プリウス・αの年間維持費は？2つのグレードの維持費を徹底解説！

エコカーと聞いてプリウスを思い浮かべる方も多いと思います。

そのプリウスの中でもいろいろと種類がありますが、プリウスよりも車内スペースがとても広い、プリウスαの購入を検討している方も多いのではないでしょうか。

では、プリウスαの維持費はどれくらいかかるのでしょうか？

ここでは　

• プリウスαの年間維持費　
• プリウスαの4つの維持費
• プリウスαの維持費を下げるコツ　

についてご紹介します。

この記事をお読みいただければ、プリウスαの年間維持費や維持費の内容について詳しくお分かりになるかと思います。

ぜひ最後までお読みください。

ここではプリウスα・S“ツーリングセレクション”とプリウスα・S“ツーリングセレクション・GR　SPORT”の紹介をします。

プリウスα・S“ツーリングセレクション・GR SPORT”はプリウスα・S“ツーリングセレクション”をベースにしているため、基本的な大きさや性能は同じになります。

しかし、プリウスα・S“ツーリングセレクション”を「改造」していることになるようで、持ち込み登録をする必要があり、その際に燃費などを実測するようです。

そのため、カタログなどに載っている「JC08モード」などの燃料消費率が載っていないようです。

しかし、ベースとなる車は同じなため、自動車税や法定費用などの維持費に差はないようです。

プリウスα・S“ツーリングセレクション”とプリウスα・S“ツーリングセレクション・GR　SPORT”の年間維持費をご紹介すると以下のようになります。　

燃費が少し違うため、少しですがプリウスα・S“ツーリングセレクション”の方が維持費が低くなるようです。

しかし、ベースは同じ車になるため、気にするほど維持費に差はないのではないでしょうか。

プリウスαは大きめな車ですが、思っていたほど維持費はかからない車になります。

プリウスの維持費は大きく分けると、先ほど説明したように

• ガソリン代　
• 自動車税　
• 車検　
• 任意保険　

の4つになります。

ガソリン代は走行距離やガソリンの価格によって変わってきますし、車検費用や任意保険も車検に出す工場、年齢や等級によってそれぞれ価格の差が出てきます。

ここでは、その4つの内訳について詳しく解説します。

ガソリン代はプリウスα・S“ツーリングセレクション”のカタログ燃費が26.2㎞/Lということです。

しかし、実燃費は19.7㎞/Lほどになるようです。

同じプリウスα・S“ツーリングセレクション”をベースにしているプリウスα・S“ツーリングセレクション・GR　SPORT”も同じ燃費になるのではと思いました。

しかし、調べてみたところ実燃費は17.4㎞/Lほどになるようです。

ガソリン代をリッター140円で年間にかかるガソリン代を計算すると以下のようになります。

実燃費が違うため、 多少年間のガソリン代に違いが出てくるようです。 

プリウスαは燃費がよく、ガソリン代はかなり抑えられています。

自動車税は自動車の排気量によって変わってくる税金になります。

プリウスαの排気量は1,800㏄となるため、自動車税は39,500円となるようです。

プリウスα・S“ツーリングセレクション”とプリウスα・S“ツーリングセレクション・GR　SPORT”では排気量が変わらないため、自動車税は同じになります。

気になるのがエコカー減税ですが、自動車税のエコカー減税は2019年3月で終わってしまったようです。

その代わり、グリーン化特例というものがあり、新車購入時の翌年の自動車税が減税になるようです。

中古の場合は減税が適用されない可能性があるので注意が必要です。

また、2019年10月1日以降に新車を購入した場合、39,500円の自動車税が36,000円に引き下げられるそうです。

車検の費用は法定費用と車検基本料の2つに別れます。

さらに、法定費用は　

1. 自賠責保険　
2. 重量税　
3. 検査手数料（印紙代）

に分かれます。

法定費用は払わなくてはいけない金額が決まっています。

一つ目が自賠責保険になります。自賠責保険は保険期間が長いほど若干ですが保険料が安くなります。

また、一般的には車検に合わせて保険期間を決め、保険料を支払います。従って、新車を購入した時は3年分の自賠責保険料を支払い、あとは車検の度に2年分の自賠責保険料を払うのが一般的になります。

25か月や37か月が何のためにあるのか気になる方もいるかと思います。

これは車検の有効期限と自賠責保険の有効期間にずれがあるためです。車検は有効期間満了日の夜24時まで有効なのに対し、自賠責保険は有効期間満了日の正午12時までになります。

余裕をもって車検を受ける場合は24カ月でいいのですが、ギリギリになってしまった場合に備えて、25か月や37か月の保険期間が設けられているのです。

自賠責保険は保険料が決まっていますが、保険期間によって金額が変わってきます。

自賠責保険の保険料は以下のようになります。

2つ目が重量税になります。

重量税は両車種とも1.5トン以下に分類されるため、12,300円になります。

3つ目が検査手数料になります。

検査手数料は自動車検査登録印紙400円と、自動車審査証紙1,400円の合計1,800円になります。

法定費用をまとめると以下のようになります。 

車検基本料を30,000円とすると、1度の車検で82,230円かかることになります。

車検基本料は工場によって差があり、節約可能な維持費の1つになります。

車検業者の中には悪徳な業者もいるようで、高額な車検費用を請求されることもあるようです。

車の維持費を節約するためにも、車検を行う前に、いくつかの工場で見積もりを取るなど、節約を心がけるようにしましょう。 

また、最も車検費用を節約できる方法が「ユーザー車検」という車検で、車検を運輸支局まで自分で受けに行く車検です。

車検工場が行ってくれている書類作成などを行う必要がありますが、車検にかかる費用は法定費用のみになります。

車に詳しい方は一度ユーザー車検を試してみてもいいかもしれません。

維持費の割合で多く占める物の一つが任意保険になります。

自賠責保険と異なり、任意保険は必ず入らなければいけないわけではありません。

しかし、自賠責保険だけではもし事故などを起こした場合、自分や自分の車は補償対象外となってしまうため、ほとんどの方が加入している保険になります。

任意保険は「年齢と等級」、「走行距離」などの条件よって保険料が変わってきます。

• 年齢　30歳以上　
• 等級　20等級　
• 年間走行距離　11,000㎞以下　
• 免許の種類　ブルー　
• 運転者限定　家族限定　

の場合、保険料は年間87,700円程になるようです。

ご紹介した例の年齢と等級を変えたものが以下のようになります。

任意保険は等級が上がるほど保険料の割引率が大きくなっていきます。

また、年齢も20歳前後は事故を起こすことが多いため、保険料がかなり高めに設定されています。

次に年間走行距離を変えたものが以下のようになります。

年間走行距離が多くなるほど保険料は高くなります。

任意保険を契約した時は10,000㎞くらい走る予定だったが、実際にはほとんど車に乗っていないな、というようなこともあるかと思います。

保険料を安く抑えるためにも、一度保険の見直しを行うといいのではないでしょうか。

少しでも車の維持費を抑えたいと思う方も多いと思います。そこでおすすめなのが、ネット型自動車保険になります。

任意保険料を下げるコツ

任意保険料を下げたいと思っている場合、一度ネット型保険を検討することをおすすめします。

ネット型自動車保険は代理店などが必要ないため、一般的な自動車保険よりも保険料が抑えられています。

保険会社を変えたくないような場合は、一度任意保険の見直しを行うこともおすすめです。

先ほどもご紹介したように、任意保険の保険料は年齢や等級など様々な条件によって変わってきます。

特に大きく変わるのが　

• 年齢条件　
• 運転者限定特約　

になります。

年齢条件は全年齢対象となっている場合、21歳以上にするだけでも3～4万円程保険料が変わってくるようです。

また、運転者限定を限定なしにしている場合、本人限定にすると1万円ほど保険料が抑えられるようです。

任意保険料を抑える方法はまだあります。インターネットなどを使って自動車保険の自動一括見積サービスを行う方法です。

中には見積もりを比較するだけで、5万円近く保険料が抑えられる場合もあるそうです。見積もりは無料で利用できるので、一度見積もりを取ってみてもいいかもしれません。 

その他の費用

ご紹介した4つの維持費以外にも、人によってはかかる維持費に駐車場代があります。

駐車場がある場合は必要のない維持費ですが、家に駐車場が無い場合も多くあるのではないでしょうか。

月極駐車場のを借りる場合、全国平均で8,288円/月かかるそうです。これはあくまで平均で、東京などの土地の価格が高い地域になると、毎月3万円以上かかるケースもあるようです。

もし自宅に駐車場が無い場合は、近所の駐車場代がどれくらいなのかを前もって調べておくことをおすすめします。  

また、駐車場第以外にも整備費用などがかかることがあります。

車検の際に直さなければいけない箇所が見つかると、整備費用が余計に掛かることになります。

さらに、走行距離が長い人の場合、オイル交換代などもかかってくることを覚えておきましょう。

プリウスαのオイル交換代は、工場にもよりますが、3,500円～4,500円程のことが多いようです。

いかがでしたでしょうか？ここではプリウスαの維持費についてご紹介しました。

ここでご紹介したことは　

• プリウスαの年間維持費は24万円ほど　
• 維持費はガソリン代、自動車税、車検、任意保険の4つ　
• プリウスαのガソリン代は10,000㎞走った場合71,066円　
• プリウスαの自動車保険は39,500円　
• プリウスαの車検費用は82,230円程　
• プリウスαの任意保険は87,700円程　
• 4つの維持費以外にも駐車場代がかかる場合もある　

になります。

プリウスαは比較的大きな車ですが、ハイブリッド車になるため、ガソリン代があまりかかりません。

そのため、年間維持費もかなり抑えられている車になります。

任意保険や車検代は人によって変わってくるので、これとは違った維持費になってしまう事も覚えておいてください。

ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。