引っ越しに伴う自動車保険の住所変更手続き方法を解説!必要書類は?

引っ越しした場合、自動車保険の住所変更手続きに実は住民票などの書類は必要ないです。しかも住所変更をすると保険料が安くなる場合があります。この記事では手続きの方法や自動車保険の住所変更しないとどうなるかについて解説し、各保険会社の対応についても紹介します。

自動車保険の住所変更手続き方法は?必要書類は何?

引越しをしたときの自動車保険の住所変更の手続きの方法を知っていますか?


引越しをすると、住所だけでなく電話番号や車の使用状況、ナンバープレート、保険料も変わることがあり、手続きを怠ると最悪保険金がもらえないこともあるため正確に手続きをしたいですよね。


そこでこの記事では

  • 住所変更の手続き方法は3つ
  • 住所変更しないとどうなるか
  • 住所が変わると保険料が安くなることもある
  • 各保険会社の住所変更手続き

について解説します。


引越しをした場合は、自動車の使用状況も変わることがあります。


そのような場合には、住所変更だけでなく、自動車保険の契約内容の見直しをするよい機会です。


最後まで読んで下さい。

住民票などの書類は特に必要なし!住所の変更方法は3つ

自動車保険の契約後に生じた変更事項には、「通知義務のある通知事項」と義務まではないため「通知が必要な事項」があります。

引越ししたときの住所変更は、通知義務まではないが通知が必要な事項という取り扱いになります。

自動車保険の契約者や記名被保険者の住所は契約内容の一部ですから、通知義務がないとはいえ変更があるときはトラブルにならないよう事前に手続きをしましょう。

住所変更は自動車保険の契約内容の最重要事項ではないため、住民票などの書類は必要ありません。

いつ変更手続きをするかですが、変更の開始日は申し出の当日から将来に向かって1か月以内となりますので、引越す前の1か月以内の期間に手続きをします。

手続き方法は、書類電話インターネットの3つがあるため、一番都合のよい方法を選びましょう。

自動車保険の住所変更①:書面での変更

ネット環境がない人やIDやパスワードの管理が面倒でネットで手続きをしない人には、従来どおりの書面による変更手続きができます。


代理店の窓口で契約内容の変更届出書に新しい住所を記入して提出するか、代理店に電話してその書類を送付してもらい返送します。


窓口の場合、基本的に必要書類はありませんが、本人確認証券番号を記入する必要があるため、運転免許証保険証券印鑑は用意しておきましょう。


引越しに伴って、家族構成などが変わり運転者の範囲が変わる、自動車の使用目的や走行距離が変わるなどの可能性があります。


窓口にて対面で手続きをすると、変更の可能性がある事柄についても注意喚起してくれますので、適切な変更、見直しが期待できます。

自動車保険の住所変更②:電話での変更

自動車保険における契約者の住所は重要事項ではないため、住所変更は代理店や保険会社への電話でも受け付けてくれます。

但し契約内容の変更になりますので、契約者本が電話する必要があります。

電話で住所変更手続きをした場合は、確認のためにあとで変更があった旨の通知が新住所に届きます。

連絡した住所が間違ってれば、郵便物が「宛所に尋ねあたりません」と保険会社に返送されますので、保険会社の方でフォローできる仕組みになっています。

自動車保険の住所変更③:インターネットでの変更

インターネットでの変更手続きは、24時間365日可能ですので、昼間時間のとれない人には便利な方法です。


基本的な方法は2つあり、両方ともできる会社もあれば片方だけの会社もあります。


まず1つ目は、保険会社のホームページに設けられている契約内容の変更サイトへアクセスします。


保険証券を準備して、住所変更のページに移行し、必要事項を入力すれば完了です。


2つ目は、契約者の個人ページが設けられているところでは、そこにアクセスし、現在登録している住所などを変更します。


こちらはIDやパスワードを持っていなければ、新たに登録する手間がかかります。

引っ越ししても自動車保険の住所変更をしないとどうなる?

前述したように、自動車保険の契約内容に変更があったとき「通知義務のある通知事項」とそれ以外の「通知が必要な事項」があります。


住所変更は通知義務までは課せられていませんが、通知が必要な事項であり、後々のトラブルを避けるために手続きをしておきましょう。


忘れていて住所変更しないと事故のとき、契約者確認がスムーズにできなかったり、保険金の支払いが手間取ったりする可能性があります。


最悪の場合、保険金が下りないこともあり得なことではありません。


速やかな事故対応が必要なときに契約者確認ができず、自動車事故の上にさらに保険トラブルが発生してしまっては泣きっ面に蜂です。


住所変更手続きをすると保険料が安くなる場合がある

地域により交通事故発生率が異なることから、通販系のリスク細分型の自動車保険では地域や都道府県によって保険料が異なる場合があります。


そのような自動車保険に加入している場合は、地域をまたいで引越しをすると保険料が変更になります。


保険料を一括して支払い済みの場合、安くなるときは払い過ぎた保険料は金融機関口座に振り込まれ、高くなる時は不足する保険料をクレジットカード払いか納付書払いします。


以下に挙げている保険会社では、アクサダイレクトが保険料の算出要素に地域を設けています。

各保険会社の住所変更手続き方法について

自動車保険の住所変更手続きは、各社とも簡単にできます。

引越した場合、住所のみならず、自動車の使用目的、走行距離、運転者などの条件、車の登録番号、電話番号なども変わることがあります。

それらが変わるときには、漏れることなく住所変更の手続きと一緒に契約内容の変更も行いましょう。

また、変更適用日は将来に向かって設定できるため、引越し日が決まれば事前に手続きをします。

忘れていて引越し後に手続きをすると、引越し日と変更適用日にズレが生じてしまい、その間に事故があるとトラブルになる可能性があります。

アクサダイレクトの場合

電話の場合

ご契約者様専用ダイヤルに電話しすればよいわけですが、担当者につながるまで相当の時間を要することが難点です。


インターネットで手続きをする場合

アクサダイレクトのホームページからマイアクサファイルにアクセスし、契約内容の変更事項を記入します。


アクサダイレクトでは、地域によって保険料が異なり、保険料の返還が必要な場合は金融機関口座が、保険料の追加支払いが必要な場合はクレジットカードが必要になります。


保険料を決める要因である地域とは、北海道、東北、関東・甲信越、北陸・東海、近畿・中国、四国、九州・沖縄であり、地域を超えて引越すと保険料が変わります。

三井住友海上の場合

書面による場合

代理店か保険会社の営業所に連絡し、住所変更のための書類を送ってもらい、書類が送られてきたら必要事項を記入して返送し手続き完了です。


電話による手続きの場合

お客様デスクへ電話し音声ガイダンスで「契約内容の変更」につなげ住所変更をする旨伝えます。


インターネットによる手続きの場合

三井住友海上のホームページからお客さまWEBサービスにログインし、指示に従って変更する内容を入力します。


お客様登録をしていない場合は新たに登録が必要です。

損保ジャパンの場合

書面による手続きの場合

保険証券に記載の代理店もしくは損保ジャパンの営業店に連絡し、住所変更のための書類を送付するよう依頼します。


書類が届いたら必要事項を記載して返送すれば手続き完了です。


インターネットでの手続きの場合

損保ジャパンのホームページ上の「住所・電話番号変更」のボタンを押し、WEB受付フォーム利用規定に同意して指示に従って必要事項を記入します。


または、マイページにログインして住所・電話番号の変更を選択して、自動車保険を選び、「選択した住所を変更する」ボタンを押して、必要事項を記入します。

東京海上日動の場合

書面による手続きの場合

代理店もしくは東京海上日動の営業所に連絡し所定の書類を送ってもらい、必要事項を記入して返送します。


電話による手続きを行う場合

保険証券記載のカスタマーセンターに電話し、住所変更をする旨伝え、本人確認のための応答がすむと、新住所を伝えて完了します。


インターネットによる手続きを行う場合

東京海上日動のホームページにある契約者専用のマイページにアクセスして登録している住所を変更する方法もあります。

あいおいニッセイ同和損保の場合

書面による手続きの場合

代理店またはあいおいニッセイ同和損保の営業所に住所変更のための書類を送るように依頼します。


書類が届いたら必要事項を記載して返送すれば手続き完了です。


電話による手続きの場合

カスタマーセンターに連絡し、本人確認ができたら、新住所を伝えます。


インターネットによる手続きの場合

あいおいニッセイ同和損保のホームページの「ご契約内容の変更」にアクセスし、あとは画面の指示に従って必要事項を記入して完了します。

1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?

皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?


もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。


  • 加入してから一度も自動車保険を見直していない
  • 車を購入する代理店で加入した
  • 会社の団体割引で自動車保険に加入している

が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。

心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。


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まとめ:自動車保険の住所変更手続きについて

ここまで自動車保険の住所変更手続きについて解説しましたが、いかがでしたか。


この記事のポイントは

  • 住所変更は書面、電話、インターネットででき、必要な書類はない
  • 引越しによる手続きの義務はないが、トラブルを避けるために手続きは必要
  • 住所変更で保険料が安くなることもある

でした。


契約者や記名被保険者の住所は自動車保険の契約内容の一部ですから、その変更があるときは事前届出をしましょう。


引越しにより生活スタイルや家族構成も変わることがあり、それに伴って自動車保険の契約内容が変わるときは、忘れずに一緒に変更手続きをしましょう。


また、契約内容を一から見直す機会にすることで最適な自動車保険にすることができます。


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