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自賠責の示談が難航してお金がない…治療費での病院側の対応とは?

交通事故での治療費を自賠責保険で支払うことができます。しかし、自賠責の示談が難航し、病院側の請求する治療費を支払うことができない場合もあります。このような場合、どうすればよいのか、病院側はどのように対応してくれるのか紹介していきます。

自賠責の支払いまでの治療費はどうなる?病院側の対応とは?

交通事故をあったときに、自賠責の示談が難航し、すぐに保険金が支払われないケースもあります。

この場合、病院側へ支払う治療費をどのようにすればよいのでしょうか?

実は、支払えない治療費に対して病院側に対応してもらえる場合があります

自賠責の支払いがあるまでの治療費についての病院側の対応方法として以下の2つを紹介していきます。
  1.  交通事故の治療費に対して健康保険を使う方法。
  2.  病院側から交通事故の加害者の保険会社(自賠責保険、任意保険どちらも含む)に請求してもらう方法。

この記事を読んでいただけると自賠責の示談が難航しているときの治療費の対処方法を理解していただけると思います。

ぜひ、最後までご覧ください。

自賠責の示談が難航!その間の治療費はどうなる?

自賠責の示談が難航するため、自賠責保険の保険金がすぐに支払われない場合があります。

このようなときには、健康保険を使うことができます。

健康保険を使うことで治療費の一時的な自己負担を負担を軽減させることができます

自賠責の示談が難航し、健康保険を使う場合に知っておくべきことや注意するべきことについて以下の3点を紹介します。
  1. 病院側から健康保険の適応を拒否される場合があること。
  2. 交通事故の場合でも健康保険を使えること。
  3. 第三者行為による傷病届を提出する必要があること。

病院側に健康保険の適用を拒否されることがある!

病院側から自賠責の限度額120万円までは健康保険を使うことができないといわれるケースがあります。

しかし、これは全くの嘘です

このようなことが起こる理由は、病院側の利益となる診療点数制度に問題があるからです。

診療点数制度は医者が行った医療行為に対して点数が決められており、その点数に応じて報酬が決められています。

この点数が高いほど、診療報酬は高くなります。

健康保険が適応される医療行為に対しては、一律10点と決められています。

これに対して、健康保険を利用しない医療行為(自由診療)の場合は、けがの程度によって点数が変わりますが、治療を行うとおおよそ15点~30点分と健康保険適用の医療行為よりも高い報酬をもらうことができます

このため、病院側が交通事故による健康保険の適応を拒否される(自賠責の限度120万円までは拒否される)ケースがあるのです。

交通事故でも健康保険は使えます!

健康保険というと、病気をした時にしか使えないというイメージを持っている人は多いのではないでしょうか?

しかし、健康保険は病気以外にも使うことができます。

そもそも、健康保険とは普段生活しているときに起こりうるけがや病気に対する保険のことです。

そのため、交通事故でも健康保険を使用することができます

また、健康保険は病院側が請求する治療費の7割を保険金にまかなうことができる保険です。

つまり、治療費の自己負担分は3割だけに抑えることができます。

治療費の自己負担分については自賠責による支払いでまかなうことができ、最大120万円支払われます。

第三者行為による傷病届の提出について

「第三者行為による傷病届」とは、健康保険協会に対して第三者からけがを受けたということを知らせる届け出のことです。

この届出で、交通事故によるけがについて自身の過失が0%であることを示します。

交通事故の被害者である場合でかつ健康保険を使う場合は必ず提出する必要があります。

交通事故の被害者の治療費は、本来加害者側に請求することが原則となっています。

しかし、さまざまな事情により加害者が治療費をすぐに払えず、被害者側が治療費を一次的に負担ことになる場合も考えられます。

このような場合、被害者側に治療費を払えるお金がない時は健康保険を使われ、加害者側が払うべき治療費の建て替えるために使われます。

建て替えのために使ったことを証明するために「第三者行為による傷病届」の提出が必要になります。

自賠責の請求を病院側でしてもらえる可能性がある?

自賠責の請求を病院側でしてもらえる制度はあります。

この制度を使うことで治療費の支払いを一時的に保留してもらうことができます。

この制度を使うために交通事故の被害者が行うべきことは、病院側に委任状を作成し、提出することです。

病院側に保険金請求のための委任状を提出しよう

自賠責の保険金の請求について、病院側に代理で請求してもらえる制度があります。

この制度を利用するためには病院側へ委任状を提出することが必要となります。

委任状を提出することで、病院側へを支払う治療費の金額(窓口での支払い)をかなり少なくすることができます。

治療費の残りの分は、保険会社から自賠責保険の支払いを病院側へ直接行います。

一部の病院では、委任状提出ができないという場合もありますが、ほとんどの病院で提出することができます。

この制度を利用したい方は、お医者さんや看護師さんに問い合わせていただき、委任状を作成をしてください。

交通事故における病院側の対応まとめ

交通事故が起きた時、自賠責保険の支払いがあるまで治療費はどうするべきか、病院側はどう対応してくれるのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

解説した内容をまとめると以下のようになります。
  • 自賠責の示談が難航しているときは健康保険を使う。
  • 病院側に委任状を提出し、直接自賠責の保険金を支払うように手続きをする。

皆さんも交通事故が起きてしまった時、自賠責の示談が難航しているときは、この記事を思い出して、冷静に対処していただきたいと思います。

この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。
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