更新日:2021/09/07
個人年金保険と定期預金はどっちが資産形成で得できる?
個人年金保険は安全性の高い金融商品であり、定期預金と似ている部分があります。その上で個人年金保険には定期預金にはないメリットもあれば、逆にデメリットもあります。老後の資産形成のためにはしっかりと知識を身につけておくと良いでしょう。
内容をまとめると
- 個人年金保険は老後の資産形成に役立つ
- 個人年金保険は定期保険と比べると2つのメリットがある
- 個人年金保険は定期保険と比べると2つのデメリットがある
- 結論としては定期預金より個人年金保険のほうがおすすめできる
- 老後の資産形成のためにはお得な個人年金保険を見つけよう
- 個人年金保険の比較をしたいならいますぐマネーキャリアを利用するのがおすすめ!
- マネーキャリアなら何度でも無料で、スマホ1つで気軽に予約から相談が可能!相談場所も47都道府県・オンライン対応可能!
- マネーキャリアは顧客満足度93%だから安心して利用できます!
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 個人年金保険と定期預金の比較をまとめ!
- 定期預金と比較した個人年金保険の2つのメリット
- メリット①定期預金よりはリターンが大きい
- メリット②税金が控除される
- 定期預金と比較した個人年金保険の2つのデメリット
- デメリット①中途解約をすると元本割れする可能性が高い
- デメリット②インフレリスクに弱い
- 【結論】銀行の定期預金より個人年金のほうがおすすめ!
- 個人年金がおすすめ理由①老後の資産形成目的
- 個人年金がおすすめ理由②定期預金に手をつけないお金があっても意味がない
- 個人年金がおすすめ理由③退職金を活用して資産運用できる
- 個人年金で損をせずに最適な資産形成をするなら保険のプロに無料相談!
- 定期預金のほうがおすすめな場合もある!
- 定期預金と個人年金保険の違いに関するまとめ
目次
個人年金保険と定期預金の比較をまとめ!
老後の資産形成のためと若いうちから投資をされている方も多い昨今ですが、一般的な貯蓄といえば誰もが毎月一定の金額を銀行などで貯めていたり、まとまったお金を定期預金などに預けていたりするはずです。
けれどもこれらの金融商品はいまの日本では、何年かけてもどれだけ大くのお金を入れても、微々たる利率しかありませんので、思っているほど貯まらないのが実情ではないでしょうか。
積立預金や定期預金のほか貯蓄タイプで人気があるのは個人年金保険ですが、老後のためにと多くの方が加入しているでしょう。そこでこの記事では、個人年金保険と定期預金両者の比較を行ってみます。これから個人年金保険を検討している人や、定期預金を始めようかどうか迷っている人にはとても参考になるはずです。
実際はどちらがお得なのか、またデメリットはないのかなど、個人年金保険と定期預金について詳しく解説していきます。
定期預金と比較した個人年金保険の2つのメリット
定期預金の利率をみるとショックを受ける方も多いと思われますが、元金が減ることはないので安心だという理由から利用している方もいらっしゃるでしょう。
本来なら定期預金は期間を決めてまとまったお金を預けておくことで、利息が付き受取時には元金プラス受取利息となる商品です。そして個人年金保険は期間を決めてお金を積立ていき、老後には年金保険として毎年受取ることのできる保険です。
そこでここでは定期預金と比較した個人年金保険のメリットについてみていきましょう。
- 定期預金よりリターンが大きい
- 税金が控除される
メリット①定期預金よりはリターンが大きい
個人年金保険のメリットは、定期預金よりリターンが大きいことです。
たとえば利率の高いネット銀行などを利用したとして、300万円を10年間定期預金に預けてると、いくら増えるでしょうか。金額や期間によるとはいえ、それでも最高0.1%あればとても高い方で、一般的には0.02%というところが多いでしょう。0.02%では6,003円、そしてそこから税金を差し引かれると4,784円しかプラスになりません。
けれども40歳から個人年金保険を始めたとして20年間払込をした後、65歳から10年間の年金を支給されたとします。そのときの返戻率は103%という保険会社もありますので、定期預金をするよりはるかに多くの金額を受取ることができます。
20年間そのまま置いておくのならば、個人年金保険をかける方が将来より多くの資産を受取ることが可能となります。
メリット②税金が控除される
もう1つの個人年金保険のメリットは、税金が控除されることです。
個人年金保険に加入していると毎年所得税の税金が控除されます。詳しい控除額に関しては以下の表を参考にすると良いでしょう。
年間の支払保険料等 | 控除額 |
---|---|
20,000円以下 | 支払保険料の全額 |
20,000円超 40,000円以下 | 支払保険料等×1/2∔10,000円 |
40,000円超 80,000円以下 | 支払保険料等×1/4+20,000円 |
80,000円超 | 一律40,000円 |
引用:国税庁公式ページ
さらにそれだけでなく、一般の生命保険や介護保険とは別枠で控除が受けられます。たとえば生命保険・介護保険・個人年金保険すべてにおいて3種の保険に加入していて年間8万円を超えて保険料を払っている方なら、最高4万ずつすなわち合計12万円の所得控除を受けることができます。
定期預金と比較した個人年金保険の2つのデメリット
メリットをみるとそれならやはり個人年金保険なのかなと思いますが、デメリットが無いわけではありません。当然個人年金保険は保険ですから払込期間や保険料の決まりがあります。長い年月何がおこるかわかりませんし、20年や30年も続けていけるかどうかも心配です。
そこでここでは、以下のデメリットをみていきましょう。
- 中途解約をすると元本割れをする可能性が高い
- インフレリスクに弱い
デメリット①中途解約をすると元本割れする可能性が高い
デメリットの1つ目は、個人年金保険は中途解約をしてしまうと元本割れをしてしまう可能性が高いことです。
個人年金保険の場合、一般的に10年から30年という長い払込期間が設けられています。もしもこの長い間に中途解約しなければならなくなってしまったとき、解約返戻金は払込総額を下回ってしまいますので、元本割れをしてしまうこととなってしまいます。
せっかく資産形成のためにコツコツと払い込んでいたのに、これではこの何年間何をしていたのかという気にさえなってしまうでしょう。
定期預金ならば、途中で解約しても元本はそのまま戻ってきますので、何かあったとしても解約してまた始めればいいだけです。元本が割れるようなことはありません。
デメリット②インフレリスクに弱い
デメリットの2つ目は、インフレリスクに弱いことです。
この先景気が悪くなっても良くなっても、インフレはやってくるかもしれません。インフレになると当然物価の価格が上昇してしまいます。定期預金の場合の世の中の動きに連動して利率も上昇してくることとなるでしょう。
けれども、個人年金保険の場合は、契約した当初の利率で年金の金額は決まりますので、いくら物価が上昇しても将来受取る金額に変更はありません。
いまなら毎年これだけあれば楽だと思って契約したものの、将来受取時には全然足りないといったことも起こりうるかもしれないのです。
【結論】銀行の定期預金より個人年金のほうがおすすめ!
どちらにしても、メリットのリターンの大きさは外せられないし、デメリットを考えるとなんだかなという気持ちになってしまうかもしれません。
とはいえ定期預金の利率を見ると何の魅力もないし、面白みもありません。
結局のところどちらがお得なのかわからないと思われる方に、ここで個人年金保険がおすすめな理由をみていきましょう。
- 老後の資産形成目的
- 定期預金に手をつけないお金があっても意味がない
- 退職金を活用して資産運用ができる
個人年金がおすすめ理由①老後の資産形成目的
老後の資産形成目的として何か始めたいという方には、個人年金保険がおすすめできます。
毎月貯金をするのは自信がないとか、自分には老後までコツコツと貯めていくなんてできないという方にとっては、個人年金保険はとてもおすすめできる商品です。
毎月強制的に引き落としをしてくれますし、途中で解約しなければ知らない間に資産形成されているイメージではないでしょうか。
さらに保険会社によってはたとえ払込期間が10年からでも加入できますので、若いときに資産形成ができなかったという方にも活用できますので、もう遅いかもとあきらめていた人にとっても資産を形成することができるはずです。
個人年金がおすすめ理由②定期預金に手をつけないお金があっても意味がない
定期預金をしようとする場合は、ある程度お金が貯まったタイミングで定期預金へと移行される方が多いはずです。
定期預金にしようかなということは、このお金はすぐに使う予定もないけど、そのまま放っておくのはもったいないから定期預金にでもしておこうと考えている方が多いのではないでしょうか。
では何のためにお金を貯めてきたのでしょうか。何かあったときのためとか、将来どうなるかわからないからとかいろんな意見があるでしょう。もしも将来のためにお金を置いておきたいのなら、個人年金保険をおすすめします。個人年金保険は一時払いもできますから、まとまったお金があるなら前向きに検討する余地はあるのではないでしょうか。
個人年金がおすすめ理由③退職金を活用して資産運用できる
個人年金保険のおすすめ理由として、個人年金保険で退職金を活用して資産運用ができることです。
これは退職金を受け取った際にすぐに使う予定がない場合や、先に取っておきたいと考えている場合、個人年金保険を使って退職金を一定期間据え置くことで、将来年金として受取ることができるというものです。
ただし、一時払いのタイプは保険会社によって扱っていない会社や、外貨建ての商品として扱っていたりしますので、退職金を活用しての資産運用はリサーチしておくことをおすすめします。
もちろん定期預金よりはどの商品でも利率は高いものとなりますが、その利率だけをみて焦って内容をよく理解しないまま外貨建てを契約してしまうのは要注意です。
個人年金で損をせずに最適な資産形成をするなら保険のプロに無料相談!
ここまでの解説で個人年金保険の方が定期預金よりはお得であるということはわかったけれど、どんな商品を選べば良いのか迷ってしまうはずです。
やはり個人年金保険に加入するなら、少しでもお得にお金が増えることを望んでしまいますよね。そこで損をせずに最適な資産形成をするためには、保険の無料相談を活用しましょう。保険の無料相談では保険のプロのアドバイスが聞けるうえに、各保険会社の比較も行ってくれますので、一番お得な利率の保険会社を見つけてくれるはずです。
マネーキャリアでは、保険のプロであるFPに相談することができ、何度でも無料なので自分が納得できるまで相談することができます。個人年金保険を扱っている保険会社を探すのは一苦労ですが、マネーキャリアに相談すればすぐにお目当ての個人年金保険を見つけることができるでしょう。
定期預金のほうがおすすめな場合もある!
個人年金保険がお得であるということは理解できたものの、契約やその他手続きなどを考えると面倒だという方もいらっしゃるでしょう。また、長い年月をかけることに不安を抱く方もいらっしゃるでしょう。
そんな方にとってはやはり定期預金の方がより現実味があり、定期預金を選んでしまいますよね。確かに定期預金のほうがおすすめな場合もあります。個人年金保険はどうしても途中で解約してしまうと元本割れをしてしまいますが、定期預金はたとえ急な出費があったとしてもいつ解約したとしても元本を割ることはありません。
個人年金保険の場合10年から30年そして据置期間があり、資産形成をしたいと思ってもゴールまでけっこうな時間がかかってしまいます。けれども定期預金の場合、最長10年間となっていますので、その間でもしも急な出費や万が一のことが起きてしまったときには、解約すれば問題はありません。
そのためこれから一から資産を形成するためにと考えられている人は、まず貯金を始めてある程度まとまったら定期預金にすることをおすすめします。
定期預金と個人年金保険の違いに関するまとめ
定期預金と個人年金保険のどちらがお得に資産形成ができるのか、そして定期預金と個人年金保険のどのような違いがあるか、この記事を通してお分かりいただけたのではないでしょうか。
もしもこれから少しでも資産形成を行いたいと考えられているのなら、定期預金を持った上で個人年金保険を検討してみても良いのではないでしょうか。
少しの逃げ道があれば、気持ち的に随分と余裕が出てくるはずですし、やはり少しでも若いうちから始めた方が安い金額で始められますので、途中で苦しくなるということも考えにくいでしょう。
もちろん自分には定期預金の方が向いていると思うのなら、無理に個人年金保険をかける必要はありません。
けれども、個人年金保険について知りたいと思う方や、個人年金保険は本当にお得なのかと考えられているのなら、一度無料相談を受けてみてはいかがでしょうか。
個人年金保険の必要性が知りたい方はこちらの記事もご覧ください
▼この記事を読んで欲しい人
▼この記事を読んでわかること