自動車保険の自転車特約とは?必要性や補償内容について解説!

自動車保険の自転車特約が必要なのかどうか検討している方もいらっしゃると思います。自転車保険とどのように異なっているのか、補償される範囲やケースについてわからないことも多いかと思います。この記事では自動車保険の自転車特約を中心に解説します。

自動車保険の自転車特約は必要?

加入を予定している自動車保険に、自転車特約も追加した方が良いか検討中の方々もいるのではないでしょうか。


自動車の補償に加え、ご自分や家族の自転車の走行も補償に入るならお得で安心ですよね。


しかし、自動車保険の自転車特約には利点もありますが、注意点もあることはご存知でしょうか。


自転車特約だけでは自転車事故に関連する補償が下りないこともあり、別の特約で補う必要が出てきます。


そこで今回は、「自転車特約の特徴と注意点」について

  • 自動車保険の自転車特約とは何?
  • 自動車保険の自転車特約の留意点
  • 個人賠償責任特約に関して
以上のことを中心に解説していきます。   
 

この記事を読んでいただければ、自転車特約の基本知識と、個人賠償責任特約との関係について知ることができるはずです。                                          
 

ぜひ、最後までご覧ください。

自転車に乗る頻度、自動車保険の特約による

自動車保険に自転車特約が付加できるならば、ご自分や家族が自転車に乗る場合の補償も約束されてお得です。


特にお子さんが自転車で運転できるようになれば、ご両親は子供が事故を起こさないかハラハラするでしょう。


自転車事故というまさかの事態の補償も備えておきたいですよね。


こちらでは自転車特約の特徴と、自転車特約の必要性、個人賠償責任特約との関係について解説します。

自動車保険の自転車特約とは

自動車保険の自転車特約は、補償対象者が自転車走行中での転倒、または歩行中に他人が運転する自転車と衝突し負傷したとき補償されます。


自動車保険の自転車特約を扱う保険会社では、定額で保険金が受け取れます。


自転車特約の補償内容


この特約の内容としては、概ね次のような保険金が設定されています。
  • 死亡保険金:500万円前後(1名あたり)
  • 後遺障害保険金:後遺障害により20万円~500万円程度(1名あたり)
  • 入院一時金:10万円程度(ただし「入院5日以上」等の条件あり)
  • 入院保険金:1日約5,000円~10,000円(事故日を含めて180日が上限)

補償の対象者


保険加入者本人やご家族も補償の範囲です。

  • 記名被保険者:保険加入者本人
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者または配偶者の同居親族:子・孫・祖父母等が該当
  • 記名被保険者または配偶者の別居している未婚の子
補償範囲には同居のお子さんはもちろん、たとえ別居しているお子さんでも対象となります。

この補償の対象者範囲については後に詳しく解説します。

高額な賠償金を支払った自転車事故の例

「たかが自転車の事故、大ケガなんて大げさな。」そう思ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。


しかし、自転車事故では実際に死亡事故、高度障害状態となってしまう等の重篤な事態へ至るケースがあります。


この深刻な事態になれば、その賠償金もやはり高額になります。


自転車事故の例その1

  • 加害者:11才男児
  • 被害者:62才女性(頭の骨を骨折、意識障害に)
  • 賠償金額:9,521万円
  • 裁判所:神戸地方裁判所(平成25年7月4日判決)
当時11才の小学生が夜道を自転車で走行、歩道と車道の区別のない道路で歩行していた女性と衝突しました。

その後、女性は意識が戻らない状態となってしまいます。

子供が起こした事故であっても、被害者の重篤な事態が考慮され高額な賠償判決が下されました。

自転車事故の例その2

  • 加害者:男子高校生
  • 被害者:24才男性会社員(言語機能の喪失、高度障害状態に)
  • 賠償金額:9,266万円
  • 裁判所:東京地方裁判所(平成20年6月5日判決)
当時男子高校生が昼間の時間帯に自転車で車道を斜めに横断し、対向車線を自転車で直進していた男性会社員に衝突した事故です。

衝突された男性会社員には言語機能の喪失等の重い障害が残りました。

こちらのケースも未成年の起こした事故ですが、被害者の後遺障害の重大性が認められ、高額賠償判決が下されました。

自動車保険に個人賠償責任特約がセットの場合

自動車保険へ加入する際は、個人賠償責任特約をセットにできます。


この個人賠償責任特約は、日常生活で発生した偶然な事故で他人を死傷または他人の財物に損害を与え、損害賠償責任を負ったときに補償されます。


ただし、ご自分がケガをした場合にはこの特約の補償対象外となります。


個人賠償責任特約は、自転車事故の加害者となった場合にも適用されます。


自転車特約は、自分や家族の負傷等は補償範囲ですが、自転車事故の加害者になった時は補償されません。


保険加入者の方々は、家族が自転車で負傷した場合の他、加害者となってしまった場合の補償を備えたいと思うこともあるでしょう。


その場合には、自動車保険へ「自転車特約+個人賠償責任特約」を追加することがおすすめです。


そうすれば、自転車事故で被害者になっても加害者になっても補償が下りることになります。

自動車保険の自転車特約の留意点

自動車保険へ自転車特約を付加すれば、確かにご自分や家族が自転車事故で死傷しても補償は下ります。


ただし、加入をしたらそれで安心というわけではありません。


加入後もご自分・家族が、自転車の安全運転を行う必要のあることに変わりありませんよね。


こちらでは、自転車特約が自転車保険とは異なる点、自転車特約の保険料を解説します。

自転車保険とは異なる

自転車保険はその名の通り、自転車に関する事故・負傷を補償する個別の保険商品です。


自転車特約の補償内容が、自転車で補償対象者が死傷した場合に限定されるのと比べ、自転車保険は損害賠償も補償範囲です。


つまり、自転車保険に加入すれば、その加入者本人等が被害者になっても、加害者になっても補償が下ります。


ただし、自転車保険の場合は、補償対象範囲が加入者本人に限定されていることがあります。


また、個人賠償責任補償の上限額は数千万円程度と低めに設定されている場合もあります。


その点、自動車保険の自転車特約の場合は個人賠償責任特約と付帯することで、高額な補償(補償額が無制限等)が受けられます。

自転車特約を付けても保険料はあまり変わらない

自転車特約は便利な補償ですが、決して保険料は高くありません。


各保険会社の自転車特約は、年間保険料が2,000円~3,500円程度です。


毎月で言えば167円~292円程度ですね。


なお、個人賠償責任特約の保険料は、概ね年間で約1,000円~2,000円です。


個人賠償責任特約とセットで加入しても、年間保険料6,000円未満で十分な備えができことでしょう。

自動車保険の個人賠償責任特約に関する注意点

自動車保険の個人賠償責任特約は、自転車特約を付帯すれば自転車の加害事故も補償されます。


個人賠償責任特約の補償額も高く「無制限」で設定することが可能です。


なお、この無制限とはどんな高額な賠償命令が下されても、全額が補償されることを意味します。


こちらでは、個人賠償責任特約の補償対象者の範囲、補償されないケースについて解説します。

家族の事故も補償される?

自動車保険の個人賠償責任特約も自転車特約の保障範囲と全く同じです。

  • 記名被保険者
  • 記名被保険者の配偶者
  • 記名被保険者または配偶者の同居親族
  • 記名被保険者または配偶者の別居している未婚の子
この補償対象者をみて、ふと疑問に思う人はいるかと思いますが一体「別居している未婚の子」とは誰を指すのでしょう?

こちらは、婚姻歴のない別居している子を指します。

だとすれば、別居していて結婚している子は補償対象外となります。

ただし、結婚している子が保険加入者(記名被保険者)と同居していていれば、補償対象となります。

補償されないケースもある

個人賠償責任特約は補償範囲が幅広いことが特徴です。


日常の幅広い相手方とのトラブルが対象となります。


前述した自転車事故から、飼い犬が他人に噛みついた、ベランダからウッカリ花瓶を落とし通行人が負傷した、などが該当します。


一方で、個人賠償責任特約が補償対象としないトラブルも存在します。


こちらでは、事例を上げつつ対象外のケースを解説します。


補償外のケース1:故意に他人へ損害を発生させた


故意とは「わざと」した行為を指します。

例えば、保険加入者本人または家族が自転車で走行中、嫌いな人が通りかかったので、ケガをさせてやろうと、自転車で衝突するようなケースがあげられます。

このケースは、明らかに他人にケガをさせる目的で、行動に及んでいる以上とても「偶然な事故」とは言えません。

補償外のケース2:仕事中に起きた事故


業務として勤務先のビルに荷物を運搬中、バランスを崩し偶然訪れた客が下敷きになったというケースがあげられます。

個人賠償責任特約は職務遂行中のトラブルは対象外です。

こちらのケースでは、「施設賠償責任保険」という事業者が入る賠償責任保険の対象となります。

補償外のケース3:他人から借りた物を壊してしまった


携帯電話やカメラを友人から借りてウッカリ落として壊した場合が該当します。

一見、他人の財物に損害を与えたと言えなくもないですが、借りている状態なら補償外となります。

保険会社では、管理財物・借用財物(つまり、所有、使用、管理下にある物)として、補償されないことを明記しています。

補償外のケース4:同居の親族への損害


2階のベランダの鉢植を移動中に誤って落下させ、下にいた同居している父親へ直撃し大ケガを負わせたケースが該当します。

そもそも、個人賠償責任特約の補償は「他人」にケガを負わせた場合に下りるので、同居している父親は他人ではありません。

よって、補償対象外となります。

自動車保険の等級はどうなる?

個人賠償責任特約を利用できれば、日常で起きたまさかの加害事故であっても手厚い補償が受けられるので安心ですね。


しかし、気になるのはこの特約を使えば自動車保険の等級がどうなるのか?


心配に思われる方々もいらっしゃることでしょう。


なお、等級とは保険料の割増率または割引率を定める区分を指します。


等級は基本的に1~20等級まであり、20等級になれば保険料が最も割り引かれます。


交通事故を起こし自動車保険を使用するとこの等級は下がり、翌年になると保険料が上がってしまうのです。


でもご安心を、個人賠償責任特約を利用しても「ノーカウント事故」にあたります。


ノーカウント事故とは、自動車保険の等級が下がらない事故を意味します。


そのため、等級のことを心配せずにこの特約が利用できます。

コラム:自動車保険一括比較のススメ

この記事を読んでいる皆さんは自動車を所有し、自動車保険に加入している方が多くいらっしゃると思います。 


ですが、車の購入時にディーラーや保険代理店で自動車保険に加入し、現在の保険料に対して高いと不満に思っていませんか?
 


もしかすると不必要な補償が付いているかもしれません。 

この機会に自動車保険の見直しをしてみませんか? 


見直しをすることでなんと一年間に5万円もの保険料を節約できた事例もあります!


しかし一社ずつ見積もりを行うのは時間がかかり、めんどくさいですよね。


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一括見積りサイトなら何度も個人情報を入力する必要がなく無料で見積もりができるので、気軽に保険料の比較を行うことができます。


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まとめ:必要に応じて自転車特約をつけよう!

自転車特約の特徴と注意点について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。

                                   

今回の記事のポイントは

  • 自動車保険に自転車特約をセットすると、保険加入者本人・家族が自転車事故で負傷しても補償対象
  • 自転車特約だけでは、保険加入者本人・家族が自転車事故の加害者になったとき補償されない
  • 自転車の加害事故を補償するには、自動車保険へ個人賠償責任特約もセットでつける
  • 個人賠償責任特約はケースによって補償されないこともある
でした。

自動車保険へ自転車特約や個人賠償責任特約を付加したからといって油断は禁物です。

常に自転車の安全運転を心がけましょう。

ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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