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JA共済ってどんな保険?共済の種類やメリット・デメリットを解説!

保険の加入を考えている方の中にはJA共済を検討している方もいるでしょう。JA共済は農協の保険というイメージがありますが誰でも加入できるのでしょうか?ここでは、割安な掛金で幅広い保障を得ることができるJA共済について種類やメリット・デメリットなどを解説します。

JA共済とはどのような保険?

JA共済は、毎月手頃な掛金(保険料)で、共済加入者のまさかの事態に共済金を受けることができる保障です。

JA共済に加入すれば、ひと・いえ・くるまに関する幅広い保障が約束されるので、非常に安心感がありますよね。

しかし、JA共済に保険会社や他の共済と違う特徴・注意点があることは、みなさんご存じでしたでしょうか。加入した後に「こんなはずでは無かった。」と、後悔することは避けたいものです。

そこで今回は、「JA共済の特徴とメリット・デメリット」について

  • JA共済の保険と民間の保険会社・他の共済の保険との違い
  • JA共済の保障の種類
  • JA共済のメリット・デメリット

以上のことを中心に解説していきます。 

この記事を読んでいただければ、JA共済の特徴と取り扱われている保障、そして本共済のメリット・デメリットを知ることに役立つと思います。 

ぜひ最後までご覧ください。 


JA共済は割安な保険料で幅広い分野の保障をカバーできる保険

JA共済は、農業に関係する団体である農業協同組合と全国共済農業協同組合連合会が、共同で運営と管理を行っています。

全国共済農業協同組合連合会は農業協同組合と協力しながら共済事業をすすめ、共済保険の企画や開発、掛金を運用しています。

こちらでは大まかな保障内容と、加入方法を説明します。

「ひと・いえ・くるま」と生活全般における保障がある

JA共済は、共済加入のくらし全般の保障を約束する内容となっています。

  • ひと:終身・医療・がん・介護・学資のための保障を用意しています。
  • いえ:台風や火災、地震等の自然災害に備えた建物の保障を用意しています。
  • くるま:交通事故に備えた自賠責共済・自動車共済を用意しています。

保障内容の詳細は後述します。

加入するには組合員または准組合員になる必要がある

JA共済に加入したい方々は出資金を支払い「准組合員」となることで、各共済の保障を受けることができます。

また、組合員にならずに加入する「員外利用」も一定の範囲で認められています。ただし、出資金の額や員外利用の取扱いは各JAにより異なるので、一度最寄りのJAにてお問い合わせください。

JA共済の保険と民間の保険会社・他の共済の保険との違いは?

JA共済の扱う保障は、民間の保険会社の保険や他の共済の保険とも異なる特徴があります。

こちらでは、JA共済と民間の保険会社、他の共済(国民共済・県民共済等)が取り扱う保障と比較して解説します。

JA共済の保険と民間の保険会社の保険の違い

こちらではJA共済の①終身共済と保険会社の終身保険、②医療共済と保険会社の医療保険を比較してみます。

終身共済と終身保険


JA共済の終身共済は保険会社の商品で言えば終身保険(生命保険)にあたります。

保険会社の終身保険(生命保険)の場合は、死亡保険金・高度障害保険金をメインで保障する内容がほとんどです。

一方、JA共済の終身共済の主な保障内容は次のようになります。

  • 主契約:万が一の場合の共済金(一時金)を設定します。こちらは一生涯保障となります
  • 定期特約:期間限定により主契約で受け取れる共済金額を厚くします。
  • 災害給付特約:期間限定により災害・感染症で死傷した場合に共済金が受け取れます。
  • 災害死亡割増特約:期間限定により災害・感染症で死傷した場合に共済金が割増で受け取れます。

JA共済では、災害に関する死亡または負傷による後遺障害への保障を手厚くしている点が、保険会社の終身保険(生命保険)にはあまり見られない保障内容と言えます。

医療共済と医療保険


JA共済の医療共済は保険会社の商品で言えば医療保険にあたります。病気やケガを幅広く保障している点は双方とも共通しています。

しかし、JA共済の医療共済は入院共済金(日額)を1入院200日まで設定することができます。この長期入院に対応できている点が、1入院60日まで、最長でも150日程度の保障設定が多い医療保険とは異なります。

また、通算での支払限度日数も80歳になるまでは無制限とされ、再入院の場合でも制限を気にすることなく入院共済金(日額)が受け取れます。

JA共済の保険と他の共済の保険との違い

JA共済の各保障が、他の共済の商品と違う点は大きく2つあります。

加入年齢により支払保険料が変わる


JA共済の各保障が、他の共済の商品と違う点は、加入時の年齢によって毎月の掛金が変わってくることです。

国民共済や県民共済等では、何歳で加入しても毎月の掛金が2,000円程度と同額です。しかし、JA共済の場合は、例えば20歳で医療共済に加入する場合は毎月の掛金が2,969円、30歳で加入する場合は3,629円と加入年齢が上がるにつれ高額になります。

JA共済の加入年齢により保障期間内の支払保険料が変わる点は、保険会社の保険商品の場合と同じです。

一生涯の保障が充実


JA共済の場合、終身共済、終身の医療共済等、一生涯の保障が充実しています。そのため、他の共済のように年齢ごとの掛け金が変わらなくても、保障が急激に先細るという事態はほとんどありません。

例えば、他の共済の場合は、60歳になるまでは死亡共済金が1,200万円だったものの、60歳になってそのままシニアプランへ移行すると、死亡共済金が200万円に急減するというケースもあります。

しかし、JA共済の終身共済の場合、終身保障なので亡くなるか解約するまで保障内容は変わりません。

JA共済の保障の種類を一挙ご紹介!

JA共済の保障はひと・いえ・くるまの各保障を合わせると18種類にも及びます。各共済加入者の健康状態や経済状態、家族構成によってより適した保障が選びやすくなっています。

こちらでは、ひと・いえ・くるまの各保障を紹介します。

「ひと」についての保障

ひとに関する保障は最も多く15種類あります。保障内容は次の通りです。

  • 終身共済:前述しましたが、災害に関する死亡または負傷による後遺障害への保障を手厚くしている点が特徴的な共済です。
  • 養老生命共済:貯蓄しながら万一の場合に備えられる保障です。満期時にはまとまった共済金が受け取れます。
  • こども共済:子の進学のための資金に備える保障です。75歳まで契約でき、孫のために学資金を積み立てることも可能です。
  • 医療共済:前述しましたが、入院日額を最長200日まで設定できます。主契約で放射線治療共済金・先進医療共済金が設けられています。
  • がん共済:悪性のがんの他、初期のがんや再発したがんも保障されます。
  • 介護共済:一生涯にわたって備えられる介護保障です。介護共済金は自宅の改修費等に利用できます。
  • 生活障害共済:病気・ケガによる身体障害が残ってしまった場合、ご家庭の収入の減少や支出の増加に備える保障です。
  • 予定利率変動型年金共済(ライフロード):予定利率の推移によって年金額が増加する場合がある年金共済です。
  • 引受緩和型終身共済:現在通院している人、病歴がある人でも加入しやすい終身共済です。80歳まで加入することが可能です。
  • 引受緩和型医療共済:現在通院している人、病歴がある人でも加入しやすい医療共済です。持病の悪化・再発も保障されます。
  • 一時払終身共済:まとまった掛金を支払うことで、一生涯保障される終身共済です。90歳まで加入することが可能です。
  • 一時払介護共済:まとまった掛金を支払うことで、一生涯保障される介護共済です。
  • 定期生命共済:共済期間を5年・10年・15年更新、80歳満了タイプから選択できる共済です。
  • 傷害共済:日常の災害によるケガ等を保障し、各種サークル・部会等、被共済者数が10名様以上のグル―プで加入(集団加入)すれば、個人加入に比べて共済掛金がやすくなる共済です。
  • イベント共済:地域で行われるイベント開催中、事故などが起きた場合に保障が受けられるユニークな共済です。

「いえ」についての保障

いえに関する保障は、「建物更生共済 むてきプラス」と呼ばれる商品です。台風や火災・楽羅、地震等の自然災害に備えた建物の保障です。死亡やケガも保障されます。

こちらでは事例を上げて保障内容および共済掛金を説明します。

○契約例

  • 保障期間:30年
  • 火災共済金額:1,500万円
  • 満期共済金額:50万円
  • 協定共済価額:1,500万円
  • 特約:実損てん補特約
  • 臨時費用共済金支払割合:10%

○契約例の当初10年間の共済掛金

  • 木造・防火造→(年払い)75,819円、(月払い)6,601円
  • 耐火造B・C→(年払い)48,185円、(月払い)4,187円
  • 耐火造A→(年払い)41,709円、(月払い)3,633円

「くるま」についての保障

JA共済では交通事故に備えた自賠責共済・自動車共済(クルマスター)を用意しています。

自賠責共済


正式には「自動車損害賠償責任共済」と呼びます。自賠責共済または保険は、自動車事故の被害者を救済する自動車損害賠償保障法に基づいて、すべての自動車や自動二輪および原付にも加入が必要とされます(強制加入)。

損害賠償金額は次の通りです。

  • 傷害:120万円(被害者1名)
  • 死亡:3,000万円(被害者1名)
  • 後遺障害:75万円から4,000万円(被害者1名)

自動車共済(クルマスター)


自賠責共済とは違い自動車共済は任意加入ですが、死亡事故に関して億単位の損害賠償が請求されるケースもあり、自賠責共済または保険から下りるお金だけでは足りないこともあります。

その補填のために自賠責共済への加入を検討するべきでしょう。主な保障内容は次の通りです。

  • 対人賠償:契約した自動車により、事故で死亡・ケガ・後遺障害を発生させ、法律上の損害賠償責任を負った場合、支払われる共済金額は無制限です。
  • 対物賠償:契約した自動車により、他人の財物に損害を与え法律上の損害賠償責任を負った場合、支払われる共済金額は無制限です。

契約前に知っておきたいJA共済のメリット・デメリット

ここまで読み終わると、JA共済に加入してみたいと思われる方々もいらっしゃることでしょう。ただし、後々、加入してから後悔しないよう事前に保障内容をよく考えてみる必要があります。

JA共済のメリットとデメリットを比較検討し、ご自分に合った保障であるかどうかを慎重に判断してから申込みましょう。

こちらでは、加入前に確認しておくべきJA共済のメリット・デメリットを説明します。 

JA共済のメリット

JA共済のメリットは、前述したように特に「ひと」に関する保障が充実している点です。健康体である人、部活動のスポーツでケガと隣り合わせのグループ、持病を持つ人等、幅広い方々を対象とした保障が設定されています。

また、地方に住んでいる方々にとって、JAの窓口は郵便局と同様、非常に身近な存在であり、親しみやすいのもメリットと言えるでしょう。

JA共済のデメリット

JA共済に、保険契約者の保険料を保護する「生命保険契約者保護機構」のような組織はありません。

生命保険契約者保護機構とは、経営破綻に備え、国内で事業を行う全て生命保険会社が加入している組織です。

つまり、JA共済が破綻した場合、生命保険契約者保護機構のような組織が無い以上、一切の保障は無くなります。

JA共済とはどんな保険?のまとめ

JA共済の特徴とメリット・デメリットについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。 


今回の記事のポイントは 

  • JA共済は加入年齢により支払保険料が変わるが、一生涯の保障が充実
  • JA共済の保障はひと・いえ・くるまの各保障を合わせると18種類もある
  • JA共済には生命保険契約者保護機構がなく、破綻するとお金は戻らない
でした。 

JA共済の保障は豊富なので、ご自分のライフステージの変化に合わせた保障の見直しも可能です。少しでも興味を持たれたら、加入も検討してみてはいかがでしょうか。

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