更新日:2018/07/31
自動車保険の年齢条件を変更すれば返金される?
自動車保険に加入していて、更新時以外で保険料が軽減される方法をご存じでしょうか。年齢によって保険料が試算されていますが、契約途中でも年齢条件に合えば、変更して保険料の返金を受けることができることがあります。節約にもつながる記事になっているのでぜひご覧ください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
自動車保険の年齢条件の変更によって”保険料の返金”がある!
自動車保険に加入する場合、加入者の年齢によって保険料が決まることはご存知だと思います。
では、年齢条件によって自動車保険の保険料が割安になることはご存知ですか?
年齢が若ければ、年齢条件を指定することができず、保険料が高く設定されます。
しかし、年齢が上がれば保険料は安くなり、契約途中であっても年齢条件に該当する年齢になれば、年齢条件を変更すれば返金してもらえることがあるのです。
では、どのような場合に返金を受けることができるのでしょうか。
そこで、この記事では「年齢条件を変更することで返金がある」ことについて、
- なぜ返金を受け取ることができるのか
- 年齢条件の変更時の注意点
- 変更する場合はどのタイミングで行うのか
年齢条件の変更時に”満期までに支払った保険料分”の返還がある
年払いで自動車保険に加入していた場合、満期までの保険料を全額支払っていることになります。
そのため、途中で保険料が変更となる場合には、差額の保険料を支払ったり返金されたりするのです。
自動車保険に加入期間中に誕生日を迎えた場合、年齢条件の設定を変更できる場合があります。
その場合は保険料が安くなるので、満期までの支払った保険料が返金されることになるのです。
自動車保険の年齢条件によるそれぞれの”区分”
年齢条件には区分があり、それぞれの年齢の節目で保険料の割引を受けることができるようになります。
年齢区分は、
- 全年齢
- 21歳以上
- 26歳以上
- 30歳以上
- 35歳以上
未経過分の保険料は”短期率”で計算され、損をする場合も
「短期料率」とは、解約するまでの期間に応じた保険料率のことをいいます。
経過期間 | 短期率 |
---|---|
7日まで | 10% |
15日まで | 15% |
1か月まで | 25% |
2カ月まで | 35% |
3カ月まで | 45% |
4カ月まで | 55% |
5ヶ月まで | 65% |
6カ月まで | 70% |
7か月まで | 75% |
8カ月まで | 80% |
9カ月まで | 85% |
10カ月まで | 90% |
11カ月まで | 95% |
たとえば、年間50,000円の保険料を支払っていた場合、6カ月目で解約したとします。
月々に支払う保険料は安くなる
自動車保険への加入や更新を行ってから、次の更新までの間に年齢条件が上がるのであれば、契約途中であっても年齢に合わせた保険料が再試算され、毎月保険料を支払っている場合には、毎月の保険料が安くなります。
もし年払いで満期までの保険料が支払い済みであったら、保険期間のうち経過期間が過ぎていない月数分の保険料の差額が返金されることになります。
年齢条件の変更に伴う返金について注意点
年齢条件が上がれば、保険料が下がることになりますが、その手続き方法には気をつけておかなければならないことがあります。
- 満期日まで1か月以上なければ返金されない
- 年齢条件の変更は自動的には行われない
保険料の返金を受け取るには”満期日まで1ヶ月以上ある”こと
短期率でもあったとおり、満期日までの残りの期間によって、保険料の返金が計算されます。
しかし、自動車保険は日割計算ではなく、基本的に月割り計算となります。
そのため、満期日までの期間が1か月以上なければ、たとえ年齢条件を変更できるとしても、保険料が安くなるように設定されるのは、自動車保険の更新後からとなります。
逆に、自動車保険の加入や更新日からすぐに誕生日を迎える場合は、多く保険料が戻ってくる可能性が高くなることになります。
年齢条件の変更は”自ら申し出ること”
誕生日を迎え、年齢条件に合った年齢になったとしても、自動車保険会社が自動的に保険料を再計算して、返金などの手続きを行ってくれるわけではありません。
自動車保険の契約内容を変更したい旨の申し出をして、初めて手続きを行うことが可能です。
生年月日は契約時に登録されているので、インターネットやコールセンターを使って簡単に手続きが可能となっているので、誕生日を迎えて年齢条件が合致する場合は、速やかに自動車保険会社へ申し出を行うようにしてください。
自動車保険の年齢条件を変更するタイミングは忘れないようにすること
自動車保険の年齢条件は、なにも自分自身の年齢だけに関係するものではありません。
家族に自動車免許を持つ人がいる場合には、一番若い年齢の人に合わせた年齢条件にしておかなければなりません。
とくに、子供が免許を取得したり、その子供が別居するなどした場合には、年齢条件を見直すタイミングになりますので、忘れないようにしておいてください。
家族が同居、または別居するとき
特にタイミングに気をつけなければならない場合は、同居する家族の年齢や、子供が免許を取得したときとなります。
年齢条件は、自動車保険会社で補償対象は、「記名被保険者」「配偶者(内縁を含む)」「同居の親族」と明記されています。
そのため、今まで同居していた子供が別居することになった場合には、子供の年齢に合わせた年齢条件にしていたものを、親の年齢条件に変更することで、保険料の節約に繋がることになります。
逆に、別居していた子供が同居することになった場合には、子供の年齢に合わせて年齢条件を変更する必要があるので、保険料が上がってしまうことになるのです。
誕生日を迎え、新しい区分に達したとき
契約途中で誕生日を迎えて、年齢条件を満たした場合には、すぐに新しい区分に変更する手続きを行いましょう。
あとでも大丈夫かと思っていても、申し出があったときから保険料の割引が効くので、遡って再計算されるわけではありません。
ですので、もし変更の手続きをするタイミングが遅くなってしまうと、せっかく返金される保険料が少なくなってしまう可能性もあるのです。
保険料が割安になる年払いの一括で保険料を支払っている人が多いので、この点は注意が必要です。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ
自動車保険の年齢条件によって、保険料返金の可能性があることについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
今回のこの記事のポイントは、
- 年齢条件の変更によって、保険料の返金が期待される
- 年齢条件に伴う返金についての注意点
- 年齢条件をするタイミングの重要性
です。
自動車保険の年齢条件を変更することによって、保険料が割安になり、年払いの場合は未経過期間の保険料が再計算され、保険料が返金されることはとても嬉しいことです。
返金してもらうためには、きちんとしたタイミングで手続きの申し出を行わなければならないということを忘れないでください。
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