自賠責保険における名義変更の費用は?名義変更はサボらないで!

自賠責保険の名義変更の費用はどれくらい?この記事では、自賠責保険の名義変更に掛かる諸費用を解説します。自賠責保険の名義変更は必要性が低く、おろそかにされがちですが、場合によっては足元をすくわれる可能性があります。もしものハプニングに備えしっかり準備しましょう。

自賠責保険の名義変更に費用はどのくらいかかるの?

車やバイクをお店で買うのではなく、個人から譲り受けるパターンもあるかと思います。 

この場合は、車体のみならず自賠責保険の名義変更も自分でやる必要があります。 


あなたは、ご自分で自賠責保険の名義変更をすることをお考えなのでしょう。 


しかし、気になるのはそれにかかる費用ですよね。 


せっかく自分でやっても、費用が高額になってしまえば意味がありません。 


今回は、自賠責保険の名義変更にかかる費用について 


  • 名義変更そのものの費用 
  • 名義変更に付随する費用 
  • もし名義変更をしないとどうなるか 

ということを中心にお伝えしていきます。 


この記事をお読みいただければ、自賠責保険の名義変更をリーズナブルに抑えられる方法がお分かりいただけるかと思います。 


ぜひ最後までご覧ください。


自賠責保険の名義変更の費用は”ほとんどかからない”

自賠責保険の名義変更には、費用がほとんどかかりません。 

とはいえ、部分的に費用がかかる場合もあります。 


それでは「どの部分に」「どんな場合に」「どの程度の」費用が発生するのでしょうか。 


  • 必要書類にかかる手数料 
  • ナンバープレート変更の費用 


それぞれについてお伝えしていきたいと思います。

自賠責保険の名義変更自体には費用はかからない

たとえば携帯電話を名義変更するときには、通常2~3千円の手数料がかかります。 

それでは自賠責保険の名義変更は、手数料をいくら取られるのでしょうか。 


実は、"自賠責保険の名義変更"そのものに手数料が発生することはありません。 


とはいえ、名義変更に必要となる書類の発行などには費用がかかることもあります。 


それでは一体どこにどんな費用が発生するのでしょうか。

自賠責保険の名義変更にあたる必要書類や印鑑による証明書の提出にはかかる

おそらく自賠責保険の名義変更は、譲り渡した方ではなく譲り受けた方が行うパターンが多いのではないでしょうか。


譲り受けた人が手続きを行う場合、譲渡人の印鑑証明が必要となることがあります。 

その場合は譲渡人の印鑑登録証明書の交付費用300円がかかります。 


また、もし250cc以下のバイクで必要となることがある軽自動車届出済証を紛失している場合の再発行料は100円。


車検証の再発行には300円がかかります。


自動車やバイクを譲渡される際に”プレートの変更”などにも費用がかかる

譲渡人・譲受人それぞれの使用の本拠地が(運輸支局や軽自動車検査協会などの)同一管轄内であれば、ナンバープレートを変える必要はありません。  

しかし別の管轄エリアに移る場合には、ナンバープレートの変更が必要です。 


ナンバープレート変更には以下の費用が必要です。 


  • 変更登録手数料…350円 
  • 申請用紙代…100円程度 
  • ナンバー代…1,500円程度(地域によって異なる) 
  • 希望ナンバーの場合…4,000円~5,500円程度 
  • 図柄ナンバーの場合…7,000円~9,000円程度 


ナンバーの種類によっては、それなりの費用がかかるのですね。 


しかし、もしこれらを代行業者に頼むと2,0000円~30,000円ほどかかります。 

自賠責保険を名義変更していないと事故時に”手続きをするのは契約者”

何かと面倒な自賠責保険の名義変更。所有者が変われば、必ず自賠責保険の名義変更をしなければならないのでしょうか? 

実は、自賠責保険の名義変更は必須ではありません。 


なぜなら自賠責保険は、人ではなく車に掛けられている保険だからです。 


自賠責保険は、名義ではなく車台番号で判別されます。 


車台番号とは、車1台1台に与えられた英数10桁前後の番号です。 


たとえナンバープレートが自賠責保険証に記載されているナンバーと違っていたとしても、車台番号が同じなら保険金は支払われます。 


つまり事故を起こしたとしても、本質的には問題ありません。 


とはいえ自賠責保険の名義を変えていないと、もちろん保険会社からの連絡はまず元の所有者に入ります。 


ある程度の手続きの手間が元の所有者に発生し、処理の時間も余計にかかってしまいます。 


やはり車を個人譲渡する場合でも、名義はきちんと変更しておくのが無難でしょう。 


そして自賠責保険の名義変更をしないということには、他にも問題があります。 


車検がある車なら、もちろん自賠責の更新をし忘れることはありません。 


しかし車検制度のないバイクの場合、 自賠責の名義を変更していないと更新の通知が前所有者に届いてしまいます。 


現所有者が期限切れに気づかず、うっかり無保険のまま乗ってしまう恐れがあるのです。 

参考:自動車やバイクを譲渡された場合は自賠責保険や車検が適用されているか確認しよう

もし自賠責保険や車検が切れた車両を公道で運転してしまったときには、以下のような厳しい罰が科せられます。 

○無車検車運行の罰則 

  • 違反点数(6点) 
  • 免許停止(30日間) 
  • 6ヶ月以下の懲役もしくは30万円以下の罰金 

○無保険車運行の罰則 

  • 違反点数(6点) 
  • 免許停止(30日間) 
  • 1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金 

○無車検車運行かつ無保険車運行の罰則 

  • 違反点数(12点) 
  • 免許停止(90日間。30+30ではなく点数により日数が変わる) 
  • 1年6ヶ月以下の懲役もしくは80万円以下の罰金 

ただし故意でない場合は厳重注意される程度で、その後に車積載車で移動させるか仮ナンバーを取得しての運行となります。


とはいえそれだって大変な手間と負担になるかと思います。 


自動車やバイクを譲渡されたときは、自賠責保険や車検の期間を必ず確認しましょう。


高すぎるバイク保険に加入していませんか?

バイクに乗っている方であれば、自賠責保険だけではなく、バイク保険(任意保険)にも加入しているのではないでしょうか。


自賠責保険だけでは賄えないたくさんの補償をしてくれるので、必ず入るべきですよね。


ただ、その保険料について見直したことはありますか?バイクを購入する時のショップで言われるがままに加入していたりしませんか?


実は、バイク保険は少し条件を見直すだけで年間の保険料が1万円近く安くなることがあるのです。


ただ、自分で多くの保険会社で見積もりをして比較するのは大変ですよね。


そんな時は一括比較サービスを利用してみましょう。一括比較サービスであれば、一度の入力で多くの保険会社の見積もりを取ってくれます。


しかも何度利用しても無料です。一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

自賠責保険の名義変更にかかる費用についてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。 

この記事のポイントは、 


  • 自賠責保険の名義変更自体には費用がかからない 
  • ただし、名義変更に附随する手続きに費用がかかることがある 
  • 自賠責保険の名義変更は必須ではないが、しておいた方が良い 


以上のことでした。 


国による無保険事故への支払額は年間約10億円に上ることを受け、国はナンバー自動読取装置などから無車検・無保険の車の摘発するシステムの導入を進めています。 


普段あまり意識することのない自賠責保険ですが、個人譲渡においては特にしっかりと管理しておきたいものですね。   

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