出産のとき帝王切開になったら生命保険・医療保険から給付金はおりるの?

結婚をしてこれから赤ちゃんが欲しいと思っている女性が考える生命保険、もしくは妊娠をして帝王切開で赤ちゃんを産むということが決まっている女性にお伝えしたい内容です。出産において帝王切開では生命保険と公的保障の両方がおりるため、細かな内容をご紹介していきます。

帝王切開で生命保険・医療保険は適用されるのか


赤ちゃんを授かってこれから出産、という時に自然分娩ではなく帝王切開で出産することになった場合、生命保険から給付金はもらえるのでしょうか。


世間では妊娠は病気ではないといわれていますが、帝王切開の場合、入院後手術をして赤ちゃんを出産するわけですので、それぞれの生命保険会社で定めた条件の中から医療の部分で保障を受けられます。


この記事では帝王切開にかかる費用を紹介し、生命保険ではどのくらい給付金を受け取れるのか、公的保障によりどのくらい保障されるのか、また注意点なども含め、説明していきます。


最後までご覧ください。

帝王切開は自然分娩とどのくらいお金がかかるのか

帝王切開では自然分娩よりもお金がかかります。

その費用の違いは手術費用と入院日数の増加よって生じます。


手術費用は22万1600円ほどで、32週未満の早産の場合などは24万5200円となっております。


入院日数はおよそ10日間ほど自然分娩よりも長くなるため、1日の入院費用が1万円とすると、10万円かかるということになります。


つまり、30万~40万ほど自然分娩よりも帝王切開のほうがお金がかかってしまうのです。

帝王切開で生命保険・医療保険の給付金はいくら貰えるのか

例えば生命保険に加入していた場合、普通分娩ではなく帝王切開で出産した場合はどのくらいの給付金がもらえるのでしょうか。

帝王切開する場合、あらかじめ日時が決められていることが多いです。


入院給付金

入院した日数に応じて入院給付金がもらえます。

普通分娩の場合、出産した日から5日前後入院する場合が多いですが、帝王切開の場合、手術する日の数日前から陣通促進剤の注射をしたりすることもあるため、10日前後入院することがあります。

加入していたプランが入院日額5,000円であれば、5,000円×10日で5万円といった給付金の計算となり、入院日額1万円のプランであれば10万円が給付となります。


手術給付金

入院給付金の日額に合わせて、会社所定の倍率をかけて計算されることが多いです。ある会社では10倍と定められていたため、こちらも入院日額が5,000円であれば5万円の給付となり、日額1万円であれば10万円の給付となります。


女性疾病特約

さらに生命保険に女性特有の病気や治療の保障が手厚くなる女性疾病特約をつけていれば、さらにお金を受け取ることができます。

生命保険や医療保険以外の公的保障も利用しよう

生命保険に加入していなくても、様々な公的制度を受けることができます。


まず最もポピュラーなものとして、国民健康保険制度があります。医療費の3割負担で済む制度です。


帝王切開の際でも健康保険は適用可能で、かかる費用3割の負担で済みます。

健康保険で出産育児一時金が貰える

出産した際に、出産育児一時金という保障をもらえます。
出産育児一時金は、被保険者及びその被扶養者が出産された時に協会けんぽヘ申請されると1児につき42万円が支給されます。

出典: https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3080/r145


出産育児一時金というのは、健康保険に加入している方であった場合一人につき42万円が支給されるというものです。


双子の場合であれば、42万円×2で84万円となるわけです。


こちらは分娩の仕方に限らず一律でもらえるものですので、嬉しいですよね。


出産後退院する時に、病院の窓口で何十万というお金を払うことが多いのですが、この出産一時金はあらかじめ申請をしておくことで、全国健康保険協会から医療機関などの病院に支払ってくれるものですので、最後の窓口ではその差し引いた分だけ払うという方法も出来ます。 


それぞれ健康保険出産一時金支給申請書もしくは内払金依頼書・差額申請書など書類が異なってきますので注意をしましょう。


どちらの方法にしても申請は必ず必要になってくるため、母子手帳をもらったらこれからどんな書類が必要になるのか、何を取り寄せて置いたほうがいいいのかなどチェックしておきましょう。

健康保険で出産手当金を貰える

出産した際は、出産一時金の他に出産手当金をもらうこともできます。こちらは健康保険に入っていてお仕事をしている方が対象になります。
 被保険者が出産のため会社を休み、その間に給与の支払いを受けなかった場合は、出産の日(実際の出産が予定日後のときは出産予定日)以前42日(多胎妊娠の場合98日)から出産の翌日以後56日目までの範囲内で、会社を休んだ期間を対象として出産手当金が支給されます。

出典: https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat315/sb3090/r148

この出産手当金に関しては仕事を休み、さらに会社からお給料が発生しない場合に健康保険協会から支給されるものです。


世間では産休と呼ばれる間の保障制度になります。


こちらには42日、もしくは56日という日付の設定がありますが、どの赤ちゃんも出産予定日に生まれるわけではありません。


たとえ出産予定日よりも前に生まれてきた場合、予定日よりも後に生まれた場合なども考慮していますので、全体的には合計した98日間がベースに考えられているということを覚えておきましょう。

健康保険で高額療養費制度を申請でき、

一回の出産でかかる費用はお住いの地域や病院などによってさまざまですが、40万円~という金額が多いと思います。

今回の高額療養費制度というのは、帝王切開だけでなく一般的に病院にかかった金額が高額だった場合、所得に応じて払い戻しが受けられるというものです。

この高額療養費制度は健康保険の中での補助のため差額ベッド代やお母さんの食事代などは含まれてきませんので注意しましょう。

高額医療費控除を利用する

その年の1月1日から12月31日までの間に自己又は自己と生計を一にする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合には、一定の金額の所得控除を受けることができます。これを医療費控除といいます

出典: https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1120.htm


さらに医療費が高額になった場合、医療費控除というものも受けることができます。


これは1年にかかった医療費が高額な場合所得控除を受けられるものですが、こちらに関しては出産一時金などを差し引いたあとの計算になることを覚えておきましょう。

いつ生命保険・医療保険に加入するべきか

それではこれから妊娠する可能性のある方はいつ生命保険に加入するといいのか、を考えていきましょう。

妊娠が発覚してから半年以内

A社では妊娠の月数に限らず加入することができます。

ただ帝王切開については保障しない、というケースや健康状態によっては加入できないといったこともあるようです。

B社の保険では、妊娠19週まででしたら申し込みが可能で、その後の帝王切開についても手術給付金が下りる、そして自然分娩の場合でも入院が保障されるというものもあります。


自然分娩については入院保障が対象外となるものが多い中、対象となるのは珍しいのではないでしょうか。


C社では妊娠中の方を応援する生命保険として、妊娠32週目まで加入できるものとなっています。


帝王切開の手術だけでなく、出産したあとも体調が悪くなり入院した場合も保障されます。


この場合、すでに帝王切開が決まっている場合の手術や入院については保障の対象外となる条件が付いてきます。

ただし、妊娠が発覚してからの場合、特定部位の不担保がつく可能性がある

 このようにいろいろな保険会社によっては、妊娠の月数によって加入出来ない、出産に関する保障は対象外となってくるケースもあるため、できれば妊娠前に早めに加入することをお勧めします。

子供をつくりたいと思った時に加入を検討するべき

妊娠に関しては、お母さんの状態や赤ちゃんの状態に個人差があり、どのタイミングで体調を崩してしまうというのはわかりませんよね。

出産までなんの問題もなく日常生活を送ることのできる人もいますし、妊娠初期に体調を崩して入院をしてしまう人もいます。

赤ちゃんは赤ちゃんで早めに生まれる子もいますね。


そういった予期できないことが起こることも考えられるため、ご結婚をしてこれから子供が欲しいと思っている方は、妊娠の前にご加入を考えてみてもよいのではないでしょうか。



2回目の帝王切開の注意点

一人目のお子さんの時に帝王切開で出産をした場合、多くの場合2人目、3人目も帝王切開で出産をするケースが多いのが現状です。

加入した医療保険によっては、一人目で帝王切開で手術や入院をした場合、二人目に関してはその後何年以内は保障されないというものや、帝王切開に関しては1度のみ保障するというものなど保険会社によって様々なきまりがあります。



生命保険・医療保険が適用されない可能性がある

一度帝王切開で出産をしてから保険加入した場合、次の出産では帝王切開に関する給付金が対象外となってしまうこともありますので、やはり妊娠前の早めの加入がよいかもしれませんね。

まとめ

今回は出産、特に帝王切開の際に生命保険から給付金は受け取れるかをメインにご紹介していきました。

人生の中で出産というのは大きなイベントですよね。もちろんお金もかかりますので、健康保険からの一時金や手当金、控除などをしっかり使っていきましょう。


妊娠中のどの段階で帝王切開になるというのはわからないことですので、これからお子さんが欲しいと思っている方で生命保険に入っておこうと考えている方は早めの検討をおすすめします。

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