【2021最新】非核化を宣言した北朝鮮。北朝鮮の治安は良い?悪い?

2017年4月頃から北朝鮮の核実験が行われアメリカの空母が北朝鮮に圧力をかけるという緊迫した状況でしたが、2018年4月に北朝鮮の金正恩は非核化を宣言し、その状況も終わりを迎えたといえます。北朝鮮の治安は良いのか悪いのか、北朝鮮の治安の現状を説明します。

この記事の監修者
森下 浩志
2018年に早稲田大学基幹理工学部に入学。保険×テックの領域で保険業界をイノベーションをしていく姿勢に共感し、「ほけんROOM」の運営に参画。2019年にファイナンシャルプランナー、損害保険募集人資格を取得。

北朝鮮の治安ってどうなっているの?

日本とも距離が近い国である北朝鮮ですが、旅行先として検討したことはありますか?

また、候補には上がったものの、治安が心配で取りやめたという人もいるかもしれませんね。

残念ながら、北朝鮮の治安に関しては情報が少ないことが現状です。


それでは、北朝鮮の治安はどうなっているのでしょうか?


そこで、本記事では北朝鮮の治安について

  • 北朝鮮の現在の状況
  • ミサイル実験中止について
  • 観光は可能なのか

以上のことを中心に解説していきます。

この記事を読んでいただければ、北朝鮮の治安に関して考える際に役立つと思います。


ぜひ最後までお読みください。

北朝鮮には在外公館がないため、詳しい治安については不明な点が多い

北朝鮮の治安に関してですが、詳しい治安については不明な点が多いです。


なぜなら、北朝鮮には在外公館が無く、日本との国交がないからです。


国交がある国ですと、現地で働く日本人からの情報が入ってくるのですが、残念ながら北朝鮮に関しては難しい状態です。


ですが、詳しい情報が不明だからこそ気を付けなければなりません。


そこで、

  • 貧困
  • 刑罰
  • 邦人拉致
の観点から、北朝鮮の現状を解説させていただきます。

北朝鮮は貧困の地域が多く、犯罪以前の問題だといえることも

第一に、貧困問題です。


北朝鮮では貧困の地域が多いです。


特に農村地帯に多く、首都平壌に比べると経済格差が大きいです。


そのため、犯罪以前に貧困問題を解決する必要があるといえます。


貧困地域の人々は、犯罪に手を染めるよりも自分たちの生活を成り立たせることで必死なのです。

罰の恐ろしさから、都会の地域での目立った犯罪は起きにくいとの声も

第二に、刑罰についてです。


北朝鮮において、罪を犯した人への死刑執行は日常的に行われ、なかには公開処刑として一般人の前で処刑されるケースも珍しくありません。


そのような恐ろしい場面を目撃してしまったら、大半の人は犯罪を起こしてはならないと思うでしょう。


このやり方が適切かどうかは賛否両論ありますが、少なくとも目立った犯罪の抑制にはつながっています。


特に都会の地域で犯罪が少ないのは、恐ろしい罰がくだることへの恐れがあるからだと考えます。

しかし、邦人拉致などの可能性もあるので注意 

第三に、邦人拉致についてです。


皆さんもご存じだと思いますが、1950年~1970年代にかけて北朝鮮による日本人拉致事件が多発していました。


しかし現在でも、北朝鮮国内では邦人拉致の可能性があることが実情です。


旅行中に拉致されてしまう可能性が無いとは限らないので、警戒心を持つことと十分な注意が必要不可欠です。

2018年4月、北朝鮮は核、ミサイル実験中止を試み核実験場の廃止を宣言

ここまでは、北朝鮮の現況について解説してきました。


次に、最近話題になった北朝鮮に関する出来事について執筆させていただきます。


最近の北朝鮮情勢のもっとも大きな話題は、「ミサイル発射と核実験を中止し核実験場を廃止する」ことです。

これまでの核実験で、能力が検証されたとしており、これ以上の実験はする必要がないといわれています。


しかし、そうは言っても「また核実験が始まるのではないか?」「日本に影響があるのではないか?」と不安を抱く人も多いと思います。


本項では、

  • 中国の反応
  • 日本への影響
  • 北朝鮮体制が崩壊した場合
以上の観点から、この問題について解説させていただきます。

中国は北朝鮮の非核化、経済発展を支援することを発表

第一に、北朝鮮の隣国である中国の反応をご紹介します。

中国は、北朝鮮の非核化、経済発展を支援していくことを発表しています。


日本経済新聞によると、中国は朝鮮半島の非核化と、朝鮮戦争に関する平和協定の締結をすすめるべきだという主張をしています。(出典:日本経済新聞


また、中朝国境付近での経済交流に関する緊張はだいぶ緩和されており、今後より一層経済発展をさせていくためにも、今回の非核化に向けての動きは歓迎されているようです。


北朝鮮の非核化は中国に対するメリットが多いため、歓迎ムードに包まれていると考えます。

北朝鮮の非核化が実現した場合、日本への影響は?

第二に、日本への影響についてです。


北朝鮮の非核化が実現した場合、日本は米軍基地の軍事利権を失うことになります。


今までは、米軍基地による利益がありましたが、非核化によって日本の米軍基地からの撤退も考えられるのです。


基地によって栄えていた街にとっては、大打撃を受けることが予想されます。


また、北朝鮮が日本へ圧力をかけてくることも考えられます。

これまで北朝鮮の脅威は隣国の韓国や中国に向けられていましたが、非核化により友好的になると、脅威が日本に向けられるかもしれません。


そのため、これまで以上に北朝鮮とはうまく付き合っていく必要があります。


非核化自体は良いことのように聞こえますが、日本とはより一層注意をして関わっていく国であります。

北朝鮮の体制が崩壊した場合は、日本における重要性はさらに大きくなる

第三に、北朝鮮の体制が崩壊した場合、日本における重要性はこれまで以上に大きくなります。

まず考えられるのは、軍事的危機です。


北朝鮮は反日意識が強いため、日本を標的にミサイルを飛ばしてくる可能性があります。


また、首都圏でのテロも避けられません。


さらに、北朝鮮からの難民が大量に日本に押し寄せてくる可能性も示唆されます。


北朝鮮国内は、現在でも国家の強力な体制によって維持できているといえますが、体制が崩壊すると、治安も崩壊されてしまいます。

日本も例外ではなく、巻き込まれる対象になることを覚えておきましょう。



現在の北朝鮮の治安でも観光することは可能

ここまで、北朝鮮情勢について解説してきました。


非核化にむけて前進しているとはいえ、国内では貧困や邦人拉致問題が依然として解決していない状況です。


ここからは、「観光」の観点で執筆させていただきます。

海外へ旅行をする際にまず気になるのが治安面だと思いますが、北朝鮮の治安は決して悪いわけではありません。

しかし、国内の情勢変化により非常に治安が不安定でもあります。

現在の北朝鮮の治安でも観光をすることは可能なのでしょうか?


答えは「可能」です。

しかしいくつか条件があります。

本項では、北朝鮮へ観光へ行くときの注意点について、

  • 観光ビザが必要
  • 観光は必ずツアーが組まれている
  • トラブルに遭ってしまった場合
以上の観点から解説させていただきます。

観光しに行くには観光ビザが必要

第一に、観光ビザについてです。


北朝鮮に観光をする場合、観光ビザが必要になります。

ビザとは、その人が持つパスポートが有効であり、入国・出国ができる公印のことです。

海外旅行をする場合、ビザが必要な国と不要な国がありますが、北朝鮮は必要です。


しかし、ビザを取る手続きが面倒になります。

なぜなら、日本と北朝鮮の間には国交がなく、あらかじめ中国・北京にある北朝鮮大使館へ出向いてビザを発給してもらわなければならないからです。


また、観光ビザの取得には条件が二つあります。

それは、

  • 北朝鮮入国時にパスポートの有効残存期限が最低二ヶ月以上
  • 中国入国時にパスポートの有効残存期限が六ヶ月以上(中国に入国してビザを取得する必要があるため)
です。

このような手続きが必要なため、通常の旅行よりもひと手間かかってしまいます。

旅行会社に依頼をすると、一括して手続きを行ってくれるためお願いする方法が良いでしょう。

日本の旅行会社も扱っており、観光は必ずツアーで行くことになる

第二に、旅行形態についてです。


北朝鮮への観光ツアーは日本の旅行会社でも扱っています。

中外旅行社の公式サイトを参照すると、「平壌冷麺を食べるツアー」や「朝鮮東海でサーフィン体験ツアー」など、さまざまなプランを取り扱っていることがわかります。


興味がわくツアーも多数あり、北朝鮮へ観光をしてみたいという人も多いかもしれません。


しかし、北朝鮮への観光は必ずツアーで行くことになります。

そのため、個人で渡航をすることは難しいです。

北朝鮮は外国人の自由旅行を許可していないため、団体でのツアーが組まれているのです。


このことは、日本からの観光客も安心すると考えます。

大半の人は北朝鮮の治安に関する情報に乏しいため、現地で盗難などのトラブルに遭った際、団体ツアーであればガイドが同行しているため対処してもらえるからです。


外国人観光客が被害に遭うことは滅多にないとは言われていますが、何が起こるかわかりませんよね。


ただ、北朝鮮の国内には日本大使館もないため、トラブルに対応しにくい

第三に、トラブル対応がしにくい点についてです。


北朝鮮国内には日本大使館がないため、万が一のトラブルに対応しにくい実情です。


そのため、もしトラブルに発展してしまったら、国際問題に発展してしまう可能性があります。

現地に日本大使館がある国であれば対処も早いですが、北朝鮮の場合は無いため、日本政府の役人が現地へ向かうことにも日数がかかってしまうのです。

以上のことからも、通常のような日本政府の支援は受けられないことを覚悟しておきましょう。


最悪の事態にならないためにも、トラブルに遭わない対策をとることが必要です。

治安には気を付けること、旅行中は常にガイドと行動をとることを意識しておきましょう。


比較的治安は悪くない国ですが、他国と比べると情報量が少ないことがマイナス面です。

旅行をする場合は、身勝手な判断をとらないようにしましょう。

外務省の公式ホームページでは渡航を自粛するよう勧告している

ただし、外務省の公式ホームページを参照すると、現在北朝鮮への渡航を自粛するように勧告されています。


理由は、ミサイル、核、拉致といった諸懸案の包括的な解決を図るためです。


具体的には、

  • 人的往来の規制強化
  • 船舶入港禁止
  • 核・ミサイルに関連する団体・個人への資産凍結
といった対北朝鮮措置が取られています。

(出典:外務省「海外安全ホームページ」


以上より、現在北朝鮮への渡航は自粛要請が出ており、一般観光客の渡航は難しい状態です。

まとめ

本記事では、北朝鮮の治安について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

記事の要点は、

  • 北朝鮮の治安は不明な点が多いが、刑罰が恐ろしいことから都市部で目立った犯罪は起こりにくいと考えられる。しかし、貧困・邦人拉致など治安よりも重要視される問題がある。
  • 最近の「非核化宣言」により、今後、北朝鮮の治安は不安定になることが予測される。また、治安が急激に変化する可能性がある。
  • 最近の北朝鮮の治安でも観光することは可能であるが、現在は渡航自粛要請が出ているため、観光することは難しい。
以上三点です。


まだまだ不明な点が多い北朝鮮ですが、今後の情勢に関しても注意深く見ていく必要があります。

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