イボの治療は保険適応?もしもに備えてコープ共済で準備をしましょう

イボが自分や子供にできてしまったら…そんな時のためのイボに関する知識を紹介します。イボの治療によっては保険が降りることがありますのでコープ共済に入って備えるのも一つの手です。コープ共済の支払い例も挙げておりますので検討の際にはこちらを是非ご一読ください。

自分や子供にイボができてしまったら


みなさん、イボができた経験はありませんか?


イボ」とは、皮膚の一部が盛り上がったできものです。イボにはウイルス感染によってできるものや加齢によってできるものなど一種類ではありません。


ウイルス感染によってできるイボは小さな子どもが発症するケースも多く、集団で入るプールなどから感染してしまう「水イボ」は、みなさんもよくご存じではないでしょうか。


イボは見た目がいいものではありませんので目立つところにできれば気になりますよね。


そのうえ、周囲に広げてしまう恐れやかゆみや痛みをともなうものもあり一刻も早く治したいものです。


では、もしイボができてしまったら?イボができないように対策することはできないの?


そこで今回は、

  • イボの種類
  • イボを治す方法は?
  • イボの治療をした場合、コープ共済の保険で対応できる?
  • イボを予防するには?
これらについて解説していきたいと思います。

ぜひ最後までご覧いただければと思います。

また、ほけんROOMでは保険に関する記事が数多くありますので、興味のある方は合わせてご覧ください。

イボといっても色々ある。イボの種類

イボは原因や特徴などによってそれぞれ名称が異なりますので、その種類はひとつではありません。


しかし、イボは大きく2つのタイプに分けることができます。

  1. ウイルスが原因でできるイボ
  2. 紫外線や加齢などが原因でできるイボ

名称原因・特徴できやすい人
尋常性疣贅(ジンジヨウセイユウゼイ)ヒトパピローマウイルス
・ウオノメやタコと区別が難しい
・傷口から感染する
・潜伏期間はが3~6ヶ月
子どもアトピー性皮膚炎の子どもに特に多い)
ミルメシアヒトパピローマウイルス
・手のひらや足の裏にできる
・赤くなって圧痛があることが多い
子ども
青年性扁平疣贅(セイネンセイヘンペイユウゼイ)ヒトパピローマウイルス
・顔や手、背中、首などにできやすい
・若い女性に多い
若い女性
尖圭コンジローマヒトパピローマウイルス
・性行為によって感染しやすい
・表面は浸潤していて悪臭があることもある
・潜伏期間は2~3ヶ月
成人男女
(特に女性に多い)
伝染性軟属腫(水イボ)伝染性軟属腫ウイルス
・軽度に痒みがある
・プールで感染しやすい
・潜伏期間は14~50日
・イボの中に乳白色の粥状の物質が含まれている
1~7歳の子ども(アトピー性皮膚炎の子どもに特に多い

このタイプのイボは、おもに傷口などからウイルスが入り込んでしまうことによって皮膚内で細菌が繁殖することで発症すると言われています。

イボが気になっていじってしまった手でほかの場所を触ってしまうと、ウイルスが飛び火してたり、まわりの人にうつしてしまうこともあります。

すぐにケガをしたり、掻きむしってしまったり、ほかとの接触が多い子どもが発症しやすいのが特徴です。

名称原因・特徴できやすい人
脂漏性角化症(老人性イボ)長年の紫外線の影響
・顔や手、腕など日光に当たるところにできやすい
・シミと混ざって存在していることが多い
・指で削るとボロボロとかさぶたのようにとれることがある
中年以降
軟性線維腫(スキンタッグ、首イボ、中年イボ)摩擦や加齢、紫外線などの影響
・首回りやまぶた、わきの下、鼠蹊部など
皮膚が薄くて弱い部分にできやすい
中年以降

このタイプのイボは、長年紫外線を浴び続けることによる皮膚の劣化や毎日着ている衣類がこすれる刺激などが原因で発症すると言われています。

突然ぽこっとできるわけではなく、いろいろな条件が積み重なって徐々にイボができるのが特徴です。

そのため、若い世代よりも中高年以降の方ができやすいものになります。

イボの基本的な治療法は4つ


もしイボができてしまったら?見た目の問題やかゆみや痛み、ウイルス性に関しては飛び火やまわりの人にうつしてしまうことも考えられるので早期の治療をおすすめします。


イボを治すにはぬり薬やのみ薬を使うこともありますが、おもな治療方法としては、

  • 切除手術
  • 液体凝固
  • 電気凝固
  • レーザー
の4つになります。

では、その4つの治療方法について以下の項目で詳しく見ていきましょう。

早くイボをとってしまいたいなら切除手術 

まずはイボ以外の治療法としても一般的な切除手術です。


局所麻酔によって痛みをなくし、イボを根元からメスで切り取る方法で、基本的には保険適用になります。


「他の治療をしたけどなかなか治りにくい」「通院することが難しい」「一発で除去したい」そんな場合のおもな治療法です。


尖圭コンジローマの場合は第一選択の治療法になります。  


イボの症状によっては治療後に跡が残ってしまう場合があり、傷が治るのに1~2週間ほどかかります。


次に解説するイボの治療として一般的な冷凍凝固療法は1週間に一度の通院を繰り返さなければならないのに対し、手術では時間をかけずにすぐにイボをとることができます


「早くとってしまいたい!」「通院はちょっと面倒」という方にはよい治療となるでしょう。

一番一般的な液体凝固 

イボの治療としてもっともおこなわれている治療法が冷凍凝固療法といわれるものです。基本的に保険適用の治療となります。


これは-196℃の液体窒素を使ってイボの部分の細胞を凍結させ、病変組織を壊死・脱落させる方法で、1週間に一度の通院を繰り返して少しずつイボを除去していくものです。


尋常性疣贅などのイボの治療に有効とされていますが、そのほか老人性イボや老人性血管腫などの良性の皮膚腫瘍の治療、首にできる多数の小さなイボなどにも効果があります。


しかし、冷凍凝固療法にはデメリットもあります。

  • 痛みが強いため継続していくことが難しいことがある
  • ウイルスを周囲に散らしてしまい広げてしまうことがある
  • 皮膚がかたくなり逆に治りづらくなることがある
  • 色素沈着が発生する

途中で通院を辞めてしまうとイボを完全に除去することはできないので根気強く治療していくしかありません。

もし冷凍凝固療法を2ヶ月続けても効果が見られない場合や痛みなどにより継続が難しい場合には、ほかの治療法に切り替えることも考えておくといいかもしれません。

痛みの少ない電気凝固

冷凍凝固療法での治療が痛みなどによって継続することが難しくなった場合、痛みの少ない電気凝固という方法があります。


局所麻酔をおこない高周波の電気でイボを焼き蒸散させて除去する方法です


2週間を過ぎると自然にかさぶたがとれてきます。しばらく赤みと凹みがみられますが、数ヶ月経つと少しずつ色や凹みが落ち着いて元通りになっていきます。


この治療法も冷凍凝固療法と同じく保険適用になりますが、通院の必要がなく短時間でイボをとることができます。

美容目的の際よく使われるレーザー

顔にできた大きなホクロや盛り上がったシミ、首にぽつぽつできた多数の小さなイボなどにおすすめの治療法です。


炭酸ガスレーザーは、水分に反応し熱に変換されるレーザー光線が出るものです。水分に吸収されやすいという性質があります。


局所麻酔をおこない痛みをなくし、炭酸ガスレーザーの性質を利用して照射したイボの水分で蒸散作用を起こして病変組織を除去していくという治療法です


イボ部分の皮膚のまわりにダメージを与えないため、メスで切除するよりも傷跡がキレイになりやすく治りが早くなります。


1回の治療はほんの数分で2回ほどの治療で治療跡もきれいに仕上がりますが、冷凍凝固療法や電気凝固とは異なり保険適用外になるので注意が必要です

もしもをカバーするコープ共済で安心を!


もしものときのために医療保険に加入することは大切です。


まだ加入してない、追加で加入したいと保険を検討されている方、コープ共済はご存じですか?


コープ共済は、みんなの力でつながり、ささえあい、組合員と家族によりそい、たすけあっていくということをモットーとしている事業です。


コープ共済のおもな商品としては、

  • 幅広い年齢に対応した医療保障中心の「たすけあい」
  • 死亡保障をつけることができる「あいぷらす」

があります。


そのほかに、65~70歳の方が入れる「プラチナ85」や終身保険の「ずっとあい」などいくつかの保険商品があります。


コープ共済のメリットとしては、
  • 掛金が安い
  • 保障内の年齢であれば一定の掛金で年齢による差がない
  • 入院日数が長期間対応になっている
  • 過剰金が出た場合は返金される
  • 保険の相談が気軽にできる
などがあげられます。

コープ共済の保障は基本的に掛け捨て型なので掛金を抑えたい人や、すでに加入している保険にプラスして保障を補いたい人におすすめです。

コープ共済の加入者数は2019年度時点で892万人、子ども向け共済契約数No.1となっています。子どもがいる家庭でもたくさんの支持を得ていることがわかるかと思います。

「子どもにはまだ医療保険は早いかも」と思っている方も、コープ共済なら安い掛金でもしもに備えることができます。

コープ共済はイボの切除手術に対応できる!ただし注意点も…

コープ共済の支払条件は、病気や不慮の事故のケガを含むケガの治療を目的するという条件に加え、コープ共済が定める「手術支払割合表」に該当する手術を受けたときです


イボの切除手術の場合、「手術支払割合表」の皮膚の手術「皮膚皮下腫瘍摘出術」に該当するため、共済金の支払対象となります。


しかし、「イボをとる=共済金が受け取れる」というわけではありません


イボを除去するには、切除手術をするのか、内服薬で抑えるのか、通院をして少しずつ除去していくのかなど、治療法は人によって異なります。


その治療方法の違いによって共済金の支払対象かそうでないか変わってきます。たとえば、美容目的と分類されてしまうレーザー照射(炭酸ガスレーザーなど)は支払対象外となります。


共済金が受け取れると思ってたら支払対象外だった!となると、生活のやりくりに支障がでるかもしれません。


そんな事態を避けるために、自分がこれから受ける治療方法が保険の対象になるかどうかはあらかじめコープ共済に問い合わせてみましょう。

治療法によって保険適応かどうか変わる!保険がきくイボ治療

同じイボの治療でも、その治療法によって保険適用か保険適用外か決まってきます。


イボの場合は治療法のほとんどが保険適用になります。

  • 冷凍凝固療法
  • 電気凝固
  • メスによる切除手術
  • ヨクイニン内服

これらによる治療は保険での対応が可能です。


ヨクイニンとはハトムギの皮を除いた種で、古くからお肌のために用いられてきた生薬で肌荒れやいぼに効果があると言われています。


その効果は乳幼児で71%、学童74%、青年57%、成人20%と、若年では高い効果がみられる一方、成人では低くなっていることがわかります。


液体窒素による冷凍凝固療法で炎症したり色素沈着が起こるのを避けたい方、すべてのイボを1回で治療したい方には炭酸ガスレーザーによってイボを除去することがおすすめです。


しかし、上記でも解説してきたように、炭酸ガスレーザーによるイボの除去は保険適用外となるため自費での治療になります。


イボの状態や金銭的なことを踏まえて医療機関とよく相談し、治療方法を選択するようにしましょう。

子供のイボ治療支払い事例を紹介 可能な場合と不可能な場合


ウイルス性のイボは、傷口を作りやすく、プールに入る機会の多い子どもの発症率が比較的高くなっています。


しかし子どもに「傷を作るな」「プールに入るな」というのは難しいものです。


では、もしイボができてしまった場合、どんなイボであってもコープ共済から共済金を受け取ることはできるのでしょうか。


具体的な事例をみて確認していきましょう。

コープ共済から共済金が支払われた例

イボを皮膚科外来で除去。これが良性腫瘍の切除手術となり、手術給付金が支払われました。


この事例は、コープ共済の定める「手術支払割合表」の皮膚の手術という項目の「皮膚皮下腫瘍摘出術」に該当し、共済金の支払い対象となっています


このように入院を必要としない日帰りの手術であっても、病気やケガの治療を目的としていて、「手術支払割合表」に定める手術を受けたときには共済金の支払い対象となります。


これは支払対象ではないかもしれないと思い込んでいて、じつは支払対象だった!というケースもあります。


判断が難しい場合にはコープ共済に問い合わせをして確認してみましょう。

コープ共済から共済金が支払われなかった例

手の指にウイルス性のいぼができてしまい焼くのに週1くらいで何度か通院することになりましたが共済金は請求できませんでした。


コープ共済の「たすけあい ジュニア20コース」では、ケガの通院は1日目から日額2,000円を保障するとしています。


しかし保障を受けるには、事故(ケガ)にかかわる共済金の支払対象となる不慮の事故(ケガ)として以下の3つの要素を満たすことが前提となります。

  1. 突発的なできごと(急激性)
  2. 予測されないできごと(偶然性)
  3. 原因が被共済者の身体の外部から作用したとき(外因性)

イボの場合、不慮の事故に該当しない「感染症」のひとつにあたります。そのため、イボ切除による通院は共済金の支払い対象にはならないのです

イボを予防するためには?予防のための4つの知識


イボができてしまうと、痛みやかゆみがあったり、治療にはお金がかかったり、色素沈着でシミができてしまったりと、いいことはありません。

まずはイボができないように予防することが大切です。

自身の日頃の生活習慣を少し改善するだけでも予防につながることもあります。

イボの予防に大切なことは、
  • 睡眠
  • 食事
  • 保湿
  • 紫外線対策
になります。

特別なことは必要ありません!みなさんもぜひ意識しだいでかわります!


イボのウイルスは意外と感染しにくいと言われています。身体の免疫機能がしっかりと働いていれば、皮膚の内部に侵入してもウイルスを追い出してくれます


しかし、身体の免疫機能が低下しているときに小さな傷口などから内部にウイルスが侵入すると追い出すことができず、ウイルスが広がってしまってイボができてしまいます。


そのため、イボの予防にはまず免疫力を高めて身体を健康に保つ必要があるのです。

新しい細胞を作るにはまず睡眠

毎日の睡眠、みなさんはしっかりとれていますか?


理想の睡眠時間は7時間になります。子どもであればその時間はもっと長くなります。もちろん個人差はありますし、生活スタイルや年齢、季節によっても変わってきます。


寝不足が身体によくないということはみなさんよくご存じだと思います。寝不足が身体に与える影響は、

  • 免疫機能低下
  • ストレスの蓄積
  • 運動機能の低下
  • 血圧の上昇
  • うつ状態
  • 思考力低下
など、さまざまです。

「日中眠くてしかたない」「休みの日にお昼近くまで寝てしまう」それは睡眠時間が足りていない証拠です。

睡眠時間をしっかり確保して十分に身体を休めてあげましょう。

食生活の見直しを イボによい食べ物もご紹介

毎日しっかり栄養バランスのとれた食事ができていますか?


「朝は時間がないからパン一枚!」「昼は大盛りパスタにスイーツ!」「野菜は嫌いだから食べない!」こんな生活していませんか?


おもな供給源おもな食材
主食炭水化物ごはん・パン・めん類などの穀類
主菜たんぱく質肉・魚・卵などのメインのおかず
副菜ビタミン・ミネラル・食物繊維野菜・海藻・いも・豆腐などのおかず
汁物たんぱく質・ビタミン・ミネラル・食物繊維いろいろな食材を組み合わせて


これらをしっかりとバランスよく摂取することで健康的な身体作りに一歩近づきます。牛乳・ヨーグルトなどの乳製品や果物なども合わせるといいでしょう。


イボができる原因のひとつに血流の悪化があります。血流が悪くなることで皮膚の基底細胞に栄養が届きにくくなり、肌細胞の再生がうまく進まなくなるためです


そこでおすすめなのが、血の巡りを良くする働きがあるといわれている紅花・サフラン・塩麹です


ごはんと混ぜ合わせたり、炒め物やサラダ、スープなどにプラスしてみるといいかもしれません。


毎日の食事で身体は作られています。バランスの整った食事、身体にいい食材の摂取を心がけてみませんか?

保湿をするのも大切です

ウイルス性のイボの場合、ひっかき傷や掻きむしって傷を作らないようにすることでウイルスの侵入を防ぐことができます


また、保湿をして肌の状態をよくしておくことも大切です。


洗顔後やお風呂あがりなどにそのままにして顔が乾燥してしまうと、肌のバリア機能が低下してしまい、傷ができやすい状態になってしまいます。


そのため、化粧水や美容液、乳液などでの保湿ケアを欠かさないようにしましょう。

紫外線は大敵!日焼け対策を

老人性イボの場合、紫外線を浴び続けることにより皮膚の中にあるたんぱく質が異常に増殖して角質が厚くなることでできるといわれています。


つまり、加齢によって皮膚が老化していくことが大きく影響してきます。その皮膚の老化に拍車をかけているひとつが紫外線ということです。


「紫外線対策は夏だけで十分!」と思われている方は要注意です。紫外線は夏よりも少し前のゴールデンウイーク頃がピークとされています。


また、「紫外線=暑い日」という認識は誤っています。夏だけではなく紫外線は外に出れば少なからずかならず浴びてしまうものです。


それが長い年月少しずつ蓄積されてしまうと皮膚は老化傾向になり、肌の再生力はどんどん低下していまうため、歳を重ねるごとに肌トラブルにつながりやすくなってしまうのです。


なので、シミ予防だけでなく、肌の劣化やイボを防ぐためにも日頃の紫外線対策はしっかりとするようにしたいものです。


基本的なことではありますが、

  • 日焼け止めクリームをこまめに塗る
  • つばの広い帽子をかぶる
  • サングラスをかける
  • 日焼け防止手袋をする
などをして紫外線対策を十分にするといいでしょう。

まとめ

イボの種類や治療法、保険適応かどうか、備えるコープ共済の保険などについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のポイントは、

  • イボにはウイルスによってできるものと紫外線や加齢によってできるものがある
  • 治療法としては保険適用の切除手術、冷凍凝固療法、保険適用外の炭酸ガスレーザーなどがある
  • コープ共済で備えることができるが共済金が受け取れるかは治療法によっても変わってくる
  • 生活習慣の見直し、紫外線対策などの基本的なことでイボは予防することができる
になります。

自分や子どもにイボができてしまっても治療することはできます。治療方法によっては保険金や共済金を請求することもできます

もしもに備えてコープ共済などの保険に加入しておくことと合わせて、生活習慣を日頃から正しておくことも大切です。

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