更新日:2020/06/22
家計のやりくり上手になりたい!赤字生活から抜け出すコツを紹介
家計のやりくりってなかなか上手くいきませんよね。贅沢や無駄遣いをしてるつもりは無くともなぜか毎月赤字になってしまう方もいることでしょう。そんなあなたに読んでほしい、誰でも簡単にやりくり上手さんになれるポイントや赤字を回避できるコツを紹介します!
目次を使って気になるところから読みましょう!
家計のやりくりが上手になりたい!自分の何がダメ?
自分で家計のやりくりは完璧だ!何も心配ない!という方はほとんどいません。
貯金が思うように上手くできなかったり、節約しているつもりなのに赤字になってしまう方もいるでしょう。
しかし、自分の何がいけないのか・どこに改善の余地があるのか自己解決するのは難しいですよね。
そこでこの記事では、
- やりくりの具体的な方法
- 家計の状況を正確に反映
- 家計の理想的な支出の割合
を中心に紹介します。
この記事を読んでいただけたら、家計がギリギリである原因と上手な家計のやりくりの方法を理解する手助けになるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
やりくりの具体的な方法を一挙にご紹介
- 家計の黄金比を参考にする
- 食費に対する考え方を見直す
- 水道費・光熱費・通信費の節約
家計の黄金比を参考にする
家計を管理していく上で最も重要なのがこの黄金比を知ることです。
自然とこの黄金比に当てはまって生活していれば何の問題もないのですがそう簡単にはいかないものです。
今ギリギリの生活で余裕がない、毎月赤字だという方は一度今の家計のやりくりの状況を当てはめてみてください。
家計の黄金比は
項目(費目) | 割合 |
---|---|
食費 | 15% |
居住費 | 25% |
貯蓄 | 20% |
か理想とされており、残りの40%で光熱費や通信費、交際費などをやりくりしていくと家計に余裕が出てきます。
もちろん一人暮らしや家族構成によって多少の差はありますが目標とする数値です。
40%の中の内訳は水道・光熱費、交通費、通信費、娯楽・交際費、保険料など払わなくてはいけないものとそうでないものとが入り混じっています。
そこで大きく削ることができそうな娯楽・交際費ですが毎月なんの楽しみもないと息が詰まってしまいそうになるかと思います。日々の生活に少しの楽しみは必要ですよね。
もちろん無駄に使っていいわけではないですし、不必要であれば大幅なコストカットになります。
しかし現実は付き合いであったり断れない場合もしばしばありますよね。
そんなときのために注目したいのが食費や光熱費、通信費といった自らの生活の中でかかるお金です。
食費に対する考え方を見直す
では食費のやりくりを見直してみましょう。
普段自炊している方は何となくでも食事にかかる費用を把握しやすいともいますが、
一人暮らしだと朝が苦手で昼食も買ったもの、仕事から帰ってクタクタだと作る気力もなくて結局夕食も買ったもので済ませる方が多いのではないのでしょうか。
一人分だからと言ってもだいたいお弁当は300円前後ですし夕飯におにぎり一つだけというわけにもいきません。飲み物だって必要です。
1日で使う食費を500円×3食分=1,500円とすると1か月で45,000円の出費になり、これを黄金比に当てはめると毎月30万円の収入が必要です。
ただ働き始めや、仕事によってはここまで稼ぐことができないのが現実です。
思っている以上にお金を食費に使っている方が多いのではないでしょうか。
自分のほかに家族がいる場合はかさむ食費をどうセーブするかが重要だということがわかります。
食費を節約する具体的な方法
- 毎月の食費を決める
- なるべく自炊をする
- 値引き品に騙されない
水道費・光熱費・通信費の節約
食費以外に見落としがちなのが生活費のやりくりです。
生活費は基本的に水道費、光熱費、通信費といったところです。
これらは使用後に請求されるものなのでどれだけ使用料を削減できるかで大幅に節約できるポイントとなります。
水道費
最も水道を使うのはお風呂です。浴槽にたっぷりためたお湯にざぶーんと浸かるのはとても気持ちがいいですがあふれるほどためてしまうとただお湯を捨てているのと同じです。
さらに頭や体を洗っている間、シャワーを出しっぱなしにしていませんか?
いちいち止めたりするのは面倒くさいかもしれませんが思っている以上に大量のお湯がながれています。
上記にも記したように少しの積み重ねが大きなものになります。
蛇口をひねる手間を惜しまないだけでかなり節約することができます。
光熱費
電気やガスは生活する上でどうしても必要な費用です。
そこで注意したいのは不必要なところまで電気がついていないか、昼間でも夜と同じように電気をつけていないかを確かめる必要があります。
人勧センサーのついた電気は本当に必要ですか?意外と無駄に電気がついているところがあるのでチェックしましょう。
通信費
長年同じキャリアのスマホを使っているとなかなかプランの見直しをすることはないのではないでしょうか。
実は毎年違うキャンペーンやプランができているので損をしている方が多いです。
Wi-Fi環境や格安SIMが普及しているのにいつまでも高い料金を払っていてはいつまでも節約ができません。
確かにプランなどを変えるのには知識や手続きをしなくてはいけないので手間がかかってしまいますが実際に利用料金が半額になったという方も多くいます。
支払方法
そして忘れてはいけないのが支払方法です。
今電気やガスをまとめるとお得になるキャンペーンなどもあるのでこれを機にまとめるのもおすすめですがまずは支払方法を現金払いから引き落としに変更しましょう。
現金払いは手数料がかかってしまう場合が多いのと払い忘れ防止のためです。
水道、光熱費、通信費は引き落としにすると多少割り引きされるので自分で払いに行く手間も省けて節約までできるのでしない手はないです。
家計の状況を正確に把握することも大事
家族がいる方は家族内でも家計の把握ができるようにしましょう。
家計を管理するのはご主人や奥様のどちらかでもいいのですが出費については家族で共有しておくものです。
家計の状況を全員が知っていればだれか一人が過剰に無駄使いすることがなくなりますしどこにどれほどの費用がかかるのかが目に見えてわかることで一緒に節約しようという気持ちが沸くはずです。
家計を一人で管理して一人で節約をしていても、家計の把握に関わっていなければ現実味がないのでこちらの節約したい意図が伝わりません。
管理は任されているから頑張らなくちゃと思わずに共有することをしていきましょう。
今は家計簿を家族で共有できるアプリが多くあり全員が家計を簡単に把握するのにとても便利です。それらを利用して正確な支出状況をいつでも見られるようにしておきましょう。
だんだん決められている金額の範囲以内で支出が収まるようになってきますので管理している側もストレスなく毎日を過ごせるようになります。
おすすめの家計簿アプリについてはこちらで詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてください。
家計が赤字になってしまう理由
ではなぜ家計が赤字になってしまうか原因をあげていきましょう。
- 収入が少ない
- 支出が多い
- 収支を把握していない
- カードでの決算が多い
収支のバランスに問題がある
収入と支出のバランスが悪いために家計が赤字になってしまいます。収入よりも多く使ってしまっては当然のように赤字になりますよね。
そこで見直して欲しいのが収支のバランスです。
収入を考慮した上でお金の使い道を計算してください。あまり使わないように気にするのもいいですが、おすすめな方法は先に「何にいくらまで使っていいのか。」を決め手おくことです。
なお最初に計画を立てることで貯蓄にも回すこともできますし、無駄な出費を抑えることができます。
お金の使い道や家計を正しく把握していない
これは大きく言うと2つの点が問題となってきます。
収支を把握していない
収入は給与が大半を占めているのでいくら手元に入ったかは把握しやすいですが、毎日少しずつ使っている細々した費用を見落としがちです。
一回に使う金額が少ないとどうしても気が緩んで使っていないような気になってしまうものです。 そこで使った金額だけでも分かるようにしておくことが必要です。
シンプルに金額を入力するだけのアプリもあるので細かい家計簿は苦手だなという方は自分のスタイルに合ったアプリを賢く使っていくようにしましょう。
1か月後に振り返ってみるとこんなに無駄に使っていたんだなと実感することができます。
カードでの決算が多い
最近はキャッシュレスが進み現金で支払うということが全体的に少なくなってきています。ですが、自分で出費をなかなかコントロールできないようならキャッシュカードの決算はお勧めしません。
カードは自分でいくら使っているのかが分かりにくいので使いすぎてしまうことが多いです。しかも請求が翌月になるので計画的にやりくりするのが苦手であればあるほど厳しい状況になりかねません。
特にネット通販でのクレジット決済は積み重なると多額になっていきます。
これではなんの見直しにもならないのでまずはカードをなるべく使わなくても生活できるようにしましょう。
家計には理想の支出の割合がある!
では理想的な支出は具体的にどのくらいなのでしょうか?
先ほども確認したように食費、居住費、貯蓄を除いて残るお金は全収入の40%です。
日々の娯楽や趣味のためにも生活に使う費用は15%くらいに収められると赤字なしで充実した毎日が送れるでしょう。
具体的には水道、光熱費が10%、通信費5%が理想の割合です。
自ずと家計が安定しているご家庭は自然とこの割合の生活ができていると言えます。
一般的な家庭の場合
まずは二人暮らしで共働きの夫婦の場合の理想の支出の割合をご紹介します。
- 住居費:23%
- 食費:13%
- 水道光熱費:4%
- 通信費 3%
- 生命保険料:2%
- 医療費:1%
- 日用品費:2%
- 交通費・交際費など:27%
- 預貯金:25%
共働きで多いのが共有部分だけの費用を出し合い生活することだと思います。なお自分の収入は自分で管理する形です。しかしそうすると食品や日用品の重複購入など無駄な出費になってしまいます。
そのため家計を1つにまとめることがポイントです。そうすることにより無駄な出費を抑えることができますし、二人で将来のために貯蓄をすることもできます。
次に3人暮らしの場合の理想の支出割合です。
- 住居費:25%
- 食費:12%
- 水道光熱費:7%
- 通信費:3%
- 生命保険料:5%
- 医療費:1%
- 日用品費:2%
- 教育費や交際費など:25%
預貯金:20%
家族がいる場合には食費など、子供の教育費にお金がかかりがちです。そのため家計を見直す時には固定費が抑えられないか確認してみましょう。
固定を削減することができれば大きな節約になり、日々の変動費を抑えるよりも簡単に節約することができます。
黄金比率に当てはまらないこともあるので注意
しかし注意したいのが必ずしも黄金比に当てはまる訳ではありません。
黄金比はあくまでも目安ですので、この数字を目指しつつ無理のない調整をするようにしてください。
またご紹介した支出割合よりも簡単な6:2:2の支出割合の目安もあります。
こちらは6割が生活費、2割が貯金、2割が自己投資という形です。このタイプは一人暮らしの方に向いているかもしれません。
まとめ:家計のやりくり方法を参考に収支バランスを見直そう
家計をうまくやりくりするのには費用の使い方を工夫することが大切だということが分かりました。
今回の記事のポイントは
- 家計のやりくり上手になるには収支を把握するために記録をすること
- 目に見える形でお金の管理をすること
- 細かい出費をへらしていくこと
でした。
収入が少なくて生活が大変だと思っているのであればまずはしっかりお金の出所を知ることから始めてみましょう。
家計簿をつけたりお金を目に見える形にしておくなどまずは家計管理に慣れていくことが大切です。
口癖のようにお金がないなんて言っているだけではなんの解決もしませんし、誰かが助けてくれるわけでもありません。自分の生活は自分で変えていくしかないのです。
これからの生活を充実させるためにも今すぐに始めましょう。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。