更新日:2024/02/01
道民共済とはどんな共済保険なの?その特徴と注意点を解説します!
道民共済とは北海道の生活協同組合が取り扱っている共済保険です。掛金が安く、保障内容はオーソドックスで、申し込む際の健康告知の条件は厳しくないという特徴がありますが、実はデメリットもあることをご存知でしょうか?本記事では、道民共済の特徴と評判をお伝えします。
目次を使って気になるところから読みましょう!
- 道民共済とはどんな保障内容で、掛金(保険料)はどの位なのか?
- 道民共済は加入共済者くらしの保障を内容とし、掛金(保険料)が安い
- 保障は死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容
- 道民共済の毎月の掛金(保険料)は手頃で負担が少ない
- 道民共済は健康告知もゆるやかで加入しやすい
- 道民共済の共済保険「生命共済」のメリット
- 生命共済は子供から高齢者を幅広く保障する内容となっている
- 女性特有の疾病に関しては、入院保障2型または医療特約に加入してカバー
- 道民共済の共済保険「生命共済」のデメリット
- 民間の保険会社と比較して保障内容を自由にカスタマイズし難い
- 高齢者になると保障内容や保障金額が急激に先細る
- 他の都府県に引っ越す場合、原則移管手続きを行う必要がある。
- 道民共済の口コミ・評判について
- まとめ
目次
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道民共済とはどんな保障内容で、掛金(保険料)はどの位なのか?
あなたは道民共済について気になって調べていると思います。
道民共済とは、各都道府県にある県民共済のひとつで、北海道の生活協同組合が取り扱っている共済保険です。
北海道の人を加入対象としているので、他の都道府県の人にはイマイチ内容がわからないかもしれませんね。
道民共済とはどんな保障内容で、掛金はどのぐらいなのか気になりませんか。
実は加入者にとってメリットがある内容になっているのです。
この記事では、「道民共済とはどのような共済保険なのか?」について
- 加入共済者のくらしの保障を内容とし、掛け金が安い
- 「生命共済」のメリット
- 「生命共済」のデメリット
- 口コミ・評判
記事を読んでいただければ、道民共済についてご理解いただけると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
道民共済は加入共済者くらしの保障を内容とし、掛金(保険料)が安い
共済は保険と比較すると、利益よりも人々のより良いくらしを追求している性質を持っています。
道民共済もそれと同様に、加入共済者のくらしの保障を内容とし、掛金が保険に比べて安いことが特徴です。
以下では、道民共済について
- 保障は死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容
- 毎月の掛金は手頃で負担が少ない
- 健康告知がゆるやかで加入しやすい
保障は死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容
第一に、保障は死亡から入院までをカバーするオーソドックスな内容である点です。
一般の生命保険の内容に当たる「生命共済」の保障は
- 総合保障型
- 入院保障型
- 総合保障型+入院保障型
入院や死亡のリスクは、どの世代にも存在するのでしっかりと保障を持つ必要がありますよね。
道民共済でも、万が一のリスクに備えた保障内容を持てるので、医療的な心配がある人にはメリットが大きい内容になっています。
道民共済の毎月の掛金(保険料)は手頃で負担が少ない
第二に、毎月の掛金は手頃で負担が少ない点です。
生命保険に加入する上で最も頭を悩ませる要因になるのは保険料だと思います。
毎月の家計を考えると、安易に保険に加入しづらい状況も考えられますよね。
しかし、道民共済の毎月の掛金は負担が少なく、加入共済者にとって収支を抑えられることがメリットです。
たとえば、「生命共済」の総合保障型は、掛金1,000円から保障を持つことが可能なので、手頃な価格から共済に加入することができます。
加入共済者にとって無理のない掛金で共済を始められるので、高い評判を得ているのです。
道民共済は健康告知もゆるやかで加入しやすい
第三に、健康告知がゆるやかな点です。
保険に加入する際には過去の疾病歴を告知することになっており、なかには加入が認められないケースも多々あります。
しかし、道民共済であれば健康告知がゆるやかなので疾病を経験していても一定の条件に当てはまれば加入が認められることがあるのです。
具体的には、過去に悪性腫瘍に罹患していても、治ってから5年後であれば共済に加入することができます。
道民共済に加入を考えている人は、ぜひ一度告知項目に目を通してみてください。
道民共済の共済保険「生命共済」のメリット
ここまでは、道民共済の保障内容や掛金についてご紹介させていただきました。
一般の生命保険よりも掛金が安く、オーソドックスな保障内容であることが特徴でしたね。
ここからは、具体的な商品の保障内容を解説させていただきます。
まずは道民共済の共済保険「生命共済」のメリットについて
- 子供から高齢者まで幅広く保障する内容である
- 女性特有の疾病に関してカバーできる内容である
生命共済は子供から高齢者を幅広く保障する内容となっている
第一に、生命共済は子供から高齢者まで幅広く保障する内容となっている点です。
生命共済には
- こども型・・・0~満17歳まで
- 総合保障型・・・満18歳~満64歳
- 熟年型・・・満65歳~満69歳
こども型は
- お子さま自身の保障(入院・通院・後遺障害・死亡・高度障害など)
- 契約者の死亡
- 第三者への損害賠償
月々1,000円の掛金で幅広い保障を持てる点がメリットだといわれています。
また、18歳以降は同額掛金の総合保障型に自動移行されるので、新たに加入する手間を省くことも可能です。
総合保障型は
- 総合保障型・・・入院から死亡までをバランスよく保障
- 入院保障型・・・入院への手厚い保障を重視
- 総合保障型+入院保障型・・・入院と死亡の双方の保障を手厚く持つ
加入共済者の心配事に合わせて、入院と死亡の保障を持てることが特徴です。
熟年型は
- 熟年型・・・入院から死亡までをバランスよく保障
- 熟年入院型・・・入院への手厚い保障を重視
- 熟年型+熟年入院型・・・入院と死亡の双方の保障を手厚く持つ
総合保障型との違いは月々の掛金で、コースごとに異なります。
この世代も入院・死亡のリスクがより一層高まるので、しっかりとした保障が必要になってきます。
女性特有の疾病に関しては、入院保障2型または医療特約に加入してカバー
第二に、女性特有の疾病に関してカバーできる内容である点です。
特に20代以降の女性は、女性特有の疾病に備える必要があります。
保険ではそのような商品が多数販売されていますが、道民共済でもしっかりとカバーができる内容が揃っているのでひとまず安心です。
生命共済の「入院保障2型」であれば、病気入院や手術に関する保障に加えて、先進医療を受けた際にも保障を受けられるのです。
また、「医療特約」も先進医療に対応しているのでオススメです。
女性特有の疾病は、高額な医療費がかかるケースがほどんどで、なかには健康保険適応外の先進医療を受けて治療することも考えられます。
そのような時に一番心配なのがお金ですよね。
道民共済の保障内容は、女性特有の疾病に対しても備えられる内容になっています。
道民共済の共済保険「生命共済」のデメリット
ここまでは、道民共済の共済保険「生命共済」のメリットについてご紹介させていただきました。
どの世代の人もカバーできることや、女性特有の疾病に対しても備えられる内容になっていることをご理解いただけたと思います。
しかし、必ずしも良いことばかりではないのが実情です。
ここからは、道民共済の共済保険「生命共済」のデメリットについて
- 保障内容を自由にカスタマイズし難い
- 高齢者になると保障内容や保障金額が急激に先細る
- 他の都府県に引っ越す場合、原則移管手続きが必要
民間の保険会社と比較して保障内容を自由にカスタマイズし難い
第一に、保障内容を自由にカスタマイズし難い点です。
民間の保険会社では、今や加入者一人ひとりに合った保障内容を組み合わせる商品が主流になっていますよね。
しかし、道民共済は保障内容が決められているので、民間の保険会社よりも比較的保障の自由度が少ないことがデメリットです。
自分で決められるのは特約の有無ぐらいなので、カスタマイズ型の保険商品を希望している人には内容が物足りないかもしれません。
高齢者になると保障内容や保障金額が急激に先細る
第二に、高齢者になると保障内容や保障金額が急激に先細る点です。
これは道民共済だけではなく他の都府県の共済にも言えますが、高齢になるほど保障が薄くなってしまいます。
たとえば、「総合保障型+入院保障型」の掛金3,000円コースを参照すると
18歳〜60歳 | 60歳〜65歳 | |
---|---|---|
病気死亡 | 210万円 | 205万円 |
後遺障害(交通事故) | 510万円 | 505万円 |
このように、いずれも保障額が下がるデメリットがあります。
一般的には、高齢者の方が入院や死亡のリスクが高く共済を必要とする確率も高いので、高齢に
なると手厚い保障を持ちづらい点は覚えておきましょう。
他の都府県に引っ越す場合、原則移管手続きを行う必要がある。
第三に、他の都府県に引っ越す場合、原則移管手続きが必要な点です。
道民共済は原則として北海道在住者・道内での勤労者を加入対象としているので、他の都府県に引っ越す場合は移管手続きを行うことになっています。
ただし例外があり
- 割戻金が低い地域へ転居する場合
- 県民共済がない地域(福井、山梨、鳥取、徳島、愛媛、高知、佐賀、沖縄)
そのような時は、住所変更手続きのみを行い引き続き道民共済に加入し続けることも可能です。
もし移管先の割戻金が有利な場合は、その都府県の県民共済組合に移管することも良い方法だと思います。
道民共済の口コミ・評判について
ここまでは、道民共済の共済保険「生命共済」のデメリットについて解説させていただきました。
保障内容のカスタマイズがし難い点や、高齢者の保障の薄さ、転居の際の移管手続きといったデメリットをご理解いただけたと思います。
しかし、道民共済の評判は全体的に良い方であり、
- 実績があるので加入して失敗することはまずない。
- 未婚の20代であれば共済の保障内容だけで十分。保険会社に勤務している人でも、コスパの良い共済に加入している人が多い。
- 共済の中でも配当性が高く、加入者へのお金の還元率も高い。
- 価格が手頃であり、基本的な保障内容をカバーできる。
万人に受け入れられるといった意味で、道民共済は加入共済者にとってやさしいものであるといえるでしょう。
まとめ
この記事では、「道民共済とはどのような共済保険なのか?」を解説させていただきましたが、いかがだったでしょうか。
記事の要点は
- 道民共済は掛金が安く、オーソドックスな保障内容を備えている。
- メリットは幅広い世代を対象とした商品があり、女性特有の疾病に対しても備えられる特約がある点である。
- 反面、保障内容をカスタマイズし難いことや、高齢になるほど保障が薄くなるなどのデメリットがある。
- 道民共済は全体的に評判が良く、確かな実績や加入共済者へのお金の還元率が高い点が評価されている。
北海道に縁のある人であれば馴染み深い道民共済でありますが、どの年代の人のにとってもカバーできる保障内容や手頃な掛金が魅力的ですね。
このような点が、道民共済が人々に高く支持されている要因だと思います。
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