更新日:2020/05/30
自動車保険の乗り換え時に連絡は必要?自動車保険乗り換えの手続き方法
「今まで契約していた自動車保険よりも格段に安い自動車保険があった!」といった保険乗り換えの機会は多いですよね。でもそんな時、保険会社に連絡しなくてはならないのでしょうか?この記事では乗り換え時の連絡手続き方法を徹底的にお教えします。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 自動車保険を乗り換えるときに保険会社に連絡した方がいいの?
- 自動車保険には自動継続特約が付帯!?乗り換え時には連絡が必要です
- 自動継続特約が付帯している場合、保険会社に事前に連絡しなければいけない理由とは?
- 自動継続特約が付帯している場合、連絡しないと自動で契約を更新されてしまう
- 特約が付帯されていると知らずに連絡せず新しい自動車保険に乗り換えると保険料の重複になってしまう
- 自動車保険の乗り換えを検討していて、満期日の1か月をきっている場合はすぐに連絡
- 解約日を新しい保険会社と契約を開始する日に設定する必要があるため解約の場合必ず連絡すること
- 7日以内に次の保険が開始されない場合は、等級の引き継ぎが無効になってしまうことに注意
- 参考:自動車保険を乗り換えるときは最大で45日前までに申し込みを完了させると500円程度が割り引きされる!
- コラム:自動車保険の乗り換えで一番安い保険料を見つける裏ワザ
- まとめ
目次
自動車保険を乗り換えるときに保険会社に連絡した方がいいの?
最近はテレビのコマーシャルなどでいろいろな自動車保険を見ますよね。
今の自動車保険と比べたら、他の自動車保険の方が保険料が安かったり、サービスが良くてお得そう!ということはよくありますね。
実際に契約内容次第では10万円近く安くなることも珍しくありません。
では、自動車保険を乗り換えると決めた時には、保険会社に連絡しなくてはならないのでしょうか?
この記事では
- 乗り換える時の手続き方法
- 乗り換え時の注意点
- お得な割引について
一からわかりやすく解説します。
スムーズに自動車保険を乗り換えできるように、是非とも最後までお読みくださいね!
自動車保険には自動継続特約が付帯!?乗り換え時には連絡が必要です
ご自身の自動車保険に自動継続特約が付いているかご存知でいらっしゃいますか?
付いているのかいないのか、わからない方は、すぐに保険証券を見て確認してみましょう!
自動車保険の中には、継続手続きをしなければ満期で終了するタイプもあります。
ご自身の契約がどのようなタイプかを知っておくことは、とても重要ですね。
ところで、自動継続特約とはどんなものなのでしょうか?
自動継続特約が付いていると、満期以降も自動で補償継続になります。
継続の手続き忘れを防止するために付いている特約なのです。
この後、自動継続特約についてさらに詳しくお話していきましょう!
自動継続特約が付帯している場合、保険会社に事前に連絡しなければいけない理由とは?
どうして自動継続特約がついていると、事前に連絡しないといけないのでしょうか?
自動継続特約が付いているなんて知らなかったという場合には、あとで取消できないのでしょうか。
まず、自動継続特約というのは、保険会社が勝手に付けたわけではありません。
ご本人が、重要事項説明書や契約内容に同意して、自動継続特約を付けた内容で契約を結んでいるはずなのです。
自動継続特約が付いていると、解約の連絡をしない限り継続する意思があるとみなされます。
解約連絡をせず保険料を払わなかった場合は、保険料が未払いの保険契約が1件継続されていることになります。
もちろん、事故があっても保険料を支払っていなければ、補償は受けられません。
自動車保険の任意保険は、1台のお車に対して1つの保険が原則です。
また、自動車保険には、等級制度があります。
自動車保険会社の共通制度なので、どの保険会社に乗り換えても等級を引継ぐことができます。
しかし、解約連絡をしていなければ、等級が使用中なので他で使うことはできません。
つまり、継続になっていると他では保険を掛けられないし、当然、等級も使えないということですね。
ここまでは、わかりましたか?
さらに詳しく解説していきましょう!
自動継続特約が付帯している場合、連絡しないと自動で契約を更新されてしまう
自動継続特約が付いている契約の場合、乗り換える時はどうしたら良いのでしょう。
それは、「継続しない」という意思表示を事前に連絡する必要があります。
インターネットの画面上でも解約できる保険会社もあります。
連絡しない場合には、前年と同じ補償内容で自動的に継続になります。
自動継続特約が付いていたことを知らない人の多くは、継続完了後に届く通知メールや保険証券が送られて、びっくりされるようですね。
知らない間に継続されていた!という方は
- 保険会社に住所変更の連絡をしていない場合
- 保険証券を無しの割引を付けていて、通知メールも届かない環境になっているの場合
ではないでしょうか。
現在が、このような状況にある方はいらっしゃいませんか?
保険会社からのお知らせは、必ず届くようにしておきましょう。
特約が付帯されていると知らずに連絡せず新しい自動車保険に乗り換えると保険料の重複になってしまう
自動継続になっている状況で、新たに違う保険契約したらどうなるのでしょう。
例えば、継続になっていることをご存知なくて、新たに保険の申し込みをしたとします。
ご自身が申告した等級で年間保険料が計算され、保険料を支払えば保険開始日から補償が始まります。
しかし、保険会社同士は、情報交換制度を使って前保険契約での等級や事故歴の申告が正しいか必ず確認をします。
等級や事故歴だけでなく、前契約があるかないかも正しく申告しないと告知義務違反となります。
違反となれば、事故の補償に差し障りますので、正しく申告することが必要です。
情報交換制度を使って確認する時期ですが、各保険会社は、自分の保険会社で補償が始まっていない人の情報を他社に問い合わせることができません。
なので、前契約内容を交換するのは、保険が始まってからです。
保険開始から1~6か月後に重複が判明するケースもあります。
つまり、たとえ重複になっていたとしても、乗り換える時点では、新しい保険会社は状況がわかりませんので、保険契約を結ぶことは可能なのです。
もちろん重複が判明すれば、申告した等級は使えません。
事故があっても、重複して保険金を受け取ることもできません。
等級を引継ぐことはできず、6等級に訂正され差額の追加保険料を支払うか、自動継続になっている保険を途中解約し、解約日と合わせてまた契約をし直すか、どちらかになります。
自動継続の分を解約をされる場合は、連絡をした日が最短解約日になります。
解約日以降の保険料は返金されますが、それまでの保険料は戻ってきません。
つまり、補償は重複してされるわけではないのに、保険料は重複して2社に支払っていたことになってしまいます。
自動継続していた保険料が未払いであれば、解約するために解約日までの保険料を支払うことになります。
その追加保険料を支払わない場合には、保険契約は解除となり失効します。
失効するとメリット等級(7~20等級)は消滅してしまいますので、他で使うことはできません。
どちらにしてもデメリットでしかありませんね。
自動車保険の乗り換えを検討していて、満期日の1か月をきっている場合はすぐに連絡
ところで、自動継続の場合には、いつまでに解約の連絡をしたら良いのでしょうか?
期日はあるのでしょうか。
自動継続の契約は、一般的に満期日前月の10日前後に継続保険料がクレジットカードで決済されます。
つまり、満期日まで1か月を切っている場合には、既にカード決済で保険料を支払っている可能性が高く、継続手続き完了になっているケースがほとんどです。
すぐに継続の意思がないことを自動車保険会社に連絡をして、継続をキャンセルする必要があります。
満期日前日までなら、継続のキャンセルはできます。
連絡すれば、保険料はカード返品や銀行口座に返金手続きをしてもらえます。
ただし、満期日以降は、原則として継続をキャンセルすることはできません。
既に補償が始まっているからです。
自動車保険会社によって自動継続のカード決済日や解約手続き方法は異なります。
加入中の保険から乗り換えようとしている方は、1か月をきっていたらすぐに連絡しましょう!
解約日を新しい保険会社と契約を開始する日に設定する必要があるため解約の場合必ず連絡すること
自動車保険を乗り換える場合、気をつけることはあるのでしょうか。
実は、事前に知っておいていただきたい注意点があります!
それは、自動車保険の乗り換えをするなら
- 満期日(解約日)と次の保険開始日が同日であることが重要です。
同日でないと、等級が引継ぎできない場合や、事故の補償が途切れることがあります。 - 保険契約は、過去にさかのぼっての解約はできません。
もう保険会社を乗り換えたから今までの保険は必要ないと、満期日以降に連絡しても満期日で解約にはならないのです。
満期日で解約するために、事前に必ず連絡をしましょう!
では、同日での乗り換えができない場合は、どうすれば良いのでしょうか。
続いてお話しましょう。
7日以内に次の保険が開始されない場合は、等級の引き継ぎが無効になってしまうことに注意
何らかの都合で、満期日(解約日)と保険開始日が同日に設定できない場合のお話をしましょう。
現在の自動車保険を解約して、乗り換える時は、解約日の翌日から7日以内に新しい契約が開始しないとメリット等級(7~20等級)は引継げません。
引継げない場合には、無保険の期間が生じるだけでなく、等級がリセットされてしまいます。
せっかく積み上げた等級が無くなってしまいますので、くれぐれも気を付ける必要があります。
同日開始か解約日の翌日から7日以内に保険が開始できない場合には、中断証明書の取得をオススメします。
取得には条件がある場合がありますので、満期前に加入中の自動車保険会社に相談してくださいね。
参考:自動車保険を乗り換えるときは最大で45日前までに申し込みを完了させると500円程度が割り引きされる!
自動車保険の乗り換えをするお得な時期はあるのでしょうか?
メリットも知りたいですよね。
各保険会社は、乗り換えする時に適用になるいろいろな割り引きを用意しています。
代表的なのが「早期割引」です。
保険開始日の45日前までに契約をすると、保険料が500円引きになってお得です。
その他、インターネットで申し込むとインターネット割引が適用になったりしますので、ご自分が使える割引を契約する前に保険会社に問い合わせてみましょう!
コラム:自動車保険の乗り換えで一番安い保険料を見つける裏ワザ
自動車保険を乗り換える際、少しでも安い保険に加入したいと思いますよね。
ただ、保険会社の数は20社以上あるので、全ての会社で見積もりをするのはかなりの時間がかかりますし、大変面倒です。
そんな時に役に立つのが自動車保険の一括比較見積もりサービスです!
20社近くの保険会社のほぼ全てを一気に見積もってくれるので、一社一社見積もる必要がなくなるのです!
しかも何と、無料で利用することができます。
見積もったから加入しなければならないこともないので、気軽に試してみるといいと思います。
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まとめ
自動車保険の乗り換えについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか。
- 自動車保険の任意保険は、1台のお車に対して1つの保険が原則
- 自動継続特約が付いていれば「継続しない」と事前に連絡する必要有
- 重複契約は、デメリットが大きい
- 乗り換えは、満期日(解約日)と次の保険開始日は同日が基本
または、等級が引き継げるように手続きが必要 - 保険契約は、過去にさかのぼっての解約はできない
手続き方法は、正しく理解できましたか。
くれぐれも無駄な保険料を支払わず、有効に補償を得られるようにしたいものですね。
わからないことがあれば、ご自分で判断せずに早めに保険会社に問い合わせましょう!