コープ共済で共済金が支払われない場合、支払いが遅い場合について

病気や怪我などで、保険金(共済金)を請求しても、支払われなかったり、共済金の振込が遅かったりすると、がっかりして、不信感もでてきますよね。

共済金が支払われないことがあったり、支払いが遅れたりするのには原因があり、それに該当しているのかもしれません。

この記事では、

• コープ共済で共済金が支払われない手術や入院などの事例について
• コープ共済で共済金を請求したのに支払いが遅い、支払われないときの原因について
• コープ共済での共済金の請求忘れは、３年以内なら請求できる

といった内容で、ご説明していきます。

最後までご覧いただければ、コープ共済で共済金がどのような場合に支払われないか、または支払われるかが分かると思います。

コープ共済で、共済金の支払い対象外となる入院や手術の事例について、説明していきます。

コープ共済で、共済金が支払われない入院の事例は、

• 正常分娩での入院
• 人間ドック
• 美容整形
• 介護施設へ入所する（介護保険が適用される）

といったものとなります。

基本的に、病気や怪我の治療を目的とした入院でなければ、共済金がおりないということです。

ただし、出産については、入院している途中から異常分娩となり、健康保険の対象となった場合は、共済金を請求できる可能性があります。

下記の場合は、共済金の請求が可能な場合とそうでない場合とがありますので、詳細はコープ共済に問い合わせましょう。

• 臓器提供が目的の入院
• リハビリテーションが目的である入院
• 検査が目的である入院

共済金が支払われない手術事例

• 美容整形
• 抜歯
• デブリードマン
• 皮膚切開
• 輸血
• 非観血的手術
• 創傷処理
• 視力矯正術（レーシック）

共済金が支払われる条件

• 病気や怪我の治療のための手術であることと
• 手術を要する怪我については、コープ共済に契約・加入した次の日からの不慮の事故によるものであること
• 事故が発生してから180日以内に受けた手術であること

共済金が支払われるかどうかの判断として、問い合わせの多い支払い事例をあげてみます。

異常分娩について

• 帝王切開→共済金は支払われる
• 会陰切開および縫合術（分娩時）→共済金は支払われない

白内障

• 眼内レンズ挿入・水晶体再建術→共済金は支払われる
• 点眼治療→共済金は支払われない

また、ほけんROOMの以下の記事では、コープ共済で支払われる手術共済金について、さらに詳しくご説明していますので、ぜひご覧ください。

コープ共済で、不慮の事故としてあつかわれない可能性がある怪我や病気の事例は、

• 日焼け
• 寝違え
• 熱中症
• しもやけ
• 靴ずれ
• けんしょう炎
• 虫刺され
• 四十型・五十肩

などがあげられます。

不慮の事故としてあつかわれ、共済金の支払い対象となる不慮の事故は

• 偶発性のある事故（予測不可能であること）
• 加入者の身体の外側から作用した原因であること
• 急激に発生した突発的な事故であること

といった内容の事故となります。

不慮の事故であるかどうかを判断するための例として、不慮の事故としてあつかわれる支払い事例をあげておきます。

• アイロンをさわってしまったことによる火傷
• ドッヂボールなどでのつきゆび
• 自転車事故による怪我

コープ共済で、死亡において、共済金が支払われない事例は、

• 共済関係者（契約者・被共済者・受取人）の故意により亡くなった場合
• 被共済者の自殺または自殺行為による重度障害により亡くなった場合
• 被共済者の犯罪行為によって亡くなった場合
• 共済関係者の過失によって亡くなった場合
• 加入契約を申し込む前からかかっていた傷病が要因で、申し込み日から1年以内に亡くなった場合

などがあげられます。

被共済者が亡くなった要因として、犯罪や、自殺や過失であったときは、共済金が支払われない可能性があります。

コープ共済で、共済金が支払われない出産の事例として代表的なものは、

• 正常分娩での出産

です。

正常分娩での出産は、健康保険の適用対象ではありません。

共済金が支払われる対象は、基本的には、病気や怪我の治療のための入院や手術で、健康保険が適用されるものとなります。

出産時に、帝王切開や異常分娩となり、入院や手術が必要となり、健康保険の対象となった場合には、共済金が請求でき、支払い対象となります。

コープ共済に加入していて、入院や手術をした際に、共済金を請求したにもかかわらず、共済金が支払われない、共済金の振込がおそい、といった場合には、以下の原因についてチェックしてみたり、コープ共済へ連絡して確認してみたりしましょう。

• コープ共済に共済金請求のための必要な書類が届いてから、所定の日数が経っていないから
• 共済金請求のための必要な書類について、記載内容などに不備等があったから
• コープ共済から共済金が支払われない、支払いがおそくて、詳細を確かめたいときは、コープ共済センターに連絡する

また、ほけんROOMの以下の記事では、コープ共済での共済金の請求方法や請求期限などについてさらに詳しくご説明しています。

コープ共済で共済金が支払われるには、コープ共済に共済金請求のための必要書類が到着してから、土曜・日曜・祝日をのぞき（さらに指定されている口座の金融機関の休業日ものぞきます）、およそ7～10営業日が必要となっています。

コープ共済へ共済金請求書類や診断書などの書類を不備なく送ったにも関わらず、まだ共済金が振り込まれないといった場合には、上記の必要日数が経っているかどうか、確認してみましょう。

コープ共済へ共済金請求のための必要書類を送付してから十分な日数がたっており、さらに書類の不備連絡もない場合には、コープ共済センター（コールセンター）またはコープ共済センター（LINE公式アカウント）へ問い合わせ、確認してみましょう。

コープ共済で共済金が支払われるには、共済金請求のための必要書類などに不備や不足があってはいけません。書類の不備以外にも、口座のエラーなど、以下のような要因から、共済金の支払いが遅れる可能性があります。

• 共済金請求に必要な書類について、記載内容の不備や書類の不足がある
• 指定された口座について、口座番号の間違いなどの不備がある
• 病院などへの問い合わせ、確認が必要である

また、告知義務違反や不正請求などが発覚したときは、共済金は支払われず、契約も解除されるおそれもあります。

コープ共済で共済金の支払いが遅いと感じたら、まずはコープ共済センターへ問い合わせてみましょう。

電話での問い合わせは、

• コープ共済センター（コールセンター）

チャットでの問い合わせは、

• コープ共済センター（LINE公式アカウント）

また共済金が振り込まれる際には、「コープ共済お支払いのご通知」がハガキで送られてきますので、共済金の支払いを確認することができます。

ただし、支払い通知書の発送は、共済金の振込の手続きと平行して行われるため、通知ハガキの到着する日が、共済金が振り込まれる日と前後する可能性もあります。

コープ共済で複数の商品に契約していて、請求できるはずだった契約に対して請求するのを忘れていた、そもそもコープ共済に加入していたことを忘れていて請求しなかった、といったことも、あり得ることです。

コープ共済では、共済を請求するできごとが起こってから3年以内であれば、共済金の請求ができます。

もしものときのための保障として加入していたコープ共済です。

病気や怪我をしたときは気が動転していて共済金の請求を忘れていたとしても、請求期限内であれば、共済証書などの請求に必要な書類を準備して、コープ共済へかならず連絡しましょう。

日々のリスクに備えて共済や保険への加入を検討している、あるいは、保障について今一度見直してみたい、などと思う人は、マネーキャリアの無料相談を利用してみましょう。

いかがでしたか？

この記事では、コープ共済の共済金に支払いについて、

• 共済金が支払われない入院・手術・不慮の事故・死亡・出産についての事例と解説
• 共済金を請求したにもかかわらず支払われないときは、請求からの日数や必要書類の不備などをチェック！
• 共済金は、共済金を請求できるできごとがおこってから3年以内なら請求可能！必要書類を用意して、コープ共済へ連絡しよう

といった内容で、ご説明してきました。

コープ共済に加入している人、またこれから加入する人は、共済金を請求する際には、請求の条件や方法をよく確認し、請求忘れや手続きの不備がないように、保障をスムーズに受け取れるようにしましょう。