら大学生をはじめとした若い方々でも、プリウスを購入して長く利用できそうですね。


  • こちらでは、本体価格に関する注意点
  • 中古車の相場価格
この2点について解説します。

プリウスは維持費は安いが本体価格は比較的高い…

大学生をはじめとした若者に人気ナンバー1の自動車は、「トヨタ・ハリアー」と言われています。新車価格は290万円~380万円、やはりお高めですね。


一方、プリウスの新車価格は250万円~320万円、ハリアーよりは若干お値段は低めです。


プリウスは維持費が安いものの、新車価格は200万円を大きく超えます。


大学生の皆さんはもちろん、お若い方々にはチョット手が出せない金額と言えますね。


「でも、維持費が安いし何とか手に入れたい。」そんな人達も多いことでしょう。


次項ではプリウスの中古車相場価格について説明します。

プリウスの中古車相場価格はいくら?

気になるプリウスの中古車相場価格ですが、だいたい新車価格の2/3~1/3程度となっている場合が多いです。


一例をあげるので、下表を参考に購入を検討してみましょう。

プリウス・グレード名中古価格新車価格
プリウスE119万円~205万円251万円
プリウスS88万円~199万円256万円
プリウスA 135万円~199万円284万円
プリウスL 25万円~178万円223万円

中には、中古価格が25万円となっているものもありますね。


しかし、車体の状況や装備がご自分のニーズに合ったものか否か、慎重に考慮することが必要です。


十分に中古車販売店の担当者に相談して、納得の上で購入を決めましょう。

プリウスの維持費を下げる為の知恵袋!年間25万円の削減に?

ご家庭の負担をできるだけ軽減するため、プリウスの維持費を下げたい方々も多いことでしょう。


運転方法の工夫や、車検費用、任意保険等の見直しによっては年間25万円の削減も期待できます。


こちらでは、プリウス維持費のいろいろな削減方法を解説します。

プリウスの維持費を下げるコツ①:運転方法で燃費向上?

プリウスの維持費を下げるコツは、次のようなものがあげられます。

  • モーター走行・エンジン走行の使い分け
  • エンジンを適宜停止

しかし、なかなか慣れるまでには、これらの運転方法は時間がかかるかもしれません。


方法としてはエンジンの回転数が上がり、希望の速度に達すればアクセルを全部戻しましょう。そうすればエンジンを停止させて、燃費を抑えることができます。


また、弱い加速で十分ならモーターで走行した方が無難です。


モーターの場合、インジケーターの半分以下で加速すればエンジンはかからず、燃費は向上します。

プリウスの維持費を下げるコツ②:車検費用の節約

前述したように、車検業者ごとで値幅も2万円~10万円とかなり差があります。ディーラーに依頼すれば10万円程度と結構費用が高くなってしまいます。


その分、整備のチェックは厳重に行われており、以後安心して走行ができます。


一方、車検専門業者「車検センター」ならば、必要な点検・整備のみを行うことになります。点検整備費用もディーラーよりはるかに安く3,000〜10,000円程度です。


なお、車検業者の中には、車検経験のないドライバーへ50万円近くに上る費用を請求した例もあります。高額な請求を回避するためには、ご自分で車検の知識を身につけることも大切です。


メンテナンスをご自分でも日ごろから行い、色々な部品交換を勧める口実は与えないことが大切です。

プリウスの維持費を下げるコツ③:任意保険の見直し

プリウスの維持費を下げるには、払い込む保険料を抑えることも大切です。前述したように、代理店型よりもネット型自動車保険への加入がおすすめです。


ただし、ネット型保険も多くの保険会社から販売されており、なかなか選び難いかもしれませんね。


保険会社は全部で30社以上あり、その中から最も自分に適した自動車保険を選ぶのは時間的にも難しいですし、何よりも面倒ですよね。


しかし、自動車保険の一括見積サービスを利用すれば、スマホやPCで簡単5分で自動保険見積もりができ、その中から自分に最も適した自動車保険を選ぶことができるんです! 




ちなみに利用料は無料、見積もりだけでもOK!多くの方々が利用しお得に自動車保険を利用しています。

まとめ:プリウスの維持費とお得に乗るための方法について

トヨタ・プリウスの維持費と、費用削減方法について解説してきましたが、いかがでしたか。   


今回の記事のポイントは

  • トヨタ・プリウスの年間維持費は安い
  • プリウスの維持費はエコカー減税を有効に利用する
  • 自賠責保険を長期契約したり、任意保険をネット型保険へ見直したりして費用削減する
  • 車検費用は、車検専門業者「車検センター」で行うと安上がり
  • 任意保険の見直しは「一括見積サービス」を利用すると効率的
でした。

プリウスは維持費が安いものの、更なる工夫で費用軽減が可能です。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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