スバル・フォレスターの月・年間維持費は?他社やグレードも比較!

高い性能で安心を提供するスバルのフォレスターの維持費はいくらなのでしょう?XVやエクストレイルを比較?グレードごとの性能や維持費の違いは?中古の価格?この記事では、燃費や自動車税、等々の固定費からフリードの月・年間維持費を徹底シミュレーション・解説します。

フォレスターの月・年間維持費はいくら?高い?安い?お得な方法も解説!

スバルのクロスオーバーSUV・フォレスター、購入を予定している皆さんも多いことでしょう。


しかし、フォレスターの維持費がどれ位かかるか、購入希望の方々はご存知でしょうか。


フォレスターの購入費用の他に、維持費として年間の燃料費や税金等もいろいろかかります。


そこで今回は「フォレスターの年間維持費と、維持費を下げるコツ」について

  • フォレスターの年間維持費
  • フォレスターの諸費用
  • フォレスターの維持費の軽減方法

以上のことを中心に解説していきます。


この記事を読めば、フォレスターの維持費に関する基本的知識がよくわかるはずです。


ぜひ、最後までご覧ください。



スバル・フォレスターの維持費は月間2万円~3万円です

今回はフォレスターの中でも
  • 2.5 Sエディション 4WD(型式SH9)・実燃費7.14 km/L
をとりあげていきます。

2.5 Sエディション 4WD(型式SH9)の年会維持費は次の通りです。

(例)
  • ドライバー:30歳(15等級)
  • 運転免許:ゴールド
  • 運転者限定:本人限定
  • 車両保険:あり
  • 自賠責保険:24ヶ月
  • 車検場:民間車検
  • 年間走行距離:5000km
年間維持費金額
燃料代98.039円
自動車税45,000円
車検費用78,400円
任意保険料36,410円
合計257,849円
フォレスターの年間維持費は25万円以上(毎月2万円程度)となりますね。

また、駐車場代が必要なら、年間約96,000円(全国平均)の維持費が必要です。

その他、フォレスターの部品・オイル交換等の費用も更に加えれば、年間40万円近くの維持費がかかります。

フォレスターにかかる6つの年間維持費の内訳を徹底計算!

フォレスターを購入希望の方々は、購入後の維持費も気になることでしょう。


維持費が重荷になるのは何とか避けたいものですよね。


フォレスターの維持費は

  • フォレスターの燃料代
  • フォレスターに関する税金
  • フォレスターの車検費用
  • フォレスターの任意保険料

の諸費用に分かれます。


こちらでは、フォレスターの諸費用について解説していきます。

フォレスターの維持費①:ガソリン代

フォレスターでカーライフを楽しみたい方々は、年間の燃料代も気になりますよね。


こちらでは

  • 2.5Sエディション4WD:型式SH9(燃料ハイオク)
  • ツーリング / X-ブレイク / プレミアム4WD:型式SK9(燃料レギュラー)
の燃料費を比較してみましょう。

年間走行距離/型式(実燃費)SH9(7.14km/l)SK9(11.28km/l)
3000㎞~5000㎞以下58.824円~98.039円39.894円~66.489円
5000km~10000km以下98.039円~196.078円66.489円~132.979円
10000km~15000km以下196.078円~294.118円132.979円~199.468円
※レギュラー140円/l、ハイオク150円/lと仮定


走行距離3000㎞・15000kmではSH9で23万円以上、SK9で16万円近く燃料費の差があります。

また、SH9とSK9とでは年間走行距離15000kmだと、その費用の差は9万円以上となっていますね。

フォレスターの維持費②:自動車税

自動車税は、フォレスター所有者に都道府県が課す普通税です。


フォレスターの排気量は2000cc~2400ccなので1年間の自動車税額は45,000円です。


自動車税は毎年納める必要があります。


「お金がもったいないから。」と納税しないのは、『納税の義務』に反しますので気を付けましょう。

フォレスターの維持費③:重量税

自動車重量税は、フォレスターの重量で課税額が決められる税金です。


フォレスターの車両重量は、1,520~1,560kgなので16,400円(1年分)になります。


エコカー減税対象車になる場合は、1年間の自動車重量税は10,000円に軽減されます。


エコカー減税とは、環境性能に優れた自動車に該当した場合、税金が優遇される措置です。


ただし、2019年4月30日までに対象車を新車登録することが条件です。


自動車税・自動車重量税を合計すれば、年間で次のような税額となります。

初年度エコカー減税ありエコカー減税なし
自動車税45,000円45,000円
自動車重量税10,000円
16,400円
合計55,000円61,400円

エコカー減税の適用されている方が、6,400円減税されてお得ですよね。

フォレスターの維持費④:車検

車検は、フォレスターを公道で安全に走行するため、所有者へ義務付けられた自動車の検査です。


車検費用には

  • 法定費用(自動車重量税+自賠責保険料+印紙代)
  • 車検基本料(点検・整備費用)

のような費用があります。


こちらでは、フォレスターの法定費用・車検基本料を解説しましょう。


フォレスターの法定費用

法定費用には前述した自動車重量税も含まれ、2年分を納付する必要があります。


事例を上げて算定してみましょう。


(例)

  • 自賠責保険:24ヶ月分
  • 車検場:一般工場
  • エコカー減税:なし

法定費用金額
自動車重量税32,800円
自賠責保険料25,830円
印紙代1,800円
合計60,400円

フォレスターの車検基本料

車検基本料は、車検業者が自由に料金を設定できる点検・整備費用です。


車検業者の中でも、ディーラー車検が最も高くなり50,000円以上かかると言われています。


一方、車両を整備工場へ持ち込む民間車検は、基本料金が18,000円程度と安くなります。
 
こちらでは、前述した法定費用と合わせて車検費用を比較してみましょう。

車検費用ディーラー車検民間車検
法定費用60,400円60,400円
車検基本料50,000円18,000円
合計110,400円78,400円
ディーラー車検の方が3万円以上も高いですね。

しかし、民間車検の費用も8万円と結構な負担になってしまいますよね。

もう少し車検費用を安くできないか、思案している皆さんもいることでしょう。

車検費用の詳しい節約方法は後述致します。

フォレスターの維持費⑤:自賠責保険

自賠責保険は、愛車を所有する全てのドライバーの加入が必須となる保険です(強制加入)。


この保険の加入なしに、公道を走行することは許されません。


ご自分が交通事故を起こした場合、被害者を真っ先に救済するために利用されるのがこの保険です。


一般的に、自賠責保険は車検の時期に合わせ、保険期間を設定するドライバーが多いです。


この方法だと、保険加入を忘れることがないので安心ですよね。


自賠責保険料は、こちらをご覧ください。

保険期間保険料
12ヶ月15,520円
13ヶ月16,380円
24ヶ月25,830円
36ヶ月35,950円
37ヶ月36,780円


フォレスターの維持費⑥:任意保険

任意保険は前述の自賠責保険とは異なり、強制加入ではありません。


あくまで、ドライバーの皆さん各自の判断で加入を決めることになります。


しかし、手厚い補償が約束され、安心してカーライフを楽しむなら必要な保険ですよね。


任意保険は、各ドライバーの年齢・等級、年間走行距離により保険料へ差が出ます。


年齢・等級ごとの任意保険料

こちらでは、年齢・等級による年間保険料の違いをみてみましょう。


(例)

  • フォレスター:SH9、SK9
  • 運転免許:ゴールド
  • 年間走行距離:5000km
  • 運転者限定:本人限定
  • 車両保険:あり

年齢(等級)SH9SK9
20歳(9等級)131,360円123,880円
30歳(15等級)36,410円35,940円
40歳(20等級)26,920円26,610円
50歳(20等級)27,560円27,290円

20歳(9等級)と40歳(20等級)のドライバーを比較すると、SH9なら10万円以上、SK9なら9万円以上の差がありますね。


走行距離ごとの任意保険料

こちらでは、走行距離別に年間保険料の違いをみてみましょう。


(例)

  • フォレスター:SH9、SK9
  • ドライバー:30歳(15等級)
  • 運転免許:ゴールド
  • 運転者限定:本人限定
  • 車両保険:あり

年間走行距離SH9SK9
3000km33,590円33,160円
5000km36,410円35,940円
11000km45,670円45,070円
16000km54,490円53,790円

年間走行距離3000kmと16000kmでは、双方とも2万円以上の開きがありますね。


しかし、等級が低いから、走行距離が長いから保険料が高いのはやむを得ない、と諦めるのは早いです。


実は任意保険料をお得に軽減できるコツがあります。


そのコツについては後述します。

スバル・XVや日産・エクストレイルと比較!

こちらでは、フォレスターとスバル・XV、日産・エクストレイルの維持費を比較してみましょう。

車名年間維持費
フォレスター(SH9)約25万円
XV約22万円
エクストレイル約21万円

※駐車場代、メンテナンス代除く


いずれも年間の維持費は20万円台です。


ただし、ドライバーの等級や走行距離等でも必要な維持費に違いが出てきます。

フォレスターの他のグレードを紹介・比較!

フォレスターは、2.5 Sエディション 4WD(型式SH9)だけではありません。


こちらでは

  • Touring
  • Premium
  • X-BREAK
  • Advance
を取り上げます。

この4つのグレードごとの性能や維持費を比較してみましょう。

フォレスターのグレードごとの性能の比較

こちらでは4つのグレードの性能を比較してみます。

性能/グレードTouring・Premium・X-BREAKAdvance
エンジン
 2.5L DOHC 直噴
2.0L DOHC 直噴+モーター
最高出力136kW(184PS)/5800rpm 107kW(145PS)/6000rpm
最大トルク239N・m(24.4kgf・m) / 4400rpm188N・m(19.2kgf・m)/ 4000rpm
モーター最高出力10kW(13.6PS)
モーター最大トルク 65N・m(6.6kgf・m)
燃費14.6〈14.4〉km/l18.6km /L
4つを比較してみると、Advanceが燃費も良く長距離走行を行うドライバー向きと言えますよね。

フォレスターのグレードごとの維持費の比較

2.5 Sエディション 4WD(型式SH9)と、4つのグレードの年間維持費を比較してみましょう。

グレード年間維持費
Sエディション約25万円
Touring・Premium・X-BREAK約22万円
Advance約20万円

※駐車場代、メンテナンス代除く


最も維持費が安いのはAdvanceになりますね。


しかし、いずれのフォレスターも年間維持費は20万円台です。

中古の相場と選び方について

Touring・Premium・X-BREAK・Advanceいずれもスバルのお店で販売中です。


この4つの新車・中古価格は次の通りです。

フォレスター
新車価格中古価格
Touring約280.8万円約270.9万円
Premium約302,4万円約286.8万円
X-BREAK約291,6万円約279.9万円
Advance約309,9万円約283.0万円

やはり2018年に販売された4つのフォレスターは中古価格も高いですね。


一方、それ以前のフォレスターの中古価格を見てみましょう。

フォレスター中古価格
Sエディション
約248.4万円
XT約98.0万円
アイサイト約79.0万円
 クロススポーツ約10.0万円

中には10万円という破格の安さのフォレスターもありますね。


しかし、安いからと言ってすぐに購入しようとするのは早計です。


まずは中古車販売店の店員に安くなった経緯を聞き、十分に説明を受けた上で購入を検討しましょう。

フォレスターの維持費を下げる2つのコツ!

「フォレスターの維持費を少しでも下げたい。」、そう考える皆さんも多いことでしょう。


そうはいっても、年間走行距離を短くすることはナカナカ難しいですよね。


そこで、こちらでは

  • 車検費用
  • 任意保険料
以上2つの費用を下げるコツを解説しましょう。

フォレスターの維持費を下げるコツ①:車検費用を安くする

車検費用をどうしても安くしたいなら、車検専門業者「車検代行センター」を利用しましょう。


費用は3,000円~1万円下で受けられ、民間車検よりも費用は更に安くなります。


ただし、この車検は最低限の点検・整備となります。


そうなる以上、ドライバー各自で日頃からメンテナンス等へ力を入れる必要がありますね。


日常的に損耗しそうな部品・オイル交換をすることは、悪質な業者の高額請求を予防することにもなります。


なぜなら、悪質な業者は車検の際、部品・オイル交換を名目に、費用をドンドン上積みする傾向があるからです。


この方法で車検の際、40万円超えの請求・見積もりをされたという報告もあります。


そのため、ご自分で行うメンテナンスは、悪質な業者のつけいる隙を与えないことにつながります。

フォレスターの維持費を下げるコツ➁:任意保険の見直し

任意保険料を安く抑えるには、ディーラー等で加入した保険を、通販型保へ見直しすることが大切です。


お店で加入する保険は代理店型保険と呼ばれ、お店の紹介手数料も保険料へ組み込まれているので高めです。


一方、通販型保険なら保険会社へ直接申し込むので、紹介手数料はかからず保険料も安くなります。


しかし、通販型保険は種類も多く見積りを自分で行うのも大変ですよね。


そこで「一括見積りサービス」を利用しましょう。


こちらは、複数の保険商品をまとめて見積もれるサービスです。


無料でインターネットから申し込めます。


このサービスを利用し、保険の見直しで平均3万5千円、最大5万円の削減に成功した方々もいます。


一度このサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

まとめ:フォレスターの維持費とお得に乗るための方法について

フォレスターの年間維持費と、維持費を下げるコツについて解説してきましたが、いかがでしたか。


今回の記事のポイントは

  • フォレスターの維持費は主に燃料費や税金、車検費用、任意保険料
  • 車検費用は各車検業者で大きな差が出る
  • 任意保険料は等級や年間走行距離で大幅に開きがある
  • 任意保険選びには、一括見積りサービスが便利でお得
でした。

フォレスターの年間維持費削減のため、ドライバー各自でいろいろと工夫してみましょう。

ほけんROOMでは自動車に関する記事を他にも多数公開していますので、ぜひ参考にしてください。

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