更新日:2019/11/08
中古車の車両保険で200万は高い?中古車に車両保険は必要なのかを解説!
車両保険で200万円は新車でも高い方ですが、中古車の場合はどうなのでしょうか。今回は、中古車の保険金の目安や、そもそも中古車に車両保険は必要なのかについて詳しく解説します。また、中古車に関する車両保険の保険金の決め方や修理についても紹介するので、是非参考にしてみてください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
中古車の車両保険で200万円は高すぎる?
車を購入する際、新車や中古車など様々な種類がありそれによって保険金の設定も変わります。
新車でも200万円は高い方ですが、中古車はどのくらいが良いのかわからないですよね。
中古車だから補償や特約をつけて保険金を高くしておくか、逆に中古車だから補償は少なくて良いのかなど考るのではないでしょうか。
今回は、
- 中古車の保険金の目安
- そもそも中古車に車両保険は必要なのか
- 車両保険金額の決め方
中古車の車両保険の保険金の目安はどのくらい?
保険金が高くても保険料に差はあまりない?
先ほども少し説明しましたが、車両保険の保険金を200万円程と高く設定しても、保険料にそこまで差はありません。保険金額を変えるとどれくらい保険料に差が出るのか、見積もりを取って比べてみました。
見積もり条件は以下のようになります。
- 車種:ノア(初年度登録:平成26年)
- 年齢:30歳
- 運転者限定:本人または配偶者限定
- 年齢制限:30歳以上 等級:15等級
- 年間走行距離:7,000㎞以下
上記の条件で見積もりを行い、車両保険の保険金を200万円と140万円にした場合の保険料が以下のようになります。
保険金額 | 保険料 |
---|---|
200万円 | 48,730円 |
140万円 | 46,950円 |
差額は年間で1,780円という結果となりました。
このように、保険金を200万円と高めに設定しても、保険料にはそれほど差が出ないため、保険金は上限に設定しておくことをおすすめします。
中古車に車両保険は必要か
そもそも、中古車に車両保険は必要なのでしょうか?
中古車の場合、時価が低いと保険金が50万円ほどの場合もあります。このように、あまりに保険金の額が低いような場合、車両保険はいらないと思います。
また、事故を起こした際に自分で修理をする場合や、事故を起こしてしまったら廃車にする予定、という場合も車両保険はいらないでしょう。車両保険がいらないといったケースも多くあります。
しかし、一般的な中古車では100~150万円の範囲で保険金を設定することができるため、中古車でも車両保険に加入しておいても損はないと思います。保険は万が一の時の備えですので、心配な方は中古車でも車両保険に加入しておくことをおすすめします。
中古車に車両保険をつけた場合の保険料の変化
中古車に車両保険を付けようか悩んでいる方は、一度車両保険を付けた場合の保険料と付けない場合の保険料で比較してみることをおすすめします。
ここでは先ほど見積もりを行ったノアと同じ
- 車種:ノア(初年度登録 平成26年)
- 年齢:30歳
- 運転者限定:本人または配偶者限定
- 年齢制限:30歳以上
- 等級:15等級
- 年間走行距離:7,000㎞以下
の条件で、車両保険(保険金200万円)を付けた場合と付けない場合の保険料を比較してみました。
見積もりの結果が以下のようになります。
車両保険の有無 | 保険料 |
---|---|
車両保険あり(保険金額200万円) | 48,730円 |
車両保険無し | 20,510円 |
車両保険を付けると28,000円以上保険料が高くなることが分かりました。
車両保険を付けた場合と付けない場合で、保険料にかなり差があります。しかし、この28,000円で200万円の車両保険が付けられると考えれば、そこまで高い金額でもないのではないでしょうか。
修理をしないで保険金200万円の現金を受け取る方法
車両保険では一般的に修理工場への保険金の支払いによって修理費の補償が行われます。しかしながら修理を行わない場合などにおいて現金で保険金の受け取ることも制度上認められています。
修理を行わない場合として
- 修理でなく新車を検討する
- 車両価値が修理費を超えている
などがありますので、車両保険の補償の仕組みについても理解しておくと良いでしょう。
ここでは、上記の2点について詳しく説明します。
修理ではなく新車を検討する場合
修理費の見積もりと言うものは保険会社と修理工場で決められるものです。
その修理費を使って修理をするというのも1つの方法ですが、修理をせずに現金を受け取ると言うのも1つの方法になります。
車両保険はこのような仕組みでも使うことができますので、新車に買い変えたい場合の資金として用いるのにも有効な方法となる場合があります。200万円の資金があれば、新しい車両を購入したいと考える場合には有効な選択肢です。
修理費が車両の価値を超える場合
修理費が高額になる場合、古い車の場合には車両の価値よりも修理費の方が高くなるケースがあります。
そのような場合には修理費が持ち出しになることがありますので修理をせずに補償だけを現金で受け取ると言う選択肢が選ばれることもあります。
支払い可能な保険金の総額の中から現金化が行われることになります。
中古車の保険料を安くする方法
車両保険を付けてしまうとやはり保険料が高く感じる方も多いと思います。では、保険料を安くする方法は無いのでしょうか?
車両保険を付けた自動車保険の保険料を抑える方法としては、
- 免責金額を高くする
- 補償範囲を狭める
- インターネット割引を利用する
などがあります。
免責金額は高く設定することで保険料が安くなります。免責金額が0円に設定してある場合、5万円や10万円とすることで、保険料を安くすることができます。
また、車両保険には一般型とエコノミー型の2つのタイプがあります。補償範囲が違うのですが、保険料を安く抑えたい場合、補償範囲の狭いエコノミー型にすることで、保険料を安くすることができます。
自動車保険の保険料はインターネット割引を利用することで安くすることができます。インターネット割引がなくても、現在代理店型の自動車保険に加入している方は、ダイレクト型の自動車保険にするだけでかなり保険料が安くなります。
インターネット割引も利用できるので、保険料高いと感じている方は、ダイレクト型の自動車保険の見積もりを取ってみることをおすすめします。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ
いかがでしたか?ここでは中古車の車両保険についてご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
- たとえ中古車を200万円で購入していても、車両保険の保険金は車の時価
- 車両保険の保険金を高く設定しても、保険料はそれほど高くならない
- 中古車にも車両保険を付けると安心だが、あまりにも保険金の額が低い場合や、廃車にする予定の場合は車両保険はいらない
- ノアの中古車に車輛保険を付けた場合と付けない場合の保険料の差は28,000円程
- 修理をしない場合でも保険金を受け取ることができる場合がある
- 車両保険付き自動車保険の保険料を安くする方法は、免責金額の設定・補償範囲を狭める・インターネット割引の利用
になります。
車両保険の保険金は車の時価によって変わってきます。たとえ200万円で購入した場合でも、時価がそれよりも低い場合、保険金を200万円に設定することができないので注意しましょう。
また、中古車に車両保険を付ける場合、保険料もさほど変わらないため、保険金を上限にすることをおすすめします。
ほけんROOMでは他にも自動車に関する記事を多数掲載しています。興味のある方はぜひ参考にしてください。