更新日:2019/09/07
日産・エルグランドの年間維持費は?2.5や3.5、e51やe52を徹底解説!
ダイナミックかつラグジュアリーな走りを叶える日産・エルグランドの年間維持費を徹底解説!本記事では、燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からエルグランドのe52の2.5・3.5とe51の2.5・3.5の維持費を徹底シミュレーション・解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
日産・エルグランドの年間維持費はいくら?
日産の最高級ミニバン・エルグランド、この自動車を購入したいドライバーも多いことでしょう。
しかし、エルグランドを維持する諸費用について、購入予定の方々は良くご存知でしょうか。
エルグランドの購入費用はもとより、維持費である年間の燃料費や税金、車検費用等も必要です。
そこで今回は「エルグランドの年間維持費と、その内訳」について
- エルグランドの年間維持費
- エルグランドの諸費用
- エルグランドの諸費用を安く抑えるコツ
以上のことを中心に解説していきます。
この記事を読めば、エルグランドの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。
ぜひ、最後までご覧ください。
日産・エルグランドの年間維持費は○○円です
エルグランドは次のタイプを取り上げます。
- TE52:排気量2500cc・約1,900kg
- PE52:排気量3500cc・約2,010kg
- ME51:排気量2500cc・約1,910kg
- E51:排気量3500cc・約2,100kg
こちらではエルグランドの年間維持費について解説します。
(例)
- センチュリー:2,070kg
- ドライバー:30歳(15等級)
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:民間車検
- 年間走行距離:5000km
年間維持費 | TE52・ME51等 | PE52・E51等 |
---|---|---|
燃料費 | 8万円~13万円 | 10万円~11万円 |
自動車税 | 45,000円 | 58,000円 |
車検費用 | 59,830円 | 68,030円 |
任意保険料 | 56,910円 | 61,000円 |
合計 | 241,740円~291,740円 | 287,030円~297,030円 |
エルグランドの年間維持費は、24万円~30万円程度と言えます。
また、駐車場代が必要なドライバーの場合、年間96,000円程度が更に必要です(全国の駐車場代平均)。
その他、自動車の部品交換やオイル交換等の費用も含めれば、年間40万円~50万円程度の維持費がかかります。
日産・エルグランドにかかる4つの維持費の内訳を徹底シミュレーション!
最高級ミニバン・エルグランド、走行にも高級感が漂いますよね。
しかし、エルグランドを購入したい方々は、その維持費も気になることでしょう。
この維持費は、ドライバーごとの等級、実際の走行距離、任意保険の内容等でも異なります。
エルグランドの維持費は
- エルグランドの燃料代
- エルグランドに関する税金
- エルグランドの車検費用
- エルグランドの任意保険料
の諸費用に分かれます。
こちらでは、エルグランドの諸費用について解説していきます。
ガソリン
エルグランドで距離を長く走りたいドライバーの皆さんは、燃料代について関心があることでしょう。
こちらでは、
- エルグランド(1):TE52(レギュラー使用)、PE52(ハイオク使用)
- エルグランド(2):ME51(レギュラー使用)、E51(ハイオク使用)
の年間走行距離ごとの燃料費を比較してみます。
※レギュラー140円/l・ハイオク150円/lと仮定
エルグランド(1) | TE52(実燃費:8.60km/l) | PE52(実燃費:6.95km/l) |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 48.837円~81.395円 | 647.48円~107.914円 |
5000km~10000km以下 | 81.395円~162.791円 | 107.914円~215.827円 |
10000km~15000km以下 | 162.791円~244.186円 | 215.827円~323.741円 |
走行距離はもちろんE52の実燃費、またレギュラー使用かハイオク使用かで燃料費に差が出ます。
年間走行距離15000kmでTE52・PE52の差は約8万円です。
こちらの場合で走行距離が安く済むのは、レギュラーを使用するTE52ですね。
一方、E51の方は次の通りです。
エルグランド(2) | ME51(実燃費:5.44km/l) | E51(実燃費:6.52km/l) |
---|---|---|
3000㎞~5000㎞以下 | 77.206円~128.676円 | 69.018円~115.031円 |
5000km~10000km以下 | 128.676円~257.353円 | 115.031円~230.061円 |
10000km~15000km以下 | 257.353円~386.029円 | 230.061円~345.092円 |
こちらはE52の場合ほど、燃料費の差は開いていません。
年間走行距離15000kmでME51・E51の差は約4万円です。
自動車税
エルグランドの維持費には、納めなければいけない税金もあります。
納める税金は次の2種類です。
- 自動車税
- 自動車重量税
こちらでは、エルグランドにかかる各税金を解説しましょう。
エルグランドの自動車税
自動車税は、車の所有者に課税される都道府県の普通税です。
エルグランドは排気量2500cc(TE52・ME51)の場合なら、自動車税額45,000円になります。
一方、排気量3500cc(PE52・E51)の場合なら自動車税額58,000円になります。
いずれにしても1年間で結構な税金がかかってしまいますね。
なお、自動車税は毎年忘れずに納税しましょう。
エルグランドの自動車重量税
自動車重量税は、車両の重量で課税額を決定する税金です。
エルグランドの車両重量は1,900~2,100kgなので、1年で重量税額16,400円~20,500円となります。
エルグランドの自動車税額・重量税で、1年間に必要な税額は下表の通りです。
初年度 | TE52・ME51 | PE52・E51 |
---|---|---|
自動車税 | 45,000円 | 58,000円 |
自動車重量税 | 16,400円 | 20,500円 |
合計 | 61,400円 | 78,500円 |
PE52・E51は共に車両重量2,000kgを超えるので若干重量税が高くなります。
排気量・重量税の違いで、17,000円程度の差がありますね。
車検
車検は、エルグランドを公道で安全に走行するため、必ず行わなければいけない自動車の検査です。
車検費用は、「法定費用+車検基本料」となります。
なお、法定費用の内訳は
- 自動車重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
となっています。
エルグランドの法定費用の諸費用と、車検基本料を解説しましょう。
エルグランドの法定費用その1
自動車重量税は前述した通り、法律の基準に従い納めることとなります。
この重量税は車検の際、2年分を納付する必要があります。
センチュリーの場合は次の通りです。
〇1,900kg~2,000kg以下の場合
16,400円×2年=32,800円
〇2,000kg超~2,100kgの場合
20,500円×2年=41,000円
なお、重量税は皆さんがエルグランドを所有してきた経過年数により、税額も変わります。エルグランドの法定費用その2
ドライバーが必ず加入しなければならない保険は、自賠責保険です。
万一ドライバーが交通事故を起こした場合、被害者救済のため自賠責保険がまず適用されます。
そのため、「お金がもったいないから加入しない。」というわがままは通じません。
愛車を走行中に自賠責保険の保険期間が切れないよう、更新継続が要請されます。
ほとんどのドライバーは、車検の時期に合わせ保険期間を設定します。
自賠責保険料は、こちらを参考にして下さい。
保険期間 | 保険料 |
---|---|
12ヶ月 | 15,520円 |
13ヶ月 | 16,380円 |
24ヶ月 | 25,830円 |
36ヶ月 | 35,950円 |
37ヶ月 | 36,780円 |
保険期間を長くすれば、毎月の保険料は軽減されます。
しかし、車検に合わせ保険期間を設定した方が、加入を忘れることはないでしょう。
エルグランドの法定費用その3
印紙代とは車検の際、他の費用と共に納付する手数料です。
印紙代は車両区分・登録条件で費用が異なります。
約1,000円~1,800円と一律の費用ではありません。
なお、次の事例では指定工場の料金(1,200円)に設定し、車検費用を計算してみましょう。
法定費用を合計
こちらでは、前述した3つの費用の合計金額を出してみます。
(例)
- 自賠責保険:24ヶ月
- 車検場:指定工場
法定費用 | TE52・ME51 | PE52・E51 |
---|---|---|
自動車重量税 | 32,800円 | 41,000円 |
自賠責保険料 | 25,830円 | 25,830円 |
印紙代 | 1,200円 | 1,200円 |
合計 | 59,830円 | 68,030円 |
エルグランドは法定費用だけでも、6万円~7万円近くかかってしまいますね。
車検基本料に差が出る?
車検基本料とは、車検を行う検査員が点検・整備を行うときの費用を意味します。この料金は法定費用のように、法律で決まっているわけではありません。
そのため、各車検業者で自由に設定することができます。
車検業者の中でも、一般的に高いと言われているのはディーラー車検です。
車検基本料は50,000円以上かかるとみて良いでしょう。
高い料金とはなりますが、エルグランドの購入店を通して車検が行われるので、安心ではありますね。
また、一般の整備工場で行う民間車検の場合、基本料金はぐっと安くなり18,000円程度となります。
車検業者比較
こちらではディーラー車検・民間車検の費用を比較してみます。
法定費用は前述した金額を使用します。
TE52・ME51 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 59,830円 | 59,830円 |
車検基本料 | 50,000円 | 18,000円 |
合計 | 109,830円 | 77,830円 |
PE52・E51 | ディーラー車検 | 民間車検 |
---|---|---|
法定費用 | 68,030円 | 68,030円 |
車検基本料 | 50,000円 | 18,000円 |
合計 | 118,030円 | 86,030円 |
いずれの場合も、民間車検の方が3万円程度安くなっていますよね。
もっと車検を安くしたい!
民間車検でも7万円~8万円台は高い、と思われるドライバーの方々も多いことでしょう。
そんな時には、車検専門業者の「車検代行センター」で車検を受けましょう。
費用は1万円以下で受けられ、民間車検よりも更に安くなりますよ。
ただし、最低限の点検・整備となります。
車検で最低限の点検・整備となる以上、よりドライバー各自がメンテナンス等へ力を入れましょう。
ディーラー車検・民間車検では、近い将来損耗しそうな部品は交換されます。
しかし、車検代行センターで、そのようなサービスはまず行いません。
そのため、ドライバー自主的に部品交換・オイル交換を行っておく必要があります。
車検代行センターの車検に向いているのは、自動車や部品等に詳しいドライバーと言えますよね。
任意保険
任意保険は、各保険会社からいろいろな商品が販売されており、「自動車保険」と呼ばれています。
ドライバーが交通事故を起こした時、前述した自賠責保険の対人賠償の不足分を補います。
また、自賠責保険は対人賠償のみの補償ですが、任意保険には対物賠償、搭乗者補償も補償範囲です。
任意保険はドライバー自身の判断により加入を決めるので、決して強制されているわけではありません。
しかし、より手厚い補償を備え、ドライブを楽しみたい方々ならば備えるべき保険ですよね。
任意保険はドライバーの年齢・等級、年間走行距離で、その保険料は大きく差が出ます。
こちらでは、年齢・等級、年間走行距離ごとの年間保険料を解説しましょう。
年齢・等級別の任意保険料
各ドライバーの年齢・等級別の年間保険料は、次の通りです。
(例)
- 運転免許:ゴールド
- 年間走行距離:5000km
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
年齢(等級) | 年間保険料 |
---|---|
20歳(9等級) | 195,920円 |
30歳(15等級) | 56,910円 |
40歳(20等級) | 42,490円 |
50歳(20等級) | 43,800円 |
最も年間保険料が高いドライバーと20歳(9等級)と、40歳(20等級)で15万円以上の差が出ていますね。
走行距離別の任意保険料
走行距離別の年間保険料は次の通りです。
(例)
- ドライバー:30歳(15等級)
- 運転免許:ゴールド
- 運転者限定:本人限定
- 車両保険:あり
走行距離 | 年間保険料 |
---|---|
3000km | 52,560円 |
5000km | 56,910円 |
11000km | 71,140円 |
16000km | 84,730円 |
年間走行距離3000kmと、16000kmとでは年間保険料に3万円以上の差が出ていますね。
でも「等級が低いから、走行距離が長いから、高い保険料はしょうがない。」と、諦めてはいけません。
次は、保険料をより安くできるコツを解説します。
保険の見直しをしたいなら
任意保険を安くしたいなら、通販型(ネット型)保険に入り直すという方法があります。
この保険なら、代理店型のようにお店を通して保険へ入るわけではりません。
そのため、紹介手数料も保険料の中に含まれず、その分安くなります。
ただし、通販型(ネット型)保険は各保険会社から盛んに販売されています。
自分に合った保険を見つけるのは一苦労ですよね。
そんな時は「一括見積サービス」を利用しましょう。
このサービスを使えば、複数の保険商品の見積もりを一度に比較できますよ。
一括見積サービスは無料なので、気楽に何回でも申し込めます。
このサービスを利用し、年間保険料が最大5万円も安くなった利用者もいます。
まとめ:日産・エルグランドの年間維持費について
エルグランドの年間維持費と、その内訳について解説してきましたが、いかがでしたか。
今回の記事のポイントは
- エルグランドの維持費は主に燃料費・税金・車検費用・任意保険料が必要
- 車検費用はディーラー車検・民間車検で大きな差が出る
- 任意保険料は等級・走行距離で大幅に違いがある
- 任意保険選びには、一括見積りサービスを利用しよう