認知症でも保険に入れる?加入基準や告知ポイントを解説【認知症保険の悩み】

当記事では、認知症保険に加入するメリットや注意点を解説しています。認知症保険に加入することで自己負担金の軽減をすることができます。しかし、保険に詳しくない人が加入をしようとするとリスクが高い人むけの高い保険料の保険に加入させられることがあります。最適な認知症保険選びにはプロに相談することをおすすめします。

内容をまとめると

  • 認知症と診断されていても保険の加入はできる場合がある!
  • 認知症を既往症と判断する保険会社では保険料や保障範囲が変わる可能性があるので事前に注意が必要
  • 健康状態や診断状況を正確に告知することが大切
  • 認知症で保険加入できるかお悩みの方は加入診断と保険相談が無料でできるマネーキャリアを有効活用することがおすすめ!

認知症保険の加入条件は?年齢制限はある?

歳をとれば誰にでも起こりうる認知症にあなたは大きな不安を抱いているのではないでしょうか。


もしくは身内に認知症の方がいらっしゃり、その方が今から認知症保険に加入できるのかどうか疑問に思っているのかもしれません。


そして、自分やすでに認知症を発症している方が認知症保険に加入できるのか、契約可能年齢は何歳から何歳までなのかを調べているのではないかと思います。


しかし年齢を気にしすぎなくても、入れる認知症保険はちゃんと存在します。


そこで、この記事では認知症保険と年齢の関係について、

  • 認知症保険の加入可能年齢
  • 認知症保険に加入すべき理由
  • 商品選択のポイント

以上のことについてお伝えしていきます。


この記事を読めば認知症保険の年齢をはじめとした加入条件が理解でき、自分に合った商品が選択できるようになるはずです。


ぜひ、最後までご覧ください。

認知症保険の契約可能年齢は各会社で異なる

認知症保険に契約できる年齢は、保険会社によってさまざまです。


また、加入年齢によって保険料は大きく異なります。


ここからは、認知症保険における 

  • 契約可能年齢
  • 保険料
  • 支払事由と加入条件

これら3点について解説していきます。

認知症保険の契約可能年齢

認知症保険の契約可能年齢は、保険会社・商品によって以下のように異なっています。

商品名保険会社加入可能年齢
リンククロス笑顔をまもる認知症保険損保ジャパン日本興亜ひまわり生命20歳~80歳
ひまわり認知症予防保険太陽生命20歳~75歳
認知症のささえセント・プラス少額短期保険40歳~90歳
認知症治療終身保険(無解約払戻金型)太陽生命20歳~85歳
あんしん介護認知症保険朝日生命40歳~75歳
スーパー介護年金プランVタイプアフラック18歳~60歳
ロングタームケアメットライフ生命18歳~65歳

契約可能年齢がかなり低い商品があることに、驚くかもしれません。


認知症保険を契約する動機は、主に

  • 若い方が、自分の将来のために
  • 中年以降の方が、子供に迷惑をかけないために

という2つのパターンがあります。


介護が社会問題化する中で、若年者も自分の老後への関心が深まっていることの表れといえるでしょう。

年齢によって異なる保険料

認知症保険の保険料は加入時の年齢によってかなり違います。


たとえば、もっとも契約可能年齢の幅が大きい太陽生命の認知症治療終身保険の場合、各年齢の月額保険料は以下のようになっています。

年齢月額保険料
20歳1,443円
30歳1,905円
50歳3,681円
70歳9,519円
85歳21,860円

※保険期間・払込期間:終身/認知症一時金:300万円/女性


認知症リスクが高まる分、年齢が上がると保険料は急上昇します。

保障される状態と加入条件

認知症保険は、認知症と診断されたらすぐ保険金が受け取れるわけではありません。


保険会社によって多少異なりますが、多くは以下のような条件を設けています。

  • 公的介護保険で要介護1以上と認定
  • 器質性の認知症である(アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型など)
  • 見当識障害がある(時間、場所、人物などが分からない) 

また、認知症保険には加入条件があり、持病があっても入れるタイプでも以下に当てはまる人は加入できません。

  • 現在入院中
  • 今までに認知症や軽度認知障害の疑いで医師の診察を受けたことがある
  • 今までに公的介護保険の認定を受けたことがある、または申請中

標準体(健康)型なら、通常の生命保険と同様の厳しい基準があります。 

認知症保険は加入すべき?

ここまでは、認知症保険の契約可能年齢や保険料、加入条件などについてお伝えしてきました。


しかし、なぜ認知症保険には加入しておいた方が良いのでしょうか?


ここからは、認知症に保険で備えておくべき理由について解説していきます。

多額の損害賠償リスクがある

2007年12月愛知県で、重度認知症の男性が徘徊中に線路内に立ち入り電車にはねられ死亡する事故が起きました。


JR東海は、男性の妻と息子に損害賠償金720万円を請求しました。


最終的に2016年の最高裁で訴えは棄却されましたが、その10年の間の費用や労力は相当なものです。


認知症保険には「損害賠償型」と呼ばれるものがあり、鉄道事故以外にも

  • 水道を閉め忘れて階下へ水漏れさせた
  • 店の商品を壊した
  • 他人を殴ってケガをさせた

このような認知症を原因とする損害賠償責任や裁判費用をカバーすることができます


なお、損害賠償型は認知症と診断された後でも加入可能です。

保険料が安いうちから準備ができる

認知症保険は、若いうちに加入することで保険料も総支払額も抑えることができます。


たとえば先ほどの「太陽生命の認知症治療終身保険」なら、20歳加入なら85歳までの総払込保険料は112万5,540円、70歳加入では171万3,420円となっています。


また、公的介護保険では40歳以上しか利用できないのに対し、民間の認知症保険はより早い発病に備えることができます












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認知症保険を選ぶ際のポイントは?

ここまでは、認知症保険が必要である理由について簡単にお伝えしてきました。


ここからは、数多くある認知症保険から商品を選択する際のポイントについてお伝えしていきます。


給付されるタイミング


商品によって、「支払に180日(90日)の症状の継続」という条件が設けられていることがあります。


なるべく給付されるまでの期間が少ないものを選びましょう。


保険金の受取方法・年金で受け取る場合の支給期間


受取方法には一時金と年金があります。


一時金として施設の入居金や同居の準備費用などにあてるか、年金として毎月かかる介護費用とするか、使い道を決めた上で選んでおくと安心です。


ただし、年金型は受け取れる期間が「10年」などと限定されている商品もあるため、必要な介護期間を考えた上で選択してください。


死亡保障や医療保障がついているかどうか


認知症保険には、医療保障や死亡保障などが付いている商品もあります。


一つの保険で手厚く備えたい場合は良いのですが、加入中の保険と保障が重複していないかも確認しておきましょう。


保険料の支払期間


「保険期間/払込期間:終身」というものが多いですが、どちらも10年のプランも存在します。


短い保険期間なら保険料は抑えられますが、次の更新で保険料が大幅に上がることに注意しましょう。


また「要介護1以上の認定で以降の保険料は免除」というような、保険料免除の条件も確認しておきましょう。

まとめ:認知症保険に入れる年齢を確認しよう

認知症保険と年齢の関係についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。


この記事のポイントは、

  • 認知症保険に加入できる年齢は、保険会社によってさまざまである
  • 保険料が安く済む若いうちに加入しておく方がお得
  • 支払などの条件をしっかり確認した上で商品を選択するべき

以上のことでした。


厚生労働省によると、65歳以上の人口に占める認知症患者の割合は、2025年は5人に1人、2040年には4人に1人、2060年には3人に1人となります。


あなたが老後を迎える時代を想定し、自分に合った認知症保険を選んでいただきたいと思います。


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