更新日:2020/06/07
自動車保険で通勤目的とレジャー目的では保険料はどっちが安い?
自動車保険には通勤・レジャー・業務の3つの使用目的がありますが、それぞれの定義まで知っている方は少ないかと思います。実はレジャー目的での契約でも通勤時の事故で保険がおりるのです。この記事では自動車保険の通勤目的とレジャー目的にスポットを当てていきます。
目次を使って気になるところから読みましょう!
通勤・通学使用とレジャー使用の保険料はどちらがお得?
この記事を読んでいるあなたは、まさに今自動車保険の加入を検討し、使用目的をどうするかについて悩んでいるのではないでしょうか。
たまに通勤でも使うけど、頻度が高くないので自動車保険の使用目的を日常レジャーにしてもいいのか不安に思っていませんか?
実は条件を満たしていれば日常レジャー目的で申告していても、通勤時の事故に対して補償してもらうことが可能なのです!
この記事では、自動車保険の使用目的について
- どの目的の保険料が安いのか
- 通勤で使うことのある車を日常レジャー目的で申告してもいいのか
- 使用目的が変わった場合どうすればいいのか
以上の点について解説していきます。
この記事を読めば、自動車保険の使用目的についてや自分がどの使用目的を選べばいいのか理解出来ます。
ぜひ最後までご覧ください。
レジャー目的の方が安い
結論から言うと、日常レジャー目的の方が通勤通学目的よりも自動車保険の保険料は安くなります。
なぜ日常レジャー目的の保険料が安いかというと、運転する日数や距離が他の目的と比べると少なく、事故を起こすリスクが低いと自動車保険会社が判断しているためです。
以下では、
- 自動車保険の使用目的にはどんな種類があるか
- それぞれの使用目的ががどのような基準で分けられているのか、それぞれの特徴について
を解説します。
自動車保険の使用目的は3つある
1つ目が日常レジャー目的(家庭用)、2つ目が通勤通学目的、3つ目が業務使用目的です。
自動車保険を契約する際に、自身にあった使用目的を必ず自動車保険会社に告知しなければなりませんが、この3種類の目的はいったいどのように定義されているのでしょうか。
それぞれの特徴について以下で解説していきます。
それぞれの特徴
まずはじめに業務目的から解説します。
業務使用目的は
- 最も保険料が高い
- 年間を通して週5日以上仕事(業務)で車を利用する
- 月15日以上仕事(業務)で車を利用する
この場合業務使用目的にあたります。
なぜ保険料が1番高いのかというと、上記で述べたように運転する日数や走行距離が多いので事故を起こす・事故にあう可能性が高いと自動車保険会社が判断しているためです。
次に通勤通学目的についてです。
通勤通学は
- 業務使用には当たらないが、年間を通じて週5日以上通勤通学に利用する
- 月に15日以上通勤通学に使用する
- 走行距離は10000万キロ∼15000万キロ
この場合に通勤通学目的にあたります。
業務目的よりは保険料が安くなりますが、やはり乗る日数や走行距離が多いので日常レジャー目的よりは高くなってしまいます。
自身の通学通勤のみが通勤通学にあたるのとしている会社では、子供を最寄り駅まで送ったり迎えに行く場合は、自身の通勤通学に該当しないので通勤通学目的には当たりません。
※しかし、学校・最寄り駅までの送迎を通勤通学目的と定義している会社もあるので自動車保険に加入する際は注意が必要です。
最後に日常レジャー目的(家庭用)についてです。
日常レジャー目的は上記に該当しない場合なので、買い物や休日の遊びなど日常的な使用のケースが該当します。
走行距離の目安は3000キロから10000キロ程度です。
他の使用目的より乗る機会や走行距離が少ないと判断されるため、保険料は最も安くなります。
通勤に使う車をレジャー目的で申告しても大丈夫?
ここまででそれぞれの特徴やどのような基準で分けられているのかは理解していただけたと思います。
では週に5日または月に15日以上は業務・通勤通学に使わないけど、たまに通勤で使うこともある場合に日常レジャー目的で申告してもいいのでしょうか?
その点に関して以下で見ていきましょう!
条件の範囲内ならレジャー目的で申告しても通勤で使える
条件の範囲内であればレジャー目的で申告しても通勤通学に利用することは可能です。
条件の範囲内とは、年間で平均して月に15日以上通勤通学に使わない場合ということになります。
なのでその範囲を超えていなければ、日常レジャー目的での契約をしている車で通勤通学時に万が一事故にあってしまった場合も保険金はおります。
実際に
・損保ジャパン日本興亜の「THE 車の保険」
・セゾン自動車の「おとなの自動車保険」
では、使用目的を「日常・レジャー」で契約している場合に、通勤で事故を起こしても保障される旨が定められています。
しかしを虚偽の申告をすると自動車保険がおりない可能性も
保険料を安くするため、業務・通勤通学目的で使用することが分かっているのにも関わらず、日常レジャー目的で申告すると、最悪の場合自動車保険がおりないことがあります。
自動車保険には告知義務というものが存在します。
これは保険会社が自動車保険の契約者に対して告知を求めたもののことで、
- 住所・氏名・性別・生年月日
- 車名・型式・登録番号
- 免許証の色・使用目的・年間走行距離
- 等級・事故あり係数
などがあげられます。
これらの情報をもとに、保険会社は契約者を自社の自動車保険に加入が可能かどうかや保険料を決めています。
なので使用目的は絶対に虚偽の申告をしないようにしましょう。
自動車保険の使用目的が変わったらどうするの?
自動車保険の使用目的は後からでも切り替えが可能なので、使用目的が変わる場合はすぐに保険会社に連絡しましょう。
引っ越しや転勤でつうきんに車を使う回数が増える場合もあるので、対処方法をしっかり把握しておくことが大切です。
その切り替え方法について以下で解説します!
使用目的は後から変更可能!
変更は、インターネットまたは電話で行うことができます。
電話での変更は時間に限りがありますが、インターネットでの変更は24時間行える場合が多いので忙しい方でも安心ですね。
ただし、ホームページに個人用のページがあっても会社によっては電話のみの対応となっている場合もあるので、ホームページで確認する必要があります。
使用目的の切り替えによって保険料が変更となる場合があるので、手続きの際はクレジットカード(保険料が追加になる場合)、銀行口座情報(保険料が還付される場合)を手元に用意しましょう。
保険料が高くなる場合、追加保険料はクレジットカードで支払う場合が一般的ですが、コンビニでの支払いが可能な場合もあります。
保険料が安くなる場合、一括払いの場合支払った保険料との差額が返金され、分割払いの場合は、残りの保険期間に応じて月額保険料で調整することになっています。
保険料はどのくらい異なるのか
楽天損保の自動車保険の保険料見積もりサービスを使って、使用目的ごとの保険料を比較してみました。
見積条件は
- 運転手年齢 36歳
- 免許の色 ゴールド
- 使用する都道府県 沖縄以外
- 初度登録年月 2018年 12月
- 型式 NHP10H
- メーカー トヨタ
- 車種 アクア
- 等級 16
- 対人・対物 無制限
- 人身傷害 3000万(1名につき)
- 車両保険 なし
- 搭乗者傷害 補償なし
- 新車割引 あり
- 運転者条件 本人・配偶者限定
- 年齢条件 35歳以上補償
- 自動ブレーキ なし
上記の条件で見積もりを行ったところ
使用目的 | 保険料 |
---|---|
日常レジャー | 27680円 |
通勤通学 | 28950円 |
業務使用 | 29680円 |
このような結果となりました。
日常レジャー目的と比べると、1000円から2000円程度年間の保険料に差が出るようです。
1万円以上保険料を節約する方法をご存知ですか?
皆さんは自動車保険をどの頻度で見直していますか?
もしかしたら、加入してから一度も見直していない人も多いのではないでしょうか。
- 加入してから一度も自動車保険を見直していない
- 車を購入する代理店で加入した
- 会社の団体割引で自動車保険に加入している
が1つでも当てはまる方は要注意!
高すぎる保険料を払っている可能性が高いです。
心当たりのある方は、一度保険料をシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
以下のボタンから簡単にシミュレーションできるので、ぜひどうぞ!
まとめ:使用目的に適した自動車保険を選ぼう
自動車保険の使用目的、主に通勤通学目的についてお伝えしてきましたがいかがだったでしょうか。
この記事のポイントは以下のようになります。
- レジャー目的の保険料が1番安い
- 条件を守れば、異なる使用目的での事故時にも保険はおりる
- 使用目的は途中で変更できる
自動車保険の使用目的について理解し、自分の使用状況と合う目的を選ぶようにしましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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