更新日:2019/11/12
ダイハツ・タントの月・年間維持費は安い?小型乗用車や他社と比較!
子育てのママさん向けのダイハツのタントの維持費を知っていますか?軽自動車と小型乗用車、他社との違いは?中古の選び方や節約方法は?この記事では、タントの燃費や自動車税や任意保険等々の固定費からタントの月・年間維持費を徹底シミュレーション・解説します。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- タントの月・年間維持費はいくら?高い?安い?お得な方法も解説!
- ダイハツ・タントの維持費は月間2万円~2.5万円です
- タントにかかる6つの年間維持費の内訳を徹底計算!
- タントの維持費①:ガソリン代
- タントの維持費②:自動車税
- タントの維持費③:重量税
- タントの維持費④:車検
- タントの維持費⑤:自賠責保険
- タントの維持費⑥:任意保険
- 小型乗用車や他社との違いは?維持費が安い?
- 軽自動車と小型乗用車の違いについて
- タンク・トール・アクア・セレナ・ソリオと徹底比較!
- 補足:中古のタントの選び方
- タントの維持費を下げる3つのコツ!
- タントの維持費を下げるコツ①:ガソリンを節約する
- タントの維持費を下げるコツ②:車検費用を安くする
- タントの維持費を下げるコツ③:任意保険の見直し
- まとめ:タントの維持費とお得に乗るための方法について
目次
タントの月・年間維持費はいくら?高い?安い?お得な方法も解説!
ダイハツ・タントの維持費は月間2万円~2.5万円です
維持費について詳しく紹介する前に、まずはどのくらいの維持費がかかる可能性があるのか、数字だけ見てみましょう。
ダイハツ・タントの月間・年間維持費(概算)
月間(円) | 年間(円) | |
---|---|---|
ガソリン代 | 6,000 | 75,000 |
自動車税 | 1,175 | 14,100 |
車検 | 2,144 | 25,735 |
自賠責保険 | 1,260 | 15,130 |
任意保険 | 7,704 | 92,450 |
【合計】 | 18,283 | 222,415 |
※年間で発生する費用は12カ月で割っています
※ガソリン代・任意保険料は最も多めに見積もった数字を使っています
ダイハツ・タントにおける維持費は、月間では約18,000円ですが、その他にオイル交換やタイヤ交換等の費用もかかると考えると、月間で20,000円から25,000円程度の維持費が発生すると見ておいた方が良いでしょう。
この金額を高い、または安いと考えるのは人それぞれですが、年間で20万円超かかる計算の維持費を、どのようにして減らすことができるでしょうか。
維持費の計算方法から、具体的な節約方法等についても取り上げていきます。
タントにかかる6つの年間維持費の内訳を徹底計算!
車は買って終わり、ではなく「維持」していく必要があります。
そして、維持するための費用は軽自動車・普通車含めてそれぞれの車で大きく異なります。
そのために発生する費用が「維持費」であり、それには
- ガソリン代
- 自動車税
- 重量税
- 車検
- 自賠責保険
- 任意保険
次の見出しから紹介していきます。
タントの維持費①:ガソリン代
年間走行距離 | ガソリン代(136円/L) |
---|---|
3,000km | 15,000 |
5,000km | 25,000 |
10,000km | 50,000 |
15,000km | 75,000 |
タントの維持費②:自動車税
次は、自動車税です。
自動車税はドライバーではなく車に一律に掛けられる税金ですが、軽自動車として分類される車種は普通車よりも税金が安くなります。
また、その金額は総排気量によって決まるので、総排気量が多い車ほど金額も高くなります。
では、ダイハツ・タントの場合、自動車税はいくらになるのでしょうか。
ダイハツ・タント(軽自動車)走行年数ごとの自動車税
走行年数 | 自動車税(円) |
---|---|
初年度~13年目 | 10,800 |
14~18年目 | 10,800 |
19年目~ | 10,800 |
自動車税は分類として総排気量が「660cc以下」の分類となり、「軽自動車税」が適用されるので、一律で10,800円となっています。
ダイハツ・タントも軽自動車なので、1年ごとにかかる自動車税は10,800円です。
タントの維持費③:重量税
次は、重量税です。
その名の通り重量税は車の「重量」に対して発生する税金であり、自動車税と同じく車を保有すれば必ず発生する税金です。
この2つは混同されることも多いですが、それぞれ金額の基準となる要素が異なり、
- 自動車税:主に総排気量によって金額が変わる
- 重量税:主に車種、経過年数によって金額が変わる
両者にはこのような違いがあります。
では、ダイハツ・タントに発生する重量税はいくらになるのでしょうか。
ダイハツ・タント(軽自動車)※エコカー減税なし
走行年数 | 重量税年額(円) |
---|---|
初年度~13年目 | 3,300 |
14~18年目 | 4,100 |
19年目~ | 4,400 |
軽自動車の場合、重量税は一律で年額「3,300円」となっていますが、新車購入から13年以上経過すると4,100円になります。
タントの維持費④:車検
車を賢く運用するに当たって欠かせないのが「車検」です。
車検は購入から3年、2回目以降は2年1回必ず行う必要がありますが、やはりこの費用も普通車と軽自動車では違いがあります。
では、ダイハツ・タントではどのくらいの車検費用が発生するのでしょうか。
ダイハツ・タント(軽自動車)の基本車検費用
料金種別 | 詳細 | 費用(円) |
---|---|---|
基本料金 | 車検基本料金 | 7,700 |
〃 | 検査料 | 11,000 |
法定費用 | 自賠責保険 | 25,070 |
〃 | 重量税 | 6,600 |
〃 | 印紙代 | 1,100 |
【合計】 | 51,470 |
ダイハツ・タントは、基本的な車検費用として51,470円かかります。
これは軽自動車としてはごく一般的な費用ですが、見積もり内容や故障がある場合等は費用が大幅に変わる可能性があります。
ちなみに、この表の中にさきほど取り上げた「重量税」が含まれているのは、そもそも重量税が車検の法定費用に含まれているからです。
さらに、重量税は
- 購入時(1年目)
- 購入から3年目の車検時
- 購入から5年目の車検時
というように段階的に支払うこととなります。
ですから、この表の車検費用に含まれる「重量税」は6,600円(3,300円×2年)となっているのです。
車検費用は、どれだけ高くなってしまっても重量税等の「必ず発生する費用」を安くすることはできませんが、いわゆる「点検整備費用」は安くすることができます。
その点に関しては、後の見出しで紹介します。
タントの維持費⑤:自賠責保険
次は、自賠責保険です。
自賠責保険も、さきほど挙げた「車検費用」に含まれています。
自賠責保険は「任意保険」とは違いどドライバーは必ず加入しなければならない保険ですが、これは住んでいる地域によって保険料が変わってきます。
では、ダイハツ・タントの場合、自賠責保険の保険料はいくらになるのでしょうか。
ダイハツ・タント自賠責保険の保険料(例:東京都)
契約期間 | 費用(円) |
---|---|
12カ月 | 15,130 |
24カ月 | 25,070 |
36カ月 | 34,820 |
タントの維持費⑥:任意保険
次は、自賠責保険とは違い強制加入ではない「任意保険」の保険料です。
任意保険は、主に補償内容によって保険料が変わります。
ですから、自賠責保険とは異なり「補償内容を制限する」ことによって保険料を抑えることは可能です。
ダイハツ・タントで任意保険へ加入した場合の、保険料の例をご覧ください。
ダイハツ・タント(5BA-LA660S)で任意保険に加入した場合の保険料比較
保険会社 | 保険料年額(円) |
---|---|
ソニー損保 | 69,620 |
チューリッヒ | 35,950 |
損保ジャパン | 92,450 |
- 補償範囲を「本人限定」にする
- 対物補償を制限有りにする
- 特約を付けない
小型乗用車や他社との違いは?維持費が安い?
軽自動車と小型乗用車の違いについて
まずは、「軽自動車」と「小型乗用車」の違いについて覚えておきましょう。
簡単に言えば、
- 軽自動車:乗用車には含まれない
- 小型乗用車:乗用車に含まれる
このような、「乗用車に含まれるかどうか」という点で違いがあります。
一見、軽自動車に見える車であっても、実際は小型乗用車である、ということがあります。
その違いを明確にするのは「大きさ」と「総排気量」です。
大きさ | 総排気量 | |
---|---|---|
軽自動車 | 全長:3.4m以下 全幅:1.48m以下 全高:2.0m以下 | 660cc以下 |
(小型)乗用車 | 全長:4.7m以下 全幅:1.7m以下 全高:2.0m以下 | 2000cc以下 |
(普通)乗用車 | 全長:12.0m以下 全幅:2.5m以下 高さ:3.8m以下 | 2000ccを 超える |
3つはこのように分類することができ、小型乗用車が大きさの基準で普通乗用車と軽自動車の中間に位置していることが分かります。
しかし、最も明確に異なっているのは「総排気量」であり、660ccを超えると軽自動車ではなく、いわゆる「乗用車」の分類となります。
軽自動車は正確には「乗用車」ではなく、「軽自動車」というグループである、という点を覚えておきましょう。
タンク・トール・アクア・セレナ・ソリオと徹底比較!
では、実際に別の車種と、ダイハツ・タントの燃費を比較してみましょう。
今回ダイハツ・タントと比較するのは、
- トヨタ・タンク
- ダイハツ・トール
- トヨタ・アクア
- 日産・セレナ
- スズキ・ソリオ
車種 | 型式 | 燃費公称値(km/L) |
---|---|---|
トヨタ・タンク | DBA-M900A-BGBGE | 24.6 |
ダイハツ・トール | DBA-M900S | 24.6 |
トヨタ・アクア | DA A-NHP10H-AHX XB | 34.4 |
日産・セレナ | DAA-HC27 | 26.2 |
スズキ・ソリオ | DAA-MA46S | 32.0 |
ダイハツ・タント | 6BA-LA650S | 27.2 |
公称値だけを比較すれば、アクアとソリオが燃費面では抜きん出ていますが、唯一軽自動車であるダイハツ・タントも、比較対象に見劣りしない燃費を実現していることが分かります。
燃費は環境、メンテナンス状態等に大きく影響を受けるため、ドライバーの「乗り方」が最も重要になります。
補足:中古のタントの選び方
これから自動車を買おうと考えている方の中には、新車ではなく中古で購入しようと考えておられる方は少なくないでしょう。
ダイハツ・タントも、もちろん中古で購入することができます。
中古車は新車よりも大幅に安く購入できる反面、状態をしっかり確認してから信頼できる販売店で購入しないと、後々修理代等によって逆に高くつくことになる場合があります。
では、ある程度中古車のリスクを把握した上で、どのようにして賢い選び方ができるでしょうか。
中古のタントの選び方としては、
- グレードによる違いを把握する
- 型式(年式)による走行性能や燃費の違いに注意する
- 走行距離が10万km以上のものはできるだけ避ける
タントの維持費を下げる3つのコツ!
正直なところ車の維持費は、安くはありません。
長い付き合いとなると10年以上の付き合いとなることもありますから、その間欠かさずにメンテナンスを行うとすると、車検を含めてかなりの費用がかかります。
しかし、ドライバーが注意することで、維持費をある程度抑えることは十分に可能です。
では最後に、具体的にどのようにダイハツ・タントの維持費を下げることができるか、考えてみましょう。
タントの維持費を下げるコツ①:ガソリンを節約する
まず最初にできる点は、ガソリンを節約するという点です。
ガソリンは主に「走行する」ことによって消費しますが、実は他のことにおいても消費しています。
たとえば、
- エアコンを頻繁に利用する
- 急加速や急発進をする
- 停止中にアイドリングしている
- 高速道路を90km以上で高速走行する
- 何年も同じタイヤで走行する
- 車内に無駄に重いものを載せている
タントの維持費を下げるコツ②:車検費用を安くする
次は、車検費用です。
さきほど、ダイハツ・タントにおける基本的な車検費用は「51,470円(変動有り)」であると紹介しました。
車検は初回は3年、2回目以降は2年毎に受ける必要がありますから、少なくとも5万円以上かかる車検費用は維持費において最も負担となりやすい項目であると言えます。
そこで、車検費用を安くするために「ユーザー車検」を選択することができるかもしれません。
ユーザー車検とは、簡単に言えば車の点検をユーザー自身が行う方法です。
そんなことが可能なの?と思われる方も多いかもしれませんが、いくつかのポイントを抑えることによって、初めての方でもユーザー車検を実施することは可能です。
ユーザー車検を行う上でのポイントは、
- 当然自分で全て行うので手間と時間がかかること
- 車に関する知識がある程度あること
- 分からない部分はインターネット等で調査できること
- 法定費用はディーラー車検と同じであること
- ディーラー車検と異なり代車が自力で用意できること
タントの維持費を下げるコツ③:任意保険の見直し
「自賠責保険」が強制保険であるのに対して、「任意保険」はドライバーが任意に加入できる保険です。
加入するメリットとしては、自賠責保険では補償しきれない広い範囲まで補償してくれるという点にあります。
なぜなら自賠責保険は基本的に「交通事故の被害者を救済するための保険」であるからです。
しかし、任意保険に加入することにより「自賠責保険+任意保険」両方の保険料がかかることになるため、家計に負担となる場合があります。
すでに任意保険に加入している方は、どうにかして任意保険の保険料を減らしたい、と考えておられるかもしれません。
そこで実践できるのが、「保険の見直し」です。
保険の見直しとは、現在加入している任意保険の契約内容を見直すことです。
補償を本当に必要なものだけに絞ることによって、保険料という出費を大幅に減らすことができる場合があります。
保険についての知識が豊富なFP(ファイナンシャルプランナー)に依頼することによって、平均で35,000円、最高で50,000円も出費を削減できた例があります。
現在、任意保険に加入しているものの、「安心」を得るために必要以上のお金がかかっていると感じておられる方は、ぜひ保険の見直しを実践されてみてはいかがでしょうか。
まとめ:タントの維持費とお得に乗るための方法について
今回はダイハツ・タントの維持費や、お得に乗るための方法等について取り上げてきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回の記事のポイントは、
- ダイハツ・タントの維持費は平均で月〇〇円くらい
- 維持費にはガソリン代、各種税金、車検費用等が含まれる
- 普通乗用車と比較すると維持費は安い
- ガソリンの節約、ユーザー車検、任意保険の見直し等によって維持費を下げることが可能
以上の点です。
車の維持費を安くするということは、「メンテナンスを減らす」ことでは決してなく、自分にとって最適化された使い方をする、ということです。
定期的なオイル交換等、車が長持ちするために必要なことを減らすのではなく、様々な
「無駄」な出費を省くことによって、ダイハツ・タントを賢く乗りこなしていきましょう。
ほけんROOMではこの記事以外にも役に立つ記事を多数掲載していますので、ぜひご覧ください。
この記事をご覧のあなたは、車の維持費について調べられていることでしょう。
軽自動車は維持費が安く済むので人気がありますが、中でもダイハツの「タント(tanto)」は多くの人に愛される、軽自動車のシリーズとなっています。
しかし、軽自動車が維持費が安いとしても、実際にどれだけ安いのかが分からないと購入の決め手にはなりませんし、実際に乗っている方も実感が湧きませんよね。
そこで今回は、ダイハツ・タントの維持費に関して、