更新日:2020/05/06
車両保険は短期間でも加入できる?目的別の短期保険をご紹介!
他人の車やレンタカーを借りる場合など車両保険に短期間だけ加入したいということがありますよね。今回は、車両保険に1日、1ヶ月単位など短期加入できるのかについて解説します。また1日保険とドライバー保険の違いや補償内容についても紹介しますので、最後までご覧ください。
目次を使って気になるところから読みましょう!
車両保険を短期間(1日、数日、1ヶ月)だけつけることは可能か
- 車両保険に短期加入できるのか
- 1ヶ月単位で車両保険に加入することはできるのか
- 車両保険に短期で加入する方法
車両保険は短期間のみの加入はできるのか
車両保険は、自分の車両に特化して修理代を補償してくれる保険で、自動車保険の補償の1つとして付帯します。
事故の相手方が自動車保険に加入していれば、相手のドライバーの対物補償により保険金がもらえます。
さらに、自分が車両保険に入っていれば、事故の過失割合により自分も費用負担する必要が出たときに補償が受けられます。
また、相手がいない自損事故の場合にも、車両の修理のために車両保険が使えます。
短期間だけ車を運転するときにも、車両保険がつけられれば安心です。それでは、車両保険の短期間のみの加入はできるのでしょうか。
結論としては、加入できます。
短期間だけ加入する車両保険にはいくつか種類があり、運転する期間などにより適切な保険を選択することが重要です。
短期加入は、必要な時だけ必要な期間分のみ補償をつけるものなので、安価で補償がつけられ、コストパフォーマンスが高いといえます。
また、オンラインやコンビニの店頭でいつでも簡単に手続きができるというメリットもあります。
短期といえども無保険状態で運転するのは非常に危険ですので、1日でも運転する際には加入することをおすすめします。
1ヶ月単位では車両保険には加入できない?
1か月間のみ期間限定で運転する場合など、車両保険に月単位で加入することはできるのでしょうか。
車両保険は、1年単位でつける保険ですので、基本的に1か月ごとの加入はできません。
どうしても1か月単位で車両保険をつけたいという場合は、1年間の契約をした後に途中解約をすることになります。
支払い方法は年払いと月払いがあるので、月払いの選択がおすすめです。
年払いで途中解約するケースでは、解約返戻金は短期料率から算定することが多いです。
その結果、加入していた期間で月割計算した場合よりも、返戻金が少なくなります。
しかし、月払いにしていれば、加入していた期間の保険料を支払えばよいので、損をせずに済みます。
車両保険に短期間加入する方法をご紹介!
短期間車両保険に加入したいという方の中でも、目的や期間によって選ぶ保険が変わります。
基本的に車両保険のみの加入はできず、自動車保険としての加入になります。
ここでは、
- 1日自動車保険
- ドライバー保険
- 他車運転特約
- 車両復旧費用保険
車両保険の短期加入方法①:1日自動車保険
1日自動車保険は、その名のとおり1日だけの保険です。契約から24時間だけ補償の対象になります。
親や友人などから1日だけ車を借りる場合のための保険で、自分や配偶者の車では加入できません。
メリットとしては、
- 安価で補償がつけられる(500円程度から加入可能)
- 手続きが簡単(スマホやコンビニの店頭でできる)
- 等級制度がない
- リピーターに対する割引の制度がある
が挙げられます。
補償内容の異なる様々なプランがあり、最安値のプランではワンコインから加入できるというお手軽さです。
ただし、ワンコインで加入できるプランには車両補償がついていないことがほとんどです。
車両補償がついたプランは1500円程度で加入できます。
また、借りた車を2人以上で交代しながら運転するときには、2人目以降の保険料が安くなる制度もあります。
なお、レンタカーは一時保険の加入が義務付けられているので、1日自動車保険の対象外です。
車両保険の短期加入方法②:ドライバー保険
ドライバー保険は運転することはあるけれども、マイカーを所有していないので自動車保険には入っていないという人に向けた保険です。
同居していない親族や他人の車を借りて運転している間に起きた事故を補償してくれます。
一般的な自動車保険と同様に、対人補償や対物補償がついていますが、車両補償は付帯できません。
補償期間は原則1年で等級制度があります。
メリットとしては、
- 「物」ではなく「人」につける保険なので、車を持っていなくても加入できる
- パソコンやスマホから、24時間365日いつでも手続き可能
- 自動車保険よりも保険料が安く済むことが多い
が挙げられます。
車を所有していないが、車を運転する機会が多いという人には、1日自動車保険よりも適した保険です。
車両保険の短期加入方法③:他車運転特約
他車運転特約は、他人の車を運転しているときに事故を起こしてしまった場合に備えて付帯する特約です。
友人の車を運転していて事故に遭った場合、自動車保険ではその車の所有者、つまり友人の保険を使って保険金を受け取ることになります。自動車保険は「物」に対してついている保険だからです。
しかし、他車運転特約を付けていれば、友人の車を運転していて事故に遭ったときでも、自分で契約している自動車保険を使って補償を受けることができます。
つまり、他人の車を壊してしまっても、迷惑をかけずに自分で責任を持って対処することができます。
ただし、配偶者や同居の親族が所有している車については他車運転特約の対象外となるので注意が必要です。
また、他車運転特約はレンタカーを使用する際にも役立ちます。大きな事故でレンタカーの一時保険だけでは賄いきれない額の損害が出た場合、超過した額の補償を受けることもできます。
車両保険の短期加入方法④:車両復旧費用保険
車両復旧費用保険とは、文字通り該当する車が事故を起こした場合、車両を復旧させる費用を補償してくれる保険です。
ただし、車両保険とは違い「被保険者が運転中に起こった事故のみ」しか補償してくれません。つまり、駐停車中の事故は対象外です。
- 盗難
- いたずら
- 落書き
などによる損害は対象外になります。
また、被保険者の運転中に限られているので、他の人が運転していた場合は補償されません。
運転中であれば車両保険に近い補償は受けられますが、実際の補償内容はかなり違いがありますね。
コラム:自動車保険の保険料が3万円も安くなる?
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まとめ
今回は、他人の車やレンタカーを借りる場合など、車両保険に短期間だけ加入したいときに便利な短期保険の種類や特徴について解説しました。
この記事のポイントは、
- 車両保険を短期間だけつけることは可能
- 車両保険は1か月単位での加入はできないので、年契約の途中解約というやり方になる
- 1日自動車保険は、親や友人の車を1日だけ借りる場合に適している
- ドライバー保険は、車を所有していないが運転する機会は多い人におすすめ
- 他車運転特約は、他人の車で事故を起こしても、自分の自動車保険で保険金が受け取れる
- 車両復旧費用保険は、運転中に起きた事故についてのみ補償の対象である
です。
自分が所有している車でなければ、自分の車以上に傷をつけないように気を付けるべきですが、いつ思わぬ事故が起きてしまうか分かりません。
そんなときに、自分にも車の持ち主にも出来るだけ負担にならないよう、運転の際は短期保険への加入をおすすめします。
ほけんROOMでは、他にも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。