トヨタ・アルファードの維持費は？簡単詳しくシミュレーション！

大型LLクラスのミニバンのトヨタ・アルファード、購入したい皆さんも多いことでしょう。

しかし、アルファードを維持する諸費用について、皆さんは詳しくご存知でしょうか。

アルファードの維持費は年間の燃料代から税金、車検まで、いろいろ必要となってきます。

そこで今回は「アルファードの維持費と、その削減方法」について

• アルファードの年間維持費はどの位？
• アルファードとステップワゴンの比較
• アルファードの維持費削減方法

以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読めば、アルファードの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。

ぜひ、最後までご覧ください。

トヨタ・アルファードを購入したい方々は、その維持費についても知っておきたいですよね。

アルファードの年間維持費については次のような費用が必要です。

• ガソリン代
  
• 自動車に関する税金
  
• 車検費用
  
• 任意保険
  

家族で自動車旅行をたくさん行いたい方々は、年間のガソリン代も気になることでしょう。

こちらではアルファードの年間ガソリン代を解説します。

アルファードのハイブリッド車と、4ＷＤ車を比較してみましょう。

※ガソリンの値段：140円/Lで計算

年間走行距離によって年間のガソリン代も大きく変化していきますよね。

一方、ハイブリッド車と4ＷＤ車では走行距離が長ければ長いほど、ガソリン代の差が開きます。

表の中で一番費用がかかるのは4ＷＤ車で、15000km走って241,379円です。

ハイブリッド車で同じ距離を走った場合、年間9万円近く差が生じてしまいます。

長距離を走行するならば、やはりハイブリッド車がおすすめですね。

アルファードの維持費には、自動車に関する税である自動車税・自動車重量税があります。

こちらでは、アルファードの自動車税・自動車重量税についてそれぞれ解説します。

アルファードの自動車税額

自動車税は、登録自動車のオーナーさんへ都道府県が課す普通税です。

アルファードは排気量2500ccなので、自動車税額は45,500円になります。

ただし、ハイブリッド車でエコカー減税対象車なら、翌年の自動車税は軽減されます。エコカー減税とは、自動車が環境性能に優れていたならば、税金が軽減される制度のことです。

※2019年3月31日まででエコカー減税は終了してしましました。

アルファードの自動車重量税

自動車重量税は、自動車の重量0.5トンに4,100円ずつが課税されていく税金です。基本的に、重量税は車検時に納付することとなります。

アルファードの重量はハイブリッド車が2090〜2220kgなので20,500円となります。一方4ＷＤ車はやや軽く、1980〜2080kgなので16,400円～20,500円となります。

しかし、ハイブリッド車や4ＷＤ車がエコカー減税対象車だと、重量税の課税額が軽減されます。

ハイブリッド車の課税額

下表では、エコカー減税が適用された税額、されない場合の税額を比較してみましょう。

〇ハイブリッド車の場合

エコカー減税対象車になると初年度の重量税は0円です。

2年目では自動車税が33,500円も減税されます。

エコカー減税なしの場合よりも54,000円も税金が安くなっていますよね。

4ＷＤ車の課税額

〇4ＷＤ車の場合（1.5〜2トン）

エコカー減税で6,400円分減税されていますね。

〇4ＷＤ車の場合（2〜2.5トン）

こちらでは、エコカー減税で8,000円分が減税されています。

アルファードも一定期間に車検を受けなければいけません。

車検費用には

• 法定費用
• 点検整備費用

の2つがあります。

こちらでは、それぞれの費用を見ていきましょう。

アルファードの法定費用

法定費用には

• 自動車重量税
• 自賠責保険料
• 印紙代

などがあります。

車検の時に、自賠責保険は必ず加入することになります。保険料がもったいないからといって、加入を拒否することはできません（強制加入）。

こちらでは事例を上げ、この法定費用を計算してみましょう。

• エコカー減税：あり
  
• 自賠責保険期間：24ヶ月

任意保険は任意である以上、加入するかどうかは各ドライバーの判断次第と言えます。

しかし実際の交通事故では、対物賠償や搭乗者の死傷も想定されます。自賠責保険で補償されるのは対人賠償のみであるので、これらの補償は任意保険の補償範囲となっています。

万が一の事態に手厚い補償を受けるには、任意保険への加入が必要不可欠と言えます。

こちらでは、年代（等級）別、走行距離別に年間保険料を算出してみましょう。

年代（等級）別の年間保険料

特にハイブリッド車では、20代（10等級）と、40代（20等級）の人の金額の差が大きくなっていますね。

およそ6万円以上も、年間保険料が異なることになります。

走行距離別の年間保険料

事例をあげて走行距離別に算定すると次のような年間保険料になります。

• ドライバー：35歳男性（免許証の色ゴールド）
  
• 等級：16等級
• 自動車運転：本人のみ
  
• 補償制限：30歳以上
• 車両保険：あり
  

こちらでは既に述べてきた諸費用を合算し、ハイブリッド車・4ＷＤ車の年間維持費を算出してみます。

（設定例）

• ドライバー：35歳男性（免許証の色ゴールド）
• 等級：16等級
• 年間走行距離：7000㎞
• エコカー減税：あり
• 自賠責保険：24ヶ月
• 車検：車検センター利用（点検整備費用1万円）

こちらでは、アルファード、ヴェルファイア、ステップワゴンの3台の維持費を比較してみましょう。

年間維持費は次の通りです。

こちらの表を見ても、アルファードの年間維持費は低めなことがわかりますよね。

なお、ヴェルファイアの維持費、ステップワゴンの維持費について解説している記事もあります。

参考にご覧ください！

アルファードを購入したい皆さんは、購入費用の他、維持費の工面も考えていることでしょう。

その際に、走行距離が長くなるかもしれない、等級が低く任意保険料も高い、という人もいるはずです。

また、車検は義務であるものの、高額な費用請求が心配な人は多いかもしれませんね。

こちらでは、高額な費用となり得る「車検費用」と「任意保険料」の削減について解説します。

点検整備費用は、各車検業者が自由に費用設定できるので大きな差も生じます。

こちらでは大きな差が生じる理由と、車検費用の削減方法を解説します。

ディーラー車検の基本料金

ディーラーから自動車を購入し、一定の期間が経つと購入先のお店から車検の案内が来ますよね。

車検では、まず基本料金（保安確認検査料や点検料、代行費等）が必要となります。基本料金については4万円程度を請求されることでしょう。

誰でも基本料金だったら、その支払いはやむを得ないと思うはずですよね。

ディーラー車検の高い理由

ただし、ディーラー車検はこの基本料金だけに収まりません。

オイル交換やエアコンフィルタ交換等の請求費用が、次々と追加されていきます。

請求費用の内訳を見れば、ドライバー自身で対応できそうな交換・メンテ費用もあることでしょう。

ドライバーにとっては納得できない費用が積み上がっていきます。

結局、点検整備費用は「基本料金＋追加費用」で10万円を超えることになります。

それでも適正な車検サービス

このような点検・交換サービスは、車検業者が細心の注意のもと整備作業をした結果と言えます。

車検業者が、近い将来交換しなければいけない部品を、点検の際に交換してくれているのです。

知識や経験の浅い初心者ドライバーなら、未然に自動車のトラブルを防ぐことができて安心ですよね。

車検費用削減方法

車検費用を削減したいなら、車検専門業者が運営する「車検センター」を利用しましょう。

こちらでは、必要最低限の点検・整備のみを行うことになります。

そのため、費用は10,000円程度で済みます。

ディーラー車検費用の1/10に収まりますよね。

ただし、必要最低限の点検・整備しか行わないため、ドライバー自身で適宜、部品交換等を行いましょう。

部品交換やメンテには、自動車や部品等の知識が必要です。

そのため、車検センターの利用は知識や経験豊富なドライバー向きと言えます。

アルファードの維持費の削減には、任意保険の見直しも行ってみましょう。

こちらでは、どんな任意保険を選べば良いのか、その保険選びに役立つ方法を解説します。

以前に代理店で保険を加入

愛車をディーラーで購入したとき、担当者から任意保険の加入をすすめられた人もいるはずです。

任意保険の手続き・保険料見積もりは、全て担当者が行ったことでしょう。楽だったと思いますが、加入した保険は代理店型と呼ばれている保険のため、ダイレクト型と呼ばれる自動車保険よりも高い保険料を払っています。

保険料には、お店の紹介料・手数料が上乗せされている分、保険料はどうしても高くなってしまいます。

通販型保険に加入しよう！

通販型保険とは、郵送またはネットから保険契約を申し込む保険です。

保険会社と直接契約を締結するので、紹介料・手数料は発生しません。

その分、保険料は安くなります。

ただし、保険料が軽減される分、任意保険料の見積もり、面倒な申込手続きはご自分で行います。

通販型保険は、ご自分のペースで手続きを進められるので、良く内容を確認しながら申込ましょう。

一括見積サービスを活用しよう！

通販型保険で保険の見直しをしてみたくなった皆さんも多いことでしょう。

しかし、通販型保険は多くの保険会社で販売しています。

たくさん保険商品の種類があるので、なかなかご自分のニーズに合った商品が選び難いかもしれません。

また、保険一つ一つの保険料見積もりを出すのは正直骨が折れます。

そこで「一括見積サービス」を利用してみましょう。

インターネットサイト等で利用でき、複数の自動車保険料の一括見積もりが可能です。

一括見積サービスの利用で平均3万5,000円、最高5万円の削減に成功した方々もいます。

利用料は無料なので気軽に活用しましょう。

アルファードの維持費と、その削減方法について解説してきましたが、いかがでしたか。

今回の記事のポイントは

• アルファードの年間維持費の目安は駐車場代も入れて30万円～40万円程度
• 車検費用は各業者によって、費用に差がある
• ディーラー車検は非常に高いが、いろいろな部品交換を行ってくれる
• 車検センターの車検は安いが、部品交換やメンテは自分で適宜行う必要がある
• 通販型保険で保険選びへ迷う前に、一括見積サービスを利用する

でした。

アルファードは、家族ができたら購入してみたい大型LLクラスのミニバンですよね。

しかし、ハイブリッド車・4ＷＤ車では年間維持費にやや開きがあります。

ドライバーのニーズに合ったタイプのアルファードを選びたいものですよね。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。