地上の楽園モルディブの治安は大丈夫?名物事件の島流しとは?

青い海と青い空と、茅葺の屋根が非常に特徴的で、旅行好きなら誰もが一度は行って見たいモルディブ。しかしながら、国自体は南アジアに位置し、憧れると同時に、いざ行くとなると治安が気になりますよね。今回の記事ではモルディブの治安を徹底分析します。

地上の楽園モルディブの治安は大丈夫?

モルディブは地上の楽園とも呼ばれており、どこまでも続く青い海と空に癒されること間違いありません。


そんな美しいモルディブは、新婚旅行での旅行先としても大変人気で、日本から訪れる方も年々増加傾向にあります。


そんな人気の観光地であるモルディブですが、安全な国なのか、治安はいいのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。


そこで、この記事では『地上の楽園モルディブの治安は大丈夫なのか』について、

  • モルディブの治安は比較的良い
  • モルディブで多いトラブルとは
  • モルディブに行く前には外務省のホームページをチェック
  • 海外旅行保険について

以上を中心に解説していきます。


この記事を読んで頂ければ、新婚旅行はぜひモルディブに行きたい、または美しい海を見にモルディブに行きたいけれど治安が不安という方のお役に立てるかと思います。


ぜひ最後までご覧ください。

モルディブの治安は比較的良い!

ここ数年で人気となったリゾート地モルディブですが、まだまだ観光地としての情報は少なく、旅行先として安全なのか、また治安が良いのか気になるところです。


実は、モルディブの治安は比較的良いと言われており、家族連れや女性だけの旅行でも安心して行くことができます。


そして今では新婚旅行だけでなく、カップルや友だちとの旅行でも多くの若い方がモルディブに旅行へ行っていますので、安全な場所というイメージがあります。


しかし、モルディブの治安について注意していただきたい点もありますので、詳しく解説していきます。

首都マレ(male)では注意しよう

リゾート地で比較的治安が良いとされているモルディブですが、首都マレではたびたび非常事態宣言が発令されています。


直近では、野党が最高裁判決に不服を示し、治安維持部隊と小競り合いになったことから、2018年2月5日非常事態宣言が発令され、3月23日に解除されました。


外務省が発表しているモルディブの首都マレに関する治安情報では、非常事態宣言発令時に以下の点に注意するよう示されています。

  •  最新の情報を入手する 
  • 大統領府・共和国広場・最高裁判所・政党事務所や集会・デモなどに近づかない
  • デモ、過激な状況や不審な状況を察知した場合には、その場から速やかに離れる
  • 警察などの交通規制・検問に従う
  • パスポートなどの身分証を携帯する
  • 夜間の外出を控える
  • 不足の事態に備え、当面食料や水、燃料などを備蓄し、旅券などを確認する
非常事態宣言が発令されていない時でも、上記のように危険な場所には近づかないようにし、パスポートなどの身分証明書は常に携帯するようにしましょう。

外務省のマレ(male)の治安評価

日本の外務省は、モルディブの首都マレに対して治安は悪くないと評価しており、テロの危険性も高くはないとしています。


しかし、反政府や選挙デモによるトラブルがたびたび起こっていますので、マレに渡航する際には自分の身の安全を確保するよう注意を喚起しています。

モルディブで多いトラブルはどんなものがあるのか?

比較的治安が良いとされているモルディブですが、時には観光客がトラブルに巻き込まれることもあります。


モルディブで多い観光客が巻き込まれるトラブルとは、

  • 客引き
  • 会計詐欺
  • 窃盗
  • 強姦
などです。

これらのトラブルについて、詳しく解説していきます。

1.「客引き」

首都のマレなどでは、観光客に高額な商品を買わせようと多くの客引きが観光客を狙っています。


例えば、写真を撮ってくれると声をかけてきて、そのまま店に連れて行ったり、数名の客引きが周りを囲み、店に無理やり連れていくなど、客引きのトラブルが多く発生しています。


一人の客引きから逃れられても、すぐに新しい客引きが声を掛けてくるので、観光地で買い物する際にはしつこい客引きに負けないようにしましょう。


必要ない場合は、はっきりと「NO」と言えるようにし、ツアーでの旅行の場合はガイドさんの側から離れないのも一つの手です。

2.「会計詐称」

モルディブで買い物をする際、現金で支払う場合は問題ありませんが、クレジットカード払いの場合は注意が必要です。


実は、モルディブには「ルフィア」「ラーリ」という2種類の通貨があり、換算金額がそれぞれ異なります。

  • 1ルフィア・・・日本円でおよそ7円
  • 100ラーリ・・・日本円でおよそ7円
また、モルディブではアメリカドルも流通していることから、海外からの観光客を騙そうと実際よりも高い金額になるよう通貨を偽る『会計詐欺』を働く者もいます。

そのため、クレジットカードを使用して会計するときには、通貨と値段が合っているかを必ず確認するようにしましょう。

3.「窃盗」

モルディブは小さな島国で穏やかな国民性に見えますが、やはり海外からの旅行者が多いため、旅行者が被害に遭う窃盗が起きやすいです。


また海外からの旅行者が滞在するアパートやドミトリーでは空き巣被害も発生しますし、観光地での置き引きスリも発生します。


人が多く行き来する街中では、手荷物や貴重品の管理をきちんと行いましょう。


そしてモルディブはバイクで移動する人が多く、バイクを使ったひったくりも発生しますので、道路沿いを歩く際には、手荷物は歩道側に持つようにしましょう。

4.「強姦」

比較的治安が良いとされるモルディブですが、強姦被害が発生していますので、やはり夜間の女性の一人歩きは避けましょう。


首都のマレであっても、夜になると街灯が少ないため街中でも暗くなります。


特に、ひと通りの少ない路地裏やビーチ沿いは危険ですので、夜間は近づかないようにしてください。


夜間にどうしても外出しなければならない時は、友人やツアー団体の方と一緒に複数人で外出するようにしましょう。

テロなどを懸念して外務省のホームページをチェックしよう!

モルディブをはじめ、海外旅行へ行く際には、テロや海外での治安情報を確認することができる『外務省海外安全ホームページ』をチェックしましょう。

この外務省の海外安全ホームページでは、国別に渡航時の注意事項や危険レベルなどが逐一更新され、今現在の海外の情報を知ることができます。


海外での情勢は日々変わりますので、モルディブへ渡航する前だけでなく、渡航後も常に“今”の情報をチェックするようにしましょう。



【外務省海外安全ホームページ:https://www.anzen.mofa.go.jp/】

モルディブ名物島流しとは?

みなさんは、モルディブでたびたび起きる「島流し」をご存知ですか?


島流しと聞くと、昔、日本の囚人が島に流されることを思い浮かべると思います。


しかし、モルディブの島流しとは、囚人ではなく観光客が別の島へ流されてしまうのです。


説明すると、モルディブは1島1リゾートなので、ホテルがブッキングオーバーになってしまうと同等のリゾート地の別の島のホテルに振り替えられるのです。


ホテルの振り替えで島を移動することから、これをモルディブの「島流し」と呼ばれるようになりました。


モルディブはどの島も美しい海に囲まれ、優雅なリゾート気分を味わうことができるでしょうが、日本からの長距離移動の後に島流しはつらいので、できれば避けたいですね。

タヒチとモルディブは治安に大差なし!

タヒチとは南太平洋に浮かぶ島で、美しい海や黒い砂浜など多くの観光地があります。


モルディブと並びリゾート地として人気の高いタヒチですが、こちらもモルディブと同様比較的治安は良好です。


殺人などの凶悪犯罪は少ないですが、観光地ならではのスリや置き引き、空き巣などはよく発生しています。


特にビーチリゾートがある観光地では、リゾート気分を楽しみに訪れた海外旅行客がターゲットにされがちです。


タヒチやモルディブでは美しい景色の前で気が緩みがちになりますが、犯罪に巻き込まれないよう、自分の身は自分で守るよう注意しておきましょう。

【参考】モルディブで新婚旅行を行った有名人

先ほどもお伝えしましたが、モルディブは青くて美しい海や空が魅力的で、またリゾート気分を味わうことができるハネムーナーに人気のある観光地です。


一生に一度の大切な新婚旅行先として、ぜひ訪れてみたい場所ですよね。


そんな魅力的なモルディブですが、実は有名人の多くも、新婚旅行で憧れのモルディブに行っているのです。


新婚旅行でモルディブに行った有名人は、梨花さんや織田裕二さん、そしてトム・クルーズなどビッグな方々ばかりです。


有名人でも一度は訪れてみたいリゾート地モルディブに、新婚旅行先として検討してみてはいかがでしょうか。

万が一を考えて海外旅行保険に入ろう

私たちは、いつどこでケガをしたり病気になるか分かりませんよね。


それは海外旅行先でも同じです。


しかし、海外でもしもケガをしたり病気になった場合、日本の健康保険証を提示して治療を受けて医療費を支払う、なんてことはできません。


その渡航先の医療機関の医療費を100%負担することになります。


海外での医療費はいくらくらいになるのか、検討もつきませんよね。


モルディブにもいくつか医療機関があり、ケガや病気の治療を受けることはできますが、実は治療費が支払えるという保障がない人は、治療を受けることができません。


そこで、万が一に備えて、モルディブなど海外へ旅行へ行く際には海外旅行保険に加入しておきましょう。


海外旅行保険では、医療費だけでなく、飛行機の遅延による損失や携行品の破損の補償を受けることもできます。


今では保険の代理店に直接行かなくても、ネットで簡単に海外旅行保険に加入することができるようになりました。


また、海外旅行当日まで海外旅行保険への加入を忘れていたという方は、主要の国際空港には空港内に海外旅行保険カウンターがありますので、こちらで手続きをしましょう。


ほけんROOMではおすすめの海外旅行保険についての記事を書いています。

お得に海外旅行保険に入りたい方はぜひ読んでみてください!


まとめ:治安を特に気にすべきは首都マレ

この記事では、人気のリゾート地モルディブの治安について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。


今回のこの記事のポイントは、

  • モルディブの治安は比較的良い
  • 観光客をターゲットにしたスリや置き引きなどの犯罪が多いので注意が必要
  • 海外渡航前は外務省の海外安全ホームページで治安情報をチェック
  • モルディブは新婚旅行におすすめの観光地
  • モルディブなど海外へ旅行へ行く際には万が一に備え海外旅行保険へ加入する
です。

美しい海に浮かぶ水上コテージで美しい海を見ながらゆっくりとした時間を過ごすことができるモルディブは、一度は行ってみたい観光地ではないでしょうか。

しかし、観光地だからこそ起こる犯罪もあります。

モルディブへ旅行に行く際には、治安情報を確認し、安全で楽しい旅を楽しんでくださいね。

ほけんROOMでは、ほかにも読んでおきたい保険に関する記事が多数掲載されていますので、ぜひご覧ください。

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